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ヨルダンは中東の中でも政治的にかなり安定した国です。そのため、ヨルダン川をはさんだ向かい側イスラエルで起きているパレスチナ住民との抗争や、近隣国レバノンでの銃撃戦などはかなり遠い国のことのように感じてしまいます。ちょうど日本で中東関連のニュースを見るような感覚です。↑ ヨルダン側から向かい側のイスラエルを眺めます。川を挟んだすぐ向かいにあります。私には、パレスチナ住民の間で鍼療法士として働く日本人の友達がいます。ヨルダン大学時代の友達です。彼は日本で10年ほど鍼療法士として働いた後、パレスチナでボランティアとしてその仕事を続けています。長年の抗争で人々のストレスは極限に達し、彼のもとに来る患者さんの数は本当に多いとのことです。ときどきメールをもらいます。先回はこんなメールでした。許可を得て一部抜粋します。「先日、職場の人たちとオリーブ収穫の手伝いに出かけました。そこはイスラエル人の入植地と隣り合わせの村で、隔離壁の建設が進行中です。パレスチナの人々が世代を越えて長年世話してきている木々でありながら、イスラエル兵が収穫の範囲を指図していました。彼らに従い始まった収穫は、時に青年たちが歌を歌ったり、時にそれぞれ黙々と、穏やかに楽しく時間が過ぎました。が、突然イスラエル兵の放つ催涙弾によってその場を去らざるを得なくなりました。近くで隔離壁反対のデモンストレーションと少年たちのイスラエル兵に対する投石が始まったからでした。彼らの行動は毎週末のことで、時に負傷者、数ヶ月前は少年の死亡が報じられています。催涙ガスに身をさらされると目と鼻とのどをものすごく刺激され、涙と鼻水がとめどなく流れ出て呼吸もできなくなります。その後オリーブ畑を離れ一般道まで逃れてきたのですが、催涙弾は民家に沿うその一般道にまで達し僕らを追いました。幸い負傷者はでませんでした。今回僕は遭遇したある出来事として皆様にお伝えしますが、特にオリーブ収穫を重要な収入源としている農家の人々がこの時期、自分たちの土地でありながら、銃弾とガスにその作業を邪魔され、怯えながら過ごさなければならないことを想像してください。この土地の「日常」の一つです。」(校正済み)ということでした。平和な日本にいる時もそうでしたが、安定したヨルダンでもつい“平和ボケ”してしまいそうになります。こうした「日常」を送っている人たちのことを忘れたらいけないなと、改めて感じさせられました。
2008.10.31

こちらにきて、よくパセリを食べるようになりました。スークでも近所の野菜屋さんでも安価でたくさん売っています。 日本でみかけるパセリとは形がだいぶ違いますが、味は同じです。いつも3束ほどドサッと購入します。 細かくみじん切りにして“簡易版タブリ“にして食べます。→オリーブ油と酢またはレモン、塩・コショウで味付けしてそのまま食べる方法です。または細い千切り状態にした人参と混ぜて食べたりします。いずれにしても、とにかくパセリをたっぷり食べれるのがお気に入り。そしてパセリとレモンの相性は抜群です。これから冬にかけてビタミンが取りにくくなりますが、このパセリで乗り切ろうと思っています^^
2008.10.30

ヨルダンでは、ガス台やストーブにプロパンガスを使用します。電気だと高くつきますし、停電が起きることもあるので、大抵の家ではまだまだプロパンガスが使用されています。日本でも都市ガスが整備されていないところでは、プロパンガスが使用されていますよね。 日本のより小ぶりです。しかしどのボトルもサビサビで、超古い。ヨルダンでは、日本のようにプロパンガスの会社が定期的にガス交換に来てくれるのではなく、ガスが切れたら自分で交換します。料理の途中で急にガスがなくなるときもあるので、使用中のガスボトルと予備用のガスボトル、2本は必須です。さてガスがなくなったらどうするか? かなり重いのですがズルズルと引きずって、スパナを使って交換します。カラになったボトルは、ガス会社に満タンのボトルと交換してもらいます。ガス会社はトラックにガスボトルをわんさか積み込んで、音楽を鳴らしながら街を走っています。日本でいう、灯油を売りに来るようなものです。「ピョロリラ ピョロリラ」という音楽が聞こえたら、窓をガラッと開けるか外に飛び出すかして、大きく手を振ります。ゆっくり走っている割にはこちらに気付かず、素通りされることもありますが・・・。ほんまに商売っ気ないなぁ、ちゃんと見てぇな、って感じです。このピョロリラ車に素通りされた場合は、ガス屋さんに直接電話して持って来てもらいます。これもすぐには持って来てもらえないことが多いので、気長に待ちます。予備があるので大丈夫。でも予備がない時は最悪です。この間なんて電話したら、「今 車がないから行けない。修理に出している」とのこと。違うガス会社に電話して持って来てもらいましたが、予備がなかったので、半日以上ガスが使えませんでした。こんな風にヨルダンでは、予想もしない反応が返ってくることがしばしば。もう慣れましたが・・・。冬が到来するとガスストーブの出番です。ガス会社、ちゃんと商売してや~。
2008.10.30

今日は庶民の足―セルビスのご紹介。タクシーと形は同じですが、車の色が白です。“セルビス”とは乗り合いの乗用車のことで、運転手を除くと4人が乗車できます。セルビスの路線は決まっているので、タクシーのように目的地の真ん前まで連れて行ってもらうことはできません。でも目的地の周辺まで活用したりすることで、かなり交通費を節約できる庶民の強い味方です。 車体の横に行き先が書いてあります。セルビスの乗り方は、タクシーと同じように手を挙げて止めるだけ。値段は1回の乗車につき250フィルスから300フィルスです。タクシーの4分の1から5分の1の値段で済んでしまいます。支払い方法ですが、特に決まりはありません。ドライバーの肩を後ろからチョンチョンとつつき、はい、といって差し出します。お釣りももらえます。ただし、小銭程度のお釣りに抑えておいてくださいね。大きな額の紙幣では、ドライバーも困ってしまいます。さて、このセルビスの路線とやらがはっきりしません。車体の横に書いてはありますが、道路を走っているセルビスのアラビア文字を瞬時に読み取ることなどできません。しかもいったいどこをどう通るのか、これは実際に乗ってみて確かめるしかありません。というわけで、私はバスのほうがお気に入りです。が、路線が分かっている場合や近所のセルビスに関しては活用しています。タクシーのようにぼったくられる危険性もありませんし、フレンドリーなおっちゃん運転手が多いので、会話を楽しめるのもセルビスの醍醐味だと思います。観光客の皆さまで勇気のある方は、とりあえずお試しあれ。
2008.10.30

最近の私のお気に入りは、ジャマル石鹸です。“ジャマル”とはアラビア語で“ラクダ”のこと。つまりラクダの石鹸です。といっても、包みにラクダの絵が書いてあるからそう呼んでいるのであって、実際にはラクダとは何の関係もありません。さてこの石鹸、なんの変哲もないただの石鹸ですが、無添加なうえに安いのです。お店によって多少変わりますが、安いところでは200フィルス前後で購入できます。日本円になおすと約35円といったところでしょうか。私はこれで、髪の毛から体からすべて洗ってしまいます。髪の毛は、ジャマル石鹸で洗ったあとにお酢入りのお湯でリンス。これで髪の毛はサラサラになります。日本にいたときは馬油石鹸シャンプーを愛用していたのですが、ヨルダンまで送ってもらうわけにはいかず、ジャマル石鹸で代用です。でも結局、このケアが一番シンプルかつ安上がりで、しかも髪の毛に良いように思います。このジャマル石鹸、なんとなくヨルダンらしいのでお土産にもよさそうですよね。トラの絵の包みの石鹸は、最近見つけて購入しました。トラの絵の方はほんの少し高めでしたが、ジャマル石鹸とどう違うのかはよく分かりません。
2008.10.30

