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August 1, 2012
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カテゴリ: イギリスドラマ
みなさんこんばんは。
現在NHKBSプレミアムで5つの異なる時代の女王を5人の女優が演じ、スキャンダルや政党との確執など、王室の危機をエリザベス女王がいかに乗り切ったかを描くドキュメンタリードラマ(ドキュドラマ)『ロイヤル・スキャンダル』が放送されています。ロンドンオリンピックに合わせたのでしょう。今生きている女王とその家族について、こういう所まで冷静なドキュメンタリーで公にしてしまえる国だったんですね、イギリスって。大人な国なんだなぁと思います。当時の映像とドラマの切り替えがとても自然で、似せてあって、違和感を感じません。

ロイヤル・スキャンダル
The Queen

第1回「姉と妹」 Sisters
1952年。エリザベスは父王ジョージ6世の死去に伴い、25歳の若さで女王に即位。翌年6月に戴冠式を控えた女王は、クリスマスの日のラジオ放送で、国のために全力を尽くすという覚悟を伝える。一方、自由奔放な妹マーガレットは妻子のある侍従武官タウンゼント大佐と恋に落ちる。後に大佐は離婚するが、2人の恋はスキャンダルとして世間をにぎわせ、君主制を脅かすものとなる。女王は姉ではなく君主としての対応を迫られる。

感想

君主として公のものになってしまったエリザベスは、生きることすらも義務。一方妹のマーガレットは思いのままに生きたいと願っている。同じ王族ですら全く考えが違う。そして最後はエリザベスの王族としての義務を説いた説得が功を奏してマーガレットの結婚が流れてしまう。私はこの頃まだ生まれていなかったので結果を知らず、てっきりこの二人が結ばれるのかと思っていました。幼い頃から帝王教育を受けていたエリザベスの骨の髄までの責任感と自分を律する強さにしびれました。そして若い頃のエリザベス女王、とてもキレイです。

第2回「王室存続の危機」 Us and Them

時代は変化し、人々はテレビを通じて謎に包まれていた王室の生活を垣間見ることができるようになる。一方、不況にあえぐ国民からは君主制廃止の声も高まり始める。エリザベス女王の盟友、ウィルソン首相率いる労働党内閣にも反王室派が多くいた。

感想

『ブラス!』『リトル・ダンサー』あたりで描かれた炭鉱不況の頃の話なのかなぁと思いながら見ていました。労働党出身の首相と二人三脚で困難な局面を乗り切ったエリザベスの政治力と、娘アンの気の強さがわかる。ハロルド・ウィルソン首相にはポアロシリーズのジャップ警部役でお馴染みのフィリップ・ジャクソンが扮しています。


第3回「サッチャーとの確執」The Rivals
1986年。イギリスには世界的に強力な女性が2人いた。1人はエリザベス女王、もう1人は「鉄の女」の異名を持つイギリス初の女性首相マーガレット・サッチャーだ。同年代の2人の確執は、かつての英連邦の一員、南アフリカへの政策をめぐり表面化する。女王は即位前から一貫して英連邦の絆を守ってきた。連邦各国はアパルトヘイト政策で黒人差別を続ける南アフリカへの経済制裁に賛成するが、サッチャー首相だけが反対する。

感想

生まれた時から自分のやりたい事ではなく義務として生き方が決まっていた女王と、自分の道を意思の力で切り開いてきたマーガレット・サッチャー。そのいずれが女性として険しい道であったかと言えば、どちらも同じではなかろうか。お互いの女性ならではの苦労を思いやれれば真の友情が築けたかもしれないが、生憎そのようには見えなかった。きちんと手順を踏んで訪問したり電話をして先に懸念を払しょくしようとする所からは、気を使っている様子は窺えるのだけれど、それはあくまで関係をスムーズにいかせるための方便で、心からそうしたいと思ってしているのではなさそうだ。
首相と国王。現実的なサッチャーからすれば、女王は昔の栄光に拘っているように見えるし、女王からすればサッチャーはゴーイングマイウェイ派でイギリスだけのことを考えているように見える。お互いに別の立場から国を見ているので意見がぶつかるのは当たり前だろうし、男性に比べて女性の方が物事をはっきりさせようとする傾向が強いので、よけいに妥協点が見出しづらかったのだろう。鉄の女サッチャーに、意外な所で敵がいたとは。

第4回「ダイアナとチャールズ」The Enemy Within
1992年。エリザベス女王が11月の即位40周年の記念式典でこの年を表した言葉は「恐ろしい年」だった。
チャールズ皇太子とダイアナ妃、アンドリュー王子とセーラ妃。女王の2人の息子の結婚は破局に向かっていた。セーラ妃は不倫スキャンダル発覚後に正式に離婚が決まり、王室を追われる。その姿を見ていたダイアナ妃は自分を守るためにマスコミを味方につけ、王室との闘いを開始。皇太子妃の暴露話に世界中が注目する。



ダイアナとチャールズの結婚式中継を見て「シンデレラストーリーみたい」だと思い、やはりおとぎ話はおとぎ話でしかなかったことをたび重なる報道で思い知らされた。このあたりからはリアルタイムで見ていたイギリス王室の歴史であり、親近感を持って見た。
かつて王族のあるべき姿を実妹に示して、離婚歴のある男性との結婚を止めた女王も、自分の子供たちをコントロールすることはできなかった。それは育った時代の違いという事もあろう。この報道当時はダイアナに同情が集まったものだったが、今回のドキュメンタリーを見ていると、ダイアナとスキャンダラスな記事を掲載していた側は一種の共闘関係にあったのだとわかり、孤立していた彼女のしたたかさを感じた。現実を自分の理想に合わせようとしてきた女王の未来予想図が崩れ始め、次回でとうとう女王も現実を認めざるを得なくなる。

第5回「カミラの存在」/How Do You Solve a Problem Like Camilla?
エリザベス女王の伯父エドワード8世がシンプソン夫人との恋を貫くために王位を退いてから60年以上経ち、再び王位に関わる人物と離婚歴のある女性の恋が王室を揺るがす。チャールズ皇太子はダイアナ妃の死後、離婚の原因とされていたカミラ・パーカー・ボウルズと堂々とつきあい始める。2人は若いころからの恋人同士で、皇太子は再婚を望む。女王は元不倫相手を次期王の妻と認めたくなかったが、世論は容認へと変わり始める。

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最終更新日  May 29, 2023 05:24:49 AM
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