森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.10.29
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カテゴリ: 森田番外編
顕在意識と潜在意識の関係は氷山にたとえられます。
顕在意識は海上に出ている部分です。潜在意識は海中に沈んでいる部分です。
海上に出ている部分は2割程度です。残りの8割くらいは海中に隠れています。

行動するとき顕在意識でどんなに叱咤激励しても、本音の部分(潜在意識)で拒否、回避、否定してしまうと積極的で継続的な行動にはなりません。
なんとか行動しても行く手に壁が立ちはだかっていると、それを乗り越えていく力は湧き上がってきません。
潜在意識と顕在意識の力関係は雲泥の差があるからです。

山富浩司氏は、こうした現象が起きるのは強力な「心のブレーキ」がかかっているからだと言われています。
赤ちゃんや幼い子どもの場合は「心のブレーキ」はかかりません。
「これをやりたい」という感情に従って行動しています。


大人の場合は、成長過程の中で、ミスや失敗の経験により、やってよいこととやってはいけないことを学習しています。
また親や社会から多くの行動規制を受けてきました。

身心を破壊するような危険な行為や人を傷つける行為などは規制されることで大事に至らなくて済みます。

しかし積極的に行動した方がよいにもかかわらず、強力な抑制力が働いて行動することを躊躇してしまうのは残念なことです。
自分の意志、気持ち、欲求を軽視・無視してしまうようになります。
積極的、生産的、建設的、創造的な行動に向かうことが少なくなります。
行動は防衛的になりになりビクビクしながら生きていくようになります。

山富浩司氏は、このような傾向が強い人は、潜在意識の中にある「心のブレーキ」を緩めていくことが大事になると言われています。
そのための一つの方法として、 マインドフルネスタッピング を勧めておられます。
これは感情や思考パターンを瞬時に書き換えるというものです。


マインドフルネスタッピングのやり方に興味のある方は次の本をご参照ください。
「願望実現脳は1分でつくれる 山富浩司 大和出版」
184ページに 集中力をアップのマインドフルネスタッピング のやり方。
187ページに 怒りやイライラを解消するマインドフルネスタッピング
194ページに 恐怖・不安を解消するマインドフルネスタッピング
201ページに 能力アップのマインドフルネスタッピング が図解付きで紹介されています。





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Last updated  2024.10.29 06:20:09
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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