前にも書きましたが、ヨルダンで深刻な問題は水不足です。政府からは週に1回だけ水が支給されるので、その水を各家庭に備え付けられた水用タンクに貯めこみ、1週間かけてタンクの水を使い切ります。そのため、水道水は飲むことも料理に使うこともできません。細菌ウヨウヨだからです。飲料用としてウォーターカンパニーからミネラルウォーターを購入する必要があります。たいていの家庭は、ウォーターカンパニーに頼んで飲料水ボトルを定期的に配達してもらっています。アンマンにはたくさんのウォーターカンパニーがありますが、一番評判が高いのはネスレです。私も幾つかのウォーターカンパニーを試したあと、結局ネスレに頼むことにしました。 毎週2ボトルは消費します。このようなウォータークーラーに設置して使います。 毎週日曜日にネスレの大きなトラックがやってきて、ボトルを配達してくれます。以前のウォーターカンパニーは、その都度電話で配達を頼まなければならなかったのですが、待てども暮らせども配達に来ない!これも以前に書いた“アラブ的”対応です。何度電話しても「神のご意志なら明日」「神のご意志なら明日」で、その間に水はなくなるし最悪でした。「神のご意志」じゃなくて、アンタが仕事しぃな!って感じ。ネスレは他会社と比べるとまだ組織されています。ただこのネスレ、他の会社と比べて値段が倍以上高いのです。たいていのウォーターカンパニーでは、1ボトル1JD(170円)で購入できるのですが、ネスレはというと1ボトル2,5JD,つまり倍以上です。でも水は毎日のことですし、妥協はできないです。実際、あるウォーターカンパニーでは水質管理がきちんとされておらず、その会社から購入していたある地域一帯で子供たちの嘔吐や下痢といった症状が広範囲に見られたことがありました。人体の約70%は水分。水は本当に大切で貴重な物質ですね。
2008.10.29

ヨルダンではたくさんの野菜がマーケットに並び、比較的安価でいろいろな種類の野菜が楽しめます。日本人観光客の方の中でときどき、「生野菜は食中毒が恐いから、食べない」と言われる方がおられます。まぁ確かに、レストランなどでサラダバーに並んでいる野菜に関しては保障できません・・・。といいつつ、私は平気で食べてしまいますが。ただ、スークなどで野菜や果物を買って食べたいと思われる場合、てっとり早い“ヨルダン的”野菜消毒のススメをご紹介します。ボールにミネラルウォーターを入れ、お酢を10CCほど加えて野菜を放り込むだけです。15分ほど置いてから、ミネラルウォーターでさらさらと軽く洗い流してから食べます。ヨルダン生活の長いフランス人の友達が教えてくれた消毒方法です。彼女の場合、鶏肉などもお酢入りミネラルウォーターに放り込んでいますが、私はそこまではしません。 一番安いお酢で十分です。ちなみにお酢10CCというのは、かなり適当・・・。計ったことはありません。いつもサラサラッと適当に入れています。でも効果的ですよ。私はヨルダンに来てから、一度も食中毒や腹痛に悩まされたことはありません(ストレス性腹痛は1,2度あり)。手軽なこの“ヨルダン的”消毒方法、お試しくださいね。
2008.10.28

今日のアンマンは朝から雨。厚い雲がかかって、どんよりとしています。ヨルダンで冬を迎えるのは初めての経験ですが、10月に入って雨が多くなりました。秋をさっさと通り越して、冬の足音が近づいています。朝晩の気温がぐっと下がるので、ジャケットやマフラーを持ち歩くことが必要になってきました。春から夏にかけて約半年以上も雨が降らなかったので、こうして何日かごとに雨が降ると、なんだか“雨が多いな”と感じてしまいます。でも木々にとっては、恵みの雨でしょうね。 ダウンタウンを見下ろして雨のアンマンをパチリ。私の友達の家はダウンタウンのすぐ近くにあるので、そこからアンマン市内を写してみました。今日の天気はロンドンのどんより天気を思い出させます。でもこんな日もいいですよね^^ ヨルダンでは今週の木曜日夜から金曜日朝にかけて、夏時間から冬時間への時間変更が行われます。これで日本との時差は7時間に戻ることになります。冬に向けて着々と準備が整います。
2008.10.28

私たち外国人にとって、ヨルダンでの主な交通手段は、タクシー、セルビス、バスです。タクシーは黄色。セルビスは乗り合い乗用車のことで、色は白。バスは、大きいのから小さいミニバスまでいろいろな種類があります。このほかに、グレーの色をしたムマイヤズという会社のタクシーがあります。これは新しい会社で、最近市場に参入してきました。今回ご紹介しているのは黄色の普通のタクシーのことです。ムマイヤズとは料金設定が異なりますので、ご注意くださいませ。 ↑ アンマン市内を走るタクシー。側面のサインが緑色です。市によって側面の色が異なります。 たとえばアンマン市の隣町ファイスという場所のタクシーは、側面が茶色になっています。タクシーは市内の至る場所で見かけます。乗り方は手を挙げて止めるだけ。乗客の乗っていないタクシーは、こちらが必要ない時でもしつこくクラクションを鳴らして“客引き”をしてきたりします。タクシーにはメーターがついているので、乗った時はすぐに、ドライバーがメーターをセットしたかを必ず確認してくださいね。観光客だと見るや、ぼったくろうとたくらむドライバーも多いですから!メーターは250という数字からスタートします。ご参考にムマイヤズの場合は、最初の数字が 570 から、夜間は 700 から、さらにベンツの場合はもっと割高です。メーターはかなりのスピードで料金を加算し、あっという間に数字が4ケタ台になるのですが、大丈夫です。1500などと表示されたときには、1JDと500フィルスという意味ですので、間違っても15JDなんて支払わないでください。ドライバーによってはすっとぼけて、あわよくば15JDぼったくろうなどとしますが、ここは強く出てください。アンマン市内を移動する分には、多くて3-4JD。4JDというのも滅多にありません。あったとしたら、かなりの大回りをされている証拠。おかしいなと思ったら、降りてしまうのも“手”です。メーターを動かすのは義務付けられています。「壊れている」などというドライバーの場合は、すぐに降りて別のタクシーに乗り換えてください。夜10時以降は交渉になる可能性もありますが、10JD などと提示してきたら、これまたさっと降りてください。交渉になっても 4-5 JD で十分のはずです。また、ドライバーによっては「お釣りがない」という者もいます。これも大抵の場合は嘘。トラブルを避けるために、是非とも 1JD 紙幣を何枚かご用意してお乗りくださいませ。ドライバーには良い者もおれば、邪悪な輩(やから)もおります。観光客はどうしてもぼったくりの対象になりますので、相場だけは覚えていてください。多少ぼられても、相場から大きく外れければまず良しとしてくださいね。皆様のご健闘をお祈りいたします!! 中東散歩。http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx
2008.10.27

