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急に暖かくなったので草花が一気に咲いてきた:チューリップ小林製薬の紅麹サプリを服用した人が入院したりお亡くなりになったり、大変な事件になっている。コレステロールを下げて健康体になりたいと思ってせっせと毎日服用していた方々が、健康どころか病気になってしまい、死亡した人までいる事態は、健康を夢見て毎日摂取していた人達、紅麹を供給した製薬会社や発酵食品会社の人達等、生きた心地がしないのではないかと思う。厚労省の調査では紅麹サプリの中にプベルル酸の混入が認められたとのことである。プベルル酸はアオカビから産生されるとのことで紅麹を作る過程でアオカビの混入があり、麹が作られると同時にプベルル酸も出来てしまったのかもしれない。あるいは米麹を作る過程で使う水の中にアオカビが混じってしまったのかも知れない。プベルル酸は猛毒でマウスに注射すると数日で死んでしまうとのことである。健康になりたいと思って服用したのに逆に病気になってしまい、言葉もないと思う。プベルル酸の混入もしくは自然発生はいつ起こったのか早急に明らかにすると同時に、現在入院中や在宅療養中の方々が一刻も早く、快方に向かわれるよう心よりお祈り申し上げる。
2024.03.31
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ガーデンシクラメン子供時代は1年が随分長く感じられたが、大人になるとあっという間に一年が過ぎてしまう。この原因について多くの研究がなされているが、本日の「ちこちゃんに𠮟られる」の再放送では、子供は感受性が強く、何事にも好奇心を持ち感動するのに対し、大人は感動が少なく、好奇心も少ないからだと述べていた。好奇心と感動が時間感覚を決める最重要事項とのことだった。もし大人も好奇心を持ち、感動すれば、時間を長く感じられるのではないかと思った。
2024.03.30
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スノーフレーク温かくなったと思ったら寒くなり、草花も芽を出しかけては引っ込んでしまい、中々春らしくならず、昨日も寒くて今朝も冷たい雨が降っていたが、昼頃から晴れてきて暖かい気候になってきた。また寒くなるかもしれないが少なくとも今日は春を実感している。今日は3/29で4/1からの新規採用者、3/31付けでの退職者、部署移動者が発表された。特に部署移動者は膨大で把握しきれないと思った。いよいよ4/1からは新体制で働くことになる。今までは全ての曜日で午後5時半までの勤務だったが4月からは毎週月曜日は午後7時まで勤務することになった。花を咲かせた草花は枯れていく。私も花の時代は終わったと思っていたが、請われるままに今の職場で働くことになった。もともと病気の人や苦しんでいる人のお役に立ちたいという気持ちがあり、その気持ちは変わっていないので、枯草だけどきちんと仕事をしていたら、若い働き手と変わらないとみなされ、仕事も増やしてもらうような事態になっている。体力は明らかに衰えているが、患者さんを診るうえでの情熱や責任感は変わっていない。昨年先輩医師が昨日まで元気に診療していたが突然お亡くなりになられた。その先生と同じように、必要とされているならできるだけの仕事をして、お迎えがきたらぽっくり逝くつもりで生きていこうと思っている。調べてみたら草花でも季節がきて枯れるはずなのに、枯れないで青みを残している草花もある。人間でも色々のタイプがあるのだと思うことにしている。
2024.03.29
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ムスカリ 前日の寒さで葉が枯れていた多くの同級生や周りの年配者も亡くなり、自分もいつ死ぬか分からない年齢になった。だからと言って死ぬのをじっと待っている訳にもいかない。昨日家で膝を曲げての座り姿勢でちょっとした作業をした。作業が終わって立ち上がろうとしたが立てない。周りにつかまってやっと立ち上がったが衰えはどうすることもできないと思った。すこし体力をつけようと思ってリポビタンDを飲もうとしたが、力がなくてキャップをあけることができなかった。いよいよ何もできない高齢者になってしまったかと思ったが、今日勤めにでたらシャキッとした。今の職場は重いものを持ったり、瓶のキャップをねじり取るような力作業はない。回診して多くの患者さんに声をかけて激励するだけで軽労働である。廊下の先の方を見ると若い看護師さんが軽快に颯爽と歩いていた。私は?と振り返るとよたよた歩きで颯爽とは程遠かった。彼女らとは年齢が違うのだから仕方ない面もあるが、もっとスタスタ歩いて患者さんを激励してやらなくてはと思った。背が曲がり、よたよた歩きでは患者さん達は逆に私の方を心配してくれるかもしれない。一瞬一瞬、毎日が勝負である。若者のようにはふるまえないが、他人の姿をみて発奮していこうと思った。せめて廊下を歩く時だけでも背筋を伸ばし、腕を振って軽やかに歩こうと思った。
