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最近「English Tea」と言う曲を作ったポールマッカートニーが、曲のインスピレーションとなった背景をこう説明していた。「外国のカフェやレストランに行くと、普通に"Could I have a cup of tea?"と言っても通じない。『どんな紅茶がいいですか?』なんて聞かれてしまう。最近分かったのは、『English Breakfast Tea』と言えば普通の紅茶が出てくる、ということ。」確かに考えてみると、イギリスの普通の家庭で飲むような紅茶には名前がない。スーパーの紅茶コーナーはとても大きいけど、大部分の紅茶はPGやTetleyと言ったメーカー名が大きく書かれた、要するにただの「紅茶」。箱が巨大なので大きく場所をとる。その横に申し訳なさそうにアールグレイとかダージリンとかアッサムなんていう、いわゆるポッシュなストレートティが小さな箱で並んでいる。そんなただの「紅茶」のティーバッグを巨大なマグカップにいれ、沸かしたての熱いお湯でこれでもかというくらい濃く(こげ茶色になる)入れて、これまたミルクをドボドボと惜しげなく入れる。そんな、なんかどろっとした濃い液体が、イギリスの普通の紅茶だ。日本人がイメージするような、ウェッジウッドのティーカップにフィンガーサンドイッチ、なんていうおしゃれなアフタヌーンティは幻想のようなもので、きっと一部の上流階級の人たち(と、観光客)しかしない。巨大なマグカップのミルクティにマクビティのビスケットをつけて食べる、なんていうおよそおしゃれから程遠いのがイギリスの紅茶の現実。それでもやっぱり紅茶はイギリス人に欠かせない。よくコメディなんかでも自嘲的に描かれるくらい、なにかというと「Cup of tea?」と言うのがイギリス人。誰かが来たときは勿論、誰かが怒ったり悲しんだりしたときも、気を落ち着けるためにはcup of tea。あんまりしょっちゅう言うので短縮されてCuppaと呼んだりもする。二時間おきにお茶の時間、と笑われたりもするが、現実は「手元の紅茶を欠かさない」ことのように見える。だから会社で仕事をしていても、常に誰かが紅茶を入れることになる。日本のように新入りが入れると言うような決まりはなく、思いついた誰かがみんなの分を入れる。自分用のマグを持っている人も多いので、辺りからマグカップを集めいっぺんに何杯も入れる。そして注文が多い。「ミルクと砂糖」「砂糖ちょっとだけ」「凄く濃くして」等々。間違わずにそれぞれのマグカップに入れて何回にも分けて運ぶ。それでも「なんか薄い」と文句を言われたりもする。とにかく、紅茶にうるさい人たち。「ミルクを先に入れるか紅茶を先に入れるか」なんていうイギリス人お得意のいつまでも答えの出ない議論もある。そして外国旅行から帰ってきても最初の一言は必ず、「これでようやくまともな紅茶にありつける!」でも良く考えると、そんな一般のイギリス人が飲んでいる「紅茶」は、カスのような安いものだ。香りもないし、独特の渋みがある。実は外人の方が上質の紅茶の葉っぱを使っているに違いない。たまにおしゃれなカフェなんかで飲むアールグレイとかダージリンなんていう「ポッシュな」紅茶は、スキッとした薫り高い上品な味がする。でも、わたしもイギリスに長く居過ぎた。日本に一時帰国したりすると、どうしてもこの「普通の」紅茶が飲みたくなる。日本の紅茶は薄くて、苦くて、なんのつもりかミルクの代わりにクリームが出てきたり(すごく合わない)して、とても飲めたもんじゃない。イギリスのティバッグを買っていっても水が違うせいで日本では同じ味が出ない。そしてイギリスに帰ってこの安いティバッグで入れた紅茶がやっぱり美味しいと思ってしまうのだ。PGのティバッグ(当たり前すぎるのかどこにも紅茶とも書いてない)とおまけでついてきたグルミットのマグ
Feb 27, 2006
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というのは、サウジアラビアから来た友人の話。彼女は同じ大学で言語学を勉強している。初めて自分の国から出てきたというのに英語が妙に達者で、頭も良い。境遇も似ているので(他の学生より歳上、既婚、子供なし)、結構仲良くしている。サウジアラビアと言う想像を超える世界の話はいつも面白い。でも、あまりにも常識を超えていて困ることもある。そしてそういう場合、大抵は宗教が絡んでいる。私が携帯を盗られた話をすると、自分の国では盗難はほぼ全くない、それは盗みがばれたら手が切られるからだと言う。