今日はシリア人の友達とお出かけ。彼女は私の近所に住んでいるので、しょっちゅう行き来しています。帰りが遅くなった今日は、彼女の家に立ち寄ってお夜食を頂いてから帰宅。今日の料理は「ファスーリエ」です。ファスーリエとは、この料理に使われる白い豆の名前です。トマトベースのソースに、たっぷりの白豆やニンニク、ラムや牛などの肉団子を入れてコトコト煮込んだ料理です。一緒に食べるのは、白ご飯。この白ご飯には、シャアリーエと呼ばれる細い細いパスタがまぜこんで炊いてあります。 仕上げにはコリアンダーをちらします。 ↑ シャアリーエと呼ばれる極細で短いパスタ。「髪」を意味する"シャアル"から派生しています。 シャアリーエ入りのご飯。雑魚入りに見えますが、違います。 シャアリーエは、まず最初にフライパンで焦げ色がつくまで炒めます。その後ご飯と一緒に炊きます。このファスーリエ、とってもおいしいです。アラブ料理では豆をたくさん使うので、健康的。しかも味付けは日本人の口に本当によく合います。
2008.10.27
現在のアパートに引っ越して、かれこれ1ヵ月になります。私のような一時的滞在者である外国人は、たいてい家具つきアパートを借りることになります。家具つきだと、値段はピンキリあるものの、現在の相場では1ヵ月300JD以上が普通。高いところは700JDなど、上限はありません。私の支払っている家賃は350JD。日本円に直すと、6万円弱。まぁまぁかと思われるかもしれませんが、こちらの平均収入(300-350JDが一般的)を考えるとヨルダン人にしたら目が飛び出すほどの高さです。というか、到底支払えません。かくいう私も提示されたお給料が320JDだったことを考えると、現在の家賃350JDはお給料より高いことになります。さて家具つきアパートとは…電気製品、ベット、クローゼットなど、とにかくすべてが整っていてすぐに住める状態、のことです。さらに電気関係・水回りなど家に関連して生じる問題や不具合には、大家が全責任を持つという条件。でもこれって、大家のモラルに一存しています。うちの大家は女性なのですが、1円たりとも支払いたくないというケチさ。出会ったときは、自分はお金には寛容で、普通のアラブとは違うということを自己アピールしていたのですが、なんのその。アラブそのものやん!私のアパートは1970年代のもので、古くてあちこち修理が必要な上に、家具つきとは名ばかりで、“半”家具つきって感じ。3つのベッドルームがあるのに、ベッドは2つしかなかったり。さらにこの大家、他のアラブ同様、30分前に頼んだことでもすぐ忘れるし、なんせ何事もスムーズにいかないのです。先日、この大家にいろいろと交渉。トイレのパイプの修理だの(とにかく臭いんです)、ベッドをくれだの、冬のヒーターを準備しろだの、気にかかっていることをすべて頼んだのですが、大家が途中でブチ切れ。「あんたね!この家賃、450JDだったのを350にまで下げているのよ!しかもあんたの言う修理代にこれまでいくら払ったと思ってるの?75JDよ。もうこれ以上は支払えないわ!これで満足しないって言うなら、ちゃっちゃと出て行って!」と三行半を突き付けられました・・・。修理代75JDにお怒りか? 私は毎月350JD払っていて、そのうちの100JDも使いたくないって、どういうこと? こんな家、出て行ってやるわい!というわけで、来月には出ていくことになりました。外国人の友達はみな家には本当に苦労しています。というのも、アラブには二重の料金表があるのです。「外国人料金」と、「地元料金」。家に限らず全てにおいてですが、取れるところからはぼったくろうという精神です。私の家も、地元料金なら150JD以下でしょう。さて今日から家探し。今度は家具つきアパートではなく、家具なしアパートを借りる予定です。前途多難(?)ですが、がんばります・・・
2008.10.27

ヨルダンの故国王はフセイン国王です。現在はアブドラ国王が故フセイン国王の跡を継いでいます。 故フセイン国王とヌール王妃この故フセイン国王ですが、国民からとても愛された国王だったようです。ヨルダン人だけでなく、この国に労働者として来ている人達(いわゆる社会的弱者と呼ばれる人たち)からも慕われていたということです。たとえば私の友達のスリランカ人も、故フセイン国王の大きな写真を居間にでかでかと飾っています。彼女いわくお父様のように慕っているということです。現在のアブドラ国王とラーニャ王妃の写真も街のあちこちでみかけます、ラーニャ王妃は本当にきれいで華やかな方で、中東のダイアナ妃とも呼ばれているそうな。現国王の写真もおいおいアップしたいと思います。
2008.10.27

ヨルダンに来て出会った“とてもイイもの”―それは「呼吸する靴」です。これは GEOX というイタリア製のブランド。知っておられる方も多いかもしれません。私の足は日本人の中ではかなり大きい方で、日本では本当に靴に苦労していました。25,5か、ブーツなら26センチの足です。私の足は幅が細くて縦が長いので、ロンドン留学時代は全く靴に苦労しませんでした。ところが日本で大きい靴を買うと、必ずと言っていいほど幅も広いのです。これには参ります。ヨルダンではひたすら歩くため、足がさらに5ミリほど大きくなったような気がします…。イタリア人の友達が勧めてくれたのが GEOX。彼らは、このブランドの靴しか履かないというのです。私も履き始めて実感。このブランドの靴を履くと、他のブランドの靴は履けなくなります。というのも、GEOX のコンセプトは“呼吸する靴”。足が蒸れないように、靴の底にはたくさんの小さな穴があいていて、空気が抜ける仕組みになっているのです。ところがこの穴、空気は逃しますが、外からの水は通しません。つまり雨が降っても靴に水が入ってくることはないのです。本当に快適です。足が蒸れない上に、上質の革でできているので柔らかく足にフィットし、いくら歩いても疲れません。 通常の靴だとこの写真のように蒸れます。 靴の底に開けられたたくさんの穴によって蒸れない構造になっています。 ヨルダンではこのブランドの靴が時々セールされているので、関心のある方はおっしゃってください。履いたら最後、“とりこ”になること間違いなし!です。
2008.10.27

ヨルダンでお土産を買うとしたら、どういうものがいいんでしょうか? ―これもよく観光客の方から質問されます。まずご紹介したいのは、サンドアートと呼ばれるものです。ご存知の方もおられると思います。愛知万博の時も、ヨルダンのセクションなどで売られていました。その後名古屋では、金山駅前などでこのサンドアートが実演、販売されていましたヨ。 ラクダの模様が一般的。こちらはサンドアートのミニボトル版です。 写真のような大小の瓶に砂を流し込んで、模様を作ります。私は個人的には、このサンドアートが大好きで、小さな瓶のものを買ってお土産にしたりしています。中には仕上げの蓋がきちんと閉まっておらず、日本に着いたときに砂がこぼれていたのもあったので、購入時にはきちんとチェックしてくださいね。でも瓶の蓋はきっちりと糊づけしてあるので、ほとんどの場合は大丈夫です。こうしたサンドアートは、場所によっては交渉して買うことができます。小さな瓶だと、5本買うから1本2JDにして!といった買い方ができるかもしれません。色が瓶によって微妙に異なりますので、ぜひお気に入りの色合いを見つけてくださいね。
2008.10.26

アンマンの街角には、シャウルマの店がたくさんあります。シャウルマはもともとトルコの料理だと思います。モスクワに行った時も、シャウルマのお店がたくさんありました。トルコからその周辺一帯に広まったのでしょうね。シャウルマは、細かくそぎ切りした焼きチキン(あるいはラム肉や牛肉)、みじん切りしたトマトや玉ねぎなどの野菜をマヨネーズなどで味付けして、薄いピタパンでクルクルっと巻いたものです。 棒に差し通されたお肉がゆっくりと回り、火が通った面からそぎ落として行きますこれがおいしい!店によって味は多少異なりますが、手軽に食べれておいしいので、軽食としてよく利用します。値段も店によって異なりますが、1JD (170円)以下で手に入るところがほとんどです。 ぜひお試しくださいね。
2008.10.26

