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特許制度の目的を知っていますか?わが国の特許制度は「特許法」に規定されていますが、法律には必ずその目的が書かれています。そこのところを抜き出してみましょう。特許法第一条この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。発明を奨励することによって、産業の発達を促していくことが目的なんですね。そして、そのための手段として、発明の保護と利用を図ると書かれています。発明の保護というのはわかりますよね。特許権によって排他的に独占させるということが、発明の保護ということです。では、発明の利用を図るというのは、どういうことなんでしょうか?
2008.01.31
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様々な歴史はもう少しきちんと調べる必要はありますが、いずれにしても「発明についての専売を特許する法律」が、「特許法」と略されてしまい、特許、特許権という実態の分からない名称になってしまっているのですね。たかが名前の問題ですが、この曖昧な名称が様々な問題を引き起こしているような気がします。特許というのはなんだかよく分からないがすごい。特許を取ると独占して儲かるらしい。そのアイデア折角だから特許を取っておけば・・・特許なんてすごいものはうちには関係ない。などなど。結局、特許が何か難しそうな大層なものだから、制度の内容を知ろうとしないことで、様々に的外れな対応をしてしまうことが、時に顕在的または潜在的な損失を生んでいるのではと考えています。だから、特許というのはどういう制度か、一緒に見ていきましょう。
2008.01.30
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特許の英語はpatentですが、この語源はラテン語で「公開する」を意味するpatentesだそうです。中世の英国で国王の公開文書Letter Patentとして、専売権(monopoly)が与えられたのが、特許制度の端緒となっているため、特許をpatentというようになったとのこと。 この当時は「発明」という概念がなく、専売の対象が発明物になってくるのは、後年のことなんですね。だから、明治時代に参考にしたヨーロッパの法律も専売法であったので、日本でも「専売特許条例」となったようです。やがて、「専売特許」の専売の方が略され、「特許法」となったのですが、なぜ専売が取れたのかが私はよく知りません。どなたかご教示いただけませんでしょうか。とにかくこのような流れで「特許」という語が、特に許すという一般的な語義に加えて、いわゆる「特許」を指す言葉になったのです。 ところでpatentの語源の「公開する」ですが、この公開するということが、特許法の目的でもあるのが面白く思います。この「公開」はとても重要な要素にもかかわらず、日本語の名称には一切現れていませんよね。このことも、とても不思議なことに感じます。
2008.01.29
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特許法は、明治18年に「専売特許条例」として公布されたものが、改正を繰り返して今日に至っています。現在の特許法は、昭和34年に全面改正されたものがベースになっています。ちなみに明治4年に「専売略規則」というのが出ていますが、運用ができずに1年で施行停止となっています。さて、この「専売特許条例」という名前に注目です。何を特許したのかといえば、専売することを特許したんですね。これでやっとわかりましたね。しかしこれでは何も解決されていません。何を専売することを特許したのかが、「専売特許条例」という名では分からないからです。ところで専売特許条例よりも1年早く、明治17年に商標条例が制定されています。「のれん」の方がなじみが深かったのでしょうね。意匠は明治21年、実用新案は明治38年と特許より後ですが、意匠条例、実用新案法と今へ続く名前で出ています。特許だけが最初から変です。
2008.01.28
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実用新案権は、実用上の新しい考案についての権利ですね。意匠権は、意匠すなわちデザインについての権利ですね。商標権は、商品に付する標識についての権利ですね。著作権は、著作あるいは著作物についての権利ですね。どれも分かりやすいストレートな名前です。でも、特許権って?特に許された権利としか分かりませんね。何を許されたの?そもそも「特許」とは、「特定の人のために新たに特定の権利を設定する行政行為」(広辞苑より)という意味の言葉です。たとえば、「鉄道の敷設権が特許される。」などという使い方がされています。この意味でいくと、「特許権が特許される」となり、何がなんだか訳が分かりませんよね。みなさんは意味が分かりますか?