だから自分の国はとても安全で、携帯なんてそのへんにおいておいても誰も盗ったりしない、と誇らしげだった。また、私が「昨日はちょっと飲みすぎちゃってねぇ」なんていうと、自分は一滴もアルコールを飲んだことがない、飲酒は違法だから、とか言われてしまう。自分が飲むことが違法なだけでなく、飲んでいる人と同席してもいけないらしい。「ワインを飲んで言語学を語りましょう」という会に参加できないと、悔しそうだった。彼女いわく「Bad Muslim」は酒も飲んだりするらしいが、見つかったら罰せられるのだそうだ。かわいそうにねぇ、と言うわけにも行かない。そして自分のClan(部族のようなものだろうか)の話をする。長老がいて、偉い人たちがいて、まだ幼いうちに自分の結婚相手を決めるのだそうだ。彼女の夫も遠い親戚で、ずっと許婚だったらしい。「他の人を好きになったらどうするの?」と聞くと、すごく小さい時からこの人と結婚する、と思って育つので、そういうことはないんだと言う。そして一番驚いたのが、女性が一人で国外に出ることが違法だ、ということ。夫や親、親戚の男性が引率しなければ、女が一人で飛行機に乗ってイギリスに来る、なんていうことはありえないそうだ。そんな訳で彼女も一年の院のために夫を伴ってロンドンにやってきたらしい。そんなもろもろの話が普通の会話のあちこちにちりばめられるので、時々困ってしまうこともある。彼女はそれでもイスラムの戒律に従わない私を批判したりはしないが、どういうつもりで話しているのか不思議になることもある。なによりも、彼女のような頭もよく理性的な女性が、どうして何の疑問も持たずにそんな宗教を受け入れられるのか不思議で仕方がない。自分の国にいる間はまだしも、ロンドンで西洋文化と民主主義に触れ、自由な生き方をする女性を見てもなんとも思わないんだろうか。でも、彼女にとっては、私(=神を信じない人)と友人でいることと自分の宗教の間に何の矛盾もないように見える。「私の宗教ってこんななのよ」と他人事のように説明してくれるだけ。心の奥底では、仕方がない、というようなあきらめの気持ちもあったりするのかもしれない。そんな彼女のしてくれた話のなかで、ひとつどうしてもつっこめなかった話がある。それは「妊娠中に良く見ている顔に生まれてくる子供の顔が似る」と言う話。彼女の世界では当たり前の迷信のようなものらしいが、例として自分のいとこの話をする。「自分のいとこは3人子供がいて、2人は夫婦のどちらかに似てるのに、3人目の子供がフィリピン人みたいな顔してるのよ。」と言う。そしてその理由が「当時フィリピン人の召使がいたから」。毎日その召使の顔を良く見ていたから、だそうだ。いや、それは違うんじゃ・・・と言いかけたが、言えなかった。そして彼女自身も、よくマレーシア人と間違えられると言う。そういえば、中東よりは東南アジア系の顔をしている。でも彼女の家系には東南アジアの血はないそうだ。「でも、姉が妊娠中にトムクルーズのポスターを毎日見ていたんだけど、生まれてきた子供はやっぱりアラビア人の顔だったわ」と言って笑っていた。う~ん、分かっていて言ってるのかなぁ。
Feb 22, 2006
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イギリスに越してきて以来、毎年冬になると私を悩ませるものがある。それは、カビ。何度引っ越しても、どこに住んでも、毎年冬になるとどこからかカビが発生する。それも、普通に暮らしている家自体に生えるんだから始末に終えない。最初に住んだ家は、ビクトリア時代に立てられたセミデタッチドハウスを3つのフラットに改造した家の一階だった。その時はロンドンで始めての家だったし、カビのことなんて考えもしないで、庭のついている一階部分のフラットを選んだ。おかしなことに気づき始めたのは冬の初めのこと。備え付けのワードローブの中に入れている服に、点々と白い汚れがつく。洗っておいたはずなのにおかしいな、と思い、もう一度洗ってからしまう。でも、しばらくするとまた汚れる。よく見ると、カビだった。ぎょっとして他の服を調べると、ドレスや一度も着たことのない喪服、ダンナのスーツなど、あまり着ない洋服全てにびっしりとカビが生えていた。それは始まりに過ぎなかった。カビは徐々にバッグ、手袋、ベルトなどの革製品に移り、納戸のバックパックを真っ白にした。しまいにベッドの後ろの壁にはめてあるウッドパネル自体にカビが生え始め、私達は引越しを余儀なくされた。ベッドルームは100年以上経っている建物の増築部分だった。そもそも作りがいい加減だし、ワードローブの後ろには隣のフラットのお風呂とか、水周りがあるのかもしれない。