週末の昨日は、友達と死海に遊びに行ってきました。アンマンは、明け方から雷と雨…。泳げんるんかなぁと多少不安でしたが、死海とアンマンは天気も気温も異なるし、いずれにしても午後からは天気が回復するだろうという予測のもと、張り切って出かけました。思っていた以上に死海エリアは暑く、半袖で問題はありません。死海の水も生ぬるく、10月半ばですがまだまだ泳げます。昨日は、直射日光が降り注ぐようなカンカン照りではなかったので、肌が焦げることもなく(6月に行ったときは、文字通り焦げました!)楽しめました。泥パックをペタペタ塗りたくっていると、それを見ていたムスリム女性たちが近づいてきました。私たちの横で、服の足をまくりあげて泥パックに挑戦し始めました。女性同士では、肌を見せるのは問題ないようです。彼女たちは服のまま死海につかっていましたが、浮くのは難しいようで、浅瀬に座りっきりでした・・・。上の写真では、かぶり物をしているのはお母さんで、黒いズボンを履いているのは娘さんです。ピンクの女性は親族か何か。娘さんはまだ十代でしょうか。本当は泳ぎたいだろうなぁ・・・。10月の死海体験、満喫してアンマンに帰りました。
2008.10.26
アンマンには悪ガキ達がたくさんいます。悪ガキと言っても、子供らしい他愛のないものではありません。「どうしようもない子たち」「矯正不能」といったほうが正確かもしれません。こういう言い方はしたくないのですが、アンマンでは住んでいる地域によって人々の質やタイプがかなり異なります。”下品で粗野な住人たち”として知られている地域が幾つかあります。実際にその地域を歩いてみると実感。特に子供たちが悪いのです。そして子供たちは大人の反映です。彼らの限られた知識では、アジア人というとフィリピン人かスリランカ人または中国人。アジア系の顔や黒人を見かけると、悪さをします。その悪さときたら、かなり意地が悪いのです。髪の毛を引っ張る、追いかける、石を投げる、汚い言葉を吐く、いやらしい笑い方をする、などなど。でも集団でなければ行動できません。実は本当に弱虫です。大人たちはというと、そういう子供たちを見て笑っていたりするのです。無知ゆえの人種差別がまかり通っています。彼らにとっては、ヨルダンどころかその路地が世界のすべて。そこしか知らず、そこから出ることもないのです。国際的な価値観を養うための教育的環境も文化的環境も整っていないのです。観光客が見ることのできない、そして私としては見てほしくないヨルダンの現実です。どんな子供にも等しく与えられるべきもの-正しい教育と健全な価値観-の大切さを改めて感じさせられます。
2008.10.22
アラブには特有のジェスチャーがあります。よく見かけるのは、人差し指・中指・薬指・小指の4本セットに親指をあわせて、つぼみのような形を作るもの。すべての指先を上向きにし、親指は自分の向けて、ちょうどしずくのような形にします。片手だけでもいいですし、両手で2つのつぼみを作ってもいいです。これは”ちょっと待って”という意味。”ちょっと待って”というときにアラビア語では「ダキーカ」といいます。これは直訳すれば”1分間”という意味になります。少しばかり英語の話せるアラブは「one minute」と英語で言ったりします。さてこの「ダキーカ」、1分で終わったためしがありません。10分間、20分間、30分間待たされることもしばしば。あるいはそのまま忘れ去られて、催促が必要なこともあったりして・・・。「ダキーカ」とつぼみ型はセットで使われたり、つぼみ型だけだったりします。初めは「このジェスチャーは何?」と疑問に思っていたのですが、慣れると楽。電話などで手が話せないときなど、待ってほしい相手にこのサインを手で作ればいいのです。アラブと接するときは、ぜひ注意して見てみてくださいね。ただしこのつぼみ型を見たらご用心。かなり待たされる覚悟でどうぞ。
2008.10.22

モールのフードコートはいつも人でにぎわっています。かなり広いスペースなのですが、ラマダンの時は空いている席がないほどの人出で、椅子の取り合い+入場制限までされていました。 家族連れも多いです お店は主にファーストフード店です。手軽に食べれますし、人が多いのでなんとなく安心。ローカルレストランでは何となくぼったくられるのではないかとご心配な旅行者の方も、こういうモールでお食事されるといいかもしれませんね。
2008.10.21
アラブ世界では、名字はかなり重要な位置を占めます。なんせコネで成り立っている世界ですから、「○○を知っている」という風に、名の知れた人と知り合いだとアピールすることで物事がスムーズに運びます。この世界では、コネなしの外国人はかなり不利な立場に置かれることになります。私には「ダッバース」という名字を持つ友達がいます。ヨルダン人のおじさまです。ダッバース家とは家族ぐるみの付き合いです。さてこの「ダッバース」ですが、”デッバース”であろうが”パンパース”であろうが私にとっては重要な意味を持ちません。ですが、実はこの名前、ヨルダンではかなり有名な名前で、知らない人はいないのです。なんでもパレスチナでかなりの大富豪だったようです。さて、仕事を始めた私が一番はじめに直面した危機は、お給料未払い。こちらでは至極当たり前のことです。お給料日が過ぎても、待てども暮らせども払われる気配すらない。ダッバースおじさんに相談しました。おじさま曰く、「たった一人きりの外国人だと思ってナメられているに違いない。一人じゃないってことを証明するために、わたしが出向いてあげよう」。というわけで周到な準備のもと、しかし偶然を装ってダッバースおじさんがオフィスを訪ねてくれました。演じるのが上手なアラブのこと。ダッバースおじさんも演じましたが、社長も演じ切りました。でも動揺は隠せません。というのもその翌日、しらじらしく「そういえば・・・月末過ぎてたっけ?」みたいな感じで、お給料が無事に支払われたのでした。この時点で、友達からはブーイングの嵐。「会社を辞めろ」コールが沸き起こったのですが、もうちょっと、もうちょっとと頑固に続けた私。会社を実際に辞めた後は、「だから言ったでしょぉ」と耳が痛いお言葉をいただいています。ダッバースおじさんにはお世話になりっぱなしです。本当に面倒見がいいのです。私もいつかお返しができたらいいなと思う今日この頃です。
2008.10.21
ブログの更新が滞ってしまいました。ご心配してくださっている方もおられると思います。さて、つい3日ほど前ですが、会社でのお給料交渉が決裂したために「さいなら~」と言ってちゃっちゃと辞めてきました。というわけで今日は、ヨルダンのお給料事情について。こちらの平均お給料は本当に低いのです。300~350JDもらえたらいいほう。9年間同じ会社で働いている私のヨルダン人の友達ですが、9年目にしてやっと500JDという状況です。1JDは日本円にして170円です。つまり平均的なお給料は5万円から6万円程度。男性でもです。もっと低いお給料で働いている人たちもたくさんいます。月々250JDのお給料とかで家族5,6人を養っている人たちも山ほどいるのです。養えるわけがないので、ローンで教育費などを捻出します。でもローンの返済ができるわけもないので、どうしようもない状況に陥っていきます。トレーニング期間が終わった私に提示された額は、320JD。私は面接時から、最低400JDは必要だと繰り返していたので、かなり低く設定されたことになります。最後は350JDを提示されましたが、私は400JD以下だと交渉の余地はない!と全く譲りませんでした。400JDでもかなりの妥協なのですから。アラブ人のやり方で汚いのは、「お前がこういったから」という言い方をすることです。つまり今回の場合も、私が300JDだと始めに提示したから、それより多くしてあげているんだ、というわけです。でも相手としてはもちろん、私が400JDといったのを覚えているのです。しらばっくれるのはアラブ人の特徴です。しかも顔色一つ変えずに、こちらに非があるかのごとく振舞います。まぁこうなる可能性は予期していたのですが…。「まぁよく考えて」と言われたので、「YOU have to think about it. I am ready to leave(「よく考えるのはあなたの方でしょ。やってらんないわ」ってなニュアンス)」とだけ言って立ち去りました。仕事を始めてからというもの息つく暇もない忙しさだったので、ほっと一息。辞めてみると、よくやっていたなと思います。今後はもう一度大学に戻るか、他の仕事を探すか…まだ決めていませんが、しばらくはこの自由な日々を満喫したいなぁと思っていま~す。
2008.10.18
アラブ男性は必ずといっていいほど「群れて」います。集団で群がっているアラブ男性を見ると、当初はかなり”ひき”ました。ガタイの大きな群れた男性たちは、かなり迫力があるのです。近所の店に買い物に行くと、店の前にはイスが並べてあって、男性が5,6人群れています。店内にもはたまた男性が3,4人輪になって店の主人とレジのところで群れています。道を歩いていても、男性陣が井戸端会議をしている場面によく遭遇します。群れた男性たちを避けることはできません。この男性陣に、足の先から頭のてっぺんまでなめるように見つめられ、さらに首を180度回して見つめられるので、たまったものではありません。どこに行っても目、目、目・・・。このあからさまな視線に、初めはかなり居心地の悪い思いをしました。今では近所の人たちに「ジャパニーズ ガール」として知られ、なめるような視線は少なくなりましたが、それでもひそひそと「彼女はジャパニーズだよ」などと言っているのが耳に入ってきます。ときどき「だから何やねん」「もぉ、ええっちゅうねん」と心の中で舌打ちしています。利点もあります。近所の人たちに顔を知られることで、夜遅くに街をうろうろしていても安心感があります。顔見知りになると、ディスカウントしてくれたり、家探しを手伝ってくれたり・・・なんてったってコネの世界ですから。仲良くするに越したことはないかもしれませんね。
2008.10.13