2008.01.27
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これまでずっと、小さな会社の知的財産と経営戦略について、ああだ、こうだと書き綴ってきました。同じようなことをグルグルと何回も書いたような気がしますが、これは私自身が思考を巡らせながら書いてきたためで、私の限界も示している形となっています。まだまだ、ぐだぐだと書いていってもいいのですが、ちょっとこの辺できちんと考えていきたいと思い、不連続的にこちらで書くことにしました。そして、ここでは主に特許について、あれこれと方向を定めず書いていきたいと思います。ちなみにランチェスターについてはこちらで、日々のあれこれはこちらのmixiで書いています。よかったら見てください。 特許のあれこれ。「特許」という名前から考えてみます。「特許」っていう名前って変じゃありませんか?私はずっと変だと思っています。だって、「特に許す」って、いったい何を許すのかが分からないじゃありませんか。こんな変な名前はありません。だから、この名前からあれこれと考えていきたいと思います。
2008.01.26
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アメリカのテンプル大学の創設者で、牧師であったラッセル・コンウェルという人の「ダイヤモンドの土地」という話があります。これは全米で6000回も講演した話で、アメリカのビジネスマンには有名な話だそうです。ダイヤモンドを掘り当てて大金持ちになった人の話を聞いた人が、先祖から受け継いだ農地や家財を売り払い、ダイヤモンドの鉱脈探しに出かけます。しかし、鉱脈を見つけられないまま、資金を使い果たしてしまいます。そして、失望と苦しい生活に耐えられずに断崖から身を投げ、死んでしまいます。ところがこの人から農地を買った人が、農地で珍しい石を見つけます。専門家に調べてもらったところ、まぎれもなくダイヤの原石であることが分かりました。なんと農地に有望な鉱脈があったのです。この人は一躍大金持ちになりました。これがその物語のあらすじです。成功のもとは、遠く離れた所にあるのではなく、自分にとって一番近いところにあるのだ、という話ですね。これは人生の様々な場面に応用して考えることが出来ます。差別化を考えるときにもそうです。差別化の可能性は、他の業界や他の商品にあるのではなく、いまの業界や商品の中にこそあるんですね。ただし、業界にドップリつかりきっているとそのことが見えないだけです。自分自身の商売の中身を掘り下げて考えることこそ、差別化に必要なことなのです。その意味では、社長自身の差別化が、まず必要ともいえるのですが・・・
2008.01.25
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結局、差別化をしようと考えて、結果的に安直な道を選んでしまい、うまくいかないことの原因は、差別化を外に求めることにあります。今やっていることと違う分野の商品、今やっていることと違う業界、今やっているところと違う地域、今やっている相手と違う客層。どうしてもこういう未知の分野に出て行こうとしがちです。今やっていることがうまく行かなくなったので、何か差別化を図って業績を良くしよう。こう考えるので外へ目が向くのですね。でも、それはこれまでの自社との差別化にはなっても、本当に必要な差別化にはなりません。競争相手との比較で考えるという視点がないと、こうなってしまいます。あなたが考えている差別化を果たしたとしても、そこに既にいる会社との競争になるだけで、長く経験を積み重ねているそれらの会社と競争するのは、著しく条件が不利なところで勝負することになります。そういう会社すらいないという分野を開拓するのは、そのような分野を見つけること自体が難しいですし、先頭で開拓して行くことはとても苦労を伴うものです。余談ですが、25年近く前、札幌にいた頃に友人と話をしていて、今からカーリングを真剣に始めれば、オリンピックに出られるんじゃないか?と半分真剣に、半分冗談で話したことがあります。先の冬季オリンピックでやっと人々に知られるようになったカーリングですが、当時は北海道においても、何かそんな競技があってオリンピック種目になるらしい、程度の認識でしたから、うまくすればオリンピックに・・・と思うのも無理はない。(笑)でもその当時でも、オホーツク沿岸の常呂町あたりで取り組み始めていたようですので、いきなり参入してもオリンピックは無理!実に浅墓な考えなんですね。結局、どこでカーリングができるんだ?という話になって立ち消えになりましたが。(そんなに真剣に考えたわけじゃありませんよ)笑い話ですが、経営の世界ではこれと同じ様なことを、真剣にやってしまって失敗することが、日常茶飯事なのです。カーリングなら誰もが無理なことが分かりますが、経営になると途端に分からなくなる。とても不思議なことです。-------------------------------------------------経営の基本を学ぶ「戦略社長塾・原則コース」(全4回)を2月6日と2月12日スタートの2講座開設します。また、テーマ別勉強会として「商品戦略勉強会」(全6回)が2月14日からスタートします。詳しくはこちらをご覧ください。
