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2000.04.17
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 書名通り、剣戟小説集。主題が共通しているのでわかりやすい。そして、どれもこれも面白い。
 「眠狂四郎」「剣客商売」などのシリーズものも四編あるが、それ以外の十三編は読み切りもの。柴田錬三郎、五味康祐、南條範夫、池波正太郎はシリーズものと読み切りものの二編ずつ。それ以外の作者のものは一編ずつ。
 いずれも趣向が凝らしてあり、読み応えがある。今まで不幸にして「時代小説の楽しみ」というシリーズのあることを知らなかった。編者が一個人であり、視点がしっかりしていることを窺い知ることができる。解説も編者。
 もとは、1990年に新潮社から刊行されたもの。
 気になる点が二つ。
 一つは、出典がいずれも単行本になっていること。いつ発表されたものか、ということまで明らかにするために、初出誌に触れて欲しかった。
 もう一つは、池波正太郎の「妙音記」の中で、「憧憬」に「どうけい」とルビが振ってあること(256ページ)。これは本来は「しょうけい」のはず。池波正太郎が自分で「どうけい」とルビを振ったのかどうか知りたいものだ。





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Last updated  2005.04.01 20:53:36
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