森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2016.09.15
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
カープの黒田博樹投手は28年6月3日のソフトバンク戦で、柳田、内川、松田に3者連続ホームランを打たれた。
歳を重ねてくると、昔の球威はなくなり、多彩な変化球を操り、コントロールで打者に対している。
しかしこれでもかと投げていっても、若い選手に簡単に打ち返されてしまう。
3者連続ホームランを打たれれば、気持ちが弱くなる。自分を疑い出す。
自分自身に腹が立ち、なげやりな気持ちになる。
辞めていく選手はそれで引き際を感じる。

それでも、プロ野球選手としては、疑う中で、それを受け入れて次のステップにいかないといけない。
自分はそれを受け入れようと思った。
そこから目をそむけてしまうと、次がない。


済んだことは仕方がない。次へ、次へ。そう気持ちを切り替えるようにした。
必死にローテンションピッチャーとしての責任を全うしようと思った。
シーズン中には故障者も出て、先発投手の布陣は万全ではなかった。
自分がローテーションを外れることはしたくなかった。
先発で回ると決めた以上は責任がある。
責任を果たすためにどのように取り組んでゆればよいのか。
少なくとも優勝するまではそういう気持ちでいきたいと思っていた。

とかく弱気になりがちな自分の気持ちをブレさせないで、前向きにさせてくれたのは、ファンの方たちの存在だった。熱い声援、それに尽きる。
それがなかったらカープにも帰っていなかっただろうし、また昨年で引退していただろうと思う。

今は自分のために野球をやりたいという思いはない。
熱いファンの期待になんとかして応えたい。その一点だ。

そういう思いに支えられてここまで野球ができたことは感謝の思いしかない。

黒田選手の言葉は、神経症に陥り、意識や注意を自分の内側に向けて格闘するやり方は得策ではないと言っているような気がする。
そういう方向と決別して、目の前のなすべき日常茶飯事、仕事、勉強、家事、育児に意識や注意を向けていくことの大切さ。

でも人間には怠け癖がある。
「さぼりたい、楽をしたい、人が見てないと休みたい」という気持ちもある。






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Last updated  2016.09.15 06:34:10
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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