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2019年5月刊マカロン文庫著者:未華空央さん地味OLの里咲は、両親に無理やりお見合いをさせられる。その場にいたのはなんと御曹司で副社長の潤希だった! 抜群に仕事ができ容姿も完璧な潤希には釣り合わないと身を引こうとする里咲に、潤希は「だったら君を変えてあげる」と全身コーディネートを施し、いきなり新居の豪邸を用意するなどお姫様扱いの溺愛猛攻をスタート! 会社でも人目を憚らず愛情を注いでくる潤希に戸惑う里咲だったが、飲み会で男性に介抱されているところを潤希に目撃される。すると「悪い子だね……」と優しい潤希が豹変、独占欲をむき出しにして激しく求めてくる様に里咲はすっかり溺れてしまい…。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 須藤里咲=製薬会社の総務部に勤める会社員。 成瀬潤希=里咲の勤め先の御曹司で副社長。 曽根雄大=里咲の同期。タイトル通りのお話です。地味OLが副社長に見初められた上に、見合い相手として現れ、あれよあれよという間に婚約成立。あんな素敵な人と私が結婚?半信半疑で自信の無いヒロインに自覚させるべく、外堀を埋めていくヒーロー。そんな最中、モテモテのヒーローが美人と親し気に話してて誤解したり、ただの気のいい友人だと思ってた同期から告白されたり、ヒーローと婚約してからというもの、感情を揺さぶられっぱなしのヒロイン。でもまぁ、彼女一筋なヒーローは浮気などするはずもなく、あの時の美人は縁談になりかけた顔見知りだったというオチ。目出度く誤解も解けて、ヒーローからプロポーズされて終わっています。100ページくらいの内容なので、展開自体は非常にシンプル。自覚がないだけで、実は可愛くて陰では人気のヒロインに一目惚れしたヒーローは、運良く知り合いの総合病院院長婦人であるヒロインの伯母から持ち込まれたヒロインとのお見合いに大歓喜。短編ながらも、ヒーロー側の心情を描いたエピソードが合間に挟まれてたので、その気持ちを知らぬはヒロインばかりなりって感じで面白かったです。正にシンプルイズベスト。ホント、こういうのでいいんだよっ。最近、夏バテでモチベが上がらず、どうにも読書が捗らないので(ラノベ系は割と平気なんですが)つい短めな電子書籍を読みがちになってます(^_^;)評価:★★★★☆
2023.08.31
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2023年6月刊こはく文庫著者:真波トウカさん人づきあいを避け、アロマオイルを作りながらひっそりと暮らしていた伯爵令嬢のユリアーナはある日、「王弟のディオンが不眠症で悩んでいるからアロマの力を借りたい」と王宮から依頼を受ける。しかしディオンはアロマテラピーに猜疑的で、ユリアーナのことも適当にあしらってばかり……だったが、あることに気がついた瞬間、ディオンの態度は一変する。「やはりお前だ。お前の香りが甘くて、ひどく、落ち着く……」 ユリアーナ自身の香りに心安らぐ、と気づいたディオンはなんと、アロマの代わりにユリアーナへ添い寝を求めてきたのだ。こうしてユリアーナは「ディオンの抱き枕」という大役を担うことに。ユリアーナのおかげでディオンの不眠は改善され、生来の穏やかさを取り戻したディオンにユリアーナは徐々に惹かれ始める。そんなある日、ユリアーナはディオンの妹であるヘンリエッテから、夫婦のセックスレスに効くアロマを依頼され……。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 ユリアーナ=伯爵令嬢。両親を亡くして以来、叔父から別邸に追いやられていた アロマテラピーを学んでいる。 ディオン=国王の弟。不眠症に悩まされている。ヘンリエッテ=公爵夫人で国王とディオンの妹。不遇ヒロインと王弟殿下との恋物語です。両親が事故で亡くなり、父に代わって跡を継いだ叔父から屋敷を追い出され乳母のミースと古びた別邸に住まわされていたユリアーナ。元々引っ込み思案な上、人見知りなのをいいことに叔父は彼女を社交界デビューさえさせていない。おかげで20歳を超えても縁談話も無く、生活費の足しになればとミースから習ったアロマオイルを作りながら細々と暮らしていた。そんなある日、ユリアーナのに王宮から依頼が。不眠症に悩まされていると言う王弟殿下のためにアロマを調香してもらいたいのだとか。ユリアーナの作るアロマには密かにファンがおり、どうやら先日伯爵夫人のために作った安眠効果のあるアロマの評判が国王陛下の耳に入ったらしい。わざわざ正式に騎士を迎えに寄越したと言うことは、王弟殿下の不眠症は重症なのかもしれない。人見知りではあるが、アロマテラピーで生計を立てて行くのならまたとないチャンス。勇気を出して王宮へ行ったものの、当の王弟・ディオンはアロマなど信じないと、けんもほろろな態度。危うく追い出されそうになったのだが、近付いた際に彼は急に態度を変えた。ディオンが言うには、ユリアーナの体臭は殊の外安心するようで・・・。最初は体臭を気に入られ、報酬を上乗せするからと抱き枕代わりを命じられたユリアーナ。いざ、覚悟して添い寝をしてみれば色っぽいことなど全く起こらず、一ヶ月近く不眠に悩まされていたと言うディオンは以降よく眠れるように。とはいえ、年頃の男女、しかもお互い美男美女とくれば意識し合わないはずもなく。最初に恋心を自覚したのはディオンの方で、鈍いユリアーナにアプローチし始めます。そんな中、ディオンの妹・ヘンリエッテから夫婦の営みがもう3ヶ月も無いので夫をその気にさせるアロマの調香を依頼されたのだが色事の経験の無いユリアーナは四苦八苦。効果を上げるために強い媚薬効果のあるオイルを使ってその香りを思い切り吸ってしまいディオンと一線超えると言う、ある意味お約束の展開があったり、お話自体は短い分王道です。ディオンの不眠症の原因は、ペットを飼ってる人なら共感できるかと。でも、最初彼が飼い犬の病気がどうこう言い出した時、犬にアロマオイル使うのかと思ってぎょっとしたりもしましたが、当然ながら犬猫には良くないものなので、終盤ちゃんとユリアーナが説明してて良かった(^_^;)正直、叔父さんがユリアーナに酷い生活を強いてたので、ザマァ展開があるのかと思いきや、特にお咎めは無し。けどまぁ、使用人代わりにしてたとかじゃなかったからな。不遇ヒロインものとしては、そういう扱いしてなかっただけまだマシな部類なのかも。とはいえ、社交界デビューさえさせてなかった姪が王子妃になるんだから、公の場で顔を合わせ難そうではあります。評価:★★★★☆
2023.08.30
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2023年8月刊蜜猫文庫著者:クレインさん幸せと縁遠い令嬢でしたが最高の屋根裏部屋で最上の婚約者と極上の愛を手に入れました!幸薄ネガティブ英雄侯爵子息×幸薄ポジティブ伯爵令嬢「キミにはもう、優しい世界だけをあげたい」伯爵令嬢ルーチェは連れ子の為、母を亡くしてからは使用人のような扱いを受けていた。ある日突然、美貌の英雄侯爵子息のオズヴァルドの婚約者として嫁ぐ事に。この結婚が不服な彼はルーチェを追い出す為に屋根裏部屋を与えたがルーチェにとっては心地がいい場所だった。やがてルーチェの境遇や逆境に負けない心を知った彼はルーチェを愛するようになる。「私の妻は、君だ。君がいい」彼に慈しまれ情熱的に愛されはじめて!? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 ルーチェ=伯爵家の長女ながら使用人のようにこき使われていた。オズヴァルド=侯爵家の次期当主でルーチェの婚約者。 レオナルド=王太子。不遇ヒロインものです。こちらも発売からあまり日が経っていないのでざっくりと。婚外子として産まれたルーチェは、母の連れ子としてアルベルティ伯爵家で育てられた。彼女の母はそれはそれは美しい人で、子持ちでも構わないと懇願し続けて漸く口説き落としたらしい。そんな母はルーチェの実父のことは娘にさえほとんど語らず、数年後病でこの世を去った。伯爵は嘆き悲しみ、母の子だからと可愛がっていたルーチェにすっかり興味を無くして放置。暫くして後妻を迎えたのだが、夫の実子ならともかく、前妻の連れ子と仲良くなれるはずもなく。継母はルーチェを虐め続け、長男が産まれると更にエスカレート。ルーチェを使用人としてこき使いだしたのだった。しかもタダ働きの上、何かとケチを付けては食事を抜く等、単なる憂さ晴らしとも取れる継母のせいでガリガリに痩せ細っていた彼女もまもなく18歳になると言うある日、伯爵に呼ばれたルーチェはセヴァリーニ侯爵家の次期当主との結婚を命じられた。所謂政略結婚なのだが、伯爵はルーチェに先方に嫌われて早々に破談にして来いと言う。援助を得るための結婚ではないのか?ルーチェが疑問に思っていると、どうやらこの縁談は侯爵家側からの申し入れだそうで、応じる代わりにもしも破談になった際は侯爵家が多額の慰謝料を出すと約束したのだとか。支度金の返金も不要とのことで、破談になった方が実入りが良いと踏んでるようだった。継母は派手好きの上に金食い虫なので、実はこの家は相当困窮しているらしい。常々この屋敷から出て行くことを願っていたルーチェは、一先ず、侯爵家でのんびり住まわせてもらおうと目論んでいたのだが、彼女の相手であるオズヴァルドもまた、当主である祖父から無理矢理進められたこの縁談に不満を募らせていた。とある事情から女性不信の気がある彼は、婚約者を追い出すべく、屋敷の屋根裏部屋にルーチェを住まわせという暴挙に出て・・・。最初はどちらも破談になるよう目論んでいた二人。でも、流石は侯爵家。屋根裏部屋でも実家での扱いに比べれば天国。すっかりそこでの暮らしに満足したルーチェは、貴族の娘らしからぬ気さくさに侯爵家の使用人たちの心を掴み味方に付けてしまいます。おかげで、オズヴァルドの方が悪者扱いされた上、古参の使用人に窘められた彼は、自らの行いを反省。ルーチェに謝罪すると、誤解も解けて二人の仲は急接近。実家からは早く破談にして帰って来いと矢の催促が来るも、心を通わせ合うようになった彼らは結婚を望むように。だが、王太子であるレオナルドとルーチェが出会ったことで状況は一変。母が墓場まで持って行った実父の正体がついに判明します。まぁ、この辺りの事情は読んでるとすぐにピンとくるかと。ルーチェの出自が明らかになった時、アルベルティ伯爵家の面々はきっと顔面蒼白だろうな。そもそも、誰の子であろうと虐げるのは論外ですからね。でも、彼女の正体が判っても、二人の間に新たな試練が。レオナルドとオズヴァルドの祖父の思惑など、終盤は怒涛の展開で面白かったです。評価:★★★★★
2023.08.29
