小学校6年生の孫が元旦2日目にやってきた。
孫が来てくれるのはとても楽しみだ。
「おじいちゃん、おばあちゃんおめでとうございます」
「おめでとう。見るたびにしっかりしてくるねえ。冬休みの宿題ははかどっているの」 孫がそわそわしている。すぐに原因は分かった。お年玉の催促だ。
早速お年玉袋を渡す。「ありがとう」と言うとすぐに開封して金額を確かめている。
「5000円か。向こうのおじいちゃんは1万円くれたという」
慌てたのはこちらのおじいちゃん、おばあちゃんのほうだ。
孫は両家で事前に根回しをしていないと、予定が狂うようなことをいう。
小学生といえどもしたたかだ。友達には絶対負けたくないのだという。
おいおい、それは勉強やスポーツのほうではないのか。
お年玉の額なんかどうでもいいではないか。
どうもおじいちゃんは納得できないな。
来年は納得のいくお年玉を用意することで、やむなく引き下がってもらう。
このままいくと、中学生や高校生になったころにはいくらに跳ね上がっていることやら。 いまから先が思いやられる。お年玉破産にならなければよいが。
続いてトイザらスにおもちゃを買いに行く。
今のおもちゃは電動式のものが多く値段が張る。
お年玉から買うのかと思いきや、「おじいちゃん、誕生日とクリスマスプレゼントはまだだったよな」とたたみかける。
これもおじいちゃんの出費だ。うまく予算組をしている。私も見習いたいものだ。
今日はこれからまっすぐ家に帰るのかと聞くと、おばさんとおじさんの家に回るという。見るとノートにお年玉をもらう予定先をしっかりと書いている。
新年のあいさつに行くのはいいけど、お年玉をちらつかせたりするなよと忠告した。
おじいちゃんは毎月の小遣のやりくりで苦労している。
いつか孫から借り入れをすることになるかもね。
「おじいちゃん利子がつくけどそれでもいい」などという。
お前はお年玉で金融業に手を出していたのか。
ここで一句。孫が来るとうれしい。帰ってくれたらもっと嬉しい。
台風一過の家の後片付けに精出すおじいちゃんとおばあちゃんでした。
チャンチャン
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