2024.03.28
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小林製薬の健康食品紅麹コレステヘルプを摂取した人が腎障害を起こし、血液透析しなければならなくなった人や死者も出ているという。紅麹は真っ赤な麹で酒や味噌等を作る時使用すればコレステロールを下げて、血圧も下げ、活性酸素を抑制して老化予防になるとして小林製薬は発酵食品会社に販売したり自社でサプリメントして販売していた。今回被害報告が出ているのはサプリメントに関するものだがお酒や味噌その他の原料として販売したものも自主回収を行っている。紅麹を作る過程でシトリニンという成分が混入してくることがあり、これが腎障害を起こすことは知られていたが、小林製薬の調査ではシトリニンは含まれていないとのことでそれとは別の有毒物質が産生されたか混入された可能性があるとして調査している。健康志向の高まりで健康食品(サプリメント)を摂取している人は極めて多い。健康になりたくて高いお金を出してサプリメントを買って飲んでいるが、健康どころか腎障害を起こして透析したり死んだ人も出ているとは大事件である。現在サプリメントの有害性についての審査はあまり厳密に行われていないので、今回の事件を機に、あらゆるサプリメント製品について有害物質の有無について事前に厳密な調査をするシステムを導入するべきだと考える。
2024.03.26
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尊富士が新入幕でいきなり優勝してしまった。110年ぶりとのことで凄いことだと思う。青森県出身で4人兄弟妹の次男坊で相撲は母方の祖父が相撲の指導者だったことから子供の時から訓練を受けてきたとのことである。父親は尊富士が中学生の時に離婚しているので、子育てや生活面で父親代わりになって母親を助けてきた気の優しい少年だったとのことである。幕内で耐えられる体に生んでくれた母親に感謝すると優勝インタビューで言っていたが、全ての面で母親に感謝していたのだと思う。千秋楽の前日右足首の靭帯を痛めて、相撲をとれる状態ではなかったみたいだが気力で相撲を取ったとのことである。アドレナリンが出て麻酔の役割をはたしたのかもしれない。入門10場所目の優勝も新記録で体力だけでなく意志の力や精神力も凄いものを持っていると思う。この調子で横綱まで登り詰めてもらいたいと思う。離婚して去っていったお父さんもきっとどこかで観ていて応援していると思う。頑張ってもらいたい。
2024.03.25
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2月16日から3月15日まで確定申告期間があったので昨年自分で確定申告できたので今年も自分でしようとしたが、自動入力の仕方が今年から変わったと書いてあり、スマホでマイナンバーカードを読み取りマイナポータルと連携すると書いてあったが、その方法がめちゃめちゃ複雑で今年は医療費やふるさと納税が多かったのでそれらを一々入力するのは大変だと思い途中で諦めて3/4に税務署に行って朝から並んで税務署のお兄さんに教えてもらって入力してきた。その最終結果はいくばくかの還付金があるとのことだった。3/15に確定申告期間が終了したので3/19に税務署から「e-taxの還付金等の通知」とのメールがあった。それを見るには3つの方法が書いてあり各方法別に指示が出ていたがいずれも分かりずらく面倒で大変そうだったので放置していたが今日は土曜日なので朝から取り組んでみた。1の方法だと暗証番号が分からないと駄目なので暗証番号再設定しようとしたがあれこれ画面が出てきて結局駄目だった。2の方法は意味が分からず、3の方法はマイナンバーカードをスマホで読み取りなさいというものだが言われた通りスマホにカードを接面させるも中々読み込んでくれなくて、読み込んだと思っても還付金の項目は何処を探してもなく、何度読み込みのやり直しをしたか分からない。そしてやっと先ほど目的の画面に到着出来て、税金の総額と還付金の額をみることが出来た。ただそれだけのことなのに試行錯誤していたら、朝から夜までかかってしまった。いずれにしてもどの操作も大変複雑で教えて頂いたように操作しても狙いの画面は中々出てこなくて、このシステムはよほど親切心のない頭の悪い人が作ったのだと思った。誰でもが簡単な操作で目的の画面に到着できるようにシステムを作ってもらいたいと思う。一人でなく女性を含めた数人で皆さんに分かりやすいようにするにはどうしたらよいかを話し合いながら操作手順を考えてもらいたいと思った。
