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この日の朝は雨のため早朝散歩は中止し、朝シャワーとパッケージングを
部屋でゆっくりと。
9時のホテル出発に合わせフロントに。
朝食はこの奥のレストランのビッフェで種類もソコソコ、味は結構美味しかった。
そして9時に出発し最初の観光場所の「中央市場」へ。
雨の中、RIGA駅を右手に見てバスは進む。
RIGA駅の裏に回ると、左手には巨大な21階建て「科学アカデミー」が見えた。
ラトビアにおけるソ連時代の支配を象徴する建物。
バルト三国の中で唯一現存するスターリン様式の建物で、中央市場の裏手に位置する。
同じような建物はワルシャワやモスクワの7シスターズに象徴されるように威厳のある
重厚な建物。
既に以前の旅行でモスクワ、ワルシャワ等でも散策し近くまで行き巨大さに圧倒された建物。
ちなみにラトビア語ではZinatnu Akademijaという。
そしてダウガヴァ川に出る。
ダウガヴァ川は、ロシアのヴァルダイの丘に源を発し、ベラルーシ、ここラトビアを流れ、
リガ湾でバルト海に注ぐ大河。
前方にアクメンス橋そして三角形のおもしろい形の国立図書館の建物が見えた
そしてホテルから20分程で中央市場に到着。
かまぼこ型の屋根がユニーク。
この建物は1930年代に作られたもので、元は飛行船ツェッペリンの
格納庫だったと添乗員から。
なるほど、どうりで巨大なわけ。
バスを下り中央市場の散策開始。
この市場は東ヨーロッパにおいて最大の市場の一つであり、毎日8万〜10万人が
ここを訪れるのだと。ショッピ ングに人気の場所で、地方の農畜産物、
また外国産のフルーツや工業製品などを販売していた。
新鮮な魚、肉、野菜やその加工品、フルーツやベリー、ミルクやチーズ、エコ食品、
カントリーブレッド、ハチミツなど、様々なものを販売。
またその場で試食することもできた。
市場に並ぶ屋台の数はおよそ 3,000 軒。広大なパビリオンを見るには、少なくとも
数時間を予定しておくことをおすすめしたいのであった。
見たこともない活魚の種類も多かった。
巨大な筋子(すじこ)。
ハチミツ売り場。
野菜売り場。
肉売り場。
アルコール売り場。
リーガ土産No.1(?)といえば、ブラック・バルサム。
18世紀中ごろ、ウォッカをベースに24種のハーブをはじめ、様々な材料から作られた
ちょっと苦めの45度酒。
“風邪気味かな”っと感じたら、温めたブラックカランツ・ジュースと混ぜて、
グイッといくのが現地流とのこと。
ショッピングを楽しめるスポットは中央市場の周りにも。市場の真後ろにある
倉庫ものぞいて見た。19 世紀後半に建てられた倉庫では、どことなくロシアの
雰囲気が感じられる靴や衣料品等様々な日用品も売られていた。
市場の前にはトラムが乗り入れていた。
こちらにもハチミツ、蜜蝋が販売されていた。
300~400gで3~4€と極めて安価にビックリ。
中央市場の見学を終え、バスに乗り込み「ユーゲントシュティール建築群」に向かう。
公園に突如現れた巨大なサルの宇宙飛行士。「猿の惑星」?
これはロシアが宇宙に送った動物たちの慰霊碑のようなものだとか。
そして小雨の中、「ユーゲントシュティール建築群」の観光を始める。
リガ旧市街の北側に、ユーゲントシュティール(ドイツ語でアールヌーヴォーの意味)
建築の建物が集中した一角があったのです。
実はここに限らずリガ市内の建造物の約40%?はユーゲントシュティール建築なんだと。
しかし『ユーゲントシュティール建築群』にある天才建築家・ミハイル・エイゼンシュテインの
作品群はレベルが違い圧巻過ぎたのでした。
リーガ出身で、サンクトペテルブルグで建築を学んだ建築家・ミハイル・エイゼンシュタインの
作品は斬新かつ自由なスタイルで知られ、市内には彼がデザインした建築が18軒あるのだと。
Kronvalda公園の向かいにあるMonika Centrum Hotels近くから見学スタート。
エリザベテス通り33番地の建物は1901年のエイゼンシュテインの作品。
ファサードを飾る彫像群は見事。
Alberta iera(アルベルタ通り)に入る。
アルベルタ通り12番地の建物(1903年 K.ペークシェーンズ、E.ラウベ)。
建物内には「リガ・アール・ヌーヴォー美術館」がある模様。
アルベルタ通り12番地の建物(1903年 K.ペークシェーンズ、E.ラウベ)。
元建築家の住んだ住宅に作られた博物館。
1907年に没したラトビア人建築家、コンスタンティーンス・ペークシェーンスによって
作られたビルの中にあり、建築家が住んだ当時のインテリアも再現。
入り口のらせん階段は美しすぎた。
天井も階段にも劣らず。
アルベルタ通り13番地の建物( 1904年 エイゼンシュテイン)。
動物、植物そして下の如く喜怒哀楽を表す人面、女性など無数の彫刻が。
2002年に修復を終わり輝きを取り戻した建築の一つとのこと。
アルベルタ通り11番地の建物は歴史を感じさせる共同住宅?
アルベルタ通り8番地の建物(1903年 エイゼンシュテイン)。
中心部の装飾が見事。珍しい青煉瓦が使われていた。
アルベルタ通り6番地の建物(1903年 エイゼンシュテイン)。
赤煉瓦が美しい建築。右側上部には三つの人面彫刻が並ぶ)
修繕中なのが残念であったが、維持していくためには・・とジッと我慢!!
アルベルタ通り4番地の建物(1904年 エイゼンシュタイン)。
最も完成度の高いユーゲントシュテイール建築の一つと。
シンメトリーの正面入口(ファザード)中央の窓は美しい曲線で縁取られていた。
最上部の左右には建物を守護する2頭のライオンと中央には3つのメドゥーサ
(ギリシア神話に登場する怪物)の頭が飾られていた。
隣の共同住宅。
アルベルタ通り2a番地の建物。
一番上の窓に見える部分は「空を切り取るため」のもの。
ガラスは嵌っておらず、この枠の向こうには部屋はない。
赤タイル付きの「柵」の如きファサードが印象的。
女性やスフィンクス、人面など様々な彫像で装飾されていた。
エリザベテス通り33番地の建物。
人が建物の柱を必死に支えてる風。
エリザベテス通り10b番地の建物(1903年 エイゼンシュテイン)
最上部を飾るデフォルメされた人面が目立つのであった。
ヤクザ(YAKUZA)レストラン。日本食チェーン店であるようだ。
ご丁寧に”ヤクザ”とカタカナ名も。
更に英語のYAKUZAのロゴにオシャレな?刀傷の装飾まで施していて、
店名に対するこだわりが感じられるのであった。
しかし本物の方がこの店を見つけたら・・・??
RIGA地方裁判所。
そして「ユーゲントシュティール建築群」の観光を終え、リガ歴史地区観光へと
再びバスに乗り込む。