2008.01.24
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近い将来伸びそうな商品には、例えば環境関連のものがありますね。こういう分野に取り組もうという社長さんは、真面目な人が多いでしょう。もちろん、ひと山当てようと考えているでしょうが、それ以上に世の中の役に立ちたいと考え、商品開発を行っているはずです。その意味では、儲かっているものに手を出すのと違い、安直な考えで取り組んでいるわけではありません。ところが、全く新しい分野が多いので、自分が取り組んで進めているものと、他社が進めているものとを比較するための情報が乏しく、比較の基準もはっきりしていませんので、客観的な評価ができにくいのですね。そうすると、意欲的な社長さんほど、自分のところのものこそ、本質的に問題を解決するものだと思い込みやすくなってしまいます。売れないわけがないと・・・そして、売るところに力を入れず、商品のさらなる改良に邁進する。売るのは他人任せというのもザラですね。 実際には黙っていても売れるような大発明というのはそうそうありません。だから、売るところが弱ければ、どんなにいいものであっても売れません。作り出した「もの」に関しても、いいというのはあくまでも社長さんの主観ですから・・・結局、有望な分野でいいものを作り出せば・・・という考え方が安直であるんですね。
2008.01.23
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今流行っていて儲かっていそうなものに手を出すということは、先行業者の餌食になるだけですね。既に売り方を確立して、多くの顧客を掴んでいるから儲かっているのですが、そのどちらもない者が参入しても、うまくいくはずがありません。せいぜい市場を賑わわせて、強い先行業者を儲けさせるのがオチです。これを「人の尻馬に乗る」といいます。また、「鶏口となるも牛後となるなかれ」という言葉の「牛後」となることに相当します。いずれも「尻」の方なんですね。本当に小さな会社がやると、尻も尻、尻尾に付いた糞くずのようなものですから、雨が降ると簡単に洗い流されて、業界のこやしになるんですね。これはランチェスターの竹田先生の説明ですが、なかなかわかりやすいですね。まあ、売れているものに飛びつくというのは、全く安直なことですから、楽な道を選んだということでは、何もしない(できない)でいるという人と本質的に変わりはないんですね。変な投資をしないという点では、何もしない方がましかもしれません。 では、近い将来伸びそうなものに手を出すのはどうでしょうか。売れてるものに飛びつくのと違い、こちらはちょっと真面目な香りがしますね。
2008.01.22
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差別化の話でしたね。楽な道をついつい選んでしまい、差別化を図ることができず仕舞にいる。これが圧倒的に多いんです。とりあえず何とかなっていることが、問題を深刻化させます。ちょっとした症状を放置していて、症状の急変で病院に駆け込んだ時には、すでに手遅れだったというのと同じです。ところで、もうひとつの楽な道があります。儲かりそうな商品、話題の商品に飛びつく。あるいは、社会問題になっている分野に参入しようとするものです。この分野は伸びている、あるいは伸びそうだからと手を伸ばすのですが、これはあまりにも安直な選択です。でも、本人は安直な選択だと思っていない。とても真剣なんですね。だから、問題は深刻なんです。そして、根は何ら対策を打てない場合と実は一緒なんですね。
2008.01.21
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今日の昼前に小さな地震がありました。静岡市駿河区は震度1とのこと。揺れも小さかったのですが、揺れた時間もほんの1秒程度。わが家では私と下の子が椅子に座っていたので感じましたが、妻と上の子は気づいていませんでした。大きな変化は誰でも気づきますが、ちょっとした変化でも、気づいたり気づかなかったり。震度1の地震では別に差は生じませんがね。
2008.01.20