2024.03.23
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ホトケノザ才能に恵まれ、良い運にも恵まれて天真爛漫に生きてきた大谷選手に大きなピンチが襲いかかってきた。一心同体でアメリカ生活を堪能してきた水原通訳がスポーツ賭けで借金がかさみ6億8千万円大谷の名前で送信した。水原通訳から打ち明けられ人情に厚い大谷は6億円という大金でも「今までお世話になった水原さんの為なら代わりに返済してやります、その代わり今後一切ギャンブルはやらないでください」と言ったと水原氏は最初は供述した。それが本当の所だと思う。ところがその後供述を変えて大谷は全く知らないことで自分が大谷の口座から無断で送金したと訂正した。しかし大谷の名前で送金されており、大谷も違法な賭博の共犯者とみなされる可能性が出てきた。また6億円に対する税金の問題も出てきた。大リーグのシーズンが始まり、大谷には大活躍してもらいたいが大谷も事情聴取を受けることになるだろうし、不法賭博にかかわったとして何か月かの出場停止処分を受けるかもしれない。水原通訳は大谷と一体であり、水原フアンもかなりいたが大谷をピンチにおとしいれた罪は大きい。水原は自分が大谷の金を盗んで借金返済のために送金したとして罪は全て自分にかかるようにしようとしているが法制度はそれほど簡単なものではない。大谷には野球に専念させてやって欲しい。大谷の弁護士に頑張ってもらいたいと思う。
2024.03.22
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ヒヤシンスが芽を出し咲き始めた今もロシアとウクライナの戦争、ハマスとイスラエルとの戦争が続いており、目を覆うばかりの犠牲者が出ている。人が人を殺しあう無残な戦争はどれも悪であり、良い戦争はありえない。このような時に化学者で平和運動家のライナス・ポーリング氏と宗教家で平和運動家の池田大作氏の対談集「生命の世紀への探求」という本を電子書籍で読んだ。紙書籍で読むより読みやすいのでかなり早く読み終えた。ポーリング氏も池田氏も支配者層が自国の周りに壁を作り他国は敵として自国内に防衛庁とか陸軍省、航空省等を設置しているが、平和省を設置すべきだと述べていた。平和のためには何をしたらよいかを常に考える省庁があれば、簡単に戦争には突入しないと思われる。自国、他国と考えるのではなく、一人一人が戦争のない世の中にするにはどうしたらよいか、人類が幸せになるにはどうしたらよいか考えるべきであり、それは政治家に任しておいても達成できないかもしれない。民衆が平和は何よりも大切であるということを理解し、行動することが大切であると述べていた。宗教の名のもとに異教徒に対して残虐な殺人がなされてきた歴史がある。宗教は人々の幸せと平和を目指すものでない限り、百害あって一利なしと述べていた。今地球上には何百万という宗教がある。入信の動機は願いをかなえてくれるからが最も多いが、世襲で親から子に受け継がれている宗教もある。人々は自分が信じている宗教は絶対正しいと思っているが、それが平和を希求するものであり、人々の幸せにつながるものであるかを確認する必要がある。もしそうでないとしたら100害あって一つも利益がないことなので放棄した方がよいと思われる。日本は戦争放棄を憲法に定めており、素晴らしい国だが実際には万一の場合に備えて自衛隊という軍隊を保持している。災害救援隊の部分だけ残して軍隊をなくせば防衛費の大半は社会保障費等に回せる。国内産業の活性化にも使うことができる。平和のためにはコスタリカのように軍隊や武器は一切持たないようにしてその予算は国民生活の充実に回せば、国民は豊かになり幸せになる。とポーリングさんは力説していた。最終的には民衆の力なので、民衆が平和の大切さを悟り、それを政治に反映していくことが大切だと思った。
2024.03.21
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フランスギク吉永小百合が初めて医者役をした「いのちの停車場」を観た。2021年制作でコロナの真っ盛りの時に制作された映画でよくこれだけの作品が撮れたものだと思った。吉永小百合は当時76歳だったが39歳の女医さん役をこなしており、殆ど違和感がなく、名女優は齢をとらないものなのかなと思った。吉永さんは田舎の在宅診療医として重症患者さんを訪問診療する役で医者役は初めてというのに初々しい研修医みたいな感じで好演していた。物語りは末期の肺がん患者で医者の言うことを聞かない芸者さん、脳出血で胃ろう栄養をしている奥さんの面倒を見ている旦那さんで、ヘルパーさんを頼めばいいのに奥さんが他人に下の世話などをしてもらうのを嫌いなので老々介護で全て自分でしているが自分の心も体もかなり傷んできているご夫婦、IT企業の社長さんで頸椎損傷で体が自由に動かない。