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January 28, 2024
テーマ： ＴＶで観た映画(3871)
カテゴリ： アメリカ映画
みなさんこんばんは。かしまし娘の 正司歌江さんが亡くなりましたね。
さて今日は西部劇を紹介します。
追跡
PURSUED
出演
ロバート・ミッチャム テレサ・ライト ディーン・ジャガー
監督
ラウール・ウォルシュ
音楽
1900年、ニュー・メキシコ。孤児のジェブ・ランドはメドラ・コラム夫人に育てられたが、義母の愛を素直に受けることが出来なかった。育ての恩は十分感じているが、彼は何かに追いかけられ狙われている気がして落ち着かない。メドラの実子アダムとソーリーと共に育って来たジェブは、同じ年のソーリーといつか相愛の仲となっていた。米西戦争が起こると、ジェブは自分かアダムかが従事すべきだと言い出す。出征したのはジェブで、名誉の戦傷を負い英雄として帰って来た。ジェブは相当まとまった金をふところに牧場へ帰る途中、待ち伏せしていたアダムと射ち合い、彼を殺してしまう。正当防衛となったが、実の息子と兄を殺されたソーリーとメドラ夫人はおさまらず。
物語は倒叙法スタイル。まずジェブがソーリーと再会するシーン。そしてこの二人に何があったのか、子供時代から遡る。幼少の頃から、理由もわからず同世代のジェブをライバル視していたアダムと、無邪気に慕っていたソーリー。子役ながらきっちり感情がわかるように演じられていてうまい。
“眠たい瞳のタフガイ”として、常に人生を斜に構えてみているような役で知られるロバート・ミッチャムが新人スターとして主演。しかし明朗快活なヒーロータイプではない。夜の闇を纏う男である。常にトラウマに悩まされ、自身の知らない過去に追われている、
都度都度挿入される過去の映像。ジェブの記憶はきれぎれだ。
「ある日、俺はビュートカントリーに馬で乗る。まるで道を知っていたかのように、まっすぐにこの場所に来た。俺の人生でその家を台無しにする何かがあった。その家は俺だ。これまでに何百万回も見たことがある...暖炉...トラップドア...裏には牛の骨がいくつか。突然息ができなくなって、脇を歩いていると、標識のない墓がいくつかあった。もしあの家が俺だったら、俺のどの部分がその墓に埋葬されたのか？One day I rode up in the butte country... Came straight to this place just like I'd known the way. There was something in my life that ruined that house. That house was myself.I'd seen it a million times before... the fireplace... the trap door...Out back there was some cattle bones. All of a sudden I couldn't breathe, and then as I walked around the side, I came upon some unmarked graves. If that house was me, what part of me was buried in those graves?」
テレサ・ライトは悪女役を演じることなんてあるんだろうか。彼女が出てきただけでまさに天使。彼女のいる場所に神の祝福があると信じられる。
ドアーズのリードボーカルジム・モリソンがこの映画を見ている時に亡くなったとか。2013年5月31日ににロバート・ミッチャムの演技と、ラウル・ウォルシュ監督がこの映画の「強烈なアングルと迫り来るクローズアップ」でオーソン・ウェルズの影響をどのように表現したかを紹介するためにマンハッタンのルービン美術館で上映された。オーソン・ウェルズがウォルシュに与えた最も明白な影響の一つは、ミッチャムとライトが街中を馬車に乗っているところをカメラが追跡するシーンでウェルズの『偉大なるアンバーソン家の人びと』からそのまま取られた。第二次世界大戦後製作されたこの映画は、米西戦争後、約50年前の退役軍人の帰国をドラマ化。
さて今日は西部劇を紹介します。
追跡
PURSUED
出演
ロバート・ミッチャム テレサ・ライト ディーン・ジャガー
監督
ラウール・ウォルシュ
音楽
1900年、ニュー・メキシコ。孤児のジェブ・ランドはメドラ・コラム夫人に育てられたが、義母の愛を素直に受けることが出来なかった。育ての恩は十分感じているが、彼は何かに追いかけられ狙われている気がして落ち着かない。メドラの実子アダムとソーリーと共に育って来たジェブは、同じ年のソーリーといつか相愛の仲となっていた。米西戦争が起こると、ジェブは自分かアダムかが従事すべきだと言い出す。出征したのはジェブで、名誉の戦傷を負い英雄として帰って来た。ジェブは相当まとまった金をふところに牧場へ帰る途中、待ち伏せしていたアダムと射ち合い、彼を殺してしまう。正当防衛となったが、実の息子と兄を殺されたソーリーとメドラ夫人はおさまらず。
物語は倒叙法スタイル。まずジェブがソーリーと再会するシーン。そしてこの二人に何があったのか、子供時代から遡る。幼少の頃から、理由もわからず同世代のジェブをライバル視していたアダムと、無邪気に慕っていたソーリー。子役ながらきっちり感情がわかるように演じられていてうまい。
“眠たい瞳のタフガイ”として、常に人生を斜に構えてみているような役で知られるロバート・ミッチャムが新人スターとして主演。しかし明朗快活なヒーロータイプではない。夜の闇を纏う男である。常にトラウマに悩まされ、自身の知らない過去に追われている、
都度都度挿入される過去の映像。ジェブの記憶はきれぎれだ。
「ある日、俺はビュートカントリーに馬で乗る。まるで道を知っていたかのように、まっすぐにこの場所に来た。俺の人生でその家を台無しにする何かがあった。その家は俺だ。これまでに何百万回も見たことがある...暖炉...トラップドア...裏には牛の骨がいくつか。突然息ができなくなって、脇を歩いていると、標識のない墓がいくつかあった。もしあの家が俺だったら、俺のどの部分がその墓に埋葬されたのか？One day I rode up in the butte country... Came straight to this place just like I'd known the way. There was something in my life that ruined that house. That house was myself.I'd seen it a million times before... the fireplace... the trap door...Out back there was some cattle bones. All of a sudden I couldn't breathe, and then as I walked around the side, I came upon some unmarked graves. If that house was me, what part of me was buried in those graves?」
テレサ・ライトは悪女役を演じることなんてあるんだろうか。彼女が出てきただけでまさに天使。彼女のいる場所に神の祝福があると信じられる。
ドアーズのリードボーカルジム・モリソンがこの映画を見ている時に亡くなったとか。2013年5月31日ににロバート・ミッチャムの演技と、ラウル・ウォルシュ監督がこの映画の「強烈なアングルと迫り来るクローズアップ」でオーソン・ウェルズの影響をどのように表現したかを紹介するためにマンハッタンのルービン美術館で上映された。オーソン・ウェルズがウォルシュに与えた最も明白な影響の一つは、ミッチャムとライトが街中を馬車に乗っているところをカメラが追跡するシーンでウェルズの『偉大なるアンバーソン家の人びと』からそのまま取られた。第二次世界大戦後製作されたこの映画は、米西戦争後、約50年前の退役軍人の帰国をドラマ化。
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