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松下電器が社名をパナソニックに変えると言うニュースは、方々に衝撃をもって受け止められていますね。でも、このニュースに関しては、「松下」の名前を捨てるという点に焦点を当てすぎているように思います。もちろん「あの」松下幸之助さんの「松下」ですから、単なる社名変更ではないのですね。でも、もっと大事なのは、ブランドを「パナソニック」に統一することなんです。そもそも、松下電器製の製品を買った人で、「松下の冷蔵庫」を買ったという人はほとんどなく、「ナショナルの冷蔵庫」を買ったと思っているでしょう。また、「松下のテレビ」を買ったという人もほとんどなく、「パナソニックのテレビ」を買ったと思っているはずです。ましてや海外では、パナソニックはよく知っていても、松下の名前を知っていることすら稀でしょう。つまり、松下のブランドは、松下幸之助さんにまつわるもの以外では、価値がほとんどないに等しいのですね。さらに国内ではナショナルとパナソニックの2つのブランドがあって、それぞれに力を注ぐことで力が分散しています。いまや電器製品は全世界で戦っていることを考えると、海外で使える「パナソニック」に統一することは、ごく自然なことであり、むしろ遅きに失したという感もあります。「松下」の名前が大事なのは、松下電器の内部だけであって、お客にとっては「松下」という名前は、とうに過去のものになっている。中にいるとこのズレのもつ意味の重大さが、なかなかわからないものです。だからこそ、「松下」を捨てたというところに焦点があたるのかもしれませんが・・・
2008.01.19
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要は他人のためにいかに一生懸命になれるか、ということですが、この「他人のため」を商売上でどう実現するかを考えていかなければなりませんね。昨今、「他人のため」というと、ボランティア活動を考えてしまいがちですが、仕事上で他人のためになっていないのに、それ以外のことを熱心に取り組むのは、どうかと思います。まあ、それはさておき、この「他人のため」というのは、その人の信条、宗教、倫理観などになければ、簡単にできることではないでしょう。ですから、まずは四の五の言わずに、仕事に時間を投入することなんですね。とりあえずの覚悟さえできれば、時間を投入するのは、今からでもすぐにできることですね。そして、商売にとっての他人とは、まずはお客様ですから、なぜお客様のためになることを熱心にやらなくてはならないのかということを、倫理などの精神的な面からではなく、商売(経営)の原則から解き明かして行き、理解した上で、投入した時間をお客様のために使っていくのです。こうすれば、早く行動ができることとなりますし、成果も早く出てきます。成果が出てくればうれしいですから、さらに先へ続いていくわけです。そして、継続させていくことによって、レベルが上がっていき、何をすべきかがすぐに分かるようになっていきますから、ついつい楽な道を選んでしまうことが、無くなっていくのですね。
2008.01.18
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修行だと思って時間を投入してみる。そう書きましたが、これ自体も簡単にできることじゃない。それができれば苦労がないといったところかもしれませんね。だから、差が付くとも言えるんですが・・・ここで日本人が弱いのが、宗教がないことではないかと最近思っています。宗教というと怪しげに感じる人もいると思いますし、実際に洋の東西を問わず、怪しげな宗教も多いのですが、ここでの宗教は、生き方の規範としての宗教を指しています。生き方に基準があるのかないのか、これはとても大きな差となります。基準がなければ、自分の意思でと言いながら、楽な道にずるずると行ってしまうことを防ぐことが難しくなります。基準があればブレーキとなります。もうひとつ、頑張っている時に、ふと何のために頑張っているのかという虚しい気持ちに陥ることを防いでくれるでしょう。優れた宗教は、まわりの人のことを考えて生きることを説いているからです。宗教と言ってもいいし、道徳とか倫理とか言ってもいいですが、生き方の基準を持つことはとても大切なことと思います。ちなみに宗教は老舗の宗派がいいでしょう。長い年月に揉まれていますから。
2008.01.17
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その道のプロといわれる優れた人の話を聞くと、もちろん子供の頃からあこがれていて、その夢を一直線に追いかけてきた、という人もいますが、逆に今の仕事をやるようになったのが、たまたまであったという人も結構多いんですね。むしろこちらの方が多いんじゃないでしょうか。出会いや成り行きで、たまたま入った会社がこの業界だった。ほとんどの人がそうやって就職したと思います。スタートは同じですね。でも、その先で差が付いているんです。いやいや仕事をしたり、自分には向いていないんじゃないかとやる気をなくしたり、そういう人は、何事も成すことができません。たまたま縁あって出会ったのだから、頑張って腕を上げようと考え、仕事に打ち込み、仕事のレベルを挙げるための勉強をしっかりとやってきた人だけが、優れたプロとなることができるのです。なかなかそうは思えないかもしれません。でも、とりあえず仕事に時間を投入してみればいいんです。とりあえず3ヵ月間仕事に集中してみる。修行だと思ってやってみる。期間を区切れば、始められますよね。この時間を投入することが、すべてのスタートとなります。強い願望をもつためのスタートもここです。