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2023年8月刊スターツ出版文庫著者:黒乃梓さん叔母の家で虐げられ育った咲耶は、莫大な援助と引き換えに、人間界で暮らす神族のもとへ嫁がされる。相手は、神々からも恐れられ、花嫁になれば早死にすると噂される死神。しかし咲耶の前に現れたのは、この上ない美貌と財力を持つ冥加家当主・暁だった。愛のない政略結婚だったはずが、咲耶が花嫁として日々を懸命に過ごす中で、噂とはまるで違う暁の過保護な優しさに触れ、二人は徐々に惹かれ合う。「花嫁が必要なんじゃない。お前自身が必要なんだ」少女は心優しい死神のもとで愛を知る。和風シンデレラストーリー。 ↑公式サイトより、あらすじ引用登場人物 此花咲耶=両親の死後、引き取られた伯母家族の家で虐げられて育った。 後に伯母の命令で死神と政略結婚させられる。 冥加暁=黄泉国の主の「死神」で咲耶の夫。川崎佐知子=咲耶の従姉妹。 川崎公子=昨夜の伯母。こちらも発売ほやほやなのでざっくりと。舞台は、人間だけでなく強大な力を持つ神族が暮らしているパラレルワールドっぽい現代の日本。両親を亡くし、たった一人の身内である父方の伯母の公子に引き取られた咲耶は、そこで虐げられて育った。公子は元々咲耶の母を嫌っており、弟が早死にしたのも母のせいと恨んでもいた。その恨みの矛先が姪の咲耶に向けられているのだが、ある日彼女に命じられたのは死神との縁談。父の生家・此花家の直系を嫁に貰い受けたいと打診があったそうで、伯母たちは多額の援助と引き換えにそれを承諾したのだと言う。神族と人間との結婚は稀にあり、玉の輿とも呼べるものではあるが、咲耶の嫁ぎ先は何かと悪評の多い死神。公子は従って当然とばかりに彼女の意向も聞かずに、勝手に高校には退学届けを出し、身一つで死神・冥加家の長の元へ咲耶を向かわせた。だが、冥加の屋敷で会った結婚相手の冥加暁は、噂とは全く違った美しい青年であったが、彼自身は結婚に乗り気ではなく、咲耶を追い返してしまう。伯母の家に戻った咲耶は当然の如く、役立たずと罵られ、従姉妹の佐知子からは馬鹿にされる始末。厄介払いできると考えていた公子は、早々に咲耶を親子ほど違う不動産会社社長に売りつけようと画策するも、そんな彼女を救ったのは一度は妻など要らないと追い返した暁だった。彼は、何もかも諦めたような表情をした咲耶がどうにも気になり、彼女との結婚を決めた。思いがけずに、暁の妻となった彼女は、冥加の屋敷にて奥方としての厚遇を受け、辞めたはずの学校にも再び通えるように。しかし、同じ学校に通う佐知子に妬まれ、謂れの無い悪評を流されたことで、咲耶は生徒達からも嫌われてしまう。その上、冥加の長老と暁の会話をうっかり耳にした彼女は、この結婚の真の意味を知ってしまい・・・。ザ・王道の和風シンデレラストーリーでした。伯父さんはそこまで悪人ではなかったものの、伯母と従従姉妹がもう邪悪の域。そもそも、此花家というのが実は名家で、父が死んだことで直系は咲耶のみ。冥加家の方は、とある理由からこの此花家の直系の血を欲しており、現当主の暁と結婚させることに。冥加家の者たちはこれで安泰と咲耶を歓迎しており、大事にされている自覚はあるも暁と彼らの会話で自分は形ばかりの妻であることを痛感し、心を痛めます。とはいえ、暁の方は仕組まれた結婚であったとしても、今では完全に咲耶に惚れており、それはそれは彼女を大事にしていました。そんな妻を虐める佐知子や公子を彼が許すはずもなく、相応の報いを受けさせてはいたけれど、どうも展開的にシリーズものな予感。神の中でも別格に強いとされる暁をよく思わない者たちが咲耶を狙っていたり、なんかまだ諦めてい無さそうな伯母親子の今後の動向も気になる。ってか、絶対に続編あるわ。なぜ暁がいきなり考えを変えて咲耶を嫁に迎え入れたのか、その辺の事情やきっかけとなったエピソードが知りたい方はぜひ読んでみてください。原型となったこのお話のプロトタイプはノベマ!でも読めるようです。此花家と冥加家との因縁も完全には明かされてないので、これも以降に描かれるのかな。因みに、あらすじでは公子さんは叔母となっていますが、咲耶のお父さんの姉なので作中でも伯母さん表記のため、多分誤字ですね。評価:★★★★★続きが楽しみなお話です
2023.08.28
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10月はもうほぼ出揃った?と思っていた時もありました(^_^;)10月1日 ビーンズ文庫 薄命聖女と不死の狼騎士の呪われ婚 死ぬ運命だった二十歳の誕生日に「俺を殺せ」と求婚されました ゆらばさん10月4日 オパール文庫 二度と君を離さない 堅物社長は敏腕秘書のすべてが好きすぎる 玉紀直さん10月14日 ビーズログ文庫 ド田舎出身の芋令嬢、なぜか公爵に溺愛される 千堂みくまさん10月27日頃 スターツ出版文庫 龍神と許嫁の赤い花印 三 ~追放された一族~ クレハさん 薄幸花嫁と鬼の幸せな契約結婚 ~揺らがぬ永久の愛~ 朝日奈希夜さん一応、追加分と言った感じで、ほぼラノベ来週には11月期の予定もチラホラでそうなので、戦々恐々です。
2023.08.27
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2023年8月刊スターツ出版文庫著者:飛野猶さん家族に虐げられ、山神様の生贄花嫁となるため山に捨てられた絹子。しかしそんな不幸から一転、山神様であり、帝都きっての実業家でもある加々見に溺愛され、幸せな日々を送っていた。上流階級のみが通う帝都女学院に入学した絹子は、学院を牛耳る侯爵令嬢に虐められてしまうが…。「迎えにきた、俺の愛しい妻」と、授業参観にきた美しい加々見の姿にクラスは騒然!? そして二人は新婚旅行で甘い時間を過ごす。その矢先、女学院で新たな事件が巻き起こり――大人気和風シンデレラファンタジー第二弾! ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 神内絹子=山神の神子の直系。家族によって生贄として捧げられたが、加々見に 花嫁として迎えられた。神内加々見=山神(龍神)で絹子の夫。表向きは大企業の社長している。綾小路麗子=侯爵令嬢。絹子が編入した女学校の同級生。 氷室綾乃=絹子の同級生で麗子の取り巻きの一人。発売ほやほやなのでざっくりと。絹子が嫁いで1年ほど経った頃、家族に虐げられていたせいで碌に教育を受けていない絹子は最近読んだ小説の影響もあって学校生活というものに密かに憧れを持っていた。しかし、年齢など諸々の事情から一筋縄ではいきそうにないので、加々見の手を煩わせるのも憚られた。そんな絹子の心情を察した彼は、妻のためにと余りある財産を使って、格式高い名門女学校に多額の寄付をし、彼女を専攻生として編入させてくれた。屋敷で家庭教師たちの授業を受けており、元々頭の良い絹子はめきめき頭角を現し、教師からも一目置かれる生徒となるが、彼女が目立つことを心良く思わない存在も。綾小路侯爵家の令嬢・麗子は神内家縁の者らしい絹子を妬み、取り巻き達を使い毎日彼女に嫌がらせをするように。クラスメイト達も巻き込まれるのを恐れてか遠巻きにされ、楽しみにしていたはずの学校生活に陰りが刺し始めた頃、罪悪感に苛まれたのか麗子の取り巻きの一人・綾乃が謝罪したことで打ち解け、友人関係となった。一方、加々見は彼女に幼稚な感情で悪質な嫌がらせを続ける麗子に、絹子が自分の妻であることを明かし、これ以上続けるならばと釘を刺した。おかげで、嫌がらせは止まったものの、怒りが収まらない麗子は次第に孤立していき、その悪感情をとあるあやかしに目を付けられ・・・。あとがきにて作者さんも触れていましたが、一作目が出た時は続編の予定は無かったそう。ぶっちゃけ、ヒロインの家族へのザマァっぷりとか、綺麗に終わってましたもんね。そして出たのが今作の女学校エピソードだったわけですが、展開的にはザ・王道と言った感じ。でも、嫌がらせを受ける絹子ちゃんが、これ以上のことを家族からされてたので嫌な気持ちにはなるものの、女学生のやることなんて可愛いものと思ってたのが。いや、嫌がらせに慣れてちゃダメよ、絹子ちゃん。本人より旦那様の方が耐えられないと、麗子に釘を刺した場面は読んでて胸がスッとしました。それでも、気持ちの収まらない麗子はとある事件を引き起こしてしまうんですが、いくらあやかしに付け込まれたとはいえ、使用人への態度と言いこの子はちょっとどうしょうもないな。なので、終盤に麗子に下された罰は、かなり堪えるだろうし妥当かなと。そして、一人レギュラーになりそうなキャラも出て来たのもあって、もう少し物語は続きそう。評価:★★★★★
2023.08.26
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毎月恒例の個人的モチベ企画です。上位はほぼ変わらず、でしたが以降は若干変動の傾向が。1位不動ですが、流石に落ち着いてきた感が。2位コミカライズ版がクライマックスを迎えたのと、7年ぶりの続刊の発売が効いたのか、ここ1ヶ月で記事のPV数がうなぎ登りで、このままだと1位を追い抜くかも。2巻は購入してはいるものの、全く手を付けれておらず。なるべく早めに読みます。3位こちらも変わらず。4位コミカライズ版はもう完結したんですかね?5位マジで紙媒体で発売してくれ~~6位売り上げ的にアニメ化しそうな予感7位こちらもまだまだ拙宅ブログでは人気記事です。8位今月、ついにシリーズ完結しましたね。1巻を読み直すと感慨深いです。9位同率でした。花嫁きゅんきゅん~は幼妻萌えの皇帝のお話でコメディ部分もありますが、実際はシリアスです。10位ブログで紹介したのは100ページ弱の短編でしたが、いつのまにやら加筆修正された完全版が発売されていたんですね。道理で、ここ最近妙にこの記事が閲覧数が伸びてたわけだ。な、わけでいきなりのトップ10入り。私も忘れないうちに購入せねば。11位シリーズ2作目です。記事でも書いてますが、個人的にはこちらのお話の方が好みでした。12位すずね凛さん作が続きます。根強い人気記事になりました。13位最早常連。ピッコマでの無料話が切れる位置が丁度気になる所なんですよねぇ。14位王道なシンデレラストーリーで個人的に大好きなお話でした。15位ブログ開設した直後に書いた記事が、まだまだ閲覧してくださる方が多くて嬉しいです。こちらもある意味王道展開なので、未読の方は是非。検索で来てくださる方が増えたのか、たまにビックリするくらいのアクセス数があって驚く日がしばしば。いつも本当にありがとうございます<(_ _)>
2023.08.25
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2023年7月刊ベリーズ文庫著者:若菜モモさん会社員の和音は、婚約者だった同僚に浮気されて会社も退職。新たな人生を歩むため向かった旅先で、エリート外交官の伊吹と出会う。始めは互いの将来を応援する関係だったのに、あるとき紳士な彼の情欲が限界突破…! 「君が欲しい、もう理性を保てない」--独占欲露わに隅々まで愛し尽くされる和音。幸せを感じるものの、身分差に悩み身を引くことに。しかし帰国後、双子の妊娠が発覚し…!? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 岬和音=双子を育てているシングルマザー 有栖川伊吹=和音がイタリアで出会った防衛駐在員岬大輝&克輝=和音と伊吹の息子 間山達也=和音の元カレシークレットベビーものです。コーヒーの販売会社に勤めていた和音は、後輩に婚約者である達也を奪われた挙句、保身に走った彼らの立てた悪評により退職に追い込まれてしまった。馬鹿らしくなった彼女は一念発起し、夢だったカフェをオープンすべくバリスタの勉強のためにイタリアまでやって来た。だが、初日に予期せぬトラブルが起こり、それを切欠に和音は現地の大使館に勤めていると言う防衛駐在員・有栖川伊吹と出会い、観光などに付き合って貰っているうちに彼と心を通わせるように。バリスタの勉強も順調で、二人の友人も出来た上に伊吹との交際。イタリアでの研修期間は充実としたものだったのだが、ある日、大使の娘・田辺凛々子から、伊吹と別れるよう釘を刺された。彼女が言うには伊吹の実家である有栖川家は有数の名家で、和音のような一般人とは釣り合わないと。辛辣で自分勝手な物言いに気にしない様努めていたものの、ある日、フルート奏者でもあり、有名人だったらしい凛々子が伊吹と婚約したと報じられ、失意のどん底に。もしかして数か月で日本に帰る自分など彼にとってはただの遊びのつもりだったんだろうか。研修も終わり、和音は伊吹に一方的に別れを告げ帰国。しかし、暫くして和音の妊娠が発覚。事情を話し、実家に帰った彼女は数か月後に双子の男の子を産んだ。それから3年。再び東京に戻った和音が働くカフェに伊吹が現れ・・・。あんな性格悪そうな大使の娘の与太話なんぞ信じずにすぐに伊吹にどういうことなのか聞いとけば状況はかなり違ってたように思います。でもまぁ、和音の場合、婚約者に浮気された挙句に金遣いの荒い借金女とかいう噂まで流されると言う被害に遭ってたんで疑わしいことには過敏でしたからね。これというのもあのクズな元婚約者のせい。おまけに、この男、序盤で退場かと思いきや、和音とよりを戻そうと呆れる行動に。そもそも最低な人間性がバレてる時点でより戻すわきゃないんですが。そこに、伊吹が現れて、和音とやり直したいと対話を求めて来るものだから、もうしっちゃかめっちゃか。とはいえ、彼の説明で凛々子との仲は誤解と判り、和音の方は伊吹をまだ愛してるので出来れば彼と結婚したい。双子にも父親が必要。でも、彼女には伊吹との結婚を諦めざるを得ない事情が。凛々子にまたもや「あんたみたいな女に彼の妻になる資格なんてないから」(意訳)と嘲笑われ、泣く泣く諦めていた和音。マジで何なのこの女っ。達也もクズだけど、こいつも大概。とはいえ、この作家さんは大抵はこの手の輩のザマァ展開は書かれないので、双方こっぴどくフラれただけ良しとしよう。和音の事情については、全部ネタバレしてもアレなので、気になる方は読んでみてください。個人的にはそこまで気にする事じゃないと思うけど。実際、伊吹の家族は受け入れてくれたし。物語としてはイタリアでの二人のお話がメインで、再会後の話は想っていたより少な目。ので、じれじれ度はそこまでではないかも。書き下ろしの後日談にて、本編の一年後の有栖川家のお話が読めます。評価:★★★★☆