そして、日照時間が極端に減るイギリスの冬で、じめじめした地面に触れている1階部分はさらにカビを寄せ付けやすいのかもしれない。そんな理由で、次にはほぼ新築の、3階部分にあるフラットに移ることにした。そこは比較的マシだった。基本的にドライだし、外からカビが生えることはなかった。でも、居間の壁の一部分に、いつもカビが生えるスポットがあった。その裏側はバスルーム。壁が、水を吸ってしまうんだろうか・・・仕事の関係で、意外にすぐにそこを引き払うことになった。次に住んだ家は1980年代くらいに作られたフラットの3階部分を選んだ。イギリス的には「比較的新しい」と言える。その頃には慎重になっていたので、カビの形跡を探して丹念に調べたつもりだった。でも、冬になるとやっぱりカビが生えた。そのフラットは酷かった。庭に面している側の壁一面(居間とベッドルーム両方)と、ワードローブの中にカビが生えた。靴箱に靴を入れておくと靴にもカビが生えた。大家さんに文句を言うと、「壁の作りに問題があるんだよ」と言うだけで、何もしてくれなかった。毎週日曜にはカビ菌を殺す強力な液体(かなり臭い)で壁をふいて周った。ある日居間の本棚を動かすと、裏の壁にびっしりとカビが生えていた。あまりに酷かったので写真を撮った(右上)。そして、引越すことにした。そして、現在の家。玄関は一階だけど、居住エリアは二階、という建物に住んでいる。築10年ほどで、イギリスの町並みに於いてはずいぶん新しく見える。でもやっぱりカビからは逃れられなかった。冬になると、カビは玄関のある一階部分の壁から始まる。カビだけでなく、壁自体が水分を含んでじっとりし、水滴が見える。ほっておくと白と黒のカビが生えてまだらになる。やはり毎週末は梯子を出して壁を拭いて周ることになる。でも天井が高くて届かない部分もあるので、カビは少しずつ範囲を広げていく。最近は、二階のベッドルームに進出してきた。階段の裏側にあたるベッドルームの壁の隅が、微妙に黒い。でも、今までのことを考えればましなほうだ。洋服はカビないし、居間にはカビは出ないから。これから春になるまであと、数ヶ月の辛抱だ。不思議なことに、こんな話をイギリス在住のほかの日本人にしても、共感してくれることが少ない。カビなんて見たことないとか、ちょっとは生えるけど気になるほどじゃないとか言う。私達がいつも2人用の小さいフラットに住むからかもしれないし、毎日お風呂を入れたり室内で洗濯物を干す習慣が良くないのもかもしれない。でも、そう言うと大抵「でも私も毎日お風呂はいるよ!」とか言われるし、日本人としては毎回乾燥機を使うことに抵抗がある人も多いはず。今の家では24時間除湿機を稼働してるのに、それでも追いつかないくらいの湿気がでているのだから困ったものだ。こうなると、私達がカビ菌を出しているか、よっぽど引越し運がないか、どちらかだと思うしかないだろう。次に引っ越す時こそ、カビから逃れたいものだ。
Feb 16, 2006
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立て続けにワイングラスを壊してしまい、残り少なくなってきたので、地元の町にワイングラスを買いに行った。デパートの食器売り場や、小売店など色々見るが、なかなかいいのがない。気に入ったグラスは一つ11ポンド(2200円!)と言う高値だし、安いのはどうにも出来が悪い。あきらめて出直そうかと思っていた時、入ったことのない労働者階級向けデパートのような店の前を通った。イギリスは階級制度があるというだけあって、デパートもスーパーもいちいち階級ごとにわかれている。労働者階級が行く店と中産階級が行く店は違うし、品揃えも値段も随分違う。下手すると同じものが違う値段で売られていたりもする。例えばスーパーなら、Asda<Tesco<Sainsbury's<Marks & Spencerという具合にランクが上がっていく。私達は外人だし基本的に階級は関係ないけれど、住んでいる場所、仕事の種類、乗っている車の種類なんかから必然的にクラス分けがされてしまうこともあり、そうするとなんだか中の下と言うところに属していそうだ。不思議なもので、無意識ながらも普段行く店は中流階級向けに限られているし、そういう普段の店から外れたところに行くとなんだか気分が悪い。Woolworthみたいな格安店に行くと蹴倒されそうなプレッシャーを感じるし、Selfridgesなんていう高級デパートに行くと場違いな違和感を感じたりもする。まぁ、言うほどには気にしないけど。そんな理由で、地元ながらも一度も入ったことのない大衆向けデパート(スーパー?)のようなところに足を踏み入れた。所狭しと洋服、電化製品、食器類などがならび、秩序が感じられない。