hongming漫筆

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2004.12.03
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カテゴリ: その他の読書録
干支セトラ、etc.(著者:奥本大三郎|出版社:岩波新書)

 このところ、先日、神保町の古本屋で手当たり次第にまとめて買った新書を読んでいる。
 これも、背表紙だけ見て中身を知らずに買って読んだ。
 南方熊楠の「十二支考」のようなものかと思ったら全く違っていた。
 軽いエッセイ。著者は、フランス文学研究者で昆虫が大好き。「ファーブル昆虫記」の翻訳も出している。
 例えば、「花にヘレナキシタアゲハやアンフリサスキシタアゲハが吸密に来て」(p220)というように昆虫のことも沢山出てくる。
 名前を見ても、どんな蝶なのかさっぱりわからないが著者にはなじみのものなのだろう。「吸密」という言葉も世の中にはあるのだ。
 このように、十二支に限らず、動物や昆虫にまつわるあれこれを軽い筆致で書いている。
 フランス文学に限らす、『西遊記』や『水滸伝』なども読んでいて、知識の幅が広く、文化の差を感じさせることがさりげなく書いてある。
 たとえば、『南総里見八犬伝』は「済陽であれば馬琴は絶対に発禁処分に遭っている。古い時代なら火炙りというところ。』(p53)など。








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Last updated  2004.12.03 21:13:40 コメントを書く
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