2008.01.16
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人間は放っておくと、困難な道と楽な道が現れたとき、楽な道へ行ってしまうものです。植木等ではありませんが、「わかっちゃいるけどやめられない」というのが人間の性なんですね。これを言い換えると、困難な道を経て成功するためには、困難な道を選択する意志がなくてはならないということですね。決断力といい換えてもいいかもしれません。では、困難な道を選べる人と、そうでない人との違いは何かというと、何とでしても成功させようという、強い願望を持っているかいないかの違いです。この辺あたりまではよく言われることでしょうが、では、強い願望を持つためには、どうしたらいいんでしょうか?う~ん、と唸ってみても強い願望は生まれませんね。目標を紙に書いてみても、それだけでは強い願望には転化してくれません。(これでできる人は、もともとすっと強い願望を持てるごく少数の人です)夢に向かって一直線という人は、確かに素晴らしいですが、誰もが夢を持たなければならないとなると、夢を持てないことに絶望してしまう人が、多数出てきてしまいます。これは、夢を持つというところから入ってしまうことの誤りなんですね。でも、こういう話をするのは、夢をすっと持てて、かつそれに向かって一直線に進むことが、何の疑問もなくできた人ですから、そうでない多くの人と齟齬をきたしてしまうんです。では、どうしたらいいかという問題に入ります。
2008.01.15
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差別化ができない。同質化に陥ってしまう。この結果、中小企業の7~8割が、赤字になっているのです。なぜ、こうなってしまうのか?ひとつには、差別化の意味、あるいは差別化のやり方といったものが、根本的に分かっていない無知によるものがあるでしょう。非常に多くの社長がこの状態にあるのですが、一向に勉強しようとしない人がほとんどです。次に差別化が重要なことは承知していて、どういうやり方があるかもある程度考えられるけれども、それが極めて困難な道なので、ついつい楽な方を選んでしまっている場合があるでしょう。この楽な道の選択について、「失敗学」で有名な畑村洋太郎さんは次のように書いています。----------------------------------------------------------右に行くか、左に行くかの判断を求められたときに、正しい道を選ぶと困難の連続であることが見える人は、つい楽な道を選んでしまいます。そして、いったん楽な道を選択するとその道を歩き続けるしかなくなり、ついには破滅に至ります。途中で気づいて正しい道に乗り換えようとしても、間に立ちはだかる尾根が高すぎて乗り越えることができません。(「決定学の法則」より)-----------------------------------------------------------この説明は登山を例にされていますが、分岐点で正しい選択ができなければ、その後では間に尾根が立ちはだかり、容易に変更はできなくなってしまうのですね。それでも、人間は楽な道に行ってしまうものなのです。 前者の勉強しようとしないというのも、勉強するのがつらいから、まあ何とかなるさといって楽な道を選んでいるわけですから、この楽な道を選んでしまうというところにメスを入れなければ解決しませんね。
2008.01.14
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少しは(あくまでも少しはですが)ストイックに仕事に打ち込みたいものだ。そう思って、そういえばストイックは何でストイックというのか、気になったので調べてみました。(そんなことも知らんのかという声はなしにしてくださいね。)「ストア学派の」という意味だったのね!ストア学派といえばゼノン!う~ん、この辺を追っていけば、色々な方向に思考が発展しそうだなあ。
2008.01.13
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今朝の静岡は、雨が降っていましたが、とても暖かでした。でも、そこからあまり気温が変わっていない感じで、徐々に寒さを感じ始めています。気温自体はまだまだ高いのでしょうが、人間の感覚は変化に反応するようですね。積分的ではなく、微分的ということでしょう。今日はこのあと気温がぐんぐん下がっていき、真冬の寒さに戻るようですから、とても寒く感じることでしょう。風邪をひかないように気をつけなくちゃ!
