森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.11.27
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杉本厚夫氏に「かくれんぼ」ができない子供たちという本がある。
その中に、以前京都で子供たちのキャンプを企画、実施されていた内容の記載がある。

その中に三原則というものがあり、大変森田の考えに近い。紹介してみたい。
キャンプには「フェロー」という人がいる。約10名の子どもたちを世話をする大学生である。
将来は学校の先生を目指している人たちだ。フェロー三原則はこうだ。

1、 教えない。遊びについて「こうしたらいい」とか、「ああしたらいい」とかいった「教え」や「指示」は一切要りません。
目的は、その遊びができたかどうかという結果ではなく、遊びの過程を楽しめたかどうかです。子供たちと一緒に考え、一緒に遊びを楽しんでください。

2、 急がさない。「早く、早く」と急がせることは決してしないでください。プログラムは消化するためにあるのではなく、楽しむためにあるのです。
余裕を持ってプログラムは作ってありますが、次のプログラムの時間がきたら、途中でやめて次に移ります。遊びの自由さを十分に味わってほしいです。


一緒にやろうという声はかけますが、みなが楽しくやっていれば必ず入ってきます。
そのうちに入ってきたらよいという程度に考えてください。ただ、目の届く範囲で、安全の確保だけはしてください。

教えないで子供たち自身に考えさせる。
価値観を押し付けないで、子供たちのペースで自由に伸び伸びとやらせる。
近くにいてやり、子供たちのやっている事を見ているだけで、指示はしない。

普段の生活でも、こうした育て方を小さいときから受けていると、子供たちは親の後ろ盾を感じてのびのびと育つ。
ガミガミと叱責、指示、命令されることがないので、自主的、積極的に遊んで、好奇心いっぱいの子どもに育ってゆくのではなかろうか。
これは大人同士の人間関係にも参考になります。





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Last updated  2024.06.03 10:11:55
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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