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♪ケ~デ~ハ~ゲ~♪毛~デ~ハ~ゲ~♪毛~で~ハ~ゲ~髪の毛に不自由をなさっていらっしゃる皆さん、大変申し訳ない。僕には、第九がこのように聞こえます。誰にも言ったことは無いけれど、かなり長い間「ハゲノウタ」(一部の方、ごめんなさい)とさげすんでいたこの曲に、今度は僕が苛まれることになった。僕を苛むのは、「スラー」だ。ここで音楽の分からない方々に、ひとつ解説。スラーとは、いくつかの音を一度に連続して引く奏法(奏法というほどたいそうなものではないが)のことだ。「ド・レ・ミ」ではなく、「ドレミ」と弾くのです。・・・・・活字で分かるわけがないね。バイオリンにおいては、、弓をダウンして「ド」、アップして「レ」、ダウンして「ミ」と、弓の一度の上げ下ろしに対して、ひとつの音を奏でるのではなく、弓を一度下ろすか上げる間に、「ドレミ」と連続して弾く。これが憎きスラーだ。僕は大きな間違いをしていた。バイオリンとは弓の上げ下げ一回ごとに、ひとつの音を鳴らすものだと思っていた。ところがそうではないのだ。弓の一度の上げ下げの間に、いくつも音を出すのだ。ちなみにセンセーはいちど弓を下げる間に、50くらいは出せるという。世界記録はいったいどれくらいなのだろうか、という馬鹿げた疑問が頭をかすめる。ま、とにかく僕はこの「スラー」がうまくできない。教本の一番最初に載ってる「ハゲノウタ」にもやはり、スラーがあるのだ。ハゲノウタは、ドレミファソ~~がちゃんと弾ければ、特に難しいことは無い。どちらかというと、初心者の僕でもかなり気分よく弾ける曲だ。僕のバイオリンがちゃんと音楽を奏でていることに、うっとりし始めるころ、スラーがシレーっと顔を出し、僕の恍惚を中断させる。気分は台無しだ。スラーさえなければちゃんと弾けるのに、スラーおかげで体はギクシャク、音はギコギコになる。「ふぬ~!なにがスラーじゃ、 ♪お前なんか『ズラー』って呼んでやるYo! ♪『ハゲノウタ』にお似合いYo!」(本当にごめんなさい)などと、ラッパー並みのアイロニーで罵倒するも、一人暮らしの33歳男が、楽譜に向かってわめく姿は大変むなしく、わびしい。猫たちも大アクビだ。よく考えると、スラーなんかしなくても、曲は弾けるんじゃないか。というか、そのほうが気分よく弾けるし、つまることもない。「一弓一音」(いっきゅういちおん)。まるで、「一球入魂」のようじゃないか。カッコいい。そのうち、「一弓一音」方式ががスズキメソッドのように、「●●(僕の姓)メソッド」と呼ばれる日が来るかもしれない。僕は経営者だ。経営者たるもの、世の中に無い価値を生み出して、それを広げてこそ、うんぬんかんぬん・・・。と、「●●メソッド」を確立すべく、どこかの何かに対して決意を表明し、当分の間は「ズラー」と決別することにした。とにかく、僕は頭髪に不自由していない。「ズラー」など必要ないのだ。それから、頭髪、毛髪がらみはもういやだったので、「ハゲノウタ」もやめて、センセーに無断で、次の曲の練習することにした。つづくPS・・やっぱり将来的なことを考えると、ズラーは今やっといた方がよい?
