森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.07.26
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先日、ピアノの先生をしている私の友人から、次のように相談されました。
「お母さんが厳しすぎる子供は、なかなかピアノが上達しません。そういうお母さんに、どう接したらいいのか悩んでいます」
ピアノの上達を強く願う気持ちはわかるのですが、「どうして、そんな簡単なところで間違うの!」
「練習が少ないから、なかなかうまくならないのよ!」と、ヒステリックに子供を叱責するお母さんが多いのだそうです。
ピアノ教師を目の前にしていても、そういう態度をとっているのです。
家ではもっと厳しく叱っているのかもしれません。
こうなると当然、子供は萎縮してしまい、「やらされ感」の中で、いやいやピアノの練習をするようになります。
いくら練習をしてもほめられることがない。だから、子供たちは無気力になる。
だから、練習に熱が入らない。だから、上達せずにやめてしまう。
こうした「負のスパイラル」に陥って、さらにピアノから遠ざかります。

一方、上達していく子供のお母さんは、「あまり細かいことを言わない」「ほめ上手」といった特徴があるそうです。
こうしたお母さんは、子供の自由意思を尊重します。
子供の「ピアノが好き」という気持ちを、あと押しするような接し方をしているのです。
ちょっと失敗したからといって怒りませんし、「練習しなきゃいけません」とか「○○しないといけません」といった強制もしません。
またこうしたお母さんは「叱る」ことよりも「ほめる」ことを重視します。
手放しで絶賛したり、過剰に持ち上げるわけではありません。
子供との距離が近すぎず、それでいて遠くならないように心がけて応援し続けているのです。

ノルアドレナリン型の指導、つまり「叱る」型の指導は、長期間でみると絶対にうまくいきません。
それどころか、無気力な人間を作ってしまいます。
それに、普段からささいなことで叱っていると、人として間違った行動を是正したいというときに、効果が出なくなってしまいます。
叱ることは非常に重要ですが、毎日起きるような小さな失敗まで、叱るべきではないのです。
それよりもドーパミン型の指導を主軸として、「しつけ」という部分でノルアドレナリン型指導をとり入れていく。そのバランスが重要です。
(脳内物質仕事術 樺沢紫苑 マガジンハウス 105ページ)








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Last updated  2024.07.26 06:20:06
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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