森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.07.22
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栄陽子さんという人がいる。この方は海外留学の相談業務の事務所を開いておられる。
興味のある方はホームページをご覧ください。

この方が夫婦げんかのことを書いておられる。
結婚した途端夫婦喧嘩が絶えなかったそうです。
ところが2年ほどしてピタリとやんだそうです。それは栄さんがあることに気づいたからです。

亭主と私では、私のほうが気が短い。
だからけんかをふっかけるのは、いつも私です。
彼は私がまくし立てるのを我慢して聞いている。
私のほうは、我慢できなければ3日でも4日でも平気で続ける。

それが我が家の夫婦喧嘩の構造だったのです。

私は対応を変えました。
問題が起こったら、まず私のほうが、爆発して怒りを解放する。
そして自分で「しつこいな」と思うところでブレーキをかけて、矛先を弱めればよい。
徹底的にけんかをしたおかげで、けんかをしないですむ方法を見つけたのです。

前提として、10癪に障ることがあると、我慢したり、ため込まないほうがよい。
全部言葉に出して吐き出したほうがよい。
肝心なことはその後です。相手のことを少し思いやる。
それでその後の展開が全く違ってくるのです。
もしそういう気持ちを双方ともに持たないで、各々自己主張を繰り返すと、最後は離婚する道しかなくなる。
早く離婚したほうがよい。


1番目。栄さん夫婦はもともと妻が主導権を持ち、夫がそれに従うという形ができていた。
これが双方とも主導権を持っていると最初からうまくいかなかっただろうと思う。
調和がとれていたのである。森田先生も神経質者同士の結婚はよくないと言っている。
磁石でいえばプラスとマイナスがくっつきやすいのと同じような理屈だ。

2番目。自分の感情や気持ちは一番に尊重しなければならないということである。

ストレスが溜まっていつか大爆発を起こすからである。
出来るだけ早く、その場で吐き出すことが大切である。
出来るだけ小さいうちに小出しにして吐き出すことが大切である。
その際「私メッセージ」の活用は強力な支援となるだろう。

3番目。自分の不快な感情や気持ちを一方的に主張して、相手を自分の意のままに操るなどということは決して良いことではない。
相手の主張や気持ちも素直に聞いてみなくてはならない。
そして自分と相手の妥協点を探ることだ。これはWIN WINの法則である。
あるいは親業では「勝負なし法」ともいう。
以上3つの点を自覚して人間関係に活かしてゆけば、良好な関係を築いてゆけるだろう。
(「逃げ上手」ほど生き上手 栄陽子 ヴィレッジブックス新書を参照しました。)





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Last updated  2014.07.22 06:45:05
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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