アンマン市は、ざっと分けて「ニューエリア」と「オールドエリア」に分類できます。今日はオールドエリアのご紹介。オールドエリアの情報は、「地球の歩き方」などにも比較的詳しく載せられています。いわゆるダウンタウン周辺がこの”オールドエリア”にあたります。オールドエリアの特徴は、ごちゃごちゃとした古い町並み。若者たちはニューエリアを好みますが、今でもこのオールドエリアは観光客や庶民でにぎわっています。オススメは「アンマン城砦」です。アンマン市内を一望できる高台に位置しています。ここでは、古代からローマ時代、その後のイスラム期に至るまでのさまざまな時代の遺跡が発掘されています。 ヘラクレス神殿跡 高台から市内を望む この場所は、私にとってすごく思い出深い場所です。2006年に初めてヨルダンを訪れたときのことですが、この高台から市内を見下ろしたときに、「よし! この国に住む。1年後に必ず戻ってくる」と決意したのです。そして現在。初心に帰りたいときに訪れたい場所の1つです。
2008.10.13
チップって一体いくら払ったらいいか分からない! と言われる日本人観光客によくお会いします。日本にはチップの習慣がないので、この疑問はごく自然なものだと思います。ヨルダンにはチップの習慣があります。旅行の際に、ガイドやドライバーにチップを渡すのは普通のこととされています。さて ではいくらが相場か? 端的に言うと、相場は、ガイドへ1日20ドル、ドライバーへ1日15ドルです。これはあくまで、1人から6人ほどの小さなグループの場合。大きな団体になると、話はまた変わってきます。さらに、ここで言うガイドとは丸1日のガイドのことです。観光地での2時間ほどのガイドの場合には、この額は当てはまりません。実はこの仕事を始めて、ガイドやドライバーから「日本人のチップの認識は一体どうなっているんだ?」と冗談混じりに、でもかなりシビアにお叱りを受けることがよくあります。チップというからには、小銭程度でいい、もしくは払っても5ドルほど・・・なんていう認識は、実は受け取る側からしたら”侮辱”と感じるのだそうです。この辺、日本人の認識との隔たりは大きいですねぇ・・・!日本人からすると、チップに20ドル? と、びっくりの値段ですよね。ですので、絶対20ドルでなければいけない、というわけではありません。でもせめて10-15ドルははずんでいただけると助かります。というのも、ヨーロッパやアメリカからのお客様は実際にその額を払っておられるわけですから。そうなるとガイドやドライバーは、日本人相手よりも欧米人相手のほうを好むのです。質のいいガイドやドライバーを確保するためにも、ぜひ日本人のお客様にチップを支払っていただけたら、と思っています。
2008.10.13

私のお気に入り、とっても健康的なサラダ「タブレ」をご紹介します。これはレバノン料理だそうですが、シリア人であれヨルダン人であれ、アラブ人の家庭に食事招待されるとよく出されます。タブレは、パセリをふんだんに使ったレモン風味のさっぱりサラダ。 左から、パセリ、きゅうり、トマト、ブルガ(小麦粒)、ミント、玉葱、にんにくどの材料も、細かく細かく刻みます。水分をよく切って混ぜ合わせ、あとはレモンとオリーブ油、塩で味付けするだけ。 まもなくサラダの完成です。 サラダの出来上がりこのタブレ、本当に美味しくて食べ始めたら止まりません。細かく刻んだパセリが、歯にくっつくのが難点ですけれどね。食べた後は鏡のチェックも忘れずに!
2008.10.13
アラビア語に取り組もうと思っておられる方は、日本ではまだ少ないかもしれません。マイナー言語の部類に入れられているかもしれませんが、かなりニーズの高い言語です。アラブ諸国との結びつきは今後どんどん強くなるでしょうし、ぜったい将来役立つ言語です。ところがこのアラビア語、一筋縄ではいきません。アルファベットがたとえミミズのようでも、それは問題なし。いったん覚えれば、なんてことはない。読めはします。何が難しいかって、アラビア語には”フスハー”と”アンミーヤ”という2つの形態の言語が存在するのです。フスハーはクラシック・アラビックとも呼ばれ、テレビのニュースなど正式な場で使われている言葉。アンミーヤはいわゆる”方言”で、日常会話で使われています。じゃあ、どっちを習ったらいいの?という話になりますが、実はどちらも必要不可欠なのです。これが大変。フランス語とドイツ語を同時に学習するような感覚です。フスハーを知らなければアンミーヤの習得は格段に遅くなります。アンミーヤはフスハーを基盤にして変化している言語だからです。でもフスハーを学んだからといって会話がすぐにできるわけではありません。フスハーは会話のための言語ではないからです。ややこしいですが、とりあえず アラビア語には2つの”言語”が存在する、ということです。かくいう私も初心者。大きなことは言えません。アラビア語の知識もかなり適当・・・。フスハーとアンミーヤごちゃ混ぜの私のアラビア語は、いつも笑いの対象です。言語については、またおいおい説明していけたらと思います。
2008.10.12
私にとっては海外で働くのは、初めての経験です。しかもいきなりヨルダンで・・・せめてイギリス留学時代に仕事の1つや2つをして、海外で働くという経験をしておくべきだったと思います。が、もちろん時すでに遅し。さて、アラブ人と仕事をするというのは、かなりストレスがたまる経験です。まず、仕事が遅い! これしきのことに一体 何時間かかっているの? と思うことがしばしば。ここでは催促されることは、恥ずかしいことではありません。日本では、いったん自分が頼まれたことは責任を持って取り組むので、相手から催促されるというのは かなり恥ずかしいことだったような気が・・・(もうすでに、日本で仕事をしていたときの記憶があいまいですが)。ところが、ここでは2回、3回の催促は当たり前。3、4回目くらいになってようやく重い腰を上げるという感じです。1回頼んだから、といって安心できません。本当にもう、早く動かんかい! それから失敗に対する認識がまったく! 違います。アラブにとって小さな失敗は問題ない。しかしこの小さな失敗が、日本人/日本企業にとっては命取りになることを認識していない。失敗を何とも思っていないので、同じ失敗を繰り返します。ついに日本人(日本企業)がキレると、「日本人は完璧主義だ」と批判に回る。この”失敗を何とも思わない”精神は、コネの社会から来ています。コネでつながっている世界なので、失敗したところで取引先を失うことはないわけです。でも海外とのやり取りではコネは通用しません。1つ1つの仕事をきっちり行うことでしか信頼は築いていけないわけですから。もううちの社長、信頼打ち砕きまくり。そんなわけで私は、アラブと大和魂の板ばさみになって日々苦しみつつ・・・それでも彼らの動機は悪くないので、彼らを理解することに努めています。いやはや、しかし体は正直。ニキビが治りません・・・
2008.10.12

