JINさんの陽蜂農遠日記

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オジン0523 @ Re:「市制70周年 佐倉花火フェスタ2024」へ(その5)(09/08) 矢張り有料席から見ると正面から見るので…
jinsan0716 @ Re[1]:「市制70周年 佐倉花火フェスタ2024」へ(その3)(09/06) オジン0523さんへ ありがとうございます…
オジン0523 @ Re:「市制70周年 佐倉花火フェスタ2024」へ(その3)(09/06) そして9:20になり、カウントダウンが始ま…
jinsan0716 @ Re[1]:旧芝離宮恩賜庭園 へ(その3)(08/06) オジン0523さんへ 書き込み、ありがとう…

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2016.05.12
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カテゴリ: 海外旅行

コトルは前方を海、背後に急な崖に囲まれた要塞都市。

堅固な城壁に囲まれた旧市街は12~14世紀に形成され、中世の町並みを

今に伝えている。

コトル湾の奥深い入り江に位置し、1979年に世界遺産に登録。 

シュクルダ川に架かる橋を渡りながら、城壁に入り込んだ海水の透明度に驚く。

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うねうねと曲がる城壁が石灰岩の山の裾野に延び山の頂上まで。 

この山々も天然の要塞そのもの。

この城壁は総延長4.5kmで、標高は最大260mまで達し、壁の最大高さは20m、

厚みは2~16mあるとガイドから。

DSC02706_R.JPG

広場を歩いていくとチケット売り場に。 

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旧市街に入るのは他に2ヶ所(川の門・北門、グルディッチ門)の入口があり、

一番大きな門であるこの西門から入城した。

「海の門」とも呼ばれ、海からの訪問者の正面入り口。

このルネッサンス様式の門は 1,555年に造られたと。 

門の上にはモンテネグロの横長の赤い国旗が掲げられていた。

モンテネグロの国旗は、2004年7月に制定。

1993年に制定された国章が中央に配置されていた。

国章は、中央が聖マルコのライオン、その外側が双頭の鷲。

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アーチの上には、星印と再建された1944年11月21日、「21ーXIー1944」の日付が、

さらにその上には、旧ユーゴことユーゴスラヴィア社会主義共和国連邦の紋章が刻まれていた。

☆はユーゴスラビアのチトーの星か?

さらに下部にはコトルの街の守り神『ベニスのマスク』が。

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コトルの街の配置図。

コトルの街はこんなふうに三角形の形。

長い辺でも250~300mくらいなので、広くはない。 

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城壁の一部となっている右壁には、ベネチア共和国の紋章である双翼の獅子像が刻まれていた。

ベネチア共和国が統治していたいくつかのアドリア海岸諸都市の入り口には、大抵これがある。

それぞれは、まったく同じではなく、似たような形をしているが、若干異なっている。

この双翼の獅子を、それぞれ見比べてみるのも、面白いかもしれない。

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海の門を入ると広場、武器の広場(Square of Arms)に出た。

正面には街の時計塔が。

コトルのシンボルとなっている建物。

ルネサンス式の4層構造となっており、1602年、ナポレオンの統治下に建立されたもの。

この時期は、ベネチア統治期にあたり、塔の入口上部に、当時の州知事アントニオ・グリマルディ

(AntonioGrimaldi)の名前が彫られている。

塔は4層のそれぞれの階を外側からコーニスと呼ばれる蛇腹(装飾用の突出部)が区切っており、

最上階には展望台が備え付けられている。

実はこの時計塔、建立当初は時計が付けられていなかったとのこと。

地震によって若干全体が西側に傾いているとのことだが言われてみないと気が付かなかった。

1602年といえば日本では1600年の関ケ原の合戦から1603年の江戸幕府開府の頃。

ドブロヴニクの時計塔とは異なり周囲の建物とほぼ同じ高さのずんぐり型。

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昔はこの広場で罪人が市民の前にさらされたり、処刑が公開して行われたと。

現在、時計塔の前にあるピラミッド型の石柱は、その名残りで罪人のさらし台だと。

ちょっと恐ろしい話。 

臙脂色に統一された案内板がそれぞれの建物に掲げてあった。.

