森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2018.11.28
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カテゴリ: 行動のポイント
​私はアルトサックスの演奏をしているが、その楽器が 「人生をなめてかかるな」 と教えてくれる出来事があった。
私は素人チンドン屋に所属し、年間20回から30回の老人ホームなどの慰問活動をしている。
その時に演奏する曲は、お年寄りが喜んでくれる昔懐かしい歌謡曲がほとんどである。
定番の曲は30曲ぐらいあり、その曲を組み合わせて5曲から6曲演奏することが多い。

竹と雀、ちどり、美しき天然、オッペケペ節、さんぽ、アンパンマンのマーチ、宇宙戦艦ヤマト、人間ていいな、木遣り節、皆の衆、笑点のテーマ、リンゴの唄、チンドン小唄、高校三年生、上を向いて歩こう、旅の夜風、好きになった人、見上げてごらん夜の星を、南国土佐を後にして、炭坑節、野崎小唄、瀬戸の花嫁、同期の桜、日本昔話、ありがたや節、さよなら港、黒田節、それいけカープ、燃える赤ヘル僕らのカープ、広島天国などである。

最初のうちは朝指の運指訓練に30分、夜は消音機をつけて30分から1時間毎日練習を欠かさなかった。どの曲も、もう1000回以上は練習していると思う。
今では楽譜なしでも暗譜である程度演奏できるようになっていた。
すると、いつでも頼まれれば自由自在に演奏できると勝手に思ってしまうようになった。

その状態で、大勢の前で演奏してどうなったかと言えば、思わぬところで指使いを間違うようになったのだ。今までは簡単にこなしていたところで間違う。
あせった。これはどうしたことか。もう引退せざるを得ないのではないかと悩んだ。

そこで、以前の練習方法に戻した。
次回演奏曲は1週間前に分かっているので、それを中心に朝晩練習することにした。
なんとか間違いを少なくすることができるようになった。
これで得た教訓は、毎日のルーティンは淡々と手を抜かずに取り組まないといけない。
これは野球でいえば打率のようなものだ。手を抜くと打率は急降下してくる。
毎日の練習こそが、自信の源となることが分かったのである。

普段の日常生活もそうかもしれない。
やるべきことを怠慢で手を抜いていると、生活全体が弛緩してくる。
いろいろと手を付けていると、精神が緊張状態になり、弾みがついてくる。

「凡事徹底」が私の座右の銘であるが、サックスの練習ではすっかり忘れていたのだ。​





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Last updated  2018.11.28 06:30:08コメント(0) | コメントを書く
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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