ベドウィンと聞くと、どんなイメージが浮かぶでしょうか。らくだに乗ったご老人? かさかさに日焼けした皮膚? ワディラムのベドウィンたちは、とてもこざっぱりとした清潔な紳士たち。人懐っこくて、温かいです。私の旅をガイドしてくれたのはスレイマンさん。当時学生だった私に、特別の料金で対応してくれました。 ↑ スレイマン。彼は当時27歳、2児の父です。 ↑ 料理担当 ウマル ワディラムのベドウィン男性は、顔立ちの整ったきれいな人たちが多いです。ベドウィンの女性は、家にこもって家事・育児に専念しているため、なかなか会う機会がありません。ワディラムで出会ったベドウィンは、すべて男性でした。 この青年は、砂漠のジープツアー中に突然現れました。→実は、ワディラムのベドウィンこそ「本物」のベドウィンだと言われています。ぺトラにも「ベドウィン」がいて遺跡内で商売をして生計を立てていますが、これらはもともとのベドウィンではなく、はるか過去をたどると浮浪者だったのがぺトラにたどりついて遺跡に住むようになったのが始まりといわれています。ぺトラにも本物のベドウィンがいますが、こうした純血のベドウィンは遺跡の中で観光客からお金を巻き上げたりせず、遺跡の外できっちり働いているんだ、とはワディ・ムーサ村のとあるホテル経営者(自称「本物・純血ベドウィン」)の説。まあ、そう言われればそうかもしれません。なぜってワディラムのベドウィンが醸し出す雰囲気は明らかにぺトラ遺跡内の「ベドウィン」と違いますからね。純血たら本物たら、私たち外国人からしたら分からない世界です。が、ベドウィン同士ではいろいろ複雑な確執があるようです。映画「アラビアのロレンス」を観られてもお分かりになると思いますが、もともと遊牧民とは、縄張り意識・民族意識・家族意識が非常に強い人々なのです。 夏休みはヨルダンへ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx 応援してくださる方はクリックしてくださいね。
2008.10.09
アラブ世界には、日本と同じように”本音と建前”があります。お世辞は日常生活の一部です。アラブ世界では”ノー”と直接的に断るのが失礼だとみなされるので、前にも書きましたが、できないと分かっていることまで何でも安請け合いします。ところが実際に行動には移しません。それならちゃっちゃと”ノー”って言ってくれりゃ、こちらにも他に打つ手があるのにと思うんですけどね。あとで自分にとって不都合が生じたときには、「アラブ的逃げ」の手段として”聞かなかったフリ、見なかったフリ、知らなかったフリ”をします。アラブ人のお世辞はすごいです。ただ日本人と違うところは、”本音と建前”であれ”お世辞”であれ”なんとかのフリ”であれ、明らかにそれと分かるので、実際のところが読めてしまうところが笑えます。この辺、日本人よりずっと単純明快です。基本的にアラブは単純、あまり深く考えません。感情的ですぐに爆発しますが、単純なのですぐに忘れます(笑)。この辺やりやすいというか、やりにくいというか・・・。いずれにしてもニューカマーの私、まだまだ全容を知るには至っていません。このアラブ世界のあれこれ、引き続き観察して参ります(笑)!
2008.10.08

夜11時くらいだったでしょうか。道を歩いていると、近所のベーカリーショップでピタパンを焼いているところに遭遇しました。店の外でこんな風に一枚一枚焼いているとは知りませんでした。その手さばきの早いこと。テキパキと次々に焼いていきます。これは普通のピタパンより一回り大きなサイズのものです。味も普通のピタパンより塩が少し利いていて、香ばしいです。こちらに来た当初はよくピタパンを買ったものです。物価急上昇中のヨルダンですが、パンはまだまだ安いです。でもイーストが太る原因(ホントなんでしょうか?)だと聞いてからは、ご飯を極力食べるようになりました。とはいえ、ピタパンにチーズや野菜を乗せて巻くだけで手軽に美味しく食べれるので、忙しいときにはやっぱり便利です。
2008.10.08

近所には”フェイルーズ”というおいしいスイーツのお店があります。 どれを買っても、甘すぎず上品な味のスイーツばかり。フランス人の私の友達もこのお店がお気に入りです。フランス人はスイーツの味にかなりうるさいので、彼らのお墨付きを得ているこのお店はなかなかのものだと思います。中東にはピスタチオをふんだんに使ったスイーツがたくさんあります。またひとつずつご紹介していけたらと思っています。
2008.10.08

体を完全に覆ったイスラムの女性たちは、死海ではどうするのでしょうか。男性は半パンツ、子供はすっぽんぽんになっても、やはり女性たちは服を脱ぎません。砂浜に立っているだけか、幾人かは服のまま水の中に入っていきます。でも浮かぼうとはしません・・・服をまくりあげることもなく、ただ膝辺りまで水に入るだけです。イスラムの女性たちは写真を取られることを嫌うといわれているので、私もちょっと遠慮しながらカメラをパチッ。ちょっとうまく撮れませんでした。 でも何となく彼女たちの”死海体験”が伝わるでしょうか。
2008.10.07

死海といえば、海面に浮かびながら雑誌や新聞を読む例のポーズが有名です。実際に死海に入ってみると・・・本当に浮かびます! 浮かぶので泳げません。でも例のお決まりのポーズを取ろうとすると、くるんくるんと体が勝手に回ってうつぶせポーズになってしまいます。”雑誌読みポーズ”は、意識的に体のバランスを取らないと、案外難しい・・・。私だけ?死海の水は、まろまろしていてまろやかです。傷にはしみますが、肌に塩がしみこむ感じがなんだか気持ちがいいです。水が目に入るとスーパー痛い! です。とにかく開けていられず、急いでシャワー場所まで行き、洗い流さなければなりません。 でも浅瀬には石(塩の固まり?)がゴロゴロしていて、足の裏が痛くて走れません。死海に入られるときには、目に十分ご注意くださいませ。
2008.10.07

ジェラシュも、ヨルダンで有名な観光スポットのひとつです。古代ローマ都市が完全に近い形で残っています。アンマンから北へ約50キロの場所に位置しています。とても広い遺跡です。 コリント式円柱 この円柱、首をぐ~んと後ろにそらして見上げなければならないほど高いのですが(15メートルとか・・・)、実はかすかにゆらゆら揺れているんです。「円柱の基部に指を入れてみろ」といわれるので、「指が抜けなくなる! つぶれちゃう!」と抵抗したのですが、とにもかくにも「入れてみろ」ということで、いやいや(こわごわ?)指示に従いました。すると、円柱がゆら~りゆら~り揺れているのが指先にかかる圧力で分かります。度重なる地震にも耐え抜いた、耐震構造となっているのです。古代の人に知恵には本当に驚かされます。 円形競技場のひとつ 面白いのは、円形競技場。舞台の真ん中の指定されたスポットに立つと、それほど大きな声を出さなくても、はるか上方の席まで声がはっきりと聞こえますし、自分の声が反響してとても美しく聞こえる仕組みになっているのです。これまた先人の知恵には脱帽させられます。ジェラシュには英語ガイドしかいないのですが、回られるときにはできたらガイド付きをお勧めします。
2008.10.07

