2005/02/28
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 必ず最初の2月7日「マメオトコプロローグ1」から読みなはれ!切に願う!


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「・・・!!!!・・・・・!!!!ックン!!ヨ・・・・・ックン!!」






























どこからか微かに誰かの声が聞こえる。






















その声がだんだん大きくなる。



























「ヨックン!!おい!ヨックン!!!起きろ!!!ウェイクアップ!!ウェイクアップ!!」









ん?









目を開けるとそこには人間のモコトがいた。












驚いて飛び退ける。

「何言ってんだよ。大丈夫か?」

モーテルが心配そうに見ている。

「暴れるとベットから落ちるぜ。」

バビシャが後ろでおれの肩を押さえている。

見渡すとそこは保健室だった。





電気がついている。

よく見ると、誰もミイラではない。ちゃんとした人間だ。

どうなってる?

おれは幻を見ていたのだろうか?

怯えながらマジマジと見ていたからだろうか。



先程の恐怖が甦る。

「だわわわ!!!!!」

「バキッ!!!」







泡を吹きながらモコトがはるか彼方へ飛んでいく。

思わず手が出てしまった。あわわ。



モコトは突然のことにかなり混乱している。

「どうしたんだよ~ヨックン・・・・」

タックが心配そうに近づいてくる。

モコトは殴られたほほを抑えながら涙ぐんでいる。

「正体を見せろ!!ミイラたちめがっ!!!!」

「え?・・・・・ミイラ?安木と土谷のことか?」

バビシャがキョトンとしている。







まさか、これは現実なのか?

みんな本物の人間なのか?








混乱しているおれを見てタックが説明する。

「マメオトコから気絶したヨックンを連れてここまで逃げてきたんだ。」

タックは続ける。

「さっきはうなされながら暴れるからびびったぜ。」

そっか・・・じゃあ、さっきのがやっぱり夢だったのか・・・

「そうだ!?ヒロは!?」

おれがみんなに聞く。

誰も答えない。

思い空気を押し切って、バビシャがゆっくりと口を開く。



「ヨックンも・・・・・・見ただろ。」




なんてこった・・・・やっぱりヒロは死んだのか!!

くそ!!

あの時の何もできなかった自分の無力感と、絶望感が一気に押し寄せる。

くそっ!くそっ!くそっ!!

おれを優しく包み込もうとするかのように止めどなく流れる涙をベットの白いシーツが吸い込んでいった。








「でも、悲しみに浸ってる場合じゃねーぜ。このままじゃ全員お陀仏だぜ。」

長い沈黙の後、モーテルが言う。

確かにそうだ。

マメオは強い。

「取りあえず夜は危険だ。ここで朝まで待った方がいいんじゃねーかな?」

タックが言う。

でも、朝なんて来るんだろうか?

時計を見ると時刻は10時半。朝までかなり時間がある。

俺たちは交代で見張りをしながら朝を待つことにした。








そういえばさっきからリョウの姿が見えないが・・・・どこいったんだ?

「なぁ、バビシャ・・・リョウは?」

おれの問いにバビシャが指を差して答える。















「あいつは・・・・・・・・死んだ。」















なんだって!!!

おれはバビシャの指の先を見る。







すると、おれの隣のベットにリョウがイビキをかきながら寝ていた。

天使のような寝顔だ。

口からヨダレが少したれてきた。

かっわいいなこいつ。

ってか、寝てるだけやないか!!!

まぎらわしい言い方するなよ。

バビシャめ!アホが!!

そう思ったら、少しだけ元気が出てきた。

ひょっとしたらバビシャはおれを元気づけようとしてくれたのかもしれない。

「ヨッシャ!おれが最初の見張りやるよ!!!!」

いつまでも泣いてはいられない。

そうだ。

この後、どうすべきかを考えるんだ!!

おれはタックの持っていたバットとハンドライトを手に取り入り口付近に座った。

「これで廊下の様子を見ろよ。」

モコトが持っていた手鏡をおれに渡す。

おれはその鏡をドアの隙間から廊下に出して様子をうかがう。

「珍しく頭がいいやんか。モコト。」

そう言うと、モコトはピンク色になっていた。

どうやら照れているようだ。



「んじゃヨックン頼むぞ。」

みんなは代わる代わるそう言うと、つかのまの眠りについた。

みんなの期待を一身に背負って今、おれの戦いが始まる。

そう大々的に心の中で思ってしまうくらい、今のおれの心には余裕があった。

また静けさが襲ってくる。

ちょっとこえーな。

手鏡で見る廊下はさっきより一層不気味さを増していた。

おれは恐怖を忘れるためタバコに火を付けた。

「ふぅー。」

大きく吸ってゆっくり吹き出す。

とにかくこの役目は重要だ。

絶対なしとげなくては。

おれの思考がさらにポジティブに切り替わる。

やっぱりニコチンパワーは絶大だぜ。

その時廊下の奥の方で何かの物音がした。





ん?なんだ!?






