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February 13, 2024
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カテゴリ: アメリカ映画
みなさんこんばんは。元関脇・逸ノ城が断髪式を行ったそうです。今日から2日間ダシール・ハメット脚本作を紹介します。

ガラスの鍵​
The Glass Key

出演
アラン・ラッド ヴェロニカ・レイク

監督
スチュアート・ヘイスラー

脚本 
ダシール・ハメット


ヴィクター・ヤング

町のマフィア的実力者マドヴィグの片腕で賭博師エド・ボーモンは、マドヴィグが支援している上院議員ヘンリーの息子テイラーが通りで殺されているのを偶然発見し、マドヴィグに頼まれて、犯人探しを始める。しかしボーモンは、次の選挙を前にして争っているもうひとりの実力者オロリーに対する、マドヴィグの容赦のないやり方に腹を立ててマドヴィグの元を去る。そんなボーモンを今度はオロリーが仲間にしようとするが、ボーモンが突っぱねたので、監禁されリンチにあう。やっとのことで抜け出したボーモンをマドヴィグが見舞い、二人は仲直り。 そんなとき「テイラーを殺したのはマドヴィグ」という匿名の手紙が事件の関係者たちに送られてくる。殺されたテイラーに惚れていたマドヴィグの娘オパールも、父が犯人だと言い、地元の新聞オブザーバ紙も社説を書く。ボーモンがオブザーバ紙の編集長マシューズの家を尋ねると、マシューズ夫妻、オパール、オロリーとその用心棒が、マドヴィグを犯人と決定づける暴露記事を出す相談をしているところだった。ボーモンは脱出して記事が出るのを差し押さえろとマドヴィグに電話をする。 しかし匿名の手紙を出したのは、ヘンリーの娘ジャネットだった。ジャネットによれば、嫌いなマドヴィグに無理にキスをされ、それを知った兄テイラーがマドヴィグを追いかけて口論になり、マドヴィグに殺されたのだと言う。それをボーモンから伝え聞いたマドヴィグは自分が犯人だというが、ジャネットがボーモンまでを裏切らせようとしたことを知って、嫉妬のためボーモンをお払い箱にする。 ボーモンは、オロリーにお払い箱にされた用心棒をそそのかし、オロリーを殺させる。さらに検事にマドヴィグがテイラーを殺したと伝え、ヘンリーとジャネットにマドヴィグが逮捕されそうだと告げる。突如外出しようとしたヘンリーに「テイラーを殺したのはあなただ」と言うボーモン。ヘンリーは再選のためマドヴィグが必要だった。それでマドヴィグに突っかかった息子を殴り殺してしまったのだ。ヘンリーは逮捕され、町を去るボーモンにジャネットはついていく。マドヴィグが「幸せに」と言って出ていったドアをボーモンはずっと見続けていた

ポール・マドヴィグ:「私は一般社会に打って出る。彼は実際に家の鍵をくれたぜ。
I'm going to society. He's practically given me the key to his house. 」
エド・ボーモン「 ああ、ガラスの鍵だ。手の中で壊れないように注意しろ。Yeah, a glass key. Be sure it doesn't break in your hand. 」

 タイトルの「ガラスの鍵」は「当てにならないもの」という意味。ポール・マドヴィグが選挙戦においてラルフ・ヘンリーを支援する時に「鍵を手に入れることができる」と言うとエド・ボーモンは「それはガラスの鍵にすぎない」と言う。マドウィグとボーモンはいわゆるはみだし者で、世間からは認められていない。そこでマドヴィグは、惚れた女もいることだし、上院議員候補を支援することで、一般社会に受け入れられる夢を見た。ところがそんな希望を逆に利用されてしまうというフィルムノワール。鍵がガラスであるゆえに壊れやすいという比喩でもある。

 さて、映画でもマドウィグとボーモンの友情はぎりぎりの所で保たれるが、映画の外でも熱い男の友情物語があった。義理人情に篤い賭博者を演じたアラン・ラッドは、他の俳優やスタジオ幹部よりも映画スタッフとの友情を好んだ。それでも、彼は何人かの共演者、特にこの映画の特に悪質な戦闘シーンで誤ってラッドを本気で殴ってしまったジェフ役のウィリアム・ベンディックスと永続的な友情を築くことができた。ラッドはベンディックスの誠実な謝罪に非常に驚いたので、彼らはすぐに友情を築いた。通りを挟んで向かい合った家を購入したこともあった。ベンディックスの妻テスによると、ラッドの妻でマネージャーのスー・キャロルがベンディックスの兵役の欠如について率直な発言をしたため、後年絆がぎくしゃくした。板挟みになり、二人の間の傷が癒えるまでに10年かかった。。映画で敵対しても、プライベートでは大の仲良しで、一躍スターダムに躍り出たラッドよりも、助演の多かったベンディックスの方が、息が長く活躍できた。次第にラッドはキャリアが低迷して自滅的になり、1960年代に舞台の仕事で頻繁に町を出て成功していたベンディックスに大きく依存していた。ベンディックスの悲痛な心は、1964年1月のラッドの早すぎる死(自殺の可能性もある)を受けて明らかになった。ベンディックスの健康状態は急速に悪化し、同年のクリスマスの1週間ほど前に彼も気管支肺炎で亡くなった。



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最終更新日  February 13, 2024 06:53:45 AM
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