2023.08.24
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気圧にやられて読書が進んでないので穴埋め記事です。昨日迄に購入したタイトル紹介をば。ビーンズ文庫8月刊。もう1冊の購入予定作はまだ買えてません。シリーズ完結巻。我慢できなくて購入してその日に読了。感想記事もUPしてます。良い〆でした。フロースコミックス2点。特に「今世は当主になります」のコミックス化は本当に嬉しかったです。久々に、序盤部分を読んで懐かしい気持ちに。完結巻でした。昨日感想記事をUPしてます。マーマレード文庫8月刊。完全に作家さん買いですが、まだ斜め読み程度。上2点が電子書籍のマカロン文庫、にしのさんがベリーズ文庫8月刊です。全部作家さん買いですが、先月分も読み終わっていないのでそれが終わったら。マカロンは10ヵ月程待てばkindleの読み放題対象にはなるんですけど、amazonのポイントも貯まってたので、たまには新刊で買おうかなと。蜜猫やヴァニラ文庫がまだ買えてないので、その辺は後日追々。
2023.08.23
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2023年8月刊モンスターコミックスf漫画:ほいっぷくりーむさん、原作:ヤマトミライさんグレイグが不在の間に屋敷を訪ねてきたシェリルの妹・リリアは、自分こそが辺境伯夫人だと主張し、我が物顔で屋敷を闊歩し始めた。シェリルと使用人達がどうしようもできないなか、リリアはシェリルに無理やり離縁させようと迫る。最愛の人のピンチにグレイグは…!?大人気シンデレラストーリー、ついに完結!! ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 シェリル=侯爵家の長女。求婚されて嫁いだものの人違いと判り、一年後に離縁 される予定だった。 グレイグ=辺境伯家の当主でシェリルの夫。 リリア=シェリルの妹。外面の良い悪女。そういえば、3巻の感想書くの忘れてました(^_^;)でもまぁ、今更なので完結巻の方を。前巻のラスト間近にて、グレイグの留守中に辺境伯家に乗り込んで来たリリア。どうせシェリルは離縁されるんだから私が次の夫人になる、とふざけたことを宣うリリアでしたが、一度袖にした男の妻に収まろうなんてプライド無いのか、この女。シェリルは妹の狡猾な罠に嵌り、夫人の為の部屋を追い出され、テリーが懸念していたグレイグのサイン入り離縁書がリリアに見つかって追い詰められてしまいます。ここに来て、嫁いで来たばかりのシェリルへの仕打ちへの戒めとしてグレイグが残しておいた離縁書。気持ちは判らんでもないけれど、彼女とこのまま夫婦として生きていくと決めたからには処分しておけよと。とはいえ、勝手に当主の部屋に入って引き出しを漁るリリアもなぁ。(実行犯はメイドでしたけど)それにコミカライズ版で読んでても、辺境伯の屋敷に騎士すら置いていないのが物凄い違和感が。まぁ、そんな連中居たら高々女3人組程度に屋敷占拠なんてできるわけないので、お話の都合と言うことなんでしょうね。人の屋敷で好き勝手やって来たリリアではありますが、グレイグの妻になろうと焦っていたのは、今までの素行の悪さのせいで、実家に相当な負債を負わせ、他国の裕福ながら可逆趣味のある子爵との縁談が薦められていたからでした。そんな奴に嫁がせようとしてたとは、さすがに次女に甘かった両親も面倒見切れなかったと見える。ホント、当初決まってたとある国の第三王妃の座で満足しとけば良かったのに。リリアの身から出た錆を利用し、シェリルを虐めた罪を償わせるため、相応の仕返しを用意したグレイグ。この一連の流れは読んでても痛快でした。最期は怒涛のハッピーエンドなエピローグで、長男誕生により、シェリルが本当にハルウェート家の血統だと判明。さて、あのクソ親父は孫を見たらどう思うやら、と匂わせ、ラストのアレですよ。今更、後悔しても遅いっての。精神的に追い込んで早死にさせた前夫人と虐げ続けて来たシェリルへの懺悔はもう受け入れられるはずないんだよなぁ。シェリルの判断は当然だと思う。それにしても、将来的に5人もの子宝に恵まれた二人だけど、ちゃんと夫婦それぞれに激似な子達が一人ずついるのが漫画ならではの演出でとても良かったです。評価:★★★★★やっぱり色々感慨深い。
2023.08.22
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2023年7月刊スターツ出版文庫著者:香月文香さん異能が尊ばれる日本の自治州・至間国に、異能が使えない「無能」として生まれた櫻子は、最強の異能使いの冷徹軍人・静馬のもとに嫁ぐ。櫻子の無能ゆえのある能力を必要としたただの契約結婚だったはずが…静馬から惜しみない愛をもらい、虐げられてきた櫻子は初めての幸せを感じていた。そんな中、演奏会に参加した櫻子のもとに静馬の旧友で陸軍情報部の三峰が現れる。彼は「もし俺がお前を静馬から奪ったらどうする?」と“洗脳”の異能とともに櫻子に迫り──。ふたりの唯一無二の運命が試される、溺愛婚姻譚第2弾! ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 仁王路櫻子=元男爵令嬢。異能を使えない「無能」で家族から虐げられていた。 仁王路静馬=仁王路家の当主で櫻子の夫。 三峰遥=静馬の学生時代の友人。人を洗脳する能力を持つ。シリーズ2作目です。あとがきにて「1巻で綺麗に終わっていた」と作者さんが仰っていた様に、私も続編が出るとは思っておらず。続きが出る=二人がまた騒動に巻き込まれると言うことで、ちょっと戦々恐々でありました。仁王路家の当主・一臣が自ら引き起こした事件にて、罪に問われ、その座を退いた。次代当主には弟である静馬が就き、妻の櫻子も別邸から本邸へと移り住んだのだ。奥様扱いにはどうにも慣れないが、使用人たちも皆良くしてくれて、特に自分付きの侍女・小鞠は同年代なだけに話も弾んだ。静馬とは相変わらず毎晩その強すぎる異能を発散させるために、櫻子の「無能」が役に立てている。しかし、未だに夫に他人行儀で接する櫻子とはこれ以上の関係は進んでおらず寝室は別のまま。最近、悪夢に悩まされているらしい静馬を心配する櫻子だったが、ある日、彼から隠棲している先代たちから櫻子に会いたいと連絡が来たそうで、二人は彼らの住まう地へ赴いた。舅となる先代は、仁王路家当主の嫁として彼女を歓迎してくれたが、姑の環は、櫻子を拒否。長男の一臣を監獄に追いやった彼女をどうしても許せないという理由からだった。そもそも、元兄嫁の春菜も櫻子も一臣のやらかした事件の被害者なのだから、環の怒りは完全に逆恨みで、静馬もその物言いに激怒。反対されたとて聞く気は無いと突っぱねた。しかし、櫻子は絶対に環にも認めてもらいたいのだと、根気よく対話を試み、異能を使ってまで櫻子を見極めようとしていた環も漸く折れたのだった。そんな頃、都では軍の暗部が暗躍。「啓示」と呼ばれる闇の存在が、強大な力を持つ静馬を器にすべく、「無を能う」力を持つ櫻子を彼から引き離すよう画策。暗部に所属する静馬の学友・三峰は洗脳能力を使い、屋敷の使用人や櫻子の親しい者たちから彼女の記憶を消し去り、屋敷にも帰れなくさせてしまった。(見知らぬ者として屋敷に入れてもらえなかった)行き場を亡くした櫻子は三峰によって幽閉されてしまい・・・。2巻目から新キャラ登場。ってことで、静馬の友人の遥さん、実はその能力のせいで心に色々複雑なものを抱えており、自分の能力が効かない櫻子に興味をもち、惚れてしまいます。でも、静馬一筋の彼女はその告白に決して頷かず、一人頑張っていました。一方、静馬は「啓示」なる存在によって、一時闇に囚われるも無事に帰還。周囲の者が櫻子のことを忘れているのを知り、そんなことが出来るのは、と遥の元に乗り込み、櫻子の奪還に成功します。如何にもラスボスっていう存在が現れたのと、コミカライズ化されたこともあって、恐らくまだ何作か続編がありそうですね。こんなのどうやって倒すんだよ、みたいな敵ですが、某作の幻想殺し的な力を持つ櫻子がキーになるんじゃないかと。まぁ、ヒロインですし。今回、櫻子の存在を忘れられるというキッツイ展開ではありましたが、物語もかなりの後半だったので、じれじれというか読者側のダメージはそこまでではなかったかも。とはいえ、作中では櫻子は2週間も監禁されてたのを思うと(^_^;)評価:★★★★★
2023.08.21
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2023年4月刊夢中文庫プランセ著者:朧月あきさん「愛している。君なしでは生きていけない。もう手放さない」──子爵家の令嬢でありながら使用人と変わらぬ生活を強いられていたジルは、森で倒れていた竜を助けたことをきっかけに、竜と竜人の王国・ネイサールで暮らし始める。かつて人間によって乱獲された過去を持つ竜人たちはジルを冷遇するが、そんな中で国王ディオンだけがジルを優しく見守ってくれた。傷だらけのジルの心に温もりを与えてくれた彼はやがて、ジルにとって何よりも特別な存在になっていくのだが……人間と竜人はまったくの別種であり、互いに恋愛感情を抱くことはない。さらに竜人は人間よりも遥かに長い時を生きる。二人は決して結ばれることのない運命にあった── ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 ジル=子爵家の一人娘。父母を事故で亡くしてから叔父一家に屋敷を乗っ取 られ使用人としてこき使われていた。 ディオン=竜王国の王。ジルを王国に連れ帰る。 クロード=エルダン王国の第二王子。カトリーヌ=ジルの叔母 ニーナ=ジルの従妹レティシア=魔女。ディオンにある呪いをかけた。不遇ヒロインのシンデレラストーリーなのですが、このヒロインの人生、波乱万丈過ぎる(^_^;)詳しく書くと長くなるので、ざっくりと。竜と人間の争いから、双方忌み嫌い続けていた時代、怪我をした黒竜を助けたジルは、人型に変わった竜・ディオンによって竜王国へと連れ変えられ、そこで淑女としての教育を受けながら美しく成長していきます。叔父一家に虐げられ、不遇な少女時代を過ごしていた彼女は、人間と言うことで竜王国でも、遠巻きにされるも、清らかな心を持つ者にしか扱えないと言う羽毛種の竜・ビッケに懐かれたことと、偏見を持たない竜人の女性・ティモシーと友人になったことで周りの態度も軟化。