一気に緊張感が増す。

ポジティブ思考が、一気にネガティブ思考に変わる。

やっぱりニコチンパワーは意味無しだったようだ。

おれは恐る恐る鏡を廊下に出し、それに目をやる。

鏡には何も映っていない。

相変わらず薄暗く永遠と伸びているかのような廊下が続いている。








「コツ、コツ、コツ・・・・・・・・」








音はどうやら足音のようだ。

その音は徐々に大きくなってくる。

誰かがこっちにやってくる!!!

もしや、マメオトコか!!!!!

そう思った瞬間冷や汗が体中に吹き出す。

手が震えて鏡がまともに見れない。

落ちつくんだ。

鏡を落としたらマメオトコに見つかってしまう。

取りあえずみんなを起こさなくては!!!

おれは近くで静かに寝ていたモコトを起こした。

しかし、モコトは深い眠りについているようで、一向に起きる気配はない。

こんな時に熟睡するなよ!

むかついたおれはモコトの頭にハンドライトの角を力強く打ち下ろしてしまった。

「バキッ」っという鈍い音が一瞬響く。

ふう。あぶねーあぶねー。

ちょっとイラっとしてしまった。






ゆっくりとモコトが起きあがる。

「なあ、モコト・・・・誰かがこっちにやってきてるみてーなんだ。みんなを・・・」

そこまで言った時、突然モコトが殴りかかってきた!!!

なんてやつだ!!!

寝ぼけてやがる!!!

「ぬんぶぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・」

どこから出しているのか分からないくらい低い声を出しながらモコトは泡を吹き、白目をむいたまま襲ってくる!!

こいつが一番恐い!!

くっそ!!こんな時に!!!!

おれはモコトの突進をヒラリとかわしながら、モコトの顔面にパンチを2~3発入れる。

寝ぼけているせいもあって、モコトの動きはゾンビ並みに遅いのだ。

「モコト・・・・モコト・・・・・静かにしろっ!!」

小声でジェスチャーを交えてモコトに説明するが、まだ寝ぼけているようだ。

「ぬんぶぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・」

起きあがったモコトがまたもや襲ってくる。

これはやばい!!!

マメオトコよりやっかいな奴だ!!!

足音はさらに近づいてくる。

くっそ、あの足音がマメオトコだったらどうすりゃいいんだ!!!

おれは一瞬廊下の方に目をやる。

「ぬんぶぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・」

振り返るとモコトがおれの真後ろにまで迫っていた!








しもた!!!








外に気を取られすぎた!!

モコトの顔がせまってくる!!!





やばいし、キモい!!




嘔吐しそうになったその瞬間!!

ものすごい音と共におれの目の前からモコトがはじけ飛ぶ!!

「シャァァァァァァァァッ!!!!!!!」

どうなったんだ!!??

見ると、ドアの隙間から何かが放出されて、それがモコトに直撃たようだ。

「ピチャ」

おれの顔に何か飛んできた。

手をやるとそれは透明な液体だった。




ん?




なんだこれは?

水か?










「ぬんぶぉぉぉぉぉぉぉぉ。」

あの奇妙な声と共に、またもモコトが立ち上がる。

なんてしぶとい奴だ。

くそ。しゃらくせー。

やはりモコトは深い夢の中だ。

仕方ない。こいつを使うしかないか・・・・

おれは持っていたバットを強く握りしめる。





そう思った時、

「シャァァァァァァァァッ!!」

またあの音が聞こえた。

今度はハッキリ見えた。

ドアの隙間から、モコトめがけてものすごい勢いで水らしきものがが放出される。

それはモコトの口に直撃する。








「あぶっっぶぶうっっぶっっぶぼぬぅぅぅおおおっ!!!ゴボゴボゴボッ!」







モコトはそのまま壁に叩きつけられる。

なんて水圧だ!!

消防車並かもしれん!!!

いや、それ以上だ!!

壁に叩きつけられたモコトはその場で倒れ込んだ。

「モコト!!」

おれはモコトに駆け寄って揺さぶる。

そして、モコトがゆっくりと目を開ける。

「う・・ううぅん。おはようございます。」

「グシャッ!!」

なんてバカだ!!!!

お前は永遠の眠りについておけ!!









ドアの向こう側にはまだ人の気配がする。


「誰だっ!!」

ありったけの勇気を振り絞っておれは叫んだ。

その声でようやくみんなが目を覚ます。

「出てこいっ!!!」







ドアがゆっくりと開く。















黒い影が明かりに照らされてその全容が見えてくる。
















そこに現れたのは・・・・・・。








つづく。

















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Last updated  2005/02/28 11:45:33 PM
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