森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.03.26
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カテゴリ: 感情の法則
私は心の健康セミナーを企画・実施して、思っていた以上の参加者を集めることができた。
振り返って考えてみると、この1年間の準備期間中は、なすべきことが泉のようにこんこんと湧き出て、実施日まで途切れることがなかった。
この気づきやアイデアを忘れないようにメモして、一つずつ丁寧に処理していったことが成功の要因だったと思う。

このことに関連して、森田先生は次のように指摘されている。
走っているときは、足も手も緊張して素早く動かしている。
精神状態も走っているときのように、緊張状態にあるときは、あれもこれもと気づきやアイデアが芋づる式に湧いてくるようになっている。
決して雑念をなくして、精神を弛緩状態にして、誰も思いつかないような気づきやアイデアを得ようとしても無理がある。そんなことを考えていると思想の矛盾に陥る。
騒然した町中よりも、温泉地などでのんびりとしている中で素晴らしいアイデアが生まれてくるように勘違いしやすいがそれは間違いである。
あれもこれも気になるというような、精神が緊張状態にあるときにこそ、誰も思いつかないような気づきやアイデアが生まれてくる。

ですから、イベントなどの催し物を行うとき、目の前の問題を何とか解決したいと思うような時は、精神を弛緩状態から緊張状態に転換することが欠かせない。

そのためには、目の前の仕事、勉強、日常茶飯事に丁寧に取り組むことだ。
歩いている状態から走る状態へと行動力をつけていくことが有効になる。
それに伴って、精神は弛緩状態から緊張状態へと徐々に切り替わっていく。
よく素晴らしい発想力があって、次々と新しいアイデア、作品を生みだしている人を見て、あの人の頭の中はどうなっているのだろうという人がいる。
例えばスティーブ・ジョブズ氏のような人だ。
そういう人は活動量を増やすことで、精神状態を緊張状態に押し上げて、気づきやアイデアが生まれやすい環境を整備している人たちなのだと感じている。





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Last updated  2019.03.26 06:50:00
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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