お金はいくらでも出すから何とか治療の方法はないかとたのまれて、吉永医師が幹細胞増殖で脊髄再生治療の研究をしている有名なを医師を紹介してやり、それも基本的には在宅で治療を行う話、吉永医師の幼馴染で女流棋士が5年前に癌の手術をした(どこの癌かは明らかではない)が再発して抗がん剤治療をしているケース、元高級官僚で膵がんの末期の男性、子供には何でも好きなものを買ってやる育て方をしてきたが何が原因か分からないが高校生の時家出して、末期の時も駆けつけてくれない。その時まほろば診療所で吉永医師と一緒に働いている医師国家試験が受からない青年(松坂桃李)が息子さんの代わりに意識が無くなっていく父親の手を握って子供に成りすまして色々声をかけてやる。海に憧れている小児がんの女児を松坂青年が海に連れ出してくれる話など盛りだくさんだった。吉永医師については病弱の父親がおり、大腿骨頸部骨折を契機に原因不明の激しい疼痛に苦しむようになっていた。こんな苦しみから早く解放してくれと安楽死を娘に再三お願いする。モルヒネも効かなくなってあんなに苦しんでいるので救ってやりたいと娘の吉永医師は苦しんだ。最終的にどうしたかは映画では描かれていなかったが安楽死について考える機会を与えてくれたのだと思う。配役人は吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、小池栄子,南野陽子、柳葉敏郎、泉谷しげる、田中泯、森口瑤子、石田ゆり子、みなみらんぼう など豪華俳優陣が揃っており、吉永小百合だけでなく他の配役の演技も素晴らしかったと思う。一見をお勧めする。
2024.03.19
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寒さにしぼみかけていた木蓮がここ数日暖かかったので花開いた。この木蓮は今から40年前に「肝機能検査の軽微異常値の評価」という論文で医学博士号を頂いた時に記念に植えた樹である。樹皮が破れてかなり老木化している。毎週日曜日6時35分から教育テレビでNHK俳句という番組があり、楽しみに観ている。本日の選者は村上 鞆彦さんでゲストは南杏子さんだった。南さんは1961年生まれで62歳、内科医で小説家とのことである。司会の柴田英嗣さんが南さんに色々質問して明らかになったがその経歴はかなり特殊であった。日本女子大家政学部卒で「主婦の友」の編集者をしていたが夫の仕事の関係でイギリスに渡りそこで子供を産んだ。そこでは小さい子供がいても女性が様々な仕事を楽しそうにしているのをみて、子供が2歳の時帰国し、医者になろうと思って東海大学医学部に入り医師になった。医師になってからは大変忙しい毎日だったが高齢患者さんばかりの病院に勤めるようになってから少し余裕が出来て、ヨガ教室やコーラス会、陶芸教室、小説を書く会等に参加する中で小説を書くようになったとのことである。医師としてお年寄りの患者さん達の臨終に立ち会ったり、リハビリしてやりながら小説を書き、ヨガに行きコーラスにも参加したりして有意義な生活を送っているとのことだった。南さんの小説は今の高齢化社会とか介護とかリハビリとか人生の終末期に関するものが多いが、それは職場で実際に見聞きした内容が土台になっているとのことだった。波乱万丈の人生をよく乗り切ってこられたと思う。二刀流でこれからも元気で頑張って頂きたいと思う。
2024.03.17
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葉ボタンとツバキ本日土曜版のフロントランナーはスキーポンの発明者 キム ジョンミョンさん(55歳)だった。1968年大阪市生まれで父親は韓国人学校の音楽教師で、本人は奈良先端科学技術大学院大学で分子生物学を学んだ。高温、乾燥状態になると植物のなかで、酢酸が作られることを2008年に発見し、植物には高温、乾燥に強くなるための設計図があり、酢酸がそれを開く鍵ではないかと考えて、様々な植物に酢酸液を投与する実験を夫婦で繰り返し、幅広い作物で効果が確認され2017年英国の科学雑誌に発表し、翌年2018年株式会社を起業して、酢酸液スキーポンの製品化に成功した。多くの農家や農協で使ってもらい2023年には農水省から約11億円の補助金が頂けるまでの優良企業に成長して発明と会社経営の2刀流で頑張っておられる人だとのことである。酢酸が倒れそうな植物を元気にすることを発見しトウモロコシやブロッコリーにスキーポンをかけると樹が丈夫になり実が大きく育つことを実証しているので瞬く間に使用者が増えて行った。他の会社の話だが、スキーポン同様植物を元気にする液体HB101も植物を大きく生育させる。植物を立派に育てるなら頭の毛も育てたり生やしたりできないものかとHB101を源にして研究しHG101を造りだし、かなり効果を上げている会社もある。植物を生やす液体も頭の毛を生やす液体も素晴らしい研究だと思うが、それを発明した人がそれを売り出して会社経営に生かすことも経済活動としてよいことだと思った。