それ以降、彼女を白い目で見る者は無くなり、心穏やかに暮らしていました。ジルが竜王国に来て6年。19歳となった彼女に、ディオンは適齢期になったのだからと人間の世界に戻すと決め、エルダンよりもまだ竜への偏見が少ないジャメル国の伯爵家にジルを預けます。一年後、美しいジルはエルダン王国の第二王子・クロードに見初められ、執拗なアプローチと求婚を受けるも、どう断ろうかと難儀していました。彼女の心にはいつまでもディオンがおり、彼以外の人との結婚なんて絶対に嫌。しかし、竜王国でも奴隷扱いされていると思っていた叔母カトリーヌと従妹のニーナは、伯爵家の養女になり王子妃になりそうなジルを妬み、彼女をならず者に襲わせます。顔に大けがを負った彼女をディオンが助け、一生跡が残ると言われた傷を治すため、竜の体液を使うことを決断。竜と人間の戦争も、どんな怪我も病気も治す万能薬とされる、竜の体液を欲したエルダン国が発端だったのです。お互い両想いだった彼らは結ばれ、おかげで無事にジルの傷も完治。それから蜜月を過ごしたが、ジルを襲った落とし前を付けにカトリーヌとニーナを殺害したディオンがジルを浚ったと勘違いしたクロードが竜王国を襲い・・・。叔母と従妹についてはまぁ、ザマァされるんだろうなと思ってたんですが、ディオンの怒りが相当だったので、その非情ぶりにビックリ。王子のクロードもちょっと危ない人で、ジルを奪われた腹いせでカトリーヌとニーナ殺害の罪、と言う大義名分にて竜王国を強襲。そのうえジルを浚い塔に幽閉。2年近く閉じ込めると言う暴挙に。ジルがあっさり攫われたのも、竜には致命傷な毒を使ってのものでディオンが死にかけてたからなんですが、浚っておいて拒まれてるうちに飽きて放ったらかしって、叔母たち以上に陰湿だった。そんな彼も、優秀な兄によって身分と権限を剥奪された挙句、ジルを取り返しに来たディオンの攻撃にビビって落馬して死亡と言う情けない最期を遂げます。なんかもう悪役にはとことん容赦ないお話でしたよ。ジルとディオンは遺伝子的な問題で、子供は出来ないと言われてたけれど、奇跡が起きて彼女の妊娠が発覚。後に世継ぎとなる王子を産み、家族3人幸せに暮らしましたと言う〆ディオンがかけられていた呪いは男だったら辛いなぁなもので、元々女嫌いだったのもあり不便は感じていなかったのが、ジルにだけはなぜか反応してしまう。彼女に手を出しそうになるのを抑え、人間の国へ行かせたものの、偏執的な王子に付き纏われてるわ叔母と従妹には妬まれてるわで、そりゃこんなとこにジルを置いとけないと思うよね。呪いのこともあったし、竜は同族から番を見つけなければ後に身体的なペナルティもあるとのことで、二人が結ばれるのは難しくもあった。そして、致命的なのは異種族ものにはセオリーである寿命問題。それを踏まえてのディオンの選択とそのラストにちょっと泣けました。評価:★★★★★TL要素ももちろんありましたが、ラノベとしても良作だと思います。
2023.08.20
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今回は3作品ほど。「あなた、私の人生から消去します」死に戻り&復讐もの伯爵家の当主であるアントニアの人生は、夫婦げんかの末、逆ギレした夫に殺害されて幕を閉じた。だが、死んだはずの彼女は何故か目覚め、12歳の頃に時が戻っていた。当時は両親を不慮の事故で亡くし、一人残されたアントニアはショックで話すことが出来ずにいた。でも、死に戻った今なら判る。この時期、自分が喋れなかったせいで、後見人の叔父に好き勝手された挙句、数年後には禄でもない男と結婚する羽目になったのだ。これ以上、彼らをのさばらせてはいけない。アントニアは前世の記憶を頼りに生き残るためと、叔父達への復讐のために行動するというもの。現在78話まで公開中。叔父の息がかかった家政婦長やメイドを追い出し、復讐の下準備も順調。まだ私は30話くらいまでしか読めてませんが、今後は色々トラブルも起こりそうな予感。「双子の姉は誰も信じません」時間逆行&復讐もの帝国一のお金持ちの子爵家当主・ロレンシアは病弱な双子の妹エルシアに婚約者と当主の座を奪われた。親しい者たちからの手酷い裏切りに絶望した彼女は、亡き祖父から伝え聞いた開かずの扉に二人への復讐を願う。そして、その願いは聞き遂げられ、気付くとロレンシアの婚約が決まる直前の頃。これは好都合、何が何でもあんなクズ男と婚約などしない。だが、彼は公爵。袖にするのは少々骨が折れる。そこでロレンシアが考えたのは公爵よりも立場が上で、英雄とも呼ばれている大公家当主との結婚。大公は、何故か王家に疎まれており、不当な借金を押し付けられて困窮していると言う。ロレンシアは大公家へ赴き、その借金全て払ってあげるから、私と結婚して欲しいと契約婚を持ち掛け・・・。形だけの夫婦を希望していたはずが大公から予想外にも愛されてしまい、そんな中どう妹達に仕返ししていくのかと言う感じ。連載が始まったばかりなので、まだ20話までしか公開されていませんが、展開が気になって毎日の更新時間が楽しみで仕方ありません。けど、もうすぐ週間連載に切り替わっちゃうんだよなぁ(^_^;)「復讐を後押ししてください」復讐もの。時間回帰ではなく、この世界が小説世界のようなものでその先読みをしたヒロインが、母と自分を不幸のどん底に追い落とした伯父に復讐を誓うというお話。裕福な伯爵家の一人娘であるロベリアの人生は3歳の時に、父が殺害されたことで激変。本来なら彼女が大人になるまでは母が伯爵家を取り仕切るはずが、父の兄・マーロンが母と再婚したことで彼が当主となることに。だが、継承権は飽く迄ロベリアにあり、彼女が成人すれば財産も全て引き継ぐことができる。強欲な伯父はそれが我慢できず、母を脅してロベリアは浮気してできた婚外子だと証言させ、財産を放棄させると言う暴挙に出た。その後、母はマーロンと離婚は出来たもののそれまでの度重なるDVとストレスにより早逝。まだ子供だったロベリアは伯爵家に引き取られたが、その後は使用人としてこき使われる日々。しかし、大人になった彼女は不思議な力により、マーロンの行い、そして放っておけばこれから自分に待っているのは破滅のみだと知った。彼女はこの先起こる出来事を逆手に取り、マーロンを追い詰めることを誓った。そして伯爵家を取り戻す。復讐を成し遂げるため、先ず手始めにロベリアは魔獣討伐の英雄・ペラード公爵に近づき・・・。このヒロインの伯父がとんでもない人でなしで、この3作の中では突き抜けて嫌い。早くこいつを亡き者にしてくれ。こいつの連れ子も勘違いも甚だしい娘だし、画面に出て来るだけで不快になります。ヒロインは多分公爵と一緒になりそうだけど、復讐も成し遂げて欲しい。亡くなったお母さんが気の毒過ぎる。序盤は本当に可哀想過ぎて、読んでて悔し泣きしかけたほど。と、今回は復讐もので纏めてみました。
2023.08.19
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2023年6月刊蜜猫文庫著者:逢矢沙希さん隣国との和平の縁談に自身の代わりとして異母妹を嫁がせた王女アステア。その目的は自国で冷遇されている妹を助ける為だった。心優しい妹が愛される事を願い送り出したが、身代わりは直ぐにバレて国王オルベウスからは本人が来るように要求される。断罪覚悟で向かったのに何故かオルベウスは会った事もないアステアに求愛をする。「あなたは男心を弄ぶのが上手い」美貌で少し意地悪な王に困惑しつつも溺愛生活が始まってー!? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 アステア=ゼクセン王国第一王女。 不遇の妹の為に身代わり婚を決行する。 オルベウス=アステアの夫でヴァルネッサ王国国王。 シャリテ=アステアの異母妹。王に認知されず下女扱いされていた。 フィンリー=アステアの護衛騎士。一応、身代わり婚ものです。物語はあらすじにある通りで、事情を全部記載すると長くなるのでざっくりと。愛妾の娘と言うことで、王妃に虐待された続けた挙句下女としてタダ働きさせられていた異母妹・シャリテを救う為、自らの政略結婚相手の元に彼女を王女として輿入れさせたアステア。姿絵くらしか見てないだろうし、よく似ている容姿の姉妹なのだからバレないだろうと思ったら、到着したその日にバレて、妹の命が惜しければ本物が来いよと先方から脅しの手紙が。渋々、隣国に赴くとシャリテは手厚くもてなされており、国王オルベウスは着いたばかりのアステアと早々に式を挙げ、彼女を王妃に迎えます。てっきり、妹を身代わりに仕立てたことをこってり絞られるかと思いきや、オルベウスはアステアを溺愛。しかも、シャリテを彼女付きの侍女として王宮に留まることを許してくれた。腹違いとはいえ、仲の良い姉妹。祖国にいるより余程満ち足りた暮らしを送り、かつてない幸せな日々を送っていたが、アステアは強欲で意地の悪い両親の性格をよく知るだけにある不安を覚える様に。このまま、彼らがシャリテを好きにさせておくだろうかと。母の手前、認知こそされていないがシャリテは紛れもなく国王の娘。どこぞの裕福な国と繋がりを持つための駒として使うなんてことを考えていなけりゃ良いが。そう思っていた矢先、アステアの予感は的中。シャリテを第二王女として、商業大国として名高いラエル国に嫁がせるとの知らせが入り・・・。自分が結婚するのが嫌で無理矢理異母妹を嫁がせた、と言うのがこのジャンルのセオリーだと思うんですが、今回は逆パターン。妾の娘憎しで王妃が企てた変態親父に嫁に出されそうな異母妹を救う為に、良縁ともいえる隣国の国王の元へ行かせたヒロイン。とにかく、この国から逃がさなきゃと企てたは良いものの、ヒーローが思いの外ヒロインに惚れてたのであっさりバレて、結局ヒロインが嫁ぐ羽目に。最初はどうなるかと思われたこの結婚生活は思ったよりも快適で、側室の座を狙う公爵令嬢と火花を散らし舌戦を繰り広げたりするも、結構楽しそう。このヒロイン、さっぱりした性格で頭も良く、凄く好感持てる子で、ヒーローが何故あれだけ溺愛してるのかも納得。彼が求婚したのも、実は過去にヒロインと出会っていてというエピソードもあって、ちゃんと王道展開も。そして妹も、姉の護衛騎士の一人と想いを通わせていました。それにしてもヒロインの親のクズさよ。こんなのが統治してても国の為にならないと思ってたら、王太子はまともそうでホッとした。ヒロインと同じくこの人も思う所あったんだろうな。正直、ヒーローはこの国乗っ取っちゃってよな心境だったけど、彼が、次代とは友好的に付き合えそうな事言ってたので、あのアホ国王は早い所、息子に王位を譲って引退してほしい。嫁さんの顔色伺って認知しないなら、そもそも最初から愛妾なんて作るな。(この辺りの事情は読んでて腹が立ってしょうがなかった)中途半端が一番良くない。そんなヒロインの両親が特にざまぁされることはなく何か若干モヤモヤが残りましたが、お互い良い旦那さんに恵まれて姉妹二人とも幸せになって何より。評価:★★★★★こういうヒロイン好きです。
2023.08.18
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9月20日 ティアラ文庫 とにかく顔がいい上官(実は魔王)に結婚を迫られています! 麻生ミカリさん 一迅社文庫アイリス 置物王妃の白い婚姻 幽閉先の蛇神に気に入られてしまったようです(仮) 小野上明夜さん9月29日 ビーンズ文庫 君が歌う薬恋歌 守野伊音さん 行き遅れ令嬢が領地経営に奔走していたら立て直し公に愛されました 今泉香那さん10月4日 フロースコミックス 公爵夫人の50のお茶レシピ 510月10日 カドカワBOOKS 薬売りの聖女 ~冤罪で追放された薬師は、辺境の地で幸せを掴む~ 1 樺夕丼さん10月14日 富士見L文庫 意地悪な母と姉に売られた私。何故か若頭に溺愛されています 3 美月りんさん 流蘇の花の物語 銀の秘め事帳 雪村花菜さんこれで10月期はほぼ出揃ったかな?
