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「 万葉歌碑
湯河原温泉を詠った歌と言われています(詠み人知らず)。
足柄(あしがり)の 土肥(とひ)の河内(かふち)に 出(い)づる湯の
世にもたよらに 児ろが言はなくに
あの娘は私との関係を不安げには言わななかったのに心配で……と、揺れる男の恋心を
深い消えゆく湯けむりに托して詠んだ景情一体の見事な恋歌です。
(注釈: 「足柄(あしがり)」はアシガラの訛り。「土肥(とひ)」は、今の真鶴・湯河原の辺り。
「湯」は、湯河原温泉。「河内(かふち)」は河淵。「世にも」は、断ジテ。
「たよら」は、タユラと同じで、ユラユラと定まらない意。「児ろ」の「ろ」は親愛の
情を表す接尾語。「言はなくに」は、言フの未然+打消しのヌの未然+体言化する
接尾語+接続助詞のニで、言ワナイノダガ。)
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