2024.03.16
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ビオラポーリング博士は二つのノーベル賞(化学及び平和)受賞でも有名だがビタミンC の研究でも有名である。ビタミンCを食品やサプリメントから多く摂取することによって癌の予防や免疫力を高め風邪などにかかりずらくなると説明している。医師たちは野菜などの食品から必要摂取量を摂取すれば十分としているがポーリング博士はサプリメントなどからもっと多量に摂取することによって多くの病気を予防することが出来ると対談書「生命の世紀への探求」の中で述べていた。
2024.03.15
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ピンクの線が入った芝桜も咲き始めた「生命の世紀への探求」を読んでいる。ポーリング博士は9歳で父親を失い、25歳で母親を失った。母親の死の知らせを受けた時には何人かと研究のことで打合せ中だったが涙がこぼれてしかたなかったとのことである。母親は、彼がいい会社に入って給料をもらい、安定した生活をすることを望んでいたが、未だに奨学金をもらい、大学院で研究生活を送っていたことに不満を持っていた。しかし自分は世の中に役立つことを成し遂げて、いつかきっと母親にもそれを分かってもらい、感謝してもらえる時がくると願っていたとのことである。それから5年後の30歳の時アメリカでもっとも有能な化学者であるとの表彰状をもらった時には、それを母親に見てもらえなくてどんなに残念に思ったか知れないとのことだった。親と子の関係には様々な形態があり、親が子を殺したり、子が親を殺して事件になることもあるが、一般的には親孝行しなくてはと思っている間に、親に死なれてしまったというケースが多いのではないかと思う。ポーリング博士の場合もそれに近い状態だったのだと思う。親に感謝しその恩に報おうと思っている人達は殆ど成功しているが、その恩を感じていない親子関係の場合は成功はおろか事件につながる場合もある。親が子供に対して無償の愛を注いでいる限り、子供もその恩に報いようとするものだ。親たるもの心したいものである。
2024.03.14
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雪が降った後スイセン(水仙)がうなだれて咲いていた先日テレビを観ていたら読書についてインタビューしている場面があった。昨年何冊ぐらい本を読みましたか?とマイクを向けられた20歳代位の若者は「一冊も読まなかったかな」と答えた。それなら電子書籍はと聞かれたら「そちらも読んでいない」とのことだった。最近は読書離れが進んでいて、町の本屋さんがいくつも潰れているというニュースを聞いたことがあるのでそれを象徴するようなインタビューだと思った。別の人にインタビューすれば何十冊読んだと答える人もいるかもしれないが全体的に読書人口が減ってきているのは確かだと思う。スマホやタブレットを観ていればニュースも見れるし歌や娯楽番組も見れる。その延長で電子書籍の読者は増えている。紙の本を読む代わりに電子書籍を読んでいる人が3~4割いるとのことだ。私もアマゾンで「沖仲仕が医師になって」の電子本を購入し、楽天から「生命の世紀への探求」の電子本を購入した。アマゾンではKindle版という本を読むためのソフトをインストールする必要があり、楽天では楽天Koboというソフトが必要だがいずれも無料でダウンロードできてインストールできた。購入した本はKindle又はKoboの書庫の中に保存され好きな時によむことが出来る。通勤途中にスマホで本を読んでいる人もいる。私はパソコンに保存したので、パソコンで読んでいるが字を大きくすることも出来るし随分読みやすく便利だと思った。紙の本を読む場合は光の当て方が難しく姿勢を悪くして読むことが多かったがパソコンだと正面に適度の明るさで文字も適度の大きさに拡大して読むことが出来るのでとても便利だと思った。これだと紙の本の読者が益々減り、本屋さんが苦しくなってしまうかなと心配になった。紙の本はいつでも好きな時に取り出して、好きな所を読めるが電子本だとそれが出来ないのではないかと思っていたが、パソコンのデスクトップにKindle及びKoboの図書室が設置出来てその中に購入した本が保存されているので、いつでも読めるので紙の本に劣ることはないと思われた。ただ紙の本と電子本では目に与える影響はどうかなという懸念がある。おそらくその研究もなされていると思われるので紙本と電子本の目に与える影響も調べておこうと思っている。