2005/05/26
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前言撤回。自分たちの価値観だけでいろんな物事を決めていくのは、何も白人だけではないようだ。なんと、日本では音階を「イロハ~」であらわしてたという。ちなみにドレミファ~はイタリア語らしい。ちなみに、日本語で言う「イ」の音は、ドレミでは、「ラ」だそうだ。バイオリンのA線の開放弦は「ラ」だ。それで、バイオリンは「ラ」から練習するんだけれど、なんと、「ラ」から順番に音階を上げていっても、「ドレミ~~」と同じように弾けるというのだ。そのためには、ド、ファ、ソに「丼」、もとい「♯」をつけなければならんという。「イ長調」というのは、ラから始まっているにもかかわらず、「ドレミファソ~」と同じように弾けるようになっている。「ラ」すなわち、日本語で言うと「イ」。だから「イ長調」。以上のような内容をセンせーは「フフン」と鼻を鳴らしながら僕に説明してくれる。「こんなことは一般常識よ。」とは言わないが、必要以上に胸をそらして説明する姿がそう語る(センセーは「自分はハト胸だ」と後に解説)。そんなこと、皆さん知ってるんですか!?これって一般常識ですか!?僕は平均以上に本を読む人間だと思うし、雑学的なものも人並みにはあると思う。だけど、こんなことは僕のライブラリーの中には無かったし、教えてくれる人もいなかったような気がする。いや、もしかすると、中学生くらいの音楽の授業でやっていたかもしれないが、そんなことをみんな頭の中に置いているものなんですか? 問い イ長調とはなんぞや?こんなクイズを、丸の内あたりのクウルなサラリイマンやら、オサレなオゥエルなどにぶつけてみたいもんだ。正答率は30%くらいじゃないかと覚ゆるなり。大体、なぜいきなり日本語か。「ラ長調」でエエやないか。ここでいきなり民族主義になっても仕方ないやんけ。そんなことだから日本は多民族の迷惑を顧みず、植民地政策をとって戦争を起こし、うんぬんかんぬん・・・。というようなサヨク的な演説やら、ほとんど言いがかりのようなアジ演説やらをセンセーはやはりさらっと受け流し、レッスンは進んでいった・・・。最初に弾けるようになった曲は、「喜びの歌」だ。そう、あの年末にやる第九だ。つづく
2005/05/21
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バイオリンが戻ってきた。何のことはない。センセーがあまっているサイレントバイオリンを貸してくれたのだ。これでミディーセンセーに教えてもらっているうちは、バイオリンに困ることはない。僕のバイオリンはおとなしくインテリアになってもらおう。いや、まてよ。と、いうことは、「センセーの講義をやめる=バイオリンがなくなる。」そういうことか。「バイオリンを続けたければ、私の授業を受け続けなさい。ホッホッホ~~」と意地悪そうに微笑むセンセーが一瞬頭をよぎったが、本当に好意で貸してくれるようだ。大人になると考え方がホントに卑しくなります。イヤなもんです。さて、道具関係も一式落ち着いたところで、ようやくドレミ的なものを開始することになった。バイオリンの弦は細いほうから順場に、E線、A線、D線、G線となっていて、細いほうが高い音が出る。ここで、早くも疑問が沸く。EADGってなんじゃ!?なんでそんなわけのわからんアルファベットの羅列で表現するんじゃい。 問1 「EADG」から連想するものを答えよ。こんなハヤ押しクイズを作ってしまいそうなわけのわからなさだ。「EADG」はドイツ語での表記のようだが、1線、2線、3線、4線でエエやんけ。これなら世界中の人がわかる。1番細くて、1番切れやすくて、1番手間がかかる。それが1線。何て分かりやすいんだ。大体白人どもは自分たちの言語とか、文化とか、価値観とか、その他モロモロモロを有色人種に押し付けて、うんぬんかんぬん・・・・といった不平不満および、やや民族主義的な演説を、センセーは困惑しつつも、さらっと受け流し、講義を進める。最初に音程を教えてもらったのは、「ラ」だ。A線を開放して引くとこの音が出る。「今のは、この音ですよ~~っ」とセンセーの弓が楽譜を指し示す。ムチで脅されながら、練習しているおサルさんのようだ。そのうち、あのムチ、もとい、弓でビシビシされてしまったりするのだろうか。A線の端から2センチくらいのところを人差し指で押さえて弾くと、「シ」だ。そのすぐ横を中指で押さえると「ド」のシャープだという。ギターみたいにフレットがあるわけでもなく、目印もないので、感覚で覚えるしかない。そんで、もう少し離れたところを薬指でおさえて「レ」。これは普通の「レ」。なぜ「ド」だけシャープかと問うと、楽譜の最初にそう書いてあるからだと言う。確かに楽譜の一番最初に、「♯」が3つ並んでいる。♯がついてるのはド、ファ、ソだ。少し離れてみると、「丼丼丼」と書いてあるように見える。そうみれば少し愛嬌もある感じがする。が、愛嬌はあってもいかんせん理解はできてない。僕がもっとも理解できなかったのは、♯とか、♭だとかは、上級者の扱う記号なのではないのかということだ。なぜそんな♯みたいなものを最初からやるのか。センセーの手に握られたムチ、もとい、弓にビクビクしながら、最初は「普通のドレミ」でいいじゃないかという旨を発言してみると、「これは『イチョウチョウ』なのよ」と教えてくれた。イチョウチョウ!! 問2 「イチョウチョウ」を漢字に直せ ・・・胃腸長、伊町長、銀杏蝶、射蝶々・・・・問2と、いくつかの答えが頭の中を駆け巡った・・・。つづく
2005/05/08
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