洋服なんて、室内着でも着るのがためらわれるような、ちょっとびっくりするような柄や出来のものが並んでいる。やっぱり間違えたかな~と思いながらも、食器コーナーに行ってみる。普通のデパートと違って、棚に並ぶものは無秩序でバラバラ。飾ろうと言う気持ちが感じられない。そしてなぜか、一点ものが多い。箱に入ったまま中身の説明もなく、スーパーのような値札がついた状態でほこりをかぶっている。仕方ないので端から箱を開けて中身を確かめてみる。中身は色々だった。箱と一致していなかったり、6点セットなのに4点しか入ってなかったりもした。でもなぜか、とても高級感の漂う箱が多かった。さっき見てきたデパートでは50ポンドしたようなクリスタルのグラスセットが、半額以下で売られていたりする。怪しく思ってグラスを手にとって確かめると、確かにクリスタルだし出来もとてもいい。これはどういうことだろうと思いながら他のコーナーを見ると、シルバーのナイフとフォークのセットとか、贈答品であげそうな立派な食器セットが、箱が壊れたり中身がバラバラになったりという状態で売られている。結論。きっとあの店では、箱が傷ついて高級店で売れなくなったものとか、どこかの店が倒産して大量にあまった商品とかを安く下請けしているに違いない。だから一点ものとかバラバラな商品が多いんだろう。(ダンナは冗談で盗品かもと言ったけど、さすがにそれはないだろう。)中身に間違いがないのを確かめて、かなり素敵なスロバキア製のクリスタルグラスのセットを買って帰ることに。大満足。不思議とイギリス人は階級と言う縄張りから出ようとしないことが多い。こんな安い店を見つけた、と教えてあげたところで、「私達の行く店じゃない」と言ってあしらわれるのがオチだろう。イギリス人にはきっと気分のいい店でいい扱いを受けて買物をすることも大事なのかもしれない。「私はこういう階級に属しているのよ」という気持ちが大事なのかも。日本人としては同じものが安く手に入るなら断然安い店で買うのが普通だろう。まぁ、大抵は「同じもの」ではなくて「安いもの」が安く手に入るだけなんだけど。たまにはこんな穴場もあるらしい。
Feb 13, 2006
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今学期は「借用語」を扱ったセミナーに出ています。昔からあるテーマですが、最近は特に流行りだとか。(言語学にも流行があるんです。)日本語は特に借用語が多いし、また日本語の音韻構造が世界の言語の中でも単純な部類に入るので、研究者にも人気です。簡単に言うと、外国語が日本語に入るとどういう形に変わるのか、と言うのが興味の対象。日本語にあり得ない構造は日本語風に変化するわけです。一番簡単なのが、挿入母音。日本語は子音+母音の構造が基本で、子音+子音の結合、および語末の母音+子音を許しません。英語の「street」のような形に出くわすと、母音を挿入して子音+母音の形を保とうとします。s(u)t(o)riit(o)と言うわけです。挿入母音は基本的に「ウ」ですが、tおよびdの後は「トゥ」「ドゥ」が出来ないので「オ」になります。他によく聞くのが、促音の後の濁音ですね。日本語では子音+子音がダメ、と言いましたが、許されているのが促音と撥音です。「切手」は「kitte」、ちいさい「ッ」は、発音的には子音の連続です。でも、bed、teabagなんていう英単語を「ベット」「ティーバック」なんて発音する人も多いはず。日本語では有声音(日本語で言うところの濁音)の連続は許されないので、beddoやbagguと言うのは難しいのです。最近は借用語の蔓延の成果か、この促音の後の濁音を発音する日本人も増えていますが。こういう例は基本的な話なので、それほど珍しいことでもありません。それよりも問題なのは、日本人が耳で「聞いて」外国語を取り入れているのか、目でつづりを「見て」取り入れているのか、ということ。日本人がbedを「ベット」と発音する時、そもそも日本人の耳には語末の有声音dが聞き取れていないのかもしれないからです。carrot は「キャロット」、caratは「カラット」として日本語に入っていますが、英語では両者の発音は全く一緒です。だとすると、綴りが影響を与えている可能性が高い。音韻学者としては、つづりの影響のない状態で日本人の耳がとらえる外国語を扱いたいわけですが。昨日読んでいた論文は、このつづりの影響を調べたものでしたが、面白い例がありました。日本語には江戸時代や明治初期に日本語に入った借用語と、もっと最近に入ってきた借用語があり、時には同じ単語が二度違う形で借りられているというのです。