ヘル★ニャーバイオリン日記
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
第二章をはじめるにあたって、僕はこの駄文を読んでいる皆様方に告白しておかなければいけないことがあります。それはどんなことかというと、・・・非常にいいにくいことなんですが、その・・・僕は楽譜が読めないのです!!あはは~。言っちゃった。いや~読めないんだな。これが。真中の線が「シ」であることは知ってるよ。一般教養としてね。「シ」の上が「ド」であり、下が「ラ」であることも、大人の教養としてマスターしているつもりだ。だからといって、楽譜が読めることとは関係がない。アルファベットを識別できることと、英語ができることはまったく別であるのと同じだ。それくらいの教養はある。でも楽譜は読めない。そんな人がバイオリン?当然持つ疑問でしょう。僕もだって疑問を持つと思う。なぜ、そんな人間がバイオリンをはじめたかというと、ぜひ、ここまでのバックナンバーを見ていただきたい。さて、そんな33歳、ヒゲ、音楽的文盲が,22歳の音大生にバイオリンを教えてもらうことになった。だが、教えてもらえるのは、延々と続くボウイング(バイオリンの棒の方の動かし方ね)。くる日も来る日もボウイングだ。宿題も当然ボウイング。バイオリンを構えても、ブーと鳴らすだけ。「ド」とか「レ」とか「ミ」とかはない。習い始めて1ヶ月。僕は恐る恐るたずねてみた。「ドレミみたいな感じのものをやってみたいんだけど・・」センセーは僕の質問に答えず、「じゃあドレミファ・・・を口で言ってみて」と。僕はとても負けず嫌いなので、必要以上に大きな声で「ドレミファソラシド」を唄い上げる。いくら楽譜が読めなくても、それくらいはできる。要求を受けてもいないのに「ドシラソファミレド」も唄う。胸はやや張り気味、なぜか手は後ろで組む。ネコは逃げる。センセー「はいよくできました。それでは、「ソ」から歌ってみてください。」僕 「ソラシドレミファ~~~」最後は高くなりすぎて、「ファ」はヒロヒロヒ~って感じなってしまう。センセー「じゃあ次は「ラ」から逆に歌ってみてください」僕 「ラ・・ソ・・」できない!まさか33歳にもなってこんなことができんとは!センセーの目が、なんだか勝ち誇ったように「ニヤリ」としているような気がする。大人の教養として、こういう科目はなかったのだ~。と、僕は言い訳にもならないような言い訳を考えているうちに、センセーが解説を加えてくれた。僕の耳は、ドレミを判別できないらしい。センセーが言うんだから多分そうなんだろう。だから、まずは開放弦の音をしっかり覚えて、その音が正しく調弦された音であることを耳に焼き付けておくことが必要だそうだ。その結果ないしは成果がどんなものなのかは、僕にはまだ良く分からないんだけど、まあ、パブロフの犬みたいになれということか。そんなわけで、僕のバイオリンはまだ「ブー」と鳴るパブロフの鈴のようなもので、まだ、「楽器」になっていないのだった。楽器になるまでには、まだまだ退屈な反復練習と、忍耐が必要なようだ。当然、「楽譜を読む」などという高等技術はずいぶん先に見える夢の世界ような感じだ。つづく
2005/02/15
コメント(2)