アンマンは”石の街”ですが、それでも街角には花々のよい香りが漂い、私たちの目を楽しませてくれます。春から夏にかけては、砂漠のヨルダンが花々に彩られ、一番輝くとき。こんな花々が見られました。 ジャスミンの香りは上品で、大好きです。これは何という花でしょう。春から夏にかけての長い期間咲き乱れていました。 ブーゲンビリア。花というより"木"です。 これも本当に長い期間咲いていました。さえぎるもののない中東の夏の日差しによく似合います。
2008.10.07
ここヨルダンにも、障害を持つ方がたくさんおられます。足の不自由なお年寄り、目が見えず杖を頼りに歩く方 などなど・・・。でもアンマンは、障害を持つ人たちにとって本当に”キビシイ”街です。バリアフリーなんていう概念は存在しません。道はでこぼこ、陥没や段差だらけ。庶民の道である長い階段はときに崩れており、高さもまちまち。若い者でも注意しないと足を滑らせて転げ落ちそうです。そんな階段を一歩一歩、不自由な足を持ち上げながら歩くお年寄りなどを見ると、胸が痛みます。庶民の足はバス。でも時刻表もなければ路線図もなし。いつ来るとも分からないバスをクラクションの鳴り響く道路でひたすら待ち、お目当てのバスが何とか来たとしても停まってくれるとは限りません。活力にあふれた若者でさえ疲れてしまうのですから、お年寄りや障害を持つ方にとってはなおのことそうでしょう。ヨルダンではまだまだ社会的なサポート体制が整っておらず、年金制度などはないようです。年をとってもなお 死ぬまで働かなければならない人がたくさんいます。こうした問題はヨルダンに限ったことではありませんね。とはいえ、バスの中では譲り合いの場面もよく見られます。お年寄りが乗ってきたときは、若い世代がさっと立ち上がって席を譲ります。この辺の行動の早さは、眠ったフリをする日本人の若者(または中年層)よりよっぽど好感が持てますよ。
2008.10.07
アラブ文化にはキスの習慣があります。アラブ式キスは、頬と頬を合わせてチュッチュと軽く(いや、かなり熱く?)音を出すものです。ヨルダン式は、片頬に1回チュッ、もう片頬に1回チュッの合計2回です。レバノン式は、片頬に1回チュッ、もう片頬に1回チュッ、その後もう一度反対側の頬にチュッの合計3回です。街角でも男性同士でチュッチュとし合っているのを見かけられることがあると思います。念のためゲイではありませんので。親しい友達同士なら、この”チュッチュ”の回数がむちゃくちゃ多くなります。片方に”チュッチュッチュッチュッチュッ”、もう片方にも"チュッチュッチュッチュッチュッ"ってな感じ。私にはこの回数の加減とか、まだよく分かりません。相手がまだキスを続けているのにさっさと頬を離してしまったり、相手がもう終わっているのにまだ一人でキスをしていたり(笑)家族間、親族間でこの種のキスは日常のことです。友人間でも出会えばキス。初めは戸惑っていた私も、今では挨拶にキスは付きものです。進歩したものです。ただこのキス、男性にするときは、いつ、誰に、どのようにしたらいいか悩みます。未婚の男女間ではこの種のキスはあまりせず、握手のみがほとんどです。でもたとえば友達のお父さんとかには、どうもしたほうがいいらしい・・・。未婚の男女間ではしないと言っても、もちろん子供は例外。男の子もぎゅっと抱きしめてキスしてあげなければなりません。じゃあ、一体男の子が何歳になってからはキスをしないほうがいいの?これまたよく分かりません。こんなのはそもそも感覚であって、規則化はできないのですよね。でもキスの習慣のない国から来た私にとっては、ときに非常に奥深い”異文化”なのでした。
2008.10.07

ヨルダンには、街角のいたるところに猫がいます。ノラ猫たちです。ごみをあさる姿が日常茶飯事なため、”猫=汚い”というイメージを持つヨルダン人も多いです。イスラム教では犬は汚れた動物とみなされているので、犬を飼うのは基本的にクリスチャンの家庭だけ。そのため動物嫌いのヨルダン人が多いです。でも私は、誰が何と言おうと猫が大好きです。この猫は私の友達(イタリア人とフランス人)の家庭に買われているニャンコ。名前は「エドミナ」です。名前の由来は「赤い」を意味する「エドム」から来ています。この猫の毛はオレンジ色でふさふさしているので、聖書に出てくる「エサウ」(ヤコブの兄で非常に毛深かった)を連想させるのだそうです。エサウの子孫は「エドム人」と呼ばれ、現在のペトラがある場所に住んでいました。ヨルダンで拾われたこの猫、なんとも奥深い名前を付けられたのです。今日もオレンジの毛をフサフサさせながら、女王のように振舞っております。
2008.10.05

ヨルダンにはいわゆる「聖地」がたくさんあります。そのひとつが「Baptismal Site」。イエスがバプテスマを受けたといわれるヨルダン川のとある場所です。現在では茶色くにごっていますが、イエスの時代にはきっと水が澄んでいてきれいだったのでしょうね。さて、このバプテスマ サイトですが、イスラエルサイドにもあるそうな・・・。つまりイエスが一体どこでバプテスマを受けられたか、正確な場所は分かっていないということですね(当たり前か)。ヨルダン川をはさんだ向かいはイスラエル。このバプテスマ サイトは軍事国境線となっているので、個人で来ることはできません。エントランスで入場券を買うと、バスに乗せられて、あらかじめ決められたコースへ連れて行ってもらいます。 川を挟んだすぐ向かいは、もうイスラエルです。
2008.10.05

中東といえば、「なつめやし」。英語では「デイツ」、アラビア語では「タマル」とも言われます。ここヨルダンにも、やしの木があちらこちらにあります。これは死海のなつめやし。フレッシュなまま食べると、渋柿のように渋いです。しばらく置いておくと、茶色く変色し始め、柔らかくなります。腐っているの? と思うくらいになったのが食べごろ。それはそれは甘く、こってりとした風味です。何もせず放っておくだけでこんなに甘く甘くなるなんて、本当に不思議です。なつめやしといっても、さまざまな種類があるようです。ちまたでは最近、「バラハ」という種類のなつめやしが出回っています。これは黄色い種類のなつめやしです。なつめやしはビタミンやミネラルを豊富に含み、体にとってもいいということです。美容にも効果ありですよ。
2008.10.05

中東の料理は美味しくて、大好きです。今日は、庶民の味方 「ファラフェル」と「フンムス」をご紹介。 いっけん食欲をそそるようなシロモノではありませんが、味は格別です。写真の上にある茶色いコロコロの物体が「ファラフェル」です。ひよこ豆をつぶしたものに、香辛料を混ぜ込んで油で揚げたもの。むちゃ! おいしいです。カップに入っているのが「フンムス」。「ハモス」や「フムス」など聞こえたままに日本語で書くと、いろいろ。これまたひよこ豆が使われています。ゆでたひよこ豆に、にんにくやオリーブオイル、レモンなどをたっぷり加えてペースト状にしています。これらをピタパンにはさんでパクつきます。美味しいんですよ~。どの家庭にお食事招待されても、フンムスは定番。必ずといっていいほど、パンとセットで出てきます。ファラフェルとフンムスは、本当に安価で手に入ります。お店によって味が多少違うので、食べ比べしても楽しいですよ。ぜひお試しあれ。そういえば、京都に住んでいたときに「ファラフェル・ガーデン」というイスラエル料理屋が出町柳にありました。私のお気に入りの店でした。京都にお住まいの方は、ここもお試しあれ!
2008.10.05