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入場口周辺の広場。

Armory Squareというから、閲兵広場といったらいいだろうか。

オープンカフェのある左の建物が旧総督邸。

そして右側の緑のよろい窓は、旧市庁舎(Old Town Hall,1904)。

この建物は建設当初(1762)から20世紀初頭に至るまで、軍用の食物貯蔵を目的として

使用されてきた。しかし、フランス統治時代の一時期、劇場としても用いられた。

そのため、コトルの人々はこの建物をフランス劇場、あるいはナポレオン劇場などと呼んでいる。

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ドブロヴニクと同じ狭い路地がこの街にも。 

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ピマ宮殿。

1667年の大地震のあとに建設されたルネッサンス・バロック様式の建築物、

正面のアーチ形の門やその上のバルコニー等に時代の特徴を感じさせている。 

内部も当時の貴族の生活様式が伝わる間取りなど,大変ユニークだそうで,

建築史的に価値が高いと。

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この日の現地ガイドの女性。

現地ガイドへのワークシェアリングも、ここコトル観光でも徹底していた。 

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聖トリフォン大聖堂。

806年創建、1166年に再建されたロマネスク様式のコトルで最も古い教会。

街の守護聖人トリフォンが祭られている。

2つの鐘楼があり,左には再建年の「1166」が,右には今年、再建後850周年記念?の

「2016」の石のプレートが嵌めこまれていた。

非対称は地震後の復旧予算の関係か。

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聖トリフォン大聖堂の、入り口上部に金のトリフォンの像が飾られていた。 

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内部を覗くと、煉瓦造りでピンクがかった広々とした身廊が続き、正面に15世紀の主祭壇が。

そして主祭壇には多くのレリーフが。天井には所々にフレスコ画も残っていた。

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海洋博物館の建物の入口付近には大砲や錨が並んでいた。

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街中にあった公共の井戸。

旧市街唯一の公共の井戸として使われ続けていたとのこと。

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聖ニコラス教会。 

聖ルカ広場北側にかってのドミニコ会修道院跡地に建つ。      

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上部に正教会の八端十字架が立っていた。

八端十字架(はったんじゅうじか、Eight-pointed Cross)は、ロシア正教会・ウクライナ正教会で

頻繁に用いられ、ブルガリア正教会、セルビア正教会などのスラヴ系正教会で

よく用いられる十字・十字架。

「八端十字架」の名称は8箇所の先端部分が存在することに由来。

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ファサードの上には聖ニコラス(Sint Nicolas)のモザイク像が輝いていた。

ところで聖ニコラスは日本語のサンタクロースと同一人物らしい。

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『聖ニコラス教会』の祭壇光景。

数多くのイコンが壁一面に飾られていた。 

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聖ルカ教会。

中央にドームがある小さな教会、1195年にカトリック教会として建設され、

1657年にセルビア聖教会となったと。  

 「聖ルカ」と言えば日本でも例えば「聖路加病院」とか「ルカ伝」など名前だけは

聞いたことがあるが、ここから来ていると知ったのであった。 

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聖ルカ教会の鐘。 

ファサード最上部をズーム。

大小3つの鐘が架かっていた。上部の石積、そして鐘は酸化して黒ずみ歴史を感じさせた。

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聖マリア教会。

コトル最古とされる6世紀の教会跡に建てられた。

入り口ドアのレリーフには聖オザナの生涯が綴られていた。 

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しかし街中はやたらと狭い道が多く中世の世界を感じることが

できたのであった。

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要塞・城壁の上り口。

ここから上り坂になっていた。情緒ある石畳の路地を歩くと中世に生きているような

不思議な思いが再び。 

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Last updated  2019.11.01 21:44:55 コメントを書く


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