森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2021.05.19
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カテゴリ: 行動のポイント
スティーブン・R・コヴィー氏は、「7つの習慣」の7番目に心掛けることは「刃を研ぐ」
事だと言われています。

1、健康でスタミナのある肉体を作り上げて維持していくこと。
2、安定した精神的状態を保つこと。
3、自己啓発に努め、知性を高めること。
4、他人の生活に貢献すること。

1は、バランスのとれた食生活、適度な運動、休養や身体のケア、規則正しい生活、生活習慣病の検査、身体のメンテナンスなどに注意を払うことです。
自分の身体は自分のものだから、どうゆうふうに取り扱おうがかまわないという人もいます。
この考え方は如何なものでしょうか。今よりももっと健康体に作り変えたいものです、

御身大切にする人は、他人も大切にできる人になれます。

2、安定した精神状態になるためには、森田理論学習をすることが欠かせないと考えています。
森田理論というのは、人生哲学として、すべての人間が学習すべき内容となっています。
特に不安の役割、不安と欲望の関係。バランスや調和のとり方。変化への対応方法。今あるものを活かす方法。生の欲望の発揮とは何か。凡事徹底、規則正しい生活。人間関係の在り方。「かくあるべし」という観念優先の態度を事実本位の態度に切り替えるためにどうするか。
などの意味するところを、よく学習して、人生哲学を確立することが、大切になると考えています。

3は、人間は誰しも、課題や目標、夢や希望を持って生きていきたい。
向上発展したい。他人に喜ばれることをしたい。他人の役に立つことをして評価されたい。
物質的にも精神的にも豊かになりたい。
暖かい家庭や人間関係の輪を広げて、人生を楽しみたい。
それを成就するためには、その目的や目標に向かって努力することがかかせません。
自己啓発、生涯学習がかかせません。それに向かって努力することが生きがいになります。

森田理論学習では「生の欲望の発揮」と言います。
神経症を克服する過程で、最後に行きつき先は「生の欲望の世界」ということになります。

4は、森田理論では、人間関係のコツは「不即不離」と説明しています。
引っ付きすぎず離れすぎず適度の距離を保った付き合いを心掛ける。
必要な時に、必要に応じて、必要なだけの人間関係を心掛けて生活する。

そのためには、何か他人に役に立つことはないかと注意や意識を高めて、周囲を観察することが有効です。人間関係で苦しいというのは、油をささないで歯車を回すようなものです。
絶えず潤滑油が潤沢に行きわたっているような人間関係を築いていきたいものです。

以上が、スティーブン・R・コヴィーが述べおられる「7つの習慣」を、私なりに森田風にアレンジして、6日間にわたり紹介してきました。
1から3は行動の原則、4から6は人間関係の在り方、7はその基礎や土台となる考え方でした。確かにこのような7つの習慣を身に着けている人は、社会の中で成果を上げて、光輝いていると思います。森田理論は地下に眠っている金鉱を掘り当てるようなものです。
もう少し掘り進むと豊かな金鉱に出会うとしたら、途中であきらめてしまうのは実にもったいないことです。

以上、詳しく知りたい人は、「7つの習慣」 (スティーブン・R・コヴィー キングベア出版)をご参照ください。ただし500ページ近くあり、少し難解な本です。





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Last updated  2021.05.19 06:20:05
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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