森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2015.05.30
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カテゴリ: 行動のポイント
日常生活を規則正しく行うことについて書いてみたい。
規則正しく行うとは毎日同じ時間帯に同じ行動・実践をするという事である。
それも基本的に365日である。そんな無茶な事と思われるかもしれない。
これは基本的なスタンスという事である。

その際イチロー選手が参考になる。
イチロー選手の睡眠は7時間から8時間。12時前に朝昼兼ねた食事をする。
午後7時5分開始の試合のために、5時間も前の午後2時には球場に入る。
マッサージやストレッチ、室内練習場での打ち込みなどを行って、午後4時半過ぎから全体練習に参加する。
遠征先には、枕と足裏マッサージ機を必ず持っていく。

足裏が冷たくなりやすいのでマッサージ機も必要だ。

マリナーズいた時はシアトルに住んでいた。球場に向かう車のなかでかける音楽はいつも同じ。
それ以外の音楽は聴きたくないという。
同じものを繰返して大丈夫というのは食事に対してもそうで、自宅にいる時ときの朝昼兼用の食事は、いつも奥さんの作るカレーライス。
それも味を変えるのではなく、毎日同じ味のカレーを食べる。
遠征先で外食する時も、試合前に昼食を摂る店、試合後の夕食の店がそれぞれ決まっているという。

イチロー選手は、シーズン中は試合開始の時間から逆算して、生活のリズムをつくる。
その結果、余計な気負いもプレッシャーも感じることなく、普通の状態でグランドに立つことができる。
そのために決まった時間に、決まったところで同じ行動をとりつづけることは大切なことなのだ。
バッターボックスに立つしぐさも徹底したルーティンにそっている。

それが10年連続200本安打達成の源の一つになっているのではなかろうか。

朝起きてから夜眠るまで、同じ時間帯に同じ行動・実践がくるように持っていくのである。
仕事、学校、習い事などがある人は比較的実践しやすい。
これは森田で言うと、「外装ととのえば内装自ずから熟す」という事だと思う。
心の中がどんなに苦しくても、形を整えることに力点を置いていく。
すると不安や不快な感情も時とともに薄まったり変化してゆきます。

見方を変えると気になる不安や不快な感情を抱えたままなすべきことをなしていくという事でもあります。
その日常生活に今一歩真剣になれば、何らかの気づきや発見があります。
そんな感情が湧き起ってくれば自然の流れとして意欲ややる気が湧き起ってくるという仕組みになっているのです。
(折れない心の作り方 齊藤孝 文藝春秋209ページ引用)






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Last updated  2015.05.30 06:24:39
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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