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今日7月26日は今年の土用の丑の日。ということで一昨日の『土曜』日は2日早いが
ウナギを楽しんだのだ。
夏バテ防止のためにウナギを食べるという習慣が定着したのは、江戸時代中後期に
なってからとのこと。売り上げ不振に悩んだウナギ屋から、相談を受けたエレキテルで
有名な平賀源内が「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を出して宣伝し、そして繁盛
したとのこと。
丑の日に「う」の付く物(うどん・うり・梅干など)食べると体に良いとの言い伝えがあり、
「ウナギ」が合致したと考えられているとのこと。
http://www.sozai.rdy.jp/shirokuro/02/food/sozaitext/07.htm より
家から車で5分ほどの小田急線藤沢本町駅の近くにある商店街に、もう100年ほど続く
という老舗の鰻やさんがあるのだ。
屋号がそのもの「うなぎや」。明治初年からある老舗鰻店。
単純な屋号をつけたものだなどと思いながら暖簾をみて納得。
「 う まくてたまらぬ、 な んぼもくえる、 ぎ りをかいても、 や められぬ」 と。
妻が事前に電話で蒲焼きを2個予約。包装紙は暖簾と同じ。
たれも焼き加減もあっさり味の逸品。
我が関東では背開きにしていったん蒸し上げたものを焼くのだ。関西では腹開きにし、
蒸さずに焼くと言う。九州では背開きで蒸さずに深めに焼くものが主流と場所によりそれぞれ。
「うなぎや」の現在のご主人は、4代目とのこと。国内産うなぎを1本づつ丁寧にさばき
蒸し、備長炭で炙る。代々受け継がれたうなぎのタレは、勿論継ぎ足し、継ぎ足しの
秘法に間違い無し。
このタレをたっぷりかけて大いに土用の夏の味を楽しんだ。
そして漬け物は我が家で収獲したキューリ、そしてカボチャの薄切り。
ところで、先日のテレビで『ウナギの完全養殖に成功』したドキュメンタリーを放映していた。
水産総合研究センターが人工授精で生まれたニホンウナギに卵を産ませ、孵化(ふか)
した幼生を育てる「完全養殖」に世界で初めて成功したのた。これまでは天然の稚魚
(シラスウナギ)からの養殖に頼っていたのだ。
妻の情報によるとこのシラスウナギの湘南での愛称は『ソーメンコ』、ソーメンのように網に
入っていたからなのでしょうか?
ウナギの生態は長い間謎となっており、ようやく近年になって産卵場所が日本列島から
遠く離れたマリアナ諸島沖の西部北太平洋付近の深海であることが、東大の研究所や
水産庁の調査でほぼ突き止められたのだ。商品となっている鰻は、産卵場所からはるばる
日本列島にやってくる天然のシラスウナギを採取して、養殖場で育てられているのが現実。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/a/a2/Leptocephalus.jpg より
このため毎年、シラスウナギの採取量によって養殖業者の経営が左右される状況が
続いているとのこと。特に昨年はシラスウナギがシーズン当初、極端な不漁となり、養殖に
必要な量を確保できるか心配されていたと。
外国ではウナギを稚魚にまで育てることにすら成功していないと。人工ふ化した仔魚から
育てた親から人工飼育下でさらに仔魚を得るという完全養殖は、ウナギでは初めて。
ウナギ資源の保護と共に「鰻(うなぎ)」という日本の大事な食文化を守る重要な技術に
なる、と。
今後の更なる研究の進展に期待し、日本の食文化を守ってもらいたいと思っているている
『還暦オジサン』なのである。
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