森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.09.01
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自分の子どもや会社の部下、親や配偶者の話を最後までよく聞かずに、途中で話の腰を折ってしまうことがあります。

聞いている本人は、最後まで聞かなくても相手の言いたいことは大体よく分かる。自分の方が経験も知識も豊富なのだから自分の方が正しい。聞くことよりも、是非善悪の判定をして、正論を教えてやる。指示、命令、禁止、強制でもって相手を導く。これらの気持ちが強いのでしょう。

そうすると子供や部下はすぐに反発してきます。自分を理解しようとしない自分勝手な人だと思います。しだいに敬遠するようになるでしょう。

こんな人は森田理論学習をして、応用してもらいたいと思います。まずそんな人は価値判断や是非善悪の判定の前にする事があります。
自分いいたいことを言う前にまず「一呼吸置く」ようにすることです。
相手に対して、「今言ったのはこういうこと」「私はあなたのおっしゃったことをこうゆうふうに理解しました。これで間違いありませんか」と確認するということです。相手の言葉を翻訳してみるといってもいいでしょう。オオム返しに確認するという態度です。

これをはさむことによって、子供や部下に「かくあるべし」を押し付けることをとりあえず回避することができます。
相手は「そうだ」「それは違います」というでしょう。
相手には自分の考えをさらにまとめる時間的余裕が与えられます。話が途切れずに次につながってゆきます。



他の人が行動を強制するとどうなるか。状況を確認し、感情の発生や高まりというプロセスを無視して、いきなり行動を迫るということになります。
つまり主体的、自主的な行動に結びついていかなくなります。
「かくあるべし」を押し付けることの弊害はここにあるのです。これは意識すれば修正できることです。






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Last updated  2013.09.01 07:47:19
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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