森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.10.15
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カテゴリ: 最新の脳科学
マズローの欲求5段階説はよく知られている。
まず人間には性欲、食欲、睡眠欲などの本能的欲望がある。
これが満たされると、自分の身の安全を求めるようになります。
すると家族を持ちたい、仲間とつながっていたい。集団に帰属して群れることを求めるようになります。
次に自分が人よりもすぐれていることへの自信、能力への確信、達成への実績、自立の確認、こういったものによって自尊心を満足させたいという欲求と、そういったことを他者からも認めてもらいたいという欲求です。
そして最後に自己実現の欲求です。これは「自分のなれる可能性のある最高の存在になりたいという願望をもつ」ということです。

春山茂樹氏は面白いことを言っている。
人間は快楽を求めて行動している。
それは脳内に快楽を発生させる神経伝達物質が放出されることによってかなえられる。


もう一つ面白いことがある。
脳内神経物質には脳内モルヒネやセロトニンなどという快楽を産む神経伝達物質が放出されると、必ずバランスをとるためにそれを抑える神経伝達物質も放出される。ギャバ、ノルアドレラリンなどである。これにより本来は快楽の暴走が食い止められている。現代人はストレスや生活の乱れによってこのホルモンのバランス機能が失われているのかもしれない。

さらに面白いことが分かっている。
自分のことは横に置いて、人のために尽くす。将来が今より、よりよくなる活動をする。子孫のために負の遺産を押し付けない。等の生の欲望に邁進する時は、それを制御する神経伝達物質は全く出てこない。
つまり止めるものがなにもないので、どんどん快楽のもとになる脳内モルヒネ、ベーターエンドルフィンなどが無制限に出て、最高に気持ちのよい状態にしてくれる。マズローはこのことを、「至高経験」といっています。
これは森田理論の目指している事と一致します。このようにして我々は体と精神の若さを保つことができるのです。





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Last updated  2024.04.06 19:29:07
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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