森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.04.07
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カテゴリ: 認識の誤り
11、 尊敬する人になりきって考える。
今までの森田理論学習を駆使して考えてみるのです。
たとえば雑談の場に加われない自分がいるとする。
こんな時森田先生ならどう考えるのだろう。
水谷先生や長谷川先生はどうアドバイスされるのだろうと考えてみる。

12、 マイナス思考に陥った時は、自分より大変な状況にいる人たちのことを考える。
森田先生のお母さんは、森田先生が少年の頃、わがままを言うと、もっと下の人を考えるように常日頃言われていたそうです。
世界には約60億人の人がいますが、日本人のように食べるものに困らない、住むところ、着るものに不足がない人たちは10億人程度しかいないそうです。
後の50億人の人たちはその日食べてゆくのがやっとという状況にあります。


13、 マイナス思考の人は、つらい状況が永遠に続いてしまうときめつけています。
永遠に続くと考えると、そのつらさ、苦しみは2倍、3倍と膨れ上がります。
嵐のやまない台風は来ない、朝のこない夜はない。
マイナス思考に陥った時は一分後、一時間後、一か月後、一年後にも思いをはせてみる。
どんなに腹立たしいこと、悲しみも時間が解決のお手伝いをしてくれているということを忘れてはいけません。
これは森田理論学習の感情の法則1に関係があります。

14、 マイナス思考に陥った時は、最悪の状態を想定してみる。
そしてその最悪を受け入れる覚悟を決める。
さらに覚悟を決めたらその最悪を打開するためのプランを練っておく。

15、 結果に固執するよりも、プロセスを重視する。
たとえ失敗しても次につながる何かをつかむことが大切である。

失敗よ、どんと来いという気持ちになればしめたものです。
迷いながら、試行錯誤して、二歩前進一歩後退で目標に到達することが、一番の近道だという前提に立って行動しよう。
ミスや失敗がなく物事が順調に進むことは、一見して良いことに見えるが、将来大きな落とし穴が待っていると考えよう。

16、 コントロールできることとコントロールできないことをはっきり区別しよう。
不安に学んで手を打っておけば将来につながること、人のためになることには積極的に手を出そう。

事実を受け入れて、事実に服従するという態度で臨もう。
不安や恐怖を抱えたまま生きることができるというのは、一つの能力です。
森田理論はその能力獲得のための理論です。





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Last updated  2014.04.07 07:04:59
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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