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January 11, 2006
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「あなたのところは、どれだけ安くできるの?」

「ランチに出すコーヒーはおまけみたいなものなので、安ければいい」

「最後に出すコーヒーがそんなにおいしくては、自分達が出している料理がぼやけてしまう」


某飲食店や某ホテルの料理長に言われた言葉で、私は愕然としてしまいました。



それは料理にこだわりを持っているような有名店でも同じでした。




経営者の私とすれば、この言葉は理解できます。
やはり商売ですから、どの店も、1円でも安くと考えるのは仕方のないことなのかもしれません。
安くで仕入れて、高く売る、、商売をされているのならどれだけ利幅が大きく取れるかを考えるでしょう。

自分達がメインで出している料理が、負けてしまうぐらい存在感があるコーヒーというのも、
料理人からすればいい気はしないかもしれません。

ただこれは、少々プロ意識に欠けているとも思うのです。
「ランチに出すコーヒーだから」「料理がぼやけてしまうから」これは、努力不足の言い訳でしかないような気がします。
「少しでもおいしく」という努力が、後回しにされているお店が多く、とても残念でなりません。

「料理はおいしいけれど、コーヒーがおいしくない」
このような飲食店が、ここ上海にはどれほどあるのでしょうか?


サービス(無料)として出しているからいいのでしょうか?
お客さんから何も言われないからいいのでしょうか?

別に、極上のおいしいコーヒーでなければいけないと言っている訳ではありません。
ランチや少し頑張ったディナーの後には、もう少しましなコーヒーを出してもいいのではないかと思うのです。

料理にそこまでのこだわりを持たれているのなら、なぜ最後に出すコーヒーにもう少し気を使わないのでしょうか。

おいしいものを求め続ける努力、それはお店としてはずっと持ち続けていかねばならないと思うのです。


喉が乾いたからと言って、コーヒーをガブガブ飲むような方は少ないでしょう。
喉を潤すだけなら、きっと他の飲み物を選ぶ方が多いかと思います。
本来コーヒーは、喉を潤すためのものには適していないのかもしれません。



ではなぜ、コーヒーを飲むのか?



嗜好品であるコーヒーがもたらしてくれるもの、、それは、喉を潤す以上に、心を満たしてくれるものだと思うのです。
安さだけを追い求めたコーヒーに、気持ちが注がれることはありません。

缶コーヒーを飲むときと、珈琲専門店で飲むコーヒーとでは、飲む側の気持ちとしても全く違うはずです。
その気持ちを数字で表せば、5の期待値の時に10のコーヒーが出てこれば満足できるでしょう。
でも逆に、10の期待値の時に5のコーヒーが出てきたら満足はできません。
同じ「コーヒー」という言葉を使っていても、含まれる意味合いは全く違います。

どちらが良くて、どちらが悪いということではありませんが、
こだわりの料理で期待値を上げているのなら、その期待を裏切らないコーヒーを出してほしいと思います。


今一度、そのコーヒーのことを考えてほしいのです。







2006年は、上海においしいコーヒーを広めるための活動にできるだけ協力していきます。

珈琲教室(ドリップ教室、焙煎教室、ウンチク教室)など、興味があるかたは、
こちらまでご連絡下さい↓
hiroya@alt-coffee.com(野村まで)



コーヒーの楽しさを伝えられるコーヒー屋を目指します!









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最終更新日  January 11, 2006 06:30:49 AM コメント(4) | コメントを書く


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