森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.04.28
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自立した子供、自己肯定感の強い子供を育てることについて参考図書があります。
「お母さん早く早くといわないで」菅原裕子著 PHPです。
一部をそのまま転載します。134ページより。

子どもは「ヘルプ」されることで人生を始めます。
未成熟な状態で生まれてくる人間の赤ちゃんには「ヘルプ」が必要です。
「ヘルプ」する親は、子供ができないことを知っているので、惜しみない「ヘルプ」を与えます。

ところが、その「ヘルプ」がその後も同じように与え続けられると、それは子どもの可能性を制限することになります。
子どもの可能性が開花するのを邪魔するのです。
なぜなら、子どもは「できない」から「できる」へと成長しているからです。


子育てとは、子どもの日々の成長を見つめ、「できる」を探し、「できたね」と力づけることではないでしょうか。
それが本来のしつけではないでしょうか。
しつけと称して親がやっていることは、主に子どもがやるべきなのにやっていないことを指摘し、それをやるように命令することです。
または、親がやってほしくないことをやっているときに、それを止め、親のやってほしいことをやらせることです。
親の言うことを聞かせることです。
ほとんどの場合は、子どものやっていることを否定することから始まります。
このようにして私たちは子どもの可能性をつぶしていくのです。

子どもの仕事は「できる」ことを知ること、親の仕事は子どもの「できる」を確認し、「できたね」と一緒に喜んでやることです。
そのためには、子どもの邪魔をしないことです。
それこそが、子どもへの最高の贈り物になるのです。

これは対子どもだけではなく、対自分、対他人にも応用したいものです。





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Last updated  2024.04.06 22:36:32
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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