森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.08.23
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カテゴリ: 最新の脳科学
予期不安で行動する意欲が急に萎んでしまうことがあります。
今日はそれを回避するための提案です。

マイナスのひとりごとが出てきたら、それはひとまず横に置きます。
そしてプラスのひとりごとをつぶやくようにするのです。
私はプラスのひとりごとの忘備録を作っています。
靴がそろうと心がそろうといいます。
すぐにプラスの気持ちになれなくても、とにかく形から入ることが肝心です。
その気にならなくても、繰り返してプラスの言葉を口ずさんでいると、肯定的な気持ちに切り替わっていくようです。

プラスのひとりごととは
おもしろい、愉快だ、ワクワクする、いいぞ、大丈夫、やってみたい、ツイている、絶対うまくいく、運が向いてくる、うれしい、大好きだ、ありがたい、心は日本晴れだ

しかし、今まで、「イヤだ、ダメだ、うまくいくわけがない」などの否定語を連発している人が、急に切り替えることは困難です。

そういう時は、否定語を口走ったあとで、 「今のは取り消し」「今のはなし」と言って肯定語に置き換えてしまうこと はできます。

そんな子供だましのようなことをして、何の効果があるのかと疑心暗鬼になる人が多いかと思います。
ところがどっこい、これが意外にも効果があるのです。私の体験で検証済みです。
これは西田文郎氏の本で知ったのですが、脳は最後にインプットしたことを記憶するという特徴があるそうです。
また、そういう行動は何度も繰り返していると習慣となり定着してきます。
その結果、否定的、ネガティブ、憂うつな状態から抜け出ることができるようになります。

次に、士気を高めるために、自分なりのガッツボーズを用意しておく。
身体を動かすと、プラスの言葉、肯定語を強める働きがあります。
ヒットを打った高校球児のように、拳を作って天を突く動作をとる。
私の場合は、背筋を伸ばして肘を曲げて腕を大きく広げる。

自然に「よーし、やってやる」という気持ちになります。

さらにブラスの暗示をかける。
例えば老人ホームの慰問のときに、円陣を組んで、次の言葉をみんなで唱和する。
①お年寄りを笑顔の渦に巻き込むぞ。
②お年寄りを元気にするぞ。

④次のオファが舞い込むぞ。
⑤打ち上げでみんなで大いに盛り上がるぞ。
これをやると、メンバー全員が不思議と団結するのが不思議です。

生きがい療法の中でイメージトレーニングというのがあります。
ガンになった人が、ガンを捕食する魚などの絵を描く。
そのイメージを絶えず脳に送り込んでやるというものです。
よいイメージを脳に送り込んでやることで、ガンに打ち勝つエネルギーが生み出されるようです。
私たちは頭で納得できないものは、信用しないという特徴があります。
多くの先達が経験で確かめて公開しているものは、かなり信頼度は高いように思います。
(NO.1 メンタルトレーニング 西田文郎 現代書林参照)





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Last updated  2023.08.23 06:32:53
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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