2023.08.17
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2022年12月刊マカロン文庫著者:雨村さん家族を亡くし天涯孤独となった春香。仕事まで失い困っていると、亡き祖母に世話になったと言う大手不動産会社の御曹司・透真が現れ、3ヶ月の契約結婚を提案される。利害の一致で始まった形だけの夫婦生活で、春香はなぜかとろとろに甘やかされていく。熱い視線で射抜かれ、心も身体も隅々まで溺愛される日々に陥落寸前で…。想いが抑えられなくなった頃、契約期日を迎えて彼の元を去ると妊娠が発覚! 「離さないから、覚悟しろよ」ーーひとりで産み育てるつもりでいたら、独占欲全開の透真に捕まって…!? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 石橋春香=元セレクトショップ店員。 とある縁で透真から契約結婚を提案される。 君塚透真=大手不動産会社の御曹司で弁護士。弁当屋を営んでいた祖母が亡くなり、天涯孤独となった春香。なんの因果か、その直後に勤め先のセレクトショップの店長との不倫疑惑で職を追われ現在は無職の身。四十九日も終わり、職探しなどやらなばならぬことは多いのに、たった一人の身内の死はあまりにも大きく、春香はすっかりやる気も失くしてしまっていた。だが、さすがに相続関連は後回しに出来ない。重い腰を上げて訪れたのは祖母の知り合いらしい弁護士のいる法律事務所。件の人物、事務所の所長でもある君島透真は随分若くて驚いたが、祖母とどういう関係なのかと尋ねると、何のことは無い昔の常連客で、留学に行ってたのもあり久しぶりに尋ねた際に名刺を渡してあったのだとか。彼は祖母のお孫さんならと、相続登記の件も含めて色々相談に乗ってくれると言う。おまけに、なにやら訳あり気な彼女を気づかい、夕食に誘ってくれた。祖母を知る人との食事は思いの外楽しく、思い出のから揚げの話で盛り上がり、すっかり打ち解けた春香は、祖母が亡くなりやる気を失っていたこと、退職に追い込まれた奇妙な噂のことなどを透真に打ち明けた。すると、話を聞いて考えこんでいた彼はある提案をしてきた。3か月間だけ自分と結婚しないかと。相続登記の費用含め生活費等全て持つし、その間、心を休めろと。そうすれば職探しもできるだろうという、とんでもない好条件。それに、一人で暮らすのも現状辛い。ほぼ初対面の自分にどうしてここまでしてくれるのか謎ではあったが、春香はその申し出に飛びついたのだった。透真のマンションに越してきて早2ヶ月以上経った。何とか職も見つかり、このかりそめの結婚生活もあと2週間余り。彼は大手不動産の御曹司で副社長でもあるそうで、弁護士の仕事もあってとにかく多忙を極めていた。あまり一緒に入られなかったが透真のおかげで精神面も癒されすっかり元気になった。別れがたいけれど、3か月間という約束だ。その後、二人は離婚届に記入し、春香は彼のマンションから出て行ったのだが、それからひと月ほど経ち、春香は自分が妊娠していることに気付き・・・。透真の突拍子もない提案、実は昔から春香のことを見知っており、当時から良いな、とほのかに想いを寄せていたからでした。結局留学もあって告白の機会を逃したものの、不幸が続いて精神的にボロボロだった春香と再会。思い付いたのが期限付きの契約結婚だったのです。でもまぁ、この3ヶ月で彼女の方も透真を愛するようになり、別居してすぐに彼女の妊娠が発覚。影から春香を見守っていた透真は彼女を迎えに行き、想いを伝えると二人は改めて夫婦生活をやり直し。このままほのぼのと仲睦まじく暮らしてくのかと思いきや、起きましたよトラブルが。春香を退職に追いやった根も葉もない噂、実は彼女が慕ってた先輩の仕業で、真相ややり口が知れると、人間って怖っ、なりました。いや、普通に逆恨み&証拠隠滅の為やん。ふざけんな!と事情を知った透真が怒り心頭だったのはさもありなん。春香に頼まれ、訴えはしなかったものの奥さんLOVEなこのヒーロー、裏でこっそり手を回して犯人を追い詰める様は見事で、頼もしかった。うん、このくらいはやっても誰も文句は言わないぞ。透真の両親と春香の祖父母との意外な関りも判明したり、なんだか読んでてほっこりする内容でした。んが、タイトルがなぁ。相変わらずのセンス(^_^;)原題もまぁ当たり障りない題名ではあったんですけど、もうちょっとこう・・・。一応、本編だけならベリーズカフェで読めるので、詳しい展開が知りたい方は是非読んでみてください。マカロン文庫の方には書下ろしの後日談が収録されています。評価:★★★★★
2023.08.16
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2023年7月刊こはく文庫著者:雪宮凛さん受付係として働く結城梨穂は追い詰められていた。結婚目前の婚約者を職場の後輩に寝取られ、さらには後輩の企みにより辞職に追い込まれてしまったのだ。「早く新しい職を見つけ、今より安いマンションに引っ越さなければ」と思うもうまくいかず、自暴自棄になった梨穂はひとり、バーでやけ酒をあおる。そこへ見知らぬ男性から声をかけられ、酔っていた梨穂は不幸の連鎖を彼に愚痴り、そのまま意識を失ってしまう。目覚めると、そこは知らない部屋だった。どうやら酔いつぶれた梨穂をバーで出逢った男性が介抱してくれたらしい。すっかり酔いが醒め、昨晩の非礼を詫びる梨穂。今更のように自己紹介をすると、彼・柳瀬凌哉はこんな提案をしてくる。「住む家がないのなら、ここで暮らせばいい。家事をやってくれると助かる」 悩む梨穂だったが、背に腹は代えられない。こうして、梨穂は凌哉のマンションで家政婦として住み込み業務を開始するが……。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 結城梨穂=中小企業の受付係。結婚間近の恋人に婚約破棄された。 柳瀬凌哉=大企業の御曹司。大まかな展開はあらすじの通り。後輩に婚約者を取られた上に、身に覚えのない悪評により退職に追い込まれた梨穂。破談になったことを涙ながらに報告したら田舎から両親が心配して様子を見に来てくれたが、その時は心配ないと話してはいたものの、無職になってからは実家に帰って来いと言われる始末。そんな彼女が出会ったのが大企業の御曹司である柳瀬凌哉。無茶な飲み方をして瞑れた梨穂を自宅に泊めてくれた彼は、バーで聞いた彼女の事情を聞き、ここで暮らせばいいと提案。どうせ今のマンションの家賃も払えなくなるだろうし、職を探しているなら住み込みの家政婦をしてくれと。給料も出るし、家賃&生活費もタダ。最初は流石にいくら何でもバーで知り合っただけの人にそこまで甘えるのは、と渋った梨穂も、結局はその提案に従うこととなった。こうして奇妙な同居が始まるも、実は凌哉は以前から梨穂のことを見知っており・・・。何のことは無い、取引先だったのでしょっちゅう梨穂のいた会社に訪れていた凌哉は、受付で働く彼女の働きぶりを好ましく思っていたと言うオチ。彼のおかげで住処と後に凌哉の父にも気に入られて柳瀬の本社で働くことになる梨穂。そこは彼女が希望するようにゆとりある職場で、なんとも居心地がいい。お金も貯まって来たし、そろそろ出て行こうかと物件を探していたら、凌哉に見つかり咎められて、どさくさで彼の気持ちを知った梨穂は、それを受け入れ、晴れて恋人同士に。途中、凌哉の可愛い嫉妬が買い塗れる出来事があったりと、後半は割とラブラブな二人の同棲生活が描かれ、ラストではいきなり2年後に飛んで、夫婦になった梨穂たちが描かれて終わっています。婚約指輪を返せと宣った、最低な元婚約者とか、前の会社の連中には凌哉が色々手を回して釘でも指すのかと思いきや、辞職したらもう関係ないし、ばりに梨穂も気にしてなくて、それでいいの?と。ざまぁっぽい場面は一切無くて少々ガッカリ。あの連中はもうちょっと痛い目に合って欲しかった。でもまぁ、元婚約者の本性が知れただけ良かったのかもしれない。あと、ヒーローの口調がちょっと違和感。評価:★★★★
2023.08.15
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1位シリーズ完結巻。読んでて感慨深く、気になっていたことを全て綺麗に回収してくれていました。2位財閥御曹司シリーズ第4弾個人的には一番好みの内容でした。ヒーローとその家族達のヒロインへ寄せる気遣いと愛情が凄い。3位シリーズ8作目。あやかしの本能が消されても柚子への愛は全く揺るがない玲夜には脱帽。4位サイトででも読んでましたが、やっぱり読み直しても良いお話でした。若干じれじれ度は高めですがおススメです。5位真彩-mahya-さんの久々の新刊。まさかのジャンルでしたが、荒事シーンは少な目で苦手な人にも読み易い内容かと。6位政略結婚もの。記憶に新しい補正もありますが、ヒロインの祖父の政敵による陰謀に巻き込まれたりと、読み応えありました。7位祖母同士の取り決めで結婚が決まったヒーローとヒロイン。ヒーローがモテるということで周りに色々言われながらも、当人たちは徐々に距離を縮めていくというお話。序盤のヒーローの態度にはちょっとイラっとするも、その後は上がっていくだけなので。8位エロ寄りのラブコメ。2作(?)を1冊にまとめたものらしいので、若干ページ数は多目。ヒロインの性格が好き嫌い分かれそうですが、話が進むにつれて可愛く思えてくるのは、ヒーローのおかげか。9位この作家さんにハマった時に既刊本を大量買いしたときの一冊でした。でも、積読にしてたことを後悔するほどの良作。若干ミステリー要素も加味されてるので読み応えあります。10位ヒーローの愛情深さと我慢強さがとにかく凄いなと思ったお話。所謂両片想い同士なんですが、ヒロインの頑なさに若干イラっと来たり。既刊も何冊か含まれてますが、どれも甲乙つけがたい良作ばかりでした。8月期の新刊も徐々に購入してるものの、先に積読本やkindleの本棚に入りっぱなしのタイトルも片づけたいので、読む順番は気分で。
2023.08.14
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2020年12月刊マカロン文庫著者:惣領莉沙さんエリート御曹司の慶介と付き合っているウブな令嬢の苑花。慶介の海外赴任が決まり、仕事の足枷になりたくないと身を引いた矢先、まさかの妊娠発覚! 彼への想いを胸に秘め、シングルマザーとして愛娘・結杏を育てていくことに。ところがある日、結杏が体調を崩し入院、そこにやって来たのは慶介で…!? 「絶対に離さない」ーーずっと苑花を探していたという慶介は、空白の時間を埋めるかのように庇護欲たっぷりに甘やかしてくる。ママになっても変わらぬ溺愛を注がれ、苑花の心はとろとろに溶けていき…。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 萩森苑花=美容室を営むシングルマザー。 田中圭介=大手運送会社の御曹司で苑花の元カレ。 萩森瑞生=苑花の兄。 萩森結杏=圭介と苑花の娘。シークレットベビーものです。思う所あって、修行のためにアメリカに長期出張していた圭介と別れた苑花。今は別れる直前に妊娠に気付いた娘・結杏と二人暮らしをしている。圭介は彼女からの別れ話に納得せず、帰国後はしつこく萩森家に赴き、苑花との話を望んでいたそうだが、心を鬼にして突っぱね以降会っていない。結杏が産まれる前なのでもう5年経つ。兄の瑞生は圭介の友人でもあるので、連絡は取っているようだが、くれぐれも今の住所を知らせてくれるなと釘を刺してあるおかげで居場所はバレていないはず。それ以前にもう諦めて新たな恋人を作っているのかも。だが、そんなある日、高熱を出した娘を病院に連れて行った苑花は、そこに圭介が現れてビックリ。彼が言うには兄から迎えの代打を頼まれたらしい。しかも、彼は自分に娘がいること、現在の住居についても何もかも知っていた。情報源は十中八九、兄であろう。結局、親友からの頼みは無碍に出来なかったようだ。圭介のスマホのフォルダーに結杏の写真がびっしりで、今更ながらにあの時の自分の決断は間違っていたのではと思い知った苑花。しかも、当然の如く、圭介は彼女との結婚を望んでおり・・・。このヒロイン、実は大企業のお嬢様で、自宅兼店舗は親が建ててくれたり、実家の通いの家政婦さんはお手伝いしてくれるわ、結構環境に恵まれてます。まぁ、シングルマザーでこんな店まで持ってることで、パトロンがいるんじゃ的な悪口言われたりしてる場面もあったんですけど、別れを選んだ理由が何とも身勝手で少々呆れました。親の反対を押し切ってなった美容師は辞めたくないし、アメリカで修業に励んでる彼の邪魔をしたくないとか。妊娠したなら結婚すればいいじゃない。向こうはその気なのに。それで何故別れを選ぶ必要が。これが妊娠してない状況なら、お互いの為に違う道をって決断も判るんですが(^_^;)なんにしてもヒーローは全く悪くないだけに可哀想。よくある家格が合わずに反対された、みたいな理由でもないし、つくづくその思考が良くわからないヒロインでした。苦労知らずなお嬢様だから?当時から人気ジャンルなので、ちょっと捻った理由にしたかったのかもですが、正直あまり読み手に共感得られない気はします。でも、ヒーローの諦めない芯の強さは認める。あ、当然の如く、最後は正式に結婚して終わっています。評価:★★★★展開そのものは悪くないと思うんですが、ヒロインの考え方が理解不能で。
2023.08.13
