森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.11.10
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カテゴリ: 森田番外編
茂木健一郎氏の全力教室という番組をみた。

その中で意欲を持って、新しいことに挑戦するためには3つのことが必要だといっていた。
問題に気付くこと、問題を受容すること、勇気を持って行動することです。

一つの例としてポストイットの話をしていた。
これはアメリカのミネソタ州の3Mという会社で作られた。
3Mという会社は接着剤を作る会社だった。
ある時スペンサー・シルバーという商品開発者が、強力な接着剤を作ろうとして、失敗作の極めて弱い接着剤ができてしまった。
それを同僚のアート・フライに「これは何かに使えないか」と言ったが、その時は粘着力が弱いのでよい考えが浮かばなかった。
ところがアート・フライが教会で賛美歌を歌っていた時、歌詞の間に挟んでおいた「しおり」がひらりと床に落ちた。

あの弱い接着剤を使ってすぐに落ちない「しおり」が作れないだろうか。
このひらめきがきっかけで、今や世界中で使われているポストイットが生まれたのだ。

これを先入観で「しおり」はこんなものだと決めつけていては、決してそんなひらめきは湧いてこない。
問題をあるがままに素直に受けとる姿勢。
またいろんなところにアンテナを張って、心を外に解放しておく外向的な生活態度。
ひらめいたことに対して、好奇心を発揮して勇気を持って行動する態度でいること。

ペンギンも最初に海に飛び込むには勇気がいるそうです。海には自分たちをとって食べるものがいるからです。でも誰かが突破口を打ち破らないと誰も餌を採りに海に飛び込みません。
先駆者というのはいつの時代でもこれら3つのことが必要条件となっています。

この3つのことを心がけて生活するということは、生産的、創造的、建設的な生き方につながります。
これを森田用語に言い直すと、どうにもならない不安、恐怖はそのままにして受け入れること。
ひらめきや感じが湧きあがるように、日常の行動実践を丁寧に積み重ねること。

人のためになることや将来が豊かになることは、なんとしてもやりぬくという強い意思を持って果敢に挑戦していくこと。
この3つにつながるのではないだろうか。





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Last updated  2024.06.03 11:20:32
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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