森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.01.14
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カテゴリ: 行動のポイント


かわいそうなことだ。警察官が検視のために駆けつけるが大変な状況になっているという。
一般的には民生委員の人が定期的に訪問して安否確認を行っている。
それでも孤独死が放置されているのが現状である。
最近は一人暮らしの人のために、人の動きを検知するセンサーを取り付けて、センサーが24時間反応しないと警備員が駆けつけるサービスがあるという。
高齢で一人暮らしの人はそういうサービスを手配しておく必要があるのかもしれない。

現在女性の半分は90代まで生きている。男性も4人に1人は90歳まで生きている。
長生きするのは結構ではあるが、老化は確実に進行していく。
それを遅らせるためには、テレビの前で漫然と過ごすのではなく、朝起きてから寝るまでしっかりと一日を生き切ることが大切である。
社会的役割がなくても、ささやかに日々の課題を選び、周りの人達との交流が必要なのである。
普通は80歳ぐらいまではぴんぴんして動き回り、痴呆に縁がない人でも、次第に体力が衰え、いくつもの病気を抱えるようになる。そしてアルツハイマー病などの脳の障害を抱えるようになる人も多い。

こうした老化による精神と身体の変化は、十分に予測可能なものである。
森田理論に不安は安心のための用心であるという言葉がある。
どうすることもできない不安は、格闘するよりは受け入れた方がよいと森田理論で学んだ。
しかし、不安に学んで、対策を立てることで自分の生命や安心を得ることが出来る事は積極的に行動に移さなければならないと思う。
私たちは元気なうちに不安に学んで、あらかじめ自分の死後に備えて周到な準備をしておく必要があるのではなかろうか。
体の自由が効かなくなったときはどうするのか。寝たきりになったときはどうするのか。痴呆になったときはどうするのか。長生きした場合、生活費はどのようにするのか。
元気な70代、 80代うちに自分で考えて準備しておく必要がある。

自分の財産目録をきちんと整理して、子供たちが右往左往しないように記録を作っておく必要がある。
自宅や田畑などの不動産がある場合は、自分の死後、どのようにするのか決めておかなければならない。
また、自分の死後、誰も墓参りをしてくれる人がいない場合は、墓じまいをしておくことも必要だ。
その他、葬儀のこととか、財産分与のこととか、色々と準備しておくことがたくさんある。
これらは終活と言われている。そのために書店に行けばエンディングノートが用意されている。
「何とかなる」という考え方では、いつの間にかチャンスを逃してしまい、残された人に負担がかかるのである。
「立つ鳥後を濁さず」という気持ちで取り組んでいきたいものである。






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Last updated  2019.01.14 06:30:07
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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