森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.06.15
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カテゴリ: 生の欲望の発揮


ちょっと見にくくて申し訳ありませんが、今日バリュープロポジションの説明をします。バリュープロポジションは元々経営の考え方です。
顧客が望んでいて、競合他社が提供できない、自社が提供できる価値のことを言います。

バリュープロポジションの出発点は顧客です。
企業は顧客の望んでいる価値を提供しないと商売にはなりません。
ただし顧客の望んでいることをすべて叶えてあげたとしても商売はうまくいきません。それよりも顧客が気づいていなかった新たな価値を創造して提供することが肝心です。
顧客のすべての要望に応えるよりも、新たな顧客のニーズを掴んで、提供することが企業の成長発展につながります。

しかし自社が提供するサービスが、他社と競合していると、消耗戦に巻き込まれます。他社が業界のNO.1企業だった場合は、価格競争に引きずり込まれ、いずれ敗北してしまいます。
価格競争に巻き込まれると、企業は衰退を余儀なくされて存続が困難になります。
自社がその業界のNO.1企業でない場合は、すぐに撤退するか、他社と競合しない分野を見つけるか新たに作り上げないといけません。


以上をまとめると、
①顧客が望んでいる価値を明確にすること。新たな価値を創造すること。
②それがライバル企業と競合していないかを検討すること。
③ライバルと競合していない分野に、人員と資金と資源を集中投下して経営を行う。
これがバリュープロポジションという考え方です。
(100円のコーラを1000円で売る方法 永井孝直 中経出版 105ページ参照)

これを生活の発見会の集談会活動に当てはめて検討してみましょう。
①顧客にあたるもの・・・神経質性格者ですぐに不安にとらわれてしまう人。
そんな自分の性格を嫌っている人。
毎日生活していくことが苦しくてつらいと思っている人。
しかし苦しみを抱えながらなんとか仕事や家事をこなしている人。



③自社の強みにあたるもの・・・神経質性格を活用した価値のある生き方を提案できること。

まとめると、神経症の予備軍に当たる人は、目先神経症の克服を目指しているように見えるが、最終的には神経質性格を活かした人生観を確立することにあると思われる。我々の得意分野は、薬物治療、カウンセリング、認知行動療法などとは勝負にはならない。
我々は治療の専門家ではない。そこで勝負をかけるとほぼ敗北する。
我々はそこにすべてのエネルギーを投下してはならない。
力関係からすると、大人と子供ほどの差があることを認識すべきです。


他の追随を許さない得意分野がある。
私たちは、人生100年時代を迎えて、神経質者の人生観の確立の面ですぐれた価値を提供できるということです。
その点については、すでに森田理論学習によって、かなりのものを蓄積している。
どうやらこの道しか我々を活かす道はないようである。
よって今後は愚直にその道を邁進するようにしようではありませんか。





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Last updated  2022.06.15 06:29:13
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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