森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.03.20
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カテゴリ: 行動のポイント
2006年の第一回WBCにおいて日本代表チームに招集された時の話です。
練習中のイチロー選手と松坂大輔投手の会話がニュース映像で残っています。
そこでイチロー選手は松坂投手に「お前、深いところで野球をなめているのだろう」と言っているのです。
冗談めかした言い方ではありましたが、もしかしたらイチロー選手の本心からのアドバイスだったかもしれません。
その頃の松坂投手といえば、メジャー移籍直後で最高の成績を挙げていましたが、イチロー選手にはその野球への取り組み方が歯がゆく見えたのでしょうか。
「そんなに才能があるのにもったいない」と。

イチロー選手は自分の野球に対する姿勢と松坂選手の姿勢に対して直感的に違和感を感じたのかもしれません。それとなく注意をしたのかもしれません。
松坂選手がそれに気づいて、イチロー選手の取り組みに注意を払うことができていたならば、その後の展開は随分変わっていたのではないかと思われます。

その後、松坂投手はケガに悩まされて、思うような結果を出せていません。

潜在能力の高い選手だけに、ファンとしてはとても残念なことです。
反対に、イチロー選手は、最近年齢による出場回数は少なくなってきましたが、大きな怪我をすることもなく、 40歳を大きく超えても野球を続けています。
そして50歳まで現役で野球を続けたいという目標を掲げているようです。
生き残りをかけた厳しいプロの世界で今なお生き残っているということは、前例がないだけに、大変な驚きです。そしてその言動は多くの人に感動と勇気を与え続けています。

イチロー選手は、プロ野球の世界で、最高のパフォーマンスを観客に提供するにはどうしたらよいのかを常に考えています。
そのために、日常生活、生活のリズム、食生活、体のケア、筋肉の鍛え方、休息のとり方、物の見方考え方など生活のすべてにわたって、ベストのものを求めて努力しています。
求道者になりきっているのです。

森田でいえば、森田理論を学んで、生活に応用していくことだと思います。
普段の日常生活をおろそかにしないで、常に真剣に向き合うということだと思います。
常に課題、問題点、目的、目標、夢を持って努力精進していくことだと思います。
私たちは一人の人間として、どう生きていくべきなのかをイチロー選手から学ぶ必要があるのではないでしょうか。そんな生き方ができれば、たとえ失敗続きでも、後で後悔するということは少なくなると思います。





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Last updated  2019.03.20 06:30:08
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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