ヨルダンのトイレ事情は??上の写真は、安宿に宿泊したときのトイレです。かなりきれいなほうです。一般的にトイレには、写真(右側)のように小さなシャワーがついています。何をするためかって・・・? トイレットペーパーを使う代わりに洗うのです。この安宿にはトイレットペーパーが置いてありましたが、置いていないところも多く、じゃあ一体どうやって乾かすの? もしかして濡れたまま? といつも不思議に思っています。シャワーの代わりに、水道の蛇口と小さなつぼが置いてあるトイレもたくさんあります。はたまた、一体どうやってつぼを使って洗うのだろう・・・? と疑問に思います。実演してもらったことがないので、いまだに解けない疑問です。どなたか知っておられたら教えてください(笑)。シャワーの代わりにビデがついているトイレもあります。上の写真はどれもきれいなトイレですが、大学など公共のトイレでは床は水浸し、ズボンのすそを捲り上げて、空気イス状態で用を足さなければならない所もたくさんあります。私もすっかり空気イスの達人です!
2008.10.05
ヨルダンには、中東のほかの国々と同じように、たくさんの労働者が出稼ぎに来ています。ダントツ多いのは、フィリピン人とスリランカ人。女性たちです。主にメイドとして、アラブ人の家庭で働いています。彼らのお給料は月々150-200JD(平均)。日本円にすると3万円前後です。時にはそれ以下です。生活は決して楽ではありません。一家を助けるために出稼ぎに来ているのに、自分たちが生活するだけでいっぱいいっぱいで、貯金も送金もできたものではありません。そういう状況ですから、体を売る女性たちがいるのも事実。もちろんフィリピン人やスリランカ人すべてがそうしているわけではありません。一生懸命ひたすら働いて、故国の家族を支えている人もたくさんいます。でも一般的にアラブから見ると、彼女たちはひとくくりにして「シェラムータ」。「シェラムータ」とはアラビア語で”売春婦”という意味です。私にはフィリピン人やスリランカ人の友達もいます。彼女たちと一緒に歩いていると、「シェラムータ!」「フィリピーニーン」(直訳は単に”フィリピン人”という意味ですが、”ジャップ”みたいな感じで軽蔑の意味で用いられています)などと言われる事がよくあります。子供たちまでが「シェラムータ!」といってきます。一度、「シェラムータ!」といった子供の首根っこを捕まえて、親のところに引っ張り出したことがあります。「あんたの子供は本当に悪い子だ。この嘆かわしい状況をアブドゥラ国王に言いつけるぞ」と脅しました。でも子供は親の鏡。親の見方を反映しているだけなんですよね。確かに「シェラムータ」もいるかもしれません。でも彼女たちを”買う”アラブ人の男性たちこそ恥じ入るべきでは?中東全体の大きな問題です。
2008.10.05
ヘアカットへ行ってきました。こちらでは美容院のことを「サロン」といいます。3度目のサロン体験です。が、ヨルダンのサロンは癒し系とは程遠い・・・はっきり言って「ストレス」です。まず、タバコがすごい。男性も女性もプカプカ、プカプカ。店内には煙が立ち込めています。さらに何でもかんでも”雑”極まりない。シャンプーは顔や胸元に飛び散るし、すすぎが足りない!カットのときは頭をぐりぐり回されて やたら乱暴だし、「なんで人の頭をこうも動かすねん。頼むから自分が動いてよ」って感じ。さらにドライヤーは超暑くて、頭皮が焦げるのではないかと思うほど。カットが終わったら、疲れ果てています。私はショートボブなのですが、これまた下手っぴいです。というのも、こちらの女性はほとんどといっていいほどロングヘアなんです。なのでサロンでも、ながーい髪の毛をクリンクリンにブローしたりするのはお手のものなのですが、ことショートカットとなると、経験のなさがまる分かり・・・「こういう切り方は日本ではしないよね~」と友達と話していました。日本のサロンで、丁寧にシャンプーしてもらって、肩を揉んでもらって、ホッとリラックスしたいなぁぁぁ なーんて、しばらく叶わぬ願いですが・・・ね。
2008.10.04

アラブってどんな顔?と日本の友達に聞かれたことがあります。ひとことで言えば・・・男性も女性も 彫りが深く「濃い」顔立ちです。でもアラブの人たちって、すごくバラエティに富んだ顔や体格をしていて、一くくりにはできません。金髪もいれば、黒髪もいるし、背が高い人、低い人・・・肌の色も真っ白な人から黒い人までさまざまです。女性はきれいな人が多いですね~。お化粧しなくてもきれいです。でもばっちりお化粧するのがアラブ流。服の色と合わせて、同色のアイシャドウをべったりと塗り、目元は黒く縁取り・・・。私は日本人の中では結構ハッキリした顔立ちだといわれるのですが、アラブ女性の前では”ゆで卵”のようにのっぺりとした顔立ちで、とうてい太刀打ちできるはずもなく・・・いつもアラブ女性の美しさに口を開けて見とれています(笑) これは雑誌で見つけたアラブ女性の顔ですが、道で見かけるアラブ女性より薄化粧です。 →眉毛を書かないというのもアラブ女性の特徴。みんな、しっかりとした眉毛を持っていますので、書き足す必要がないんですね。サロンなどで定期的に形をきれいに整えています。老いも若きも眉毛の形がとてもきれいです(ちなみに右の写真のような眉毛は珍しい。ふつうはこんな風にカクカクとした眉毛にはしません)。 私はここヨルダンに来て、かえって薄化粧になりました。どうやっても太刀打ちできないので、それなら日本人らしく"のっぺり"顔を強調したほうがいいのでは、という結論です(笑) 死海でのエステを体験してみませんか? http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2008.10.04

ヨルダンでは観光地を主に訪れるため、どこでお土産を買えばいいのかよく分からない、と言われる方が多いです。アンマンにはモールが幾つかあり、まとめてお土産を買うには最適の場所となっています。観光地で売っているのと同じものが、かなり安く手に入ったりもします。行きやすくて便利なのは、「Mecca Mall」と「City Mall」。この2つは歩いて7-8分ほどの距離に並んで立っているので、行ったり来たり、品定めも可能です。さて場所ですが、アンマン市内の西に位置しています。アンマン市の地図は後日アップしたいと思います。タクシーに乗って「イラー メッカモール ラウサマハット」(メカモールまでお願いします)というだけで大丈夫です。アンマンの中心からだと3JD以内で着くと思います。それ以上取られたら、「ぼったくり」ですので モールに入っているお店については、おいおいレポートしていきますね。以下のブログもご参照ください。Mecca Mall: http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200901030001/City Mall: http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200901010001/ City Mall です。 広々とした店内。
2008.10.04

ラマダンが明けて、なぜか人々の顔も晴れやかです。イード休暇が終了した今日は、イード後の初出勤。我が社の女性たちも、新しい服で身を飾って嬉しそう。ムスリムにとってイード休暇はクリスマス休暇に匹敵します。人々は新しい服を買い、子供たちは新しいおもちゃを買ってもらいます。日本でいうお正月みたいなものでしょうか。オフィスでは、ヘビースモーカーが戻ってきた!私にとっては過酷な日々・・・肺が汚れていく様子をクリアに頭の中で描いてしまう今日この頃です。本当に涙、涙。。。さて、近所のお店にもアルコール類が戻ってきました。ヨルダンでアルコールを扱うことができるのは政府からの許可を得たクリスチャンのお店だけです。そしてラマダン中は店という店からアルコール類がいっせいに消え去ります。ラマダン中、ビールを求めて店から店に尋ね回る外国人を見かけました。結局見つからず(当たり前!)、ペプシで我慢するしかない、と言っていました・・・。 この棚からもアルコールが消えていました。それにしてもヨルダンでは、アルコール類は本当に高い! です。日本の2倍は優にします。このお店の一番上の棚のワインは2万円ものです。初のラマダンが無事に終了して、私もなぜかちょっとした満足感にひたっています。断食も何もしていないんですけどね
2008.10.04
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