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2023年7月刊夢中文庫クリスタル著者:朝陽ゆりねさん同期の圭介くんに惚れている牧瀬琴子は、彼をよく叱りつけている隣の課のエリート課長・伊東聖也を敵対視していた。ある夜遅くまで残業をしていると、奥さんの待つ家に帰宅したはずの伊東が現れる。優しく手を貸してくれた彼のおかげで仕事は終わり、その流れでご飯に行くことに。しかし伊東にバレたらマズい話題を振られた琴子は、ごまかすかのようにお酒を飲み……気がつくとラブホテルのベッドの上!? 離れたソファで目を覚ました伊東は、琴子を見るや否や「こんなの我慢できるわけがないじゃないか!」と切羽詰まった様子で迫ってきてーー? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 牧瀬琴子=大手ファッションメーカーに勤める会社員。 思い込みの激しい性格で課内のムードメーカー。 伊東聖也=琴子の隣の課の課長。 牧瀬愛子=琴子の母。 豊田和行=聖也の悪友で琴子たちが勤める会社の御曹司。社内恋愛ものです。可愛らしい外見とからかい甲斐のある性格で職場でもムードメーカーである琴子は、母に呆れられるくらい男を見る目が無かった。そんな彼女が恋心を抱いているのは隣の課所属で同期の瀬川圭介くん。イケメンでちょっとダメ男っぽい雰囲気が琴子の好みのタイプにドストライクで、こっそり盗み見てはニヤニヤしていた。だが、圭介は雰囲気だけでなく本当に仕事のできない奴で、何かと上司の伊東にお小言を食らっており、先輩たちが言うように何度もミスを繰り返す圭介が悪いと判っていながら、琴子は伊東を逆恨み。私の可愛い圭介くんをガミガミ叱らないでよ、と一人敵意を燃やしていた。そんなある日、ふとした偶然から伊東の帰宅現場と遭遇。その際、綺麗な女性と同じ家に入っていく様を目撃した琴子は、社内でも正統派イケメンで人気のある彼の秘密を掴んでやったとほくそ笑んだ。既婚者のくせに、指輪もせずに独身のフリをしているなんて。何かのネタに使えるかも。しかし、後日圭介の尻拭いで残業する羽目になった琴子は、様子を見に来た伊東のおかげで何とか仕事を終わらせることが出来た。しかも部下の不始末のせいだからと食事まで奢ってもらい、伊東の印象が琴子の中でガラリと変わった。だが、驕りということで普段飲めない酒をがぶ飲みした彼女は酔いつぶれ、琴子の自宅が判らない伊東は止む無く近くのラブホへ彼女を運び込んだ。そして、以前から琴子に好印象を抱いていた彼は酔いもあって無意識な彼女からの誘惑に勝てず、その夜一線を越えてしまうのだった。翌日、正気に戻った琴子は不倫をしてしまったと大ショック。一方伊東は、順序が逆になったが彼女に交際を申し込むべくチャンスを狙っていた。誤解もあってなかなか受け入れてもらえない状況だったものの、気の無い素振りだった圭介が琴子に粉を掛けてきたことから、その本性を知って幻滅したことで漸く彼女も本当の気持ちに気付き伊東と向き合うことに。結局、件の美女は伊東の3歳下の妹であることが判り、無事交際することになった二人。だが、思い込みの激しい琴子は、この恋は会社の誰にも知られてはならない極秘事項であると、二人の関係をオープンにすることを断固拒否し・・・。この作家さんなので、エロ寄りのコメディといった感じ。元々前編後編っぽい作りのお話を一冊にまとめたもののようです。前半は二人が誤解しつつもくっつくまでのエピソードで、後半は伊東の悪友の登場から、とある原因で破局の危機に。伊東との交際を秘密にしてるせいで、恋人がいないならと数合わせで来てくれと同期からの合コンの誘いを断れなかったってのがトラブルの発端なんですけど、今時社内恋愛禁止ってとこは少ないと思う。結局、その心配も琴子の杞憂に終わり、豊田からの策略で伊東との交際は皆に知れ渡ることになり、後に二人は結婚。エピローグに描かれていた琴子の母・愛子さん目線のお話が何だか読んでてじんわり来ました。ヒロイン・琴子の性格と言うか考え方がとにかく独特で、鬱陶しいと思う所も少々あったけど、何か憎めない子といった印象。伊東はその琴子にメロメロなのですが、きっと心の琴線に来るものがあったんでしょうね。評価:★★★★★
2023.08.12
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2022年12月刊マカロン文庫著者:にしのムラサキさんOLの由卯奈は、町工場を経営する親を突然の事故で亡くし金銭的に困っていた。そんな時、急に由卯奈の祖父だという男性が現れ、資金援助の代わりにエリート官僚・直利に嫁入りすることを提案される。お金のために承諾するが、彼は「気持ちのない結婚だ」と冷たく言い放つ。しかし夫婦としての生活がスタートすると、冷徹なはずの直利の激情が溢れ出し…!? 「俺のものになれ」ーー熱く独占欲を刻まれて、由卯奈は戸惑いを隠せない。愛のない政略結婚のはずが、溺愛猛攻で赤ちゃんを授かって…。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 芳賀由卯奈=ごく普通の会社員だったが、とある事情で直利と政略結婚した。 芳賀直利=法務省官僚で次期事務次官候補の一人。 小林文人=由卯奈の弟。 鹿沼千鳥=直利の遠縁で幼馴染。政略結婚ものです。小さな町工場を営んでいた両親が事故に巻き込まれて亡くなり、残された由卯奈と弟の文人は途方に暮れていた。不景気の煽りを受けて多額の借金があったことが判り、保険金もその返済に消えた。しかし、長年勤めてくれた社員達のためにも出来れば工場は閉めたくない。文人は大学に行かずに働くと言うが、弟は成績優秀で将来も有望。大学に行かないなんて論外だ。そんなある日、小林家に意外な人物が訪ねて来た。テレビでもよく見るその人は現総理大臣の黒部。どうしてそんな人がこんな町工場に。そして、黒部の口から語られたのは、由卯奈達の母が彼の娘だと言う衝撃の事実だった。両親が駆け落ち婚だと言うのも初耳だが、まさか自分達が総理の孫とは。母が亡くなった事を知り自ら訪ねて来た黒部は工場のことも文人の学費も心配しなくていいと言う。結婚を反対した罪滅ぼしなのかもしれないが、さすがに世話になりっぱなしなのは申し訳ない。四十九日を終えた頃、由卯奈がそれとなく尋ねると、なら自分が薦める相手と結婚してくれないかと告げられた。お相手は事務次官候補の法務省官僚の芳賀直利なる人物。芳賀家も多くの官僚や政治家を輩出している名家なのだそうだ。出来れば繋がりを持ちたいと話す祖父。言うなれば政略結婚なのだが、断れば今後の援助は絶たれるかもしれない。そう思い込んだ由卯奈は結婚を承諾。後日、顔合わせをした直利は結婚どころか由卯奈にも興味が無いようで、お互い不干渉で暮らそうと心無い言葉を投げかけられて茫然。でも、この人どこかで見たことあるような。そして思い当たったのは6年前の出来事。バイト中にガラの悪い連中に絡まれた際に救ってくれた恩人ではないか。随分、当時と印象違うけど、それだけに彼にとってはよっぽど不本意な縁談なのかもしれないと思うとガッカリ。だが、この結婚は決まったこと。仕事が忙しいからと披露宴に遅れて来るわ、同居し始めてもほとんど会話も無い。おまけに親戚だと言う千鳥なる女性には彼に相応しくないと嫌味三昧言われて、ため息しか出ない。一方、直利の方は由卯奈を金目当ての贅沢好き女と誤解しており、敢えて距離を置いていた。だが、生活費にと渡したカードはスーパーの買い物程度しか使われておらず、パン屋でバイトをすると報告されて戸惑うばかり。総理の孫でお嬢様じゃなかったのか。よくよく彼女から事情を聞くに小さな町工場の娘で贅沢とは無縁、両親が事故で亡くなっていたと言うのも初耳であった。どう見ても庶民的な由卯奈に偏った誤解をしていて酷いことを言ったと直利は猛省し、結婚して数か月、漸く彼女と向き合う決意をした彼は態度を軟化していきます。しかし、それからまた暫く経ったある日、黒部に反社会的勢力との癒着というスキャンダルが報じられ・・・。今作のヒーロー・直利は序盤は本当にいけ好かない奴で、その言動に読んでてムカっと来てたんですけど、誤解が解けて由卯奈と向き合うようになってからはスパダリに変身。その変わり身の早さに案外チョロい奴だったんだなと。最初のやらかし(不干渉で行こうぜ発言やら披露宴の遅刻など)のせいで、文人からはマジで嫌われてたものの、猛省後は真摯に彼女たちに接してたこともあり信頼を勝ち取るのも早かった。でもそんな最中にあの総理のスキャンダルが。とはいえ、これは政敵が目論んだ捏造だったんですけど、これをチャンスと千鳥が由卯奈に離婚を迫って来て、マジこの女ウゼエエエエエっ(台バン)その間に由卯奈の妊娠発覚やら色々重なるも、総理の嵌められたことを証明するために一人動く直利が良いんですよ。当然、正義は勝つということで事件は鎮火。代わりに悪さをしてたのはあのバカ女だったと言うオチ。この辺りの詳しい顛末は興味がありましたら読んでみてください。ベリーズカフェにて、長女出産間近のエピソードまでなら無料で読めます。マカロン文庫では書下ろしの後日談が描かれています。タイトルはちょっとアレでしたが、政略婚夫婦が心を通わせつつも、背景では陰謀が渦巻いていて、え、あの人も悪人だったの?な登場人物もいたり、この過去エピソードがこう繋がるのか、みたいな意外性もあって面白かったです。評価:★★★★★
2023.08.11
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ちょっと更新時間が遅くなってしまったので穴埋め代わりの個人的メモを。9月6日 小学館文庫キャラブン! 火の神様の掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています 藤の花と夜の神 浅木伊都さん10月10日頃 マーマレード文庫 エリート脳外科医は初心な新妻に夢中です ~じっくり蕩かされ、深愛の結晶を宿しました~(仮) 有允ひろみさん 振られたはずなのに老舗旅館の若旦那様から一途に求愛されています(仮) 西篠六花さん10月10日 ベリーズ文庫 悪いが、君は逃がさない 佐倉伊織さん 君の願いは俺が全部叶えてあげる~奇跡の花嫁~ 伊月ジュイさん 悪女と呼ばれて婚約者に殺された令嬢は次こそ間違えない! モフモフしながら幸せに暮らしますので、これ以上は溺愛しないでください やきいもほくほくさん10月上旬 ハニー文庫 買われた姫将軍は執着愛に縛られる 西野花さんマーマレードとベリーズは他にも気になる作家さんがいたので、何冊か購入が増えるかも。
2023.08.10
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2023年8月刊こはく文庫著者:西雲ササメさんブラック企業からの転職を果たした美湖。しかし「新天地で心機一転頑張ろう!」と勢い込んで初出社した美湖を待っていたのは予期せぬ再会だった。社内でも話題のイケメン課長(しかも御曹司)は、美湖の大学時代の先輩であり、いまだに忘れることのできない片思いの相手・晴臣だったのだ。美湖の家庭は裕福とはいえず、大学時代の美湖は「名門大学に入ったものの、エスカレーター組との格差に悩むボロアパート暮らしの貧乏学生」だった。そしてその頃、貧乏アパートの隣に住んでいたのが晴臣だった。だから彼も自分と同じような境遇なんだと、美湖はずっとそう信じてきた。けれど再会した彼は御曹子で、美湖はようやく、自分がずっと騙され笑われていたのだと知った。深く傷ついた美湖は晴臣に対し、よそよそしい素振りを取る。しかし晴臣はなぜか、執拗に美湖に絡んできて、「今度は手放すつもり、ないんだ」と思わせぶりな態度まで取り始め……。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 小池美湖=大手化学メーカーに中途採用されたOL 遠間晴臣=美湖の勤め先の御曹司。沢北真里愛=晴臣の元婚約者。発売したてのお話なのでざっくりと。ブラック企業を退職し、次に就職したのは驚くほどのホワイト企業の大手化学メーカー。そのマーケティング課に配属された美湖は、そこで思いがけない人物と再会した。6年前、アパートのお隣さん同士だった遠間晴臣。家賃もお安めなそこで自分と同じく苦学生と思い込んでいた彼が、実はこの会社の御曹司で、しかも美湖の上司とは。密かに晴臣に想いを寄せていた彼女は何だか裏切られた気持ちになって、懐かしそうに話しかける彼につい素っ気ない態度を取ってしまった。だが、終業後になかば無理矢理に連絡先の交換させられ帰宅すると、部屋に見覚えのない電源タップが、まさか盗聴器!?急に怖くなって、結局晴臣に頼ることになり、暫く部屋に帰らない方が良いだろうと彼のマンションに居候することに。一時的な同居を始めた二人。晴臣から当時の事情を聞き、納得した美湖だったが、以降彼からの猛烈なアプローチに戸惑います。あの頃から好きだったとか言われても、その割には留学するからとあっさり出てった癖に、とモヤモヤ。しかも、職場の先輩から、晴臣は数年前に婚約者に破談されたとかで今でも忘れられず引き摺っているらしいとの話を聞き、彼の気持ちが益々わからない。それでもあの大学2年生の時の想いもあって、つい流されて晴臣と一線を越えてしまった美湖。そんなある日、彼女は晴臣の元婚約者と言う真里愛と出会い・・・。元婚約者との邂逅で、美湖は一気に奈落の底へ。またしても思い込みの誤解で拗れかけるんですが、以前と同じ轍は踏まぬと必死に晴臣が説明して何とか仲直り。まぁ、先輩からの話が酒の席で聞いたものなんで色々混じってたから、ややこしくなってたって言う。マジで余計な事言うなよお前~。悪気が無いだけに怒れない事案でした。晴臣目線のエピソードにて美湖への滾る思いとか諸々語られているので、彼女が一人グルグルしてても妙な安心感がありましたしね。あっさり留学に行ったと云々も、お互いがフラれたと勘違いしてたから。ってか、あなた達思い込み激し過ぎない?(苦笑)ある意味お似合い。盗聴器の件は、真相というか、ですよねーってオチ。(晴臣が仕掛けたとかではない)割とコメディタッチな内容なので、あまりじれじれ系は読みたくないって時におススメな内容かと。やはりこの作者さんはこういう系統の方が好み。評価:★★★★☆
