森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2015.09.25
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カテゴリ: 行動のポイント
定年退職すると目標が持てず、テレビを見たり、ゲームをしたり、買い物に行ったりして暇をもてあまし気味の人がいます。
こういう生活は体力が衰えるだけではなく、脳が廃用性萎縮を起こします。
脳がもう働かなくてもいいんだなと思うと、シナプスの連絡経路を遮断してしまうのです。
二度と再生することはありません。

アルツハイマー病という認知症があります。脳が委縮して小さくなります。
記憶障害、判断力が低下し徘徊するようになります。
この人たちの脳には神経伝達物質のアセチルコリンが減少しているそうです。
アセチルコリンは知的活動、とくに記憶との関係が注目されています。

では定年後の生活はどういう心構えを持てばよいのでしょうか。

「年をとればとるほど、なにごともスピードをあげて取り組むことにしています。
でないと輝いて生きられませんから。
例えば仕事をするときは、これが最後の一つ手前の仕事と考えて全力で頑張ります。
そうして次の仕事、次の仕事とやっていくと、どんどんスピードが上がっていくんです」

「これが最後の仕事」と思うと、それをやり終えると、次の仕事に向かう意欲がわかなくなってしまいます。
だから意識を「最後の一つ手前の仕事」におくのでしょう。

反対に、「もう年だから、無理をしないでスローペースで行きましょう」
それも一理あるかもしれません。
でもそうなると自分で自分の限界を設定して、歳だからもう挑戦しないとあきらめの気持ちになってきます。
それが積み重なるとしだいに生きる力は弱まってくるのではないでしょうか。
心も体もなえてしまいます。

野村前プロ野球監督は「生涯一捕手」にこだわっていました。

サムエル・ウルマンは「青春の詩」で次のように言っています。
年を重ねるだけで人は老いない。
理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが,情熱を失う時に精神はしぼむ。

長年月の如く人を老いさせ,精気ある魂をも 芥に帰せしめてしまう。

心して命のある限り一生懸命に生き抜いてゆきたいものです。






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Last updated  2015.09.25 06:32:31
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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