プリンとプディング、サーフィンとサーフィング、リスリンとグリセリン、ラムネとレモネード、などなど。これを調べていくと、昔の借用語はつづりを目にしないで耳で聞いて借りたものだという説明ができる。確かにpuddingという英語を耳にすれば、プディングという三音節の音より、プリンという二音節の音のほうが元の形に近い。語源がアメリカ英語だとすると、ddも実際に日本語の「リ」に近い音で発音されていたはずです。でも、語末のgはどこに行ったのか。やはり日本人の耳にはある一定の音が聞こえない、という意見が出てくる。子音+子音の連続も聞こえないので、リスリンのように子音を一つだけにする形で借り入れることになる。新しいバージョンはつづりを目にした結果、修正が加えられて出来たもの、ということになります。さらに面白いことに、最近の研究では日本人が外国語を聞いて挿入母音をするとき、日本人の耳には実際その母音が「聞こえて」いるという説があります。streetと聞いて「ストリート」と言い換える時、日本人の耳には実際sutoriitoと聞こえているのかもしれない、ということ。確か、ebzoとebuzoという二種類の発音を日本人が聞き分けられなかったとか、両方ebuzoと聞こえるとか、そんな研究があった気がします。これは個人的に私も経験があることなので、さほどいい加減な論理でもないような気がしますが。そういうことを考えていくと、もともとは借用語の話だったのに、英語学習の話にも関わってくる気がします。日本人が英語を借用する過程は、日本人が英語の発音を真似する過程と似ているからです。でも一定の音が「聞こえない」とか、ないはずの音が「聞こえる」とか言われちゃうと、なんだかやる気がそがれてしまいますね。でも、つづりを見る前と見た後の借用の形を比べると、つづりを見ないほうが原語に近い音を保っているとも言えます。英語の発音は綴りとは全く一致しないものですが、変につづりを目にしてしまうことで耳で聞いたものに修正が加わり、特有の「日本人英語」が生まれるのかもしれません。そういえば昔、全くテキストやつづりを使わないで聞くことと真似ることだけで語学を教えるという方法がありましたが、実はその方が原語に近い発音を身につけられるのかもしれませんね。
Feb 9, 2006
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面白いリンクが周ってきた。 雑誌なんかの綺麗なモデルさんとか芸能人の写真の修正前と修正後。http://www.fluideffect.com/ 上のリンクをクリックしてサイトに入ったら、Portfolio をクリック。無断コピー禁止に関する文章が出るのでAgreeをクリック。Portfolio の before/after を選択すると、Page が1から3まであり、それぞれのページには12枚の写真が載っています。サムネイルをクリックしたら、それぞれの完成写真(修正後)が表示される。「click to see BEFORE」にマウスをあわせてクリック(押しっぱなし)すると、修正前の写真が!コワい!のひと言。でも、芸能人も別に人並みはずれて綺麗なわけじゃないのね~、なんて、安心してしまいます。スリムになったり、お腹が凹んだりするのは笑えます。
Feb 8, 2006
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風邪で家から出られないし、具合が悪いのを言い訳に勉強する気もしない。それで窓の外ばかり眺めている。意外に色んな生き物がいるものだ。暇なので写真を撮ってみる。よく目にするのは・・・山鳩(普通の鳩より大きくて綺麗。よくハンティングの的になる。)Magpie(白黒のカラスみたいな鳥。羽を広げると青くて綺麗。)Blackbird(ただの「黒い鳥」じゃありません。雄は真っ黒。メスはこげ茶。)Robin(よくクリスマスカードの柄に使われる胸のオレンジがかわいい小鳥)と、リス(アメリカから来た大きな灰色の種類で、昔からいた小型の赤いリスを絶滅に追い込んでいるらしい。)時々Jayというカラフルな鳥が来るが、カメラに収められなかった。残念。カメラを持ってシャッターチャンスを待っていると、レンズ越しに動物の観察が出来る。マグパイは木からなにやらつまんで食べてるし、リスはせっせと何か運んでいる。それぞれの世界でちゃんと生きてるんだな~なんて、当たり前のことを思う。意外に楽しい暇つぶしだった。
Feb 2, 2006
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