2023.08.09
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2020年1月刊ヴァニラ文庫Miel著者:御厨翠さん「おまえしか愛せない。もう一度付き合ってくれ」再会した元カレから熱烈なプロポーズ!?CEOになった祐輔が一緒に住む部屋まで用意して、ずっとわたしを捜してくれていたなんて。抱えてきた恋心が疼いてキスだけで体が熱くなる…このまま奥まで拓かれてしまいそう。祐輔は執着をあらわにしてくるけど、以前のように二人を阻むものが…!? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 岡野香桜里=フラワーショップの店員。 3年前に別れた祐輔と偶然再会する。 冠城祐輔=大企業の御曹司。突然姿を消した香桜里を探していた。花屋で働く香桜里は配達先にて、かつての恋人・冠城祐輔と再会。やむなく心にもない言葉で彼を傷付け、手酷くフった自分のことを決して許してはくれないだろう。祐輔の父が言っていた様にもう件の婚約者と結婚しているのかもしれない。だが、そう思っていたのは彼女だけで、祐輔はずっとあの日姿を消した香桜里を探し続けていたという。彼女の性格上、よっぽどの事情があったはずと思ってくれていたのは嬉しいけれど、親代わりに彼女を育ててくれた叔母の為にも、やり直そうと迫る祐輔の言葉に従うわけには行かなかった。それというのも、3年前、祐輔の父から叔母を盾に身を引けと脅されていたのだから。従わなければ叔母の経営する会社が立ち行かない様してやると言われれば従うしかない。自ら姿を消すようにとも言われ、当時内定していた一流企業も辞退せざるを得ず、この町に越して来たのだが、まさかこんな所で会うなんて。その場は何とか逃げ出したものの、当然勤め先もすぐにバレて、多忙にも関わらず彼からの猛アタックが始まった。しかし、嫌いで別れたわけではないだけに諦めない彼に絆されそうになる香桜里。叔母からも心配することは無いからと後押しされ、漸く彼女は祐輔と向き合うことを決心。3年前のことも包み隠さず話し、二人は復縁するも黙っていないのは祐輔の父で・・・。某作のヒーローとその家族の持論からすると祐輔の父は正に二流で、実は祐輔の母や祖父は香桜里との交際には全く反対していませんでした。まぁ、お父さんは婿養子らしいので、周囲からの圧とか色々大変だったんだろうとは思います。だからと言って息子の交際にまで口出しして無理矢理別れさせるとか、読んでる側としては小物だなと感じてしまう。そんな後ろ盾のない娘より、大企業の娘と結婚しろと煩い父に、祐輔がしたのは妻の実家の力を借りずとも業務提携できると見せつけること。親戚一同も、それを見事成し得たら好きな相手との結婚を許すことに賛同しており、見事成功を勝ち取ります。父も渋々認めてくれ、香桜里にも3年前の仕打ちについて謝罪。二人は晴れて婚約者となり、半年後に式を挙げて終わっています。復縁もの(?)としては展開や別れた経緯など、割とセオリー通りなお話なんですけど、祐輔の香桜里への執着がとにかくすさまじく、若干コメディ調な面もあって面白かったです。あなた、どんだけ香桜里が好きなのよ。花屋での働きぶりを見たいからと毎日その様子を録画させてたり、金に飽かせたストーカーのようで、注意はするもののドン引きしない辺り、彼女も結構な肝の据わり方してる。まぁ、当初は一応彼の父が暴挙に出ないための護衛と証拠用の記録と話してたからな。和解してからも続いてるんで映像は彼の癒しコレクションになっていると言う。けど、こういうクスっと笑える所も無いと中盤まで割とじれじれしてるので、良いアクセントになってたと思います。評価:★★★★☆
2023.08.08
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2019年8月刊ベリーズ文庫著者:佐倉伊織さん実家の和菓子屋で働く結衣。閉店の危機を大企業の御曹司・大雅に救ってもらうが、交換条件として政略結婚を要求されてしまう。やむなく形だけの冷めた結婚生活が始まるが、結衣は後継ぎを産むため、大雅と床を共にすることに。そして、ほどなくして懐妊が発覚!するとクールで感情を出さなかった大雅が過保護な旦那様に豹変!?お腹の赤ちゃんが育つにつれ、夫婦の愛も大きくなっていき… ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 平岡結衣=老舗和菓子店の一人娘。 閉店寸前の店を救う為に大雅と政略結婚した。 須藤大雅=大手製菓メーカーの御曹司。結衣の父が経営する老舗和菓子店「千歳」は、とある事情により一か月後に閉店することが決まっている。それと言うのも、弟子の一人が売上金を持ち逃げしてしまい材料費の支払いが滞り開店できない日が続いたことで客足も減少。売り上げが無ければ和菓子も作れないと、苦渋の決断であった。それでも、千歳の菓子にはファンも多く閉店を惜しむ声もあった。月に何度が定期的に訪れては会社のお茶の時間に出すからと大量に購入してくれている須藤大雅もその一人。父のもう一人の弟子である春川も次の職場が見つかり、あとは閉店の日を待つばかりとなったある日、父から店を閉めずに済むかもしれないと聞いて結衣は耳を疑った。それというのも、大手洋菓子店のエール・ダンジュが援助を申し出てくれているらしい。先方の話では和菓子の販売もしていきたいのだとかで、千歳に白羽の矢が立ったというのだが、喜ぶ父には悪いが結衣には詐欺としか思えない。だが、そんな気持ちを察するかのようにエール・ダンジュの本社に呼び出された結衣は、そこで大雅と再会。彼は何とエール・ダンジュの専務で、千歳の味を気に入ってくれたが故の業務提携の申し出だったようだ。勿論マージンは取られるが、仕入れの材料費なども融通してもらえる。店にしてみれば信じられない程の好条件だが、案の定大雅はある条件を提示して来た。それは大雅と結衣の結婚。そして彼女には必ず子供を産んで欲しいと。所謂政略結婚を申し込まれているということなのだろうが、彼のような大手企業の御曹司がいくら老舗とは言え、潰れかけた和菓子屋の娘と結婚して何のメリットが。彼の言い分を聞くに愛や恋には興味が無いけれど、千歳の味と技術は欲しい。正直失礼極まりない言い分で腹も立ったが、自分が頷けば店は助かる。くれぐれも父や留まることになった春川には余計なことは言わない事を条件に結衣は結婚に承諾したのだった。それからトントン拍子に話は進んで、二人は結婚。交際期間ほぼ0であったが政略結婚だなんて言ってた割には大雅は優しく、忙しくはしていたが家にいるときは何かと気遣ってくれている。そしてしばらく経って、結衣の妊娠が発覚。子供を望んでいた大雅は大喜びであったが、つわりもあって段々精神的に結衣は不安定に。しかも、報告を聞いた姑はくれぐれも男の子を産んでくれと定期的に連絡を寄越すこともあってついに彼女はストレスからマンションを飛び出し・・・。嫁の家柄を気にしない義実家なのは良かったものの、男の子を産めって言う圧は堪りませんねぇ。いや、健康ならどっちだっていいでしょ。おまけに、いくら優しくても旦那の本音が判らないから一層不安を煽られてしまって実家に帰ってしまった結衣を父は心配します。でも、大雅が飛んできて漸く彼女を妻に選んだ理由を語ったことで、結衣も彼と向き合うことを決意。作者さんもあとがきにて触れてましたが、大雅さん、あなた最初のプロポーズの仕方が拙いよ。元々結衣に惚れてたくせにどうしてそんな間違い犯すのか。まぁそれも、彼の苦い過去の思い出のせいなんですけど、その辺りの事情は大雅目線のエピソードにて語られてるので気になる方は読んでみてください。結局、誤解が解けて夫婦としてやり直すことにした二人。男の子を産めと言う姑からの圧は大雅と舅からの後押しもあって以降言われることは無くなります。漸く面倒事も無くなったかと思いきや、それから彼を狙う取引先の女性役員の裏工作やら色々トラブルもあったり。そして数か月後、結衣は無事に長女を出産。見事な親バカになった大雅のデレデレぶりが微笑ましいラストでした。ベリーズカフェでも読んでたので、購入が大分遅れましたが、(購入自体は今年の春)改めて読み返してみても良いお話でした。男手一つで結衣を育てて来たお父さんの心境とか、ホント沁みる。評価:★★★★★
2023.08.07
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2023年6月刊スターツ出版文庫著者:野月よひらさん巫女の血を引く少女・律は母を亡くし、引き取られた妓楼で疎まれ虐げられていた。ある日、律は楼主の言いつけで、国の守り神である龍神への生贄に選ばれる。流行り病を鎮め、民を救うためならと死を覚悟し、湖に身を捧げる律。しかし、彼女の目の前に現れたのは美しい龍神・水羽だった。「ずっとあなたに会いたかった」と、生贄ではなく花嫁として水羽に大切に迎えられて…。優しく寄り添ってくれる水羽に最初は戸惑う律だったが、次第に心を開き、水羽の隣に自分の居場所を見つけていく。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 律=巳の国の巫の娘。妓楼に引き取られて育つ。 水羽=龍神。生贄をとして寄越された律を溺愛する。 大王=巳の国の王。不遇ヒロインものです。幼い頃に母を亡くした律は、その後妓楼に引き取られるが、そこで彼女は虐げられて育った。特に生前の母を知っていると言う楼主夫婦は母を罰当たりの女と責め立て、律を嬲ることで日頃の憂さを晴らしているようだった。律の母はこの国の巫で、毎日龍神が住むと言われる湖に祈りを捧げ、紡ぐ言葉に力を宿す言霊使いであった。そしてその血を引く律にも同じ力があるのだが、日々の虐待によって産まれる悪しき言葉の返りを恐れ普段喋ることもままならなくなっていた。そんなある日、長雨が続き、それに伴う水害に悩まされていた巳の国の大王は、龍神へ生贄を捧げることを決定。選ばれたのは律であった。どうせ逃げてもすぐに捕まる。意を決して儀式の末に湖へと飛び込んだ彼女が目を覚ますと、豪華な屋敷の一室で、律を助けここに運んでくれたのは水羽と名乗る美しい青年。彼こそ、この国の守護を司る龍神だった。だが、彼の話を聞くに元より生贄の類は望んでいないと言う。寧ろ、その手の儀式は湖と水羽を穢す行為で逆効果なのだと。この国の天候が荒れているのは、どうやら大王の悪政のせいらしい。大王自身がそれに気づき改めなければ、水羽はどんどん力を失くし、やがて穢れで祟り神になり果てる。そうなる前に何とか手を打たねばならないのだが、そんなことは露知らず、儀式を執り行っても一向に天候は改善しないことに焦れた大王は、大勢の妓楼の娘たちの殺害を命じ、生贄が足らぬのならとその遺体を湖に投げ込み・・・。この大王はアホなの!?と思う程、逆効果で更に残虐な行為をしたせいで水羽はついに祟り神への変化が始まり、怒り狂った彼の兄が人間なんぞ誰も信じられぬと、律を巳の国へ追い返してしまいます。そこで生贄として沈んだはずと思われていた彼女の帰還によって悶着が。この辺りは序盤の虐めシーンより胸糞で読んでて腹が立って(怒)そして、大王と律の母親との因縁も明かされ、その死因も判明。正直、何もかもこの大王のせいやんってことで、さらにその悪意が律にも向けられたことで水羽の怒りも爆発。救いようのない奴と思ってたんですが、まぁ、大きな代償はあったものの、一度だけチャンスを与えられ、心を入れ替えた大王が国を立て直すって感じで終わっています。当然、色々な経緯を経て律と水羽もハッピーエンドとなるんですが、まさかの楼主夫婦も心を改めるとは思って無かった。多分、悪政で荒れて龍神の守護も薄れていた弊害が人心にも影響してたってことなんでしょうかね。しかも、律の母が亡くなって祈りをささげる人がいなくなったから余計に。とはいえ、彼らのしたことは許せることじゃないですけども。この手の作品のヒロインは皆いい子過ぎて。だからこそ、ヒーローに愛されるんだろうな。評価:★★★★☆
2023.08.06
