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June 28, 2017
テーマ： DVD映画鑑賞(14127)
カテゴリ： アメリカ映画
みなさん、こんばんは。
豊田真由子議員が「このはげ！」と秘書を罵り殴ったのは高速を逆走したからだとか。でも、それと「私の評判を傷つけるな！」という言葉がどうもしっくりこないんですよねぇ。真相って違う様な。
真相と言えば、素晴らしい芸術作品が、実は全く別の作家によって描かれていたという
実話に基づいた映画 ビッグ・アイズ を見ました。
ビッグ・アイズ
出演
エイミー・アダムス クリストフ・ヴォルツ テレンス・スタンプ
監督
音楽
ダニー・エルフマン
1950年代から1960年代にかけて、哀愁漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズが世界中で人気を博す。作者のウォルター・キーンは一躍アート界で有名人になるものの、何と実際に制作していたのは内気な性格の妻マーガレットだった。自身の感情を唯一表現できるBIG EYESを守るため、マーガレットは自分が描いたという事実の公表を考え……。
この映画、マーガレット・キーンが言葉巧みな詐欺師の元夫ウォルターに奪われた自分自身を全て取り戻していく過程を描くのだから、本当は彼女の勝利を祝うサクセスストーリーになるはずだ。なのに、ティム・バートンが撮ると、どうしてもヘンな男ウォルターに愛着を感じる。
自分には才能のかけらもないのに、どこに出ていっても自信たっぷり。御用ジャーナリストと協力しては、セレブに言葉巧みに取り入り、さも大物であるかのように振る舞う。裁判所で絵を描いて対決！という異例の判定においても「ああっ、手が！」と見え見えの言い訳をするが、みっともないながらおかしくて仕方がない。 マーガレットのような絵に対する愛着はかけらもないのに、絵を大衆に売るコツだけはよく知っているし、次から次へと出まかせの言葉が飛び出してくる。ラストに本物の写真とその後の経過が出て来るが「最後まで自分が書いたと主張」し、裁判所の慰謝料も払っていないという。他人の目など気にもならないのだな、きっと。そしてそれでも生きていけるんだろうな。
そんな彼等に手もなく騙された大衆がウラ主人公ではと考えている。本当の絵よりポスターを欲しがる客を見て、ウォルターはポスターを一枚いくらで売ることを考えつくが、額縁にかかった絵よりも、手軽に擦り切れてしまいそうなポスターに書かれた安価な絵を競って求める大衆などに、本当の芸術なんぞわかるものか、と言われている気がする。
『マーズアタック！』以来常連だったジョニー・デップとヘレナ・ボナム・カーターが共に出演していない。夫妻役はケイト・ハドソンとトーマス・ヘイデン・チャーチ→リース・ウィザースプーンとライアン・レイノルズ→現在のコンビに。
ビッグ・アイズ [ エイミー・アダムス ] 楽天ブックス
豊田真由子議員が「このはげ！」と秘書を罵り殴ったのは高速を逆走したからだとか。でも、それと「私の評判を傷つけるな！」という言葉がどうもしっくりこないんですよねぇ。真相って違う様な。
真相と言えば、素晴らしい芸術作品が、実は全く別の作家によって描かれていたという
実話に基づいた映画 ビッグ・アイズ を見ました。
ビッグ・アイズ
出演
エイミー・アダムス クリストフ・ヴォルツ テレンス・スタンプ
監督
音楽
ダニー・エルフマン
1950年代から1960年代にかけて、哀愁漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズが世界中で人気を博す。作者のウォルター・キーンは一躍アート界で有名人になるものの、何と実際に制作していたのは内気な性格の妻マーガレットだった。自身の感情を唯一表現できるBIG EYESを守るため、マーガレットは自分が描いたという事実の公表を考え……。
この映画、マーガレット・キーンが言葉巧みな詐欺師の元夫ウォルターに奪われた自分自身を全て取り戻していく過程を描くのだから、本当は彼女の勝利を祝うサクセスストーリーになるはずだ。なのに、ティム・バートンが撮ると、どうしてもヘンな男ウォルターに愛着を感じる。
自分には才能のかけらもないのに、どこに出ていっても自信たっぷり。御用ジャーナリストと協力しては、セレブに言葉巧みに取り入り、さも大物であるかのように振る舞う。裁判所で絵を描いて対決！という異例の判定においても「ああっ、手が！」と見え見えの言い訳をするが、みっともないながらおかしくて仕方がない。 マーガレットのような絵に対する愛着はかけらもないのに、絵を大衆に売るコツだけはよく知っているし、次から次へと出まかせの言葉が飛び出してくる。ラストに本物の写真とその後の経過が出て来るが「最後まで自分が書いたと主張」し、裁判所の慰謝料も払っていないという。他人の目など気にもならないのだな、きっと。そしてそれでも生きていけるんだろうな。
そんな彼等に手もなく騙された大衆がウラ主人公ではと考えている。本当の絵よりポスターを欲しがる客を見て、ウォルターはポスターを一枚いくらで売ることを考えつくが、額縁にかかった絵よりも、手軽に擦り切れてしまいそうなポスターに書かれた安価な絵を競って求める大衆などに、本当の芸術なんぞわかるものか、と言われている気がする。
『マーズアタック！』以来常連だったジョニー・デップとヘレナ・ボナム・カーターが共に出演していない。夫妻役はケイト・ハドソンとトーマス・ヘイデン・チャーチ→リース・ウィザースプーンとライアン・レイノルズ→現在のコンビに。
ビッグ・アイズ [ エイミー・アダムス ] 楽天ブックス
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