森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.06.29
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生活の発見会の集談会という学習会の中で決まって最初に自己紹介がある。

慣れない時は何を話してよいかわからない。
どこの集談会でも自己紹介カードが回ってきて、それを見て話すことが多い。
でも準備なしでそれを見て話すだけでは味気ない。

私はその時、一人でも初参加の人がいると、その人だけに焦点を当てて自己紹介している。
続けて参加している人から見るとまた同じ話をしていると思われていると思う。
その人に向けて神経症で苦しんでいた時の話をするのである。
それも具体的に赤裸々に、初回参加者に共感してもらえるように心がけている。
私が出席している集談会では、そういう心掛けの人が何人もいる。

そのために苦しかった当時のことは原稿にまとめてある。
それを見ながらしゃべっているだけである。
初回参加者はきっと同じような悩みを持った人がいると共感しておられると思う。

これがもし、初心者の人よりもいつも参加している人に焦点を当てていると、症状についてはほとんどの人はよく知っている人が多いので簡単に済ませてしまうことになる。
すると初心者の人はどういう悩みを持っていた人なのかよく分からない。
たとえば、私は対人恐怖症です。不安タイプです。強迫行為です。
といった自己紹介は初回参加者にとって、共感することはできない。
こうなると何のために自己紹介の時間をとっているのか分からなくなってしまう。
貴重な時間を費やす必要はない。むしろいきなり理論学習や体験交流に入ったほうがよいということになる。
これは学習会がマンネリに陥る原因ではないだろうか。もっと工夫する必要がある。

反対に初回参加者がいなくて、継続的に参加している人ばかりの時もある。

森田を生活に応用してうまくいっている話、うまくいっていない話。
森田理論を使って最近の出来事をこう考えてみました。
今月の生活の発見誌で触発されたこと。
等々、みんなを刺激するような話をしたほうがよいと思う。

そのためには毎日日記をつけて、集談会が始まる前に直前の1か月を振り返ってほしい。

自己紹介は長々とするものではない。
少なくとも3分から5分以内には終わらないと時間が無くなる。

要するに、集談会の自己紹介は初回参加者がいるときとそうでない時の2種類を用意しておくことが必要だと思う。
参加者を見て使い分けることである。いずれにしても事前準備は必要である。
臨機応変に変化をつけるということが大切であると思う。





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Last updated  2014.06.29 06:32:43
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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