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さて、この日の本題ですが、
この 船舶の動画
👈️リンクは、見えている水平線の僅か遠方を航行しているものです。
船の下部は隠れており、上部のみ見えています。
さらに水平線の先を航行する船舶。
船の最上部しか確認できません。
江戸時代に歌川広重によって描かれた浮世絵「 冨士三十六景伊勢ニ見か浦
」が下の絵。
水平線のはるかかなたに富士山が描かれています。
描かれているのはいいとして、これを描いた場所が問題なのです。
約4.5km先しか見えないはずの水平線に、富士山が見えるわけがない?。
ということは、歌川広重は、想像で富士山を描いたのでしょうか。
下図が、理論上、富士山頂から見える日本国内の範囲
です。
纏めて見ます
と
●始めに登場した 自分の1.6mの目の高さからは、4.5km
● 富士山の3,776mだと、約220km
● 東京スカイツリーの展望台の450mだと、約76km
まで見えるようです。
これは、富士山の麓くらいまでの距離。
● 世界一のエベレスト。8,848.86mだと、約337km
まで見える。
ちなみに、日本までの距離は4,000km以上。よって全然見えない!!。
世界一とはいえ、地球の丸さには勝てないわけです!!。
● 上空10,000m、飛行機の機窓からは約380km
羽田空港上空10,000mからは名古屋くらいまで見えるということです。
スカイツリーから見える富士山の姿
をネットから。
ケータイやカーナビなどでは、さまざまな方法を利用して位置情報を取得しているのだ。
次にその仕組みを見ていきましょう。
その中心になるのが GPS(Global Positioning System/汎地球測位システム)。
「もう1つ、カーナビの例を紹介します。
「 GPS衛星
」👈️リンクは自身がいるBから地表までの距離aを情報として持っています。
そして車Aが現時点でいる場所から発信した電波が衛星に届くまでの時間によって衛星がいる
Bまでの距離cを計算できます。次に、衛星と地球を最短距離で結んだ点CからAまでの距離bを
三平方の定理によって求めます。これで車Aがどんな円周上にいるかわかりますが、まだ車の
位置は1点に定まっていません。そこで同様の操作を 3つ以上の衛星について行うことで車Aの
位置を1つの場所に特定
することができます。
このように 『三平方の定理』を使うことで、カーナビは精度を高めている
のです。」
4機以上の衛星で衛星測位は可能ですが、安定した位置情報を得るためには、より多くの衛星が
見えることが望ましいです。しかし、GPS衛星は 都市部や山間部ではビルや樹木などに電波が
遮られて可視衛星数が減り、位置情報が安定的に得られない
ことがあります。
2018年11月から、「 みちびき・QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)
」は4機体制で
運用を開始しており、このうち3機はアジア・オセアニア地域の各地点では常時見ることが
できます。みちびきはGPSと一体で利用できるため、安定した高精度測位を行うことを可能と
する衛星数を確保することができます。GPS互換である「 みちびき・QZSS
」は安価に受信機を
調達することができるため、地理空間情報を高度に活用した位置情報ビジネスの発展が期待
できます と。
順序が逆になりましたが、
ところで『 三平方の定理
』とは、
2辺の長さをa、b、斜辺の長さをcとする直角三角形において成り立つ、次の定理です。
斜辺cの2乗は、他の辺a、bをそれぞれ2乗した数の和に等しい
のです。
直角三角形では、2つの辺の長さがわかると、三平方の定理を使って他の1辺の長さが計算できる
ことを覚えていますか??
また、三平方の定理の逆も成り立ちます。3辺の長さがa,b,cの△ABCにおいて、
a^2+b^2=c^2が成り立つならば、△ABCは直角三角形である
ということも言えるのです。
※「^2」は自乗・2乗の意味。
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