森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.12.18
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自分がやりたいことを持っている人は、神経細胞が盛んに活動しています。
脳科学者の松本元さんは、「自分にとって価値のある情報が入ってくると、脳は活性化し、意欲的になって学習効果が上がる。その結果、その情報を処理するための回路が整備される」と指摘されている。
一旦、精神が緊張状態に達すると、特に意識しなくても、次から次とたくさんのことに気づくようになる。新たな興味や関心が泉のように湧いてくる。
普通の人が思いつかないような工夫や発見やアイデアもでてくる。

これは先生や上司の指示や命令によって生まれてくるものではないことは誰でも分かる。
普段から身の周りのものや出来事に対して、興味や関心を持って観察することが大切になる。
また少しでも興味や関心が湧いてくれば、思い切って手を出してみることも大切だ。
この2つが習慣になっていれば、神経細胞は盛んに活動を開始して、好循環が生まれてくる。

ではいつまでもやる気のない子供に、やる気を持たせるにはどうすればいいのか。

親はアルトサックスの音楽教室に通う。毎日アルトサックスの練習を習慣づけてその姿を子供に見せる。
自分の音楽発表会に子供を連れて行く。これは子供が小さければ、小さいほど効果が上がる。
つぎにコンサート情報に注目して、有名な演奏者のコンサートをピックアップする。
私の好きなところでは、坂田明、ケニーGなどのチケットが入手できれば最高だ。
実際にその一流の演奏家の生演奏を体験させる。
むせび泣くような一流の演奏を聞くと、途端にやる気のスイッチがオンになる。
するとほとんどの子供は、自分もやってみたいという気持ちが芽生えてくる。
ただこの段階は、「できたらいいな」という願望程度のこともある。
ここで親は「しめた」と思うかもしれない。
でもこの段階では、そのうれしさをぐっとこらえて「大変だからやめときなさい」といったん突き放してみる。まだ十分に期が熟していないと、見たほうが無難だ。
そうこうしているうちに、子供の方から「どんなことがあっても頑張るからやりたい」と言いだす場合がある。ここまで意思が高まってくれば、積極的に挑戦させることだ。

親がバスケートボールが好きならそれでもよい。
本が好きならそれでもよい。演芸ならそれもよい。
親がまず手本を見せる。そしてその道で頂点を極めている人の実際の芸や技術を見せる。
あとはやる気のスイッチが入るかどうかを見極める。
そういう気持ちを持って子育てにあたれば、子供は必ずやりたいことを見つけることができるだろう。





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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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