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2000.04.14
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 題名通り、将軍となるまでの吉宗の半生を描いたもの。
 著者は和歌山出身で、吉宗に対する愛着が感じられる。幼い頃から吉宗を教育してきた家臣と同じように、著者もまた吉宗を温かい目で見ている。
 特筆すべきは、登場人物がみな、現代人とは異なる価値観で行動していることである。
 吉宗が好みの女にはすぐに手を付けることも当然のこととし、暗君を戴くよりは英邁な君主を、という論理で君主を暗殺する。吉宗を将軍とするためには、邪魔者は消す。これはもう、丁髷を載せた現代劇ではない。
 文章は平易で読みやすい。月刊誌に1年かけて連載されたもののせいか、大河ドラマを見ているような気になる小説である。





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Last updated  2005.04.01 20:48:28
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