2024.03.12
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『生命の世紀』への探求ー科学と平和と健康と【電子書籍】[ 池田大作 ]価格:748円 (2024/3/10時点)楽天で購入今朝の新聞に二つのノーベル賞(化学賞と平和賞)を受賞したライナス・ポーリング博士のことが載っていた。ポーリング博士は1901年2月28日にアメリカ・オレゴン州に生まれた。父が営む薬局で子供の時から薬の調合を観察して実験の真似事をしたりしていたが、9歳の時父が死亡、病弱な母と二人の妹を養うために早朝は牛乳配達、夜は映画館で映写技師の手伝いをしながら学業に励んでいたが、やがて大学の授業料が払えなくなり、それを知った教授が助手として彼を雇い、苦学の末にカリフォルニア工科大学の大学院に進学して研鑽を積み、30歳で教授に就任している。量子力学を化学に応用した先駆者で、化学結合の仕組みを明らかにした業績で1954年にノーベル化学賞を受賞し1962年には核実験反対などの平和運動によってノーベル平和賞を受賞している。1954年アメリカの水爆実験を機に核兵器の全面禁止を訴える「ラッセル・アインシュタイン宣言」に11人の科学者の一人として署名して、反核の集会に参加した。その後も様々な署名活動を行い、赤=共産主義者のレッテルを貼られ、弾圧の対象となり、マスコミによる避難中傷があり、大学の学科長の立場も追われた。米国上院委員会は博士を承人喚問し、署名運動を手伝った者の名前を明かにせよと責めたが、「私の署名運動を手伝った人達が何らかの仕打ちを受ける恐れがある以上、自分の身がどうなってもいいから、その人たちの氏名を明らかには出来ません」と拒否した。1987年2月以来日本の池田大作氏と4度の対談を行い、「生命の世紀」への探求が出版され、その中で博士は「民衆を苦しめる戦争を防止するのは私達一人一人の課題です。他の誰の責任でもない。ですからとりわけ青年に対して『地上から戦争を追放することを自身の責務とせよ』と呼びかけたい」と述べているとのことなので、私は青年ではなく、これから生きる期間も短いが、ポーリング博士の心意気を学ばせて頂こうと思って、上記「生命の世紀」への探求の電子版を今注文して早速読むことにした。
2024.03.10
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アセビ(馬酔木)が咲き出した昨夜は当院に8年間勤めた先生が今月限りでお辞めになるので、私が声をかけて個人的送別会を勤務先に近いホテルの13階のレストランで開催した。参加者は本人を入れて5人、その先生の新しい勤務先も決まって今までの当院での思い出や新しい職場での心構えなどをペチャクチャと話し合った。その先生は欠乏すると脚気になるビタミンB1(チアミン)を研究しており、大量投与することによって脚気以外の重い病気が良くなった症例を沢山お持ちで、その蘊蓄を傾けてくれた。先輩医師からは新しい職場では遅刻しないこと、机の周りはいらない物はどんどん捨てて整理整頓しなさいとの注意があり、ご本人も笑いながら承っていて、それが面白く、地元の酒「七賢」もその日は格段においしくて、楽しいひと時を過ごすことができた。コロナ以来このような個人的宴会は殆どしてこなかったので、久しぶりだったこともあるが話題と料理と飲み物がピッタリあって楽しい夜だった。明日、義兄がジャガイモの植え付けのコーチに来てくれるとのことで以前スコップで掘り返しておいた畑を整地したが風が冷たくて辛かった。昨夜の楽しかったことはどこに行ってしまったのかと思ったが、楽しさはずっと続くものではなく、また苦しみや辛さもずっと続くものではない。それを弁えて毎日新鮮な気持ちで充実の日々を送っていこうと思う。
2024.03.09
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3/5の夜、甲府盆地に今年3度目の雪が降ったアメリカの大統領候補を各党で決める予備選が行われているが、スーパーチュウスデー(火曜日)日本時間3/6には予備選を行う州が集中しておりこの日の投票でほぼ候補が決まると言われてきた。民主党ではバイデン現大統領が圧倒的に勝利し、共和党ではトランプ前大統領がやはり圧倒的多数で勝利して11月の本戦ではバイデンさんとトランプさんの決戦になることがほぼ決まった。トランプさんはいくつかの刑事告発を受けており、州によっては大統領候補にはなれないと判決を出しているが上級裁判所である連邦裁判所の判決によっては選挙戦に出られることになる。