森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2021.04.05
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カテゴリ: 森田番外編
競馬好きの友人に触発されて、競馬でいかにすれば勝つことかを考えてみた。
つまり投資した金額に対して、それと同等かそれ以上にする方法はないかということです。
以下の投稿は、馬券を買うことをお勧めするものではありません。
トータルで利益が上がる方法はないか、神経質者の観察力、分析力を活用して試行錯誤を行うとこう結果になるという事例の紹介です。

私のやり方は過去の結果を徹底して分析することから取り掛かった。
大数の法則に基づいて、投資金額よりも回収額が多くなる方法を確立することです。

私の検証作業のやり方は次のようなものです。1日36レースあります。
例えば、中山競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場などのように全国3か所で、それぞれ12レースずつ実施されることが多い。

36レース×20日間のデータをとったのです。


私は、投票対象として、 単勝 (1着になる馬を一頭当てる)、 馬連 (1着と2着に入る馬を当てる。着順は逆になってもよい)、 馬単 (同じく1着と2着の馬を当てる。その通りの着順が求められる)、 枠連 (例えば16頭立ての場合8つぐらいにグループ分けされている。1着と2着に入るグループを当てる)、 3連複 (1着、2着、3着に入る馬を当てる。順不同でも構わない)を調べた。
それ以外にも馬券の買い方はいろいろとあるが、配当が悪かったり、確率が悪く調べる気力がわかなかった。

この検証作業は大変時間がかかった。
条件をたった一つ変更すれば、また一から720回の検証をしなければならなくなるのだ。
そうした作業を、条件を変更して何度も行ってみた。
でもそれを続けなければ、自分に合った勝てるルールは永遠にできない。


結論から言えば「馬単」の検証結果が一番良かった。
検証結果に基づいて、720個の「馬単」の配当の金額別分布表を作ってみた。
その結果は以下通りとなった。

1000円まで13.5%、1000円から2000円まで18%、以下3000円まで15%、4000円まで5.8%、5000円まで6.6%、6000円まで6.1%、7000まで5.8%、8000円まで3.6%、9000円まで1.6%、10000円以上の高額配当になるもの24%となった。

この中で、1000円以下の配当では、当たり回数はある程度確保できるが、回収額が少なく、やればやるほど損失になる。


1000円から3000円までの分布帯は比率も高く見込みがありそうに思えた。
特に1500円から3000円台に狙いをつけて投票すれば利益が残ることが分かった。
しかし実際に検証してみると、その配当帯にオッズ(人気)が集中しており、最終利益にはなっても最大9つのオッズの全部に投票することになり、結局は経費倒れになることが分かった。
トータルで利益を出すことは無理だった。これも不発に終わった。

配当の価格帯を上げて、オッズ数がおおむね4つ以下で、トータルでプラスになるものはないか。するとかろうじて、その条件に見合うものがあった。
それが5000円台の当たり馬券であった。

この価格帯をさらに詳細に調べ上げたところ、20日間720回で46回の当たり馬券があった。率でいうとわずか6.3%であった。(46回÷720回)
この時の合計配当額は、251260円であった。

さらに検証を続けた。
5000円台の当たり馬券で、オッズが3つ以内に収まるかどうかが気になった。
検証の結果はかなりばらつきがあった。0回から最大9回まであった。
平均すると1レース3.5回であった。

5000円台のオッズを全部購入すると、1日36回のレースで、12600円であった。
(3.5回×36レース×100円 投票単位は最低額の100円として検証した)
ということは20日間のトータル経費は252000円となる。
費用対効果はほぼ同じであった。これでは挑戦する意味がないと判断した。

別の要素を組み合わせてパフォーマンスを向上できないかと考えた。
46回の当たり馬券を向上することはもはや不可能に近い。
反面252000円の経費を削減していくことは可能かもしれないと考えた。

そのためには、エントリーする馬券を効率よく選択する事が必要になる。
5000円台にくる可能性が低い馬券は最初から除外できないかと考えた。
人気が高い馬が、1着2着3着に入着する可能性はかなり高いことが分かっている。
1000円までの配当が13.5%、1000円から2000円まで18%もあるのだ。
この二つだけで31.5%もあるのだ。
仮にこれらが選択対象から外れると、残り68.5%での勝負となる。
720回×68.5%=493回での勝負となる。
勝率が上がり、経費がかなり下がるのです。

ではどうして選択対象から外すレースを決めるのか。これは非常に難しい。
よい提案があれば教えてもらいたいところです。

とりあえず私は、馬単で5000円台で入着する時、馬連や3連複のオッズはどうなっているか調べた。すると、馬連の1位のオッズは6倍から8.9倍以内、馬単の1位のオッズが8.4倍から16.4倍、3連複のオッズが7.9倍から21倍に収まっていることが多いことに気づいた。46回の当たり馬券のうち、実に20回はこの条件に当てはまっていた。
この条件を使ってエントリー除外のレースを判断することにした。

この条件で選別するメリットが大きい。
1日36レースのうち、約28レースは除外できるのだ。
つまり大きく経費の削減ができるのだ。しかも勝率が向上する。
この条件で勝負が可能なのは、1日あたり8レース程度だった。多くても10レースに絞れる。
その代わり46回の5000台の当たり馬券のうち26回はあきらめるしかない。
残りの20回の当たり馬券にかけるということになります。

つぎに5000円台に入るオッズは平均すると3.5回だった。
収支はどうなるか。一つの投票に対して100円しか賭けないやり方です。
経費は、1日あたり、3.5回×100円×8レースで2800円である。
10レースとすると3500円の経費となる。
これを延べ20日間おこなうと56000円から70000円の経費となる。

先に紹介した20回の当たり馬券というのは、20日間の中での当たり回数です。
平均すると1日1回ぐらいです。
当然当たりがこない日もあります。逆に2つの当たりがある日もあります。

平均当たり馬券を5500円とすると、回収額は110000円となる。
しかしこんなうまい話があるでしょうか。どうも疑心暗鬼になります。
ではこれを半分の10回の当たりとみると、回収額55000円となります。
ここらあたりが損益分岐点となります。
これ以下の場合は競馬をしないほうがよいということになります。
土曜日と日曜日に16レースから20レース(56回から70回)の投票で、1回当たればよいということです。できれば2回当たれば申し分ない。

これ以外に問題になるのは、馬券を購入できるのは出走1分前までです。
しかしこのオッズはレース1分前までどんどん変化しているのです。
いかにレース直前で多くの人が投票しているのかよく分かる。
50倍台のオッズがレースが終わった後、よく調べてみると40倍台に落ちていたということが発生する。当初の狙いからずれてしまうのです。これでは目標管理ができなくなる。
それをできる限り防止するには、エントリーはスマホで行う。
出走3分前に条件の確認を行い、2分前から1分前までに手早く投票を行うことが欠かせない。
それを過ぎると無情にも締め切り時間になりはじかれてしまう。

この確率論に基づいた投票が吉と出るか凶と出るか紙一重のところだと感じている。
そうはいっても宝くじよりは相当の確率が期待できます。
友人にこの方法を説明したところ、そのやり方は邪道だと言われた。
友人は競馬新聞を丹念に見て、軸馬を決めて流しで買っているので話がかみ合わないのだ。
友人は競馬をこよなく愛していて、昔から楽しんでいる。そういうのもありかなと思っている。
仮説を立てての検証作業はいくらでも工夫の余地が出てくるので、結構面白いものです。
あまりにものめりこむことだけは避けながら、確率の世界を極めて楽しみたい。
実際に買わなくても、土日楽しむことはできます。





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Last updated  2021.04.05 16:01:37
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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