森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.06.09
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カテゴリ: 神経症の成り立ち
精神交互作用 が絡んでいます。
注意と感覚の相互作用によって、不安、恐怖、違和感、不快感はどんどんと大きくなっていきます。
頭の中ではそれ以外のことを考えたり、行動することができなくなってしまう。
例えば、友達と旅行に行って、雑魚寝をすると人のいびきが気になります。
人のいびきを気にしないようにしようと思えば思うほど、ますます気になって朝方まで寝つかれないことになってしまいます。精神交互作用とは注意と感覚の悪循環のことです。

対人恐怖の人は、他人に非難されたことを根に持って、相手の言動にとらわれるようになります。
相手の存在、やることなすこと、すべてにわたって批判的な目で見るようになります。
仕事や食事をしていても、頭の中は恨みや怒りでいっぱいになります。

最後には挨拶もしない。その人を避けるようになる。他の人にことさらその人の悪口を言うようになる。
この状態は、精神交互作用に加えて、 ​​行動の悪循環​​ が起きているのです。
仕事や日常茶飯事、子供の面倒を見ることはほったらかしになります。

こうなると周囲の人もあの二人は犬猿の仲だと気づくようになります。
お互いから四六時中愚痴を聞かされることになりうんざりします。
周囲の人は、腫物を触るようにとても気を使うようになります。
何かあったときは、席を離すようにする。
とにかく二人を近づけないように気を配るようになります。
二人の人間関係を中心にして、組織の中がピリピリしてきます。
周囲の人たちとの悪循環 を招いているのです。

考え方の悪循環 が起きています。
認知、認識の間違いといわれているものです。
1、考えることが無茶で大げさ、論理的にあまりにも飛躍している。
2、マイナス思考、ネガティブ思考に陥っている。
3、事実を無視して、先入観や決めつけに偏りすぎている。

考え方の悪循環は自分では気づくことはできないでしょう。
こういう人は、考え方の誤りを自覚するために、学習する必要があります。

私は不安、恐怖、違和感、不快感の裏には欲望が存在していると学びました。
そして、不安などは取り除こうとするのではなく、欲望の方に視線を移していくことを学びました。
今では、いかに不安と欲望のバランスを整えていくのかに注力することで、素晴らしい人生が待っていることに気づきました。まさに森田療法理論のおかげです。
イメージとしては「ヤジロベイ」「サーカスの綱渡り」を思い出すようにしています。





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Last updated  2024.06.03 11:02:49 コメントを書く
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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