2008.01.12
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差別化の逆は同質化です。同質化というのは、市場占有率1位の強者が取る戦略です。2位以下の企業が差別化してきたら、直ちに真似をして同質化させる。スキを見せないということですね。かつてアサヒビールがスーパードライを出した時、業界でダントツに1位だったキリンビールは、これを静観してしまいました。その結果は皆さんご存知の通りですね。あわててドライを出したときには、すでに手遅れだったのです。ちなみにこの時にサッポロやサントリーもドライビールを出してきましたが、差別化しなくてはならない下位の会社が、自ら同質化しているのですから、全くの自殺行為ですね。あの時サッポロ贔屓の北海道民の何人かとサッポロビールがドライを出すとは何たることか!と話していましたが、お客の立場からだと、案外本質が見えているものですね。強いところに追従してしまう以外にも、同質化のわながあります。せっかく差別化できるものを生み出したのに、用途や客層を絞り込まないで、こういうところにも使える、ああいうところでも使えるだとか、こういう客層にもいいし、ああいう客層にも売り込めるのでは、などと欲をかいて対象を広げてしまうと、差別化のポイントがボケてしまい、同質化と同じ効果が表れてしまいます。幅が広くなることにより、強いところが取り込みやすくもなりますね。特徴のあるものを作っていこう、強いものを作っていこうという強い意思が社長にないと、結局は同質化してしまい、強い競争相手から強い圧迫を受けて、いつまでたっても苦しいままなのです。
2008.01.11
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このところ差別化という話をしてます。差別化、差別化といいますが、では、何をどう差別化したらよいのでしょうか?ほとんどの経営者がここで躓くんですね。多くの経営者は、何をどう差別化していいのか分からないまま、結局何もしないまま、業績を悪化させます。その他の多くの経営者は、何を差別化すべきか、どう差別化すべきか、このところを間違えて、トンマな差別化をし、業績を悪化させます。何をどう差別化すべきかという問題は、とても大きな意味を持っているにもかかわらず、ほとんど理解されていないのですね。これは、差別化というと、何となく分かった気になってしまうのが、重要な原因の1つではないでしょうか?競争相手と差をつけることが差別化ですから、言葉としては、何も難しいことはありませんね。だから、何となく分かったつもりになりますし、「そんなこと分かってるよ!」という反応にもなります。ところがなぜ出来ないかというと、差別化の対象が分かっていないからなんですね。差別化の対象、それは経営そのものです。経営が分かっていなければ、差別化もできないのは道理ですね。差別化が分からなければ、知的財産の活用もへったくれもない訳です。だから、知的財産を有効活用するためには、経営のことをきちんと学び、経営戦略の実力をつけることが先決なんですね。こんなこと、知財や特許に関する本に書いてませんよね。(笑)
2008.01.10
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いうまでもないことですが、差別化とは、お客から見て違いが分からないと差別化にはなりません。この当たり前のことが忘れられています。差別化に取り組んでいるという場合の内容が、単に自社の従来商品・技術とは違うということであったり、業界の中でちょっと変えてみたということであったり、とにかく、お客からみてどこが違うの?というレベルにとどまっていることが多いですね。もちろん説明を聞けば、どこがどう違うのかがわかりますが、(これすらわかりにくい場合もありますね)「それで?」という場合が多い。つまり、お客から見て、その違いに意義を見出せない、そこが違うことによりメリットを感じない、そんな場合がほとんどだということです。ここで考えなくてはならないのが、知的財産権のことです。特許権や実用新案権、意匠権などの製品に関わる知的財産権は、出願時以前に同じ物がないという「新規性」が、登録されるための重要な要件の1つとなっています。この延長上で差別化を考えるとうまくいきません。差別化にとって「新規性」は、1つの要件とはなり得ても、必ずしも大事な要件とは限らないのですね。場合によっては商品の「新規性」がまったくなくても差別化は可能です。ここの違いが分かっていないと、「新規性」に振り回される結果となり、業績は向上するどころか悪化してしまいかねません。特に技術系の社長は要注意です。ではこうならないためにはどうすべきか。第一に社長が経営戦略の実力を上げなければなりません。技術系の社長の中には、時々経営の勉強を軽視している人がいます。技術の体系に比べて、経営は形がないので、胡散臭く思っている社長がこのタイプですね。「いいものを作っていれば・・・」とよくいいますが、経営戦略の実力が高くないと、本当にいいものは何かがわからないのです。次に、副次的に社長が知的財産権の制度について、その基本的な枠組みに関する知識をきちんと身につけることが必要です。その上で、決断力が大事なんですね。