トランプさん支持の裁判官が過半数を占めている連邦裁判所の判決は恐らく出馬許可の判決になると思われ、バイデン、トランプの大決戦になることはほぼ決まりと思われる。バイデンさんには81歳という高齢の問題があり、トランプさんにはその奔放すぎる性格からいくつもの刑事訴訟があり、アメリカファースト願望による独善的行政の懸念がある。アメリカ大統領はアメリカを豊かで発展的で、国民が安心して暮らせるようにする使命がある。しかし立場上世界平和や難民行政、経済格差の是正、核兵器不使用条約、その他人類の幸せに関する極めて大きな影響力をもっている立場である。その言動で世界がよくも悪くもなるのである。本選に対する世論調査では共和党のトランプさん有利の数字が出ており、このままだと民主党のバイデンさんの敗色が強い。トランプさんは刑事訴訟の問題だけでなく、自分の国さえよければよいとする利己心が強く、世界全体の幸せを考える博愛精神が欠けているように見える。そのような不適格者が大統領になるのを防ぐにはバイデンさんが候補者を辞退することだと思う。それによって若手の民主党候補とトランプさんの決戦になったら、民主党若手が勝つ可能性も出てくる。バイデンさんの選挙情勢分析と決断(辞退)を望むものである。
2024.03.07
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クリスマスローズ紫クリスマスローズ白人生いよいよ終局を迎えようとしている時、食べられなくなったり、呼吸困難になったり、心臓が止まった時どのように対応したらよいかについて、医師はあらかじめ家族と話し合って方針を決めている。食べられなくなったら鼻管栄養や胃ろう栄養を行うか、呼吸が止まったら人工呼吸器を装着するか、心臓が止まったらカウンターショックで刺激を与え、人工呼吸しながら少しでも延命するように努力するのか、或いは何もしないで静かに見守るか?等について家族の意向にそって対応している。医師国家試験にもそのような時にどう対応したらよいかの問題もよく出題される。実際に出題された問題に沿って考えてみたい。89歳女性、71歳でパーキンソン病発病、86歳でヤールの分類で5度となり、ベッド上の生活になった。87歳で家族とのコミュニケーションが困難になり、3か月前から食事量が減り、誤嚥性肺炎を2度おこしており、意思表示は困難で家族の声掛けでわずかに表情が緩むことがある状態で本人から希望を聞くことはできない。そこで家族の意向を聞くことになるが、胃ろうを造りますか?、人工呼吸器を装着しますかなどを家族に聞いても、家族もどのように答えていいか決めかねることが多い。そこで国試では家族の方針決定に際して助言してやるとしたらどのような助言が適切かで5つの選択肢があり、最も適切なものを選べと設問している。1はいったん方針を決定すると途中で変更できない。2は患者さんに判断力があったとすればどのようにしてもらいたいか、患者さんに沿って決めてやる。3は食べられなくなったら鼻管や胃ろうなどで栄養補給してやらないと安楽死させたとみなされます。4は最終的方針決定には病院の倫理委員会の許可が必要。5はいずれ死亡するので無駄な人工的栄養補給は行うべきではありません。皆さんが国試受験者だとしたらどれを選びますか?正解は2で患者さんに答える力があったら恐らく答えるであろう答えを探してやるのが正解とのことで、今までの患者さんの生き様や価値観を想像しながら決めてやるのが良いとのことである。日ごろから自分の最期の希望について家族に話しておくことが大切だが、それを話しておく前に認知症や急病などになってしまったら、それまでの自分の生き方を家族に判断してもらって、対応を決めてもらうことになるのだなと思った。
2024.03.05
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芝桜が咲き始めた今、山梨大学では医学部消化器内科の教授を公募している。その応募要項を開いてみたら、日本内科学会、日本消化器病学会の指導医の資格を持っていることが応募条件になっていたが、消化器を専門にしてきた人では殆どこの資格を持っており、誰でも出願できるという内容だった。しかし現実には論文の数やその内容、診療実績等を細かく審査して、面接で学生や医局員をしっかり指導していけるか否かなどの人間性を評価して決めるのだと思う。ここまではごく当たり前の選抜方法で他大学とあまり違わないが、山梨大学では最後に書類審査と面接の総合成績が男性応募者と女性応募者で同点だった場合には女性を採用すると書いてあった。政治や会社、教育の場などで女性の社会進出促進が叫ばれているのはいいことでその配慮をしていくのは良いことだと思うが、同点の場合は女性を採用するというのはいささか行き過ぎだと思った。大学入試で男性に有利な問題や配点で、女性が不利益を被っていた事実が明らかになり、男女差別をなくし、男女とも同じ条件で合否が判定されるべきだとして各大学で平等を徹底するようになったのはいいことだと思う。ところが教授の選考過程で同点の場合は女性を採用するというのは女性優位の逆差別で本来の姿ではないと思った。性別に拘らず、教授に最もふさわしい人を選んでもらいたいと思う。