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2022年7月刊ベリーズ文庫著者:葉月りゅうさん大手企業の副社長・嘉月とお見合いすることになった都。トントン拍子に婚約が決まり順調に愛を育んでいくと、やがて都の妊娠が発覚! ところが、ある理由から彼の母親に婚約破棄を告げられて…。やむなく彼の前から姿を消し、密かに子供を産み育てていると、3年後彼と偶然の再会を果たす。「今すぐ俺のものになって」--失われた時間を埋めるように、彼から身も心もひたすらに愛で溶かされて…!? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 明河都=カフェで働くシングルマザー。青來嘉月=大企業の副社長で都の元婚約者。霜平朝陽=嘉月の腹違いの弟。 鈴加=嘉月の秘書。 昴=都と嘉月の息子。シークレットベビーものです。勤め先のカフェの常連客である嘉月に密かに想いを抱いていた都は、親の薦めで渋々応じた見合いの相手がその嘉月と知ってビックリ。彼も都を前から気に入ってくれていたようで、トントン拍子に話は進み、二人は婚約。あとは結婚式を待つばかりとなった。そんなある日、都の妊娠が発覚。産婦人科に行く道中に具合が悪くなった彼女は偶然通りかかった嘉月の腹違いの弟・朝陽に介抱され、そのまま病院に付き添ってもらった。だが、この一連の行動が思いもよらない波紋を呼ぶことに。後日、妊娠を報告すると嘉月は大喜び。式より先に入籍を済ませようと話していたのだが、何の不幸かこの会話の直後に落ちて来た看板から都を庇って嘉月は重傷を負ってしまった。数日後、嘉月の母に呼び出された都は一方的に婚約破棄を言い渡された。よりにもよって、看板の点検を怠っていた会社が明河の子会社だったそうで青來家と父が相当に揉めたらしい。しかも、あの産婦人科に行った日のことが何故か隠し撮りされていて、都は不貞を疑われてしまったのだった。せめて嘉月と話をさせてほしいと頼み込み、漸く彼と会うことが出来たものの、嘉月は事故のショックで記憶障害を起こし、都との交際期間の記憶を丸々失っていた。今の彼にとって彼女のことは愛しい人ではなく、良く行くカフェの一店員という認識しかない。どちらにせよ、父も婚約破棄を承諾してしまったので、都は泣く泣く嘉月との結婚を諦めたのだった。あれから3年。家族の協力の元、長男・昴を産み育てていた都は、カフェ店員に復帰して働いていた。だが、昴と出掛けたショッピングモールにて偶然嘉月と再会。何を思ったのか、翌日からあの事故以降来店しなかった嘉月が足繁くカフェに通い始め、都とコンタクトを取りたがるように。昴もいつの間にか彼に懐いてしまい、この3年気持ちを忘れられなかった都は嘉月からの誘いを断れず、再び交際を始めることに。しかし、案の定嘉月の母が二人が交際を聞きつけカフェに乗り込んで来て・・・。このお母さん、どうしてここまで都の不貞を疑った上に許さないのか。実は朝陽の母親に夫を取られており、浮気そのものがとにかく許せない考えの持ち主でした。しかも相手が憎い女の息子と来ればそりゃあもう、可愛い嘉月が不幸になってしまうってわけで孫が産まれてても聞く耳持たずになってたというオチでした。都にしてみれば不貞なんかしてないし、何ならDNA鑑定でもしてくれ!な気持ちだったけど、そもそも嘉月の方は記憶を失くしても彼女の元に戻ってきた時点で周りがどう言おうとそれが答えなんじゃないですかねぇ。3年前は身を引いた都も母になり、嘉月に再び愛されていると自覚したことで強くなり、へこたれることなく義母の説得を続けていた頃、実はあの不貞の証拠とされた写真を撮ったのが鈴加と判って大ショック。どうやら昔から嘉月の妻の座を狙っていたらしく、やることがもう卑怯すぎる。当然この悪事は暴露され、記憶を取り戻した嘉月の気持ちを知り、漸く義母は二人の結婚を認めます。いやー、ここまで本当に長かった。一番の悪人はあの秘書なんですけど、記憶を失った状態でも結局振り向いてもらえない辺り、人を陥れるようなことをしたら必ず相応の報いは受けるもの。顛末を見るに根は悪い人じゃなさそうなんだけど、やることが陰湿過ぎて同情できないのがまた(^_^;)取り敢えず、色々な障害を乗り越えて家族揃って暮らせるようになって何より。評価:★★★★☆かなりのじれじれ系です。
2023.08.05
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2023年8月刊小学館文庫キャラブン!著者:朝比奈希夜さん死神・八雲の子を身に宿した千鶴。いよいよ出産の時が迫る中、八雲はいままで以上の気づかいで千鶴を優しく見守っていた。やがて誕生した小さな命は、屋敷の生活に新しい風を吹き込み、一之助や浅彦ら八雲とともに暮らしてきた者たちの気持ちを変えていく。千鶴は妻として母として、ここで八雲を支え、皆と生きていこうと決意を新たにするのだった。そんな中、死神としての儀式のために神社に向かった浅彦は、熱心に祈る女性の姿を見かける。「死神さま、どうか仲間をこれ以上つれていかないでください」--。彼女が働く三条紡績で不死の病が流行しているようなのだ。必死に祈る彼女を、どこかで見たことがあるような気がしてならない浅彦。そして彼女が、かつて人間だった頃に愛し、そしてひとりで逝かせてしまった女性と同じ「すず」という名前を持つと知り、浅彦は激しく動揺する。そんな浅彦に千鶴と八雲がかけた言葉は……。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 千鶴=元華族令嬢で八雲の妻。 八雲=小石川一帯を担当する「死神」 朝彦=元人間の「死神見習い」で八雲の弟子。 一之助=親に虐げられ死にかけていた所を八雲に救われた人間の子供。シリーズ5冊目にして完結巻です。本日発売の本なので、ネタバレは控えめに。4巻のラストで産気づき、今巻では既に産まれているかと思いきや、がっつり出産シーンから始まりました。一連の場面での八雲の良い旦那さんっぷりは、この時代の男性では非常に珍しい気がする。何とか無事に長男を産んだ千鶴は暫く起き上がれなかったものの、屋敷では留守番組がこの朗報に大喜び。千鶴たちが帰宅し、乳飲み子を交えた慌ただしい生活が始まるも、母の様に慕っていた千鶴を赤子に取られた気がして一之助が嫉妬で我儘になったりとちょっとした騒動が起こります。一方、朝彦は自分のふがいなさ故に死なせてしまった少女・すずの生まれ変わりの存在と遭遇したりと、皆それぞれに少しずつ成長するための試練のようなものと向き合うことに。そして、一之助、朝彦とくれば当然八雲と千鶴にも。新刊が出る度に、千鶴の父親である正岡の当主の件はどうなったのかと気になってたんですが、5巻にて漸くその顛末が明かされました。ですよねーって感じ。刑務所にも入ってたわけだし、この時代は誤認逮捕だった場合は賠償金とか出るんだろうか。とはいえ、この事件が無ければ八雲と千鶴が出会うことも無かったわけで。しかし、千鶴の奉公先であった三条家はホント、しょうもないな。自分の娘を犠牲にしたくないから千鶴を身代わりに差し出しといて、その条件として出した千鶴との約束は守らないって。経営者としても約束事を守らないのはいかんのでは。この辺りは本当に読んでてモヤる。八雲との結婚については正岡家の面々にはあまり歓迎されないのは致し方ない。「死神」とは明かせないし、不信感しかないよね。でも何とか認めてもらって、最終章は2年の月日が流れ、賑やかな屋敷の様子が描かれて終わっています。その他の死神たちのことも語られていたし、綺麗な〆でした。八雲たちは相変わらずラブラブで、第二子の誕生もそう遠くなさそう。夫婦円満は何より。でもまぁ、寿命云々の越えられない壁はあるものの、朝彦たちの例もあるから。それも含めて、和泉さまは絶対に竹子さんの生まれ変わりに出会えると信じてる。評価:★★★★★
2023.08.04
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9月15日 富士見L文庫 侯爵令嬢の嫁入り 二 ~その運命は契約結婚から始まる~ 七沢ゆきのさん 帝都鬼恋物語 煤かぶり令嬢の結婚 相沢泉見さん ビーズログ文庫 前世不良の悪役令嬢、乙女ゲームをぶち壊す。 1 群青みどりさん 記憶喪失の侯爵様に溺愛されています 7 これは偽りの幸福ですか? 春志乃さん9月25日 メディアワークス文庫 薔薇姫と氷皇子の波乱なる結婚 1 マサト真希さん9月28日 スターツ出版文庫 冷酷な鬼は、ホオズキの花をこよなく愛でる(仮) 真崎奈南さん 月華の絃~今宵、水龍の旦那様と運命の契りを~(仮) 琴織ゆきさん10月5日 ソーニャ文庫 五龍国戀夜(仮) 白ヶ音雪さん今回の9月期分はラノベで、出揃って来た感じかな。10月期のTL系は、はそろそろタイトルが発表されてきそうです。
2023.08.03
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2022年6月刊ヴァニラ文庫著者:宇奈月香さん「これで、そなたは私のものだ」王太子との挙式の日、大国の王アシュラフに攫われ、彼の寵妃にされてしまったラシェル。祖国の行く末がかかった役目を奪われ、毎夜与えられる濃厚で激しい快楽に眠っていた自身を暴かれていく。だが、独善的だと思っていたアシュラフはラシェルを「我が姫」と呼び、驚くほどこまやかな溺愛で甘やかしてきて…? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 ラシェル=公爵令嬢。王太子との結婚式当日にアシュラフに攫われた。アシュラフ=大国・ハバル国の国王。 ナルシス=ロクツァナ国の王太子。怠惰な王族と一部の貴族たちによる悪政で国民の不満は爆発寸前。ロクツァナ国は、いつ反乱が起こってもおかしくない状況にあった。ラシェルの父であるエルデー公爵は反王政派の筆頭で、ついにクーデターを起こすことを決意。王太子とラシェルの結婚も作戦の一つだった。彼女の役目は非常に危険であり、ある程度の時間もかかる。そしてクーデターが成功に終わっても、王家に嫁いだラシェルも王族と見なされ極刑は免れない。高潔な彼女はそれで国民が救われるならと引き受け、今日はラシェルの輿入れの日。性格に難ありな上、色々と素行に問題のある王太子・ナルシスとの結婚など、正直虫唾が走る思いだが、大切な役目のために我慢しなければ。だが、悲壮な決意を固めていた彼女は、国賓として招かれていた大国・ハバルの王アシュラフに連れ去れれてしまったのだった。ラシェルが目覚めると、そこはアシュラフの寝室。どういうことだか彼女はアシュラフの寵姫とされ、以降毎晩のように彼の寵愛を受ける様に。ハバルにやって来てから暫く経ち、アシュラフからロクツァナ国でクーデーターが勃発して、反王政派が勝利したと告げられた。王族は子供以外は処刑されたらしいが、王太子のナルシスは混乱に紛れて逃亡中とのこと。一抹の不安は残るが、父も無事のようだしこれであの国も変わるだろう。そして、このクーデターにアシュラフも力を貸していたと知り、驚くラシェル。彼は、変革のために死ぬ覚悟をしていた彼女を救う為、あそこから連れ出してくれたのだった。やがてラシェルはアシュラフの真意と、記憶に埋もれつつあった過去の因縁を思い出し、自分を妃にと望む彼の為にとハバル王宮内で奮闘。そんな中、逃亡していたナルシスが報復のためにアシュラフ暗殺を企てており・・・。自ら愛が重い男と言い切るアシュラフですが、確かに初恋の相手の為にいけ好かない国一つひっくり返してしまうのを見るにかなりの激重っぷり。そんな人物に溺愛されているヒロイン・ラシェルは生真面目で頭が固く、攫われた当初は訳が分からずアシュラフに反発していましたが、割とすぐに陥落。でも真実を知ってからは、彼女も自分の気持ちに素直になり、この辺りからは展開も早くさくさく物語も進んでいきます。逆恨みによるナルシスの暗殺未遂事件が起きたりするものの、最後は怒涛のハッピーエンドって感じで幕。ラシェルも聡明な子なので、二人で国を一掃盛り立てていくんだろうな。割と王道のTL小説って印象のお話でした。評価:★★★★☆
2023.08.02
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ボーナス時期だからか、6月からの発売がエグいことになってますね。わたしの幸せな結婚 七(7) (富士見L文庫) [ 顎木 あくみ ]楽天で購入アニメの出来も素晴らしいですね。表紙絵の通り、漸く結婚に至った二人。が、まだ続くんか~~いっ(苦笑)大嫌いなSPとお見合いしたら甘く包囲されました (ヴァニラ文庫 ヴァニラ文庫 VBL348) [ 玉紀 直 ]楽天で購入二年後に死ぬ王女ですが、政略結婚した国王に溺愛されています (ヴァニラ文庫 ヴァニラ文庫 VBL349) [ すずね 凜 ]楽天で購入ヴァニラ文庫7月刊2点。仮面伯爵は黒水晶の花嫁に恋をする2 (フェアリーキス ピンク) [ 小桜けい ]楽天で購入仮面伯爵は黒水晶の花嫁に恋をする2 (FK comics) [ 氷堂れん ]楽天で購入5年ぶりの続編ですね。コミカライズ版2巻と同時発売でした。一昨日買ったばかりで、コミカライズ版は読了してますが、ノベルスの方はまだ斜め読みした程度です。鬼の花嫁 3 (noicomi COMICS) [ 富樫じゅん ]楽天で購入鬼の花嫁 新婚編三~消えたあやかしの本能~ (スターツ出版文庫) [ クレハ ]楽天で購入無能令嬢の契約結婚~運命を繋ぐ証~ (スターツ出版文庫 二) [ 香月文香 ]楽天で購入noicomi COMICSとスターツ出版文庫の7月刊2点。鬼の花嫁はどちらも感想記事がUPされています。無能令嬢~はわたしの幸せな結婚がお好きな方はハマるかも。ブログの仕様が変わったせいで、画像リンクと文章の間が妙に空いてしまうのが難点。これでもかなり詰めて作成してるんですが(^_^;)
2023.08.01
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