2008.01.09
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どう差別化するのか。これを見つけることは難しいのですが、社長がやらねばならない仕事です。そして、社長がぐずぐずしていて、差別化を図らないままにずるずると経営していると必ずジリ貧になります。その証拠に、何の工夫もない品揃えのままで、潰れていった商店が、あなたの周りにもたくさんあるでしょう。こういう店主は、自分が差別化を図らなかったことが、潰れた原因だとは思っていません。大型店が進出してきたから、景気が悪くなったから、政策で保護してもらえなかったから、だから潰れたんだと、周りのせいにしているはずです。気の毒な面は確かにありますが、勉強しようとしない店主や社長に同情の余地はないと思います。それほど経営とは、厳しい実力主義の競争の場にあるということをきちんと認識すべきですね。さて、差別化ですが、難しいともいえますし、それほど難しいものではないともいえます。社長の戦略実力と決断力さえあれば、さほど難しくはないといえるのです。
2008.01.08
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27日の日記の続きに戻ります。差別化に成功するためには、本流にありながら見過ごされている所をいかに見つけ出すかが鍵になります。これは、お客から見ると、誰にも構ってもらえなくて、不便を強いられているところになります。 ものを作る立場から探そうとすると、そこに不便に思っているお客がいるのか、お客が誰もいない、つまりそれを必要とする人がいないから、誰も手をつけていないのかが見えません。だから、お客の側から見ていかないと、この見過ごされている所は、見つからないのですね。そして、そういう立場でものを考えられるのは、従業員100人以下の小さな会社では、社長ただひとりなのです。社長にしかできませんし、社長がやらねばならない仕事なのですね。ここがとても大事なところです。甚だしい誤解が多いところです。
2008.01.07
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商品と客層の絞込み。簡単なようでこれが難しい。絞り込んでいくと、こっち(の用途)にも売れるんじゃないか?と色気が出てきます。そして、せっかく絞り込んだものが、また拡がってしまいます。そして、とても中途半端なものに落ち着く。社員の意見を聞きすぎると、こうなってしまいますね。戦略実力があるかどうかは、このような時に絞り込んで決断できるかどうか、これで分かりますね。
2008.01.06
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今日はこのあと某企業へ初出動です。その他、初駐輪場、初電車(JRになりますね)、初市外(清水区通過も初ですね)なども。正月に本当に動いてないことが、バレバレですね!(笑)動き初めといったところでしょうか。
2008.01.05
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知的財産とマスコミに関して、もうひとつ話をしておきます。少し前に新聞を読んでいると、ある小さな会社の新商品開発の記事が出ていました。商売柄そのような記事には目を通すのですが、その記事には大きな問題がひとつありました。知的所有権登録(著作権)を済ませ云々というようなことが書いてあったのですね。これ知っている人は「あ~あ、また」と思うことですが、知らない人には何が問題なのかが、全く想像がつかないことと思います。実は「知的所有権登録」というのは、知的所有権協会なる民間団体が勝手にやっていることで、これに登録しても法的権利は全く発生しません。記事にはカッコ書きで著作権と書いてましたが、この知的所有権登録は、著作権でアイデアを保護できると謳ったものです。しかし、著作権は表現そのものを保護しても、アイデアは一切保護されません。機械や商品などの形や機構などは、特許や意匠などの産業財産権で保護されることになっており、著作権の対象外なのです。だから、知的所有権登録された物のアイデアをパクられても文句のつけようがないのですね。つまり、件の新聞記事は、「こんな新商品を開発しましたけど、そのアイデアは保護されていないので、どうぞご自由にお使いください」と言っていることと同じなのです。問題はその会社の社長と記事を書いた記者、そしてその記事を載せた新聞社の三者にあります。社長は、少なくとも知的財産権について、最低限の勉強すらしていないことが問題ですね。