森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.05.24
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カテゴリ: 神経質の性格特徴
対人恐怖で悩んでいる人は職業を選ぶときはよく考えた方がよいと思う。自分に向いていない職業は安易に選ばない方がよいと思う。

たとえば協調性が求められる仕事。一つのプロジェクトに対して、トラブル発生時自分の受け持ちでなくても、すぐに助けに入ることが求められるような仕事。サッカーを思い出してほしい。みんなが協力して心を一つにして闘わないと勝つことができない。対人タイプの人は、陸上、マラソン、相撲、ボクシング、バトミントン等のように一人でやるスポーツが向いている。

次に対人折衝力が求められる仕事。典型的な仕事は営業やセールスである。必ずしも必要だと思っていないお客に対して自社の商品を売り込むような仕事である。またホテルなどの接客業も対人接客が求められる。

また緊急事態が発生したとき冷静さが求められる仕事。航空管制官やパイロットなど自分のミスが重大事故を招くような仕事。お客様相談室の職員など常にクレーム処理を扱う仕事も敬遠した方がよさそうだ。

そして管理職やリーダ―などマネージメントを要求される仕事。昇進しても上から叱られ、下から突きあげられて苦労するような仕事。神経をすり減らして、体調を壊しかねない。

最後に変化に応じてすぐに臨機応変な対応が求められるような仕事。旅行会社の添乗員など。証券マンなど、変化に対して素早く手を打つことが求められる仕事。

それではどんな仕事が向いているのでしょうか。
まずは人から喜ばれるような仕事は対人緊張の強い人にはよいと思う。お医者さん、看護師、介護士、塾などの講師などの対人援助職などはよいと思う。人から感謝されると、自己を肯定的に考えられるようになる。自尊感情が満たされるのである。

また単独で力を発揮できるような仕事もよいと思う。研究者、学者、芸術家、作家、農業、職人、自動車整備業、シェフ、カメラマン、建築士、新聞や雑誌の記者、司法書士や税理士などの士業、動物の訓練士、図書館の司書、グラフィックデザイナーなど。


次に経理や事務職に就いたが、社内の人間関係と管理職になってからは能力不足のために苦しかった。いずれも自分に向いていなのに、使命感で飛び込んで失敗したのである。





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Last updated  2013.05.24 21:50:54
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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