知的所有権登録なら安くて済むという口車に乗せられてしまったということは、オレオレ詐欺にひっかかったのと大差ありません。記事を書いた記者は、知的財産権のことについて勉強したことがあるのでしょうか。少なくとも企業を取材して記事を書く立場にあるなら、裁判にもなっている知的所有権登録の問題ぐらい知っていなければならないでしょう。ネットで検索すれば、山のようにこの問題を扱ったページが出てきます。こんな簡単なこともしていないで、かような記事を書いてしまった罪は重いと思います。そして新聞社です。なぜこの記事の問題について、だれも気が付かないまま発行されてしまったのでしょうか?余りにもお粗末なことではないでしょうか。私は重大な責任があると思いますが、みなさんはいかがお考えでしょうか?いずれにしても、この知的所有権登録の問題が、余りにも知られていないことに愕然とします。この問題については、例えば弁理士会のこのページなどが参考になります。
2008.01.04
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このところずっと富士山がくっきり見えています。雪をしっかり被ったきれいな富士山です。パソコンに向かうと、その先に見えています。向かいの屋根の上にちょっとだけですが。 これが、どれだけすごいことか、静岡の人はほとんど気付いていません。こういうことって、多いですよね。
2008.01.03
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大晦日の日記の続きです。 さて、中国の話で今年はおしまいです。でも、この話には続きがあります。問題は中国だけではないということです。そうそう、東南アジアも・・・ということではありません。他の国の問題も中国と同じですからね。というところで終わっていましたね。もう1つの問題はどこにあるかというと、他ならぬ日本にあるのです。いや、昔はともかく、今の日本は、知財権保護に関して先進国だから・・・そう思う方もいるでしょうね。企業の知財戦略に詳しい弁護士で弁理士の鮫島正洋さんの編著による「新・特許戦略ハンドブック」(2006、商事法務)という特許戦略に関わる人にとって必携の本があります。この序章は「わが国における知財国家戦略」と題して日本の知財改革のあらましと企業の知財戦略のあり方などを概観していますが、全15ページのこの序章のうち約5ページを割いて、中小・ベンチャー企業と大企業の間に横たわる知財の諸問題を取り上げています。この諸問題とは、大企業が中小・ベンチャー企業の知的財産を尊重していないことが日常茶飯事であることで、さらに、政策も大企業中心であるために、この大きな問題に対処できていないことを指摘しています。もっと簡単にいえば、大企業がその優越な地位を利用して、中小・ベンチャー企業のアイデアや技術をしばしば横取りしているが、そのことを訴えにくく、訴えても裁判を対等に闘える資源がなく、泣き寝入りするしかない。また、そのことが表に出にくいために、問題が認識されていないということです。ちっとも簡単になってませんが・・・(笑)つまり、日本でも知的財産はちゃんと尊重され保護されるようなことには、未だになっていないのです。中国との違いは、あんなに表立ってやっていないだけ。だから、本当のところは、中国に偉そうなことはいえないのです。これは大きな問題なのですが、中国の問題以上にすぐに解決しそうにありません。政策が大企業中心であることは、官僚を総入替でもしない限り、すぐには無理でしょう。つまり、私たちの努力では変えられない。そういうことに不満を言っても始まらないことですね。ですから、中小企業の社長としてなすべきことは、日本の大企業は中小企業の知財を横取りする、という前提条件のもとで経営することです。これは、諦めを意味するものではありません。会社が置かれている条件を考慮して、経営を考えていくのは当り前ですからね。 それにしても、マスコミもこの日本の産業の将来にとって重要な問題を正面から取り上げられないでしょうね。マスコミ自体が大企業体質ですから・・・
2008.01.02
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皆さん、明けましておめでとうございます。今年もこのブログをよろしくお願い致します。賀正前にも書いたかもしれませんが、この言葉は、「お金(貝)が正しく加わる」と分解できます。社長にとってとても縁起の良い言葉ですね。ただし、賀正が使えるのは、黒字の社長だけで、赤字の社長は使えません。これは、竹田先生の講演のネタです。ただ加わるだけでなく、「正しく」というところが大事ですね。(笑)皆さんも今年はお金が正しく加わりますように。
2008.01.01
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