2024.03.04
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本日撮影したレンギョウ,家内が20年位前に友人から頂いたもの「生涯健康脳」を読み終えた。従来は青年期までに脳は出来上がってその後は次第に脳細胞や神経線維は減少していくだけであると信じられてきた。しかし最近の研究では次第に脳細胞が減少していくことは事実だが左右の側脳室の中にある海馬という部分は生活状況によっては高齢になっても成長することが分かってきた。そこで脳に栄養を与える良い生活習慣と脳を委縮させてしまう悪い生活習慣について説明してあった。〇脳に良いことでは有酸素運動が脳を活性化させるとのことである。有酸素運動というのはサッカーやラグビーのように激しい運動でなくウォーキングのような軽い運動でしっかり呼吸をしながら継続的に酸素を体の中に取り込む運動で、これが脳に対して最もよいとのことであった。1日30分の歩行で十分とのことである。次に良いのはウォーキングしながらしりとりしながら歩くのである。有酸素運動をしながら頭を使うことになり脳を活性化させることが出来る。次は睡眠で十分な質の良い睡眠は認知症の原因になるアミロイドβを洗い流してくれてストレスを取り除き記憶力も高めてくれる。7時間は睡眠時間を確保したいが、よく眠れるように昼間日光にあたるとか寝る時間や起きる時間をいつも一定にすることも大切である。脳を活性化させるために運動と並んで大切なことが知的好奇心で、見たい、聞きたい、知りたい、してみたい、行きたいなど様々なことに興味を持ちいつもワクワクときめいている状態は脳にとても良い。趣味を持つことは脳にとって素晴らしい効果が期待できる。人との交流、コミュニケーションは脳を健康にして認知症予防になる。音楽を聴いたり演奏したりすることは脳にとって大変良い。■反対に脳に良くないことでは飲酒が上げられる。アルコールの摂取量が多い人ほど脳の萎縮が見られるので飲まないにこしたことはないが飲む人は控えめにすることが重要である。肥満は脳が委縮して認知症のリスクを高めるので、肥満度24(体重㎏/身長m2乗)未満を保つようにしたい。糖尿病、動脈硬化、高血圧は認知症リスクを高めるのでしっかり治療する必要がある。ストレスは海馬を委縮させるので、ストレスに耐えられるように自分をコントロールする力をつける必要がある。以上脳に良いことと悪いことを具体的に例を上げて説明してくれてあった。酒については私は毎晩飲んでいるので認知症になりたくなかったら止めた方がいいかなと思い始めている。
2024.03.03
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生涯健康脳 (幻冬舎文庫) [ 瀧靖之 ]価格:594円(税込、送料無料) (2024/3/2時点)楽天で購入「生涯健康脳」で男女の脳の比較をしているところがあった。男性の脳は20歳位から一定のスピードで体積が減っていくが、女性は女性ホルモン(エストロゲン)が脳に対して保護的な働きをして50歳を過ぎた頃から男性と同じようなスピードで減少し始める。脳の前頭葉や側頭葉にある言語を扱う言語野の体積が女性の方が大きく、おしゃべりやコミュニケーション能力が高い。女性は夫を亡くして高齢になっても社会とのつながりが保てるが、男性はコミュニケーション能力が低いので社会との関りが少なくなって認知症のリスクを高めたり脳血管障害のリスクを高めたりして女性より寿命が短くなってしまうと書いてあった。男女で平均寿命が違う原因については社会的立場での責任感の違い、男性の働き時間が長いからとかストレスを受けることが多いからなど色々の説があったが、この脳科学的説明が一番納得できた。東京オリンピックの組織委員会会長の森元総理が「委員会に女性が入っている所は話が長くなって困る」と発言して大問題になって会長交代にまでなってしまったが、それは男女の脳の違いを知らなかった故の時代錯誤の発言で汚点を残してしまった。この本を読んで男女の脳の違いを理解していると、発言ミス予防だけでなく異性との付き合いにも余裕が持てるのではないかと思えた。
2024.03.02
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当に老夫婦しかいないのに今年も老妻が雛を飾った。 ある新聞の人生相談に20歳代女性が同じ職場の女性が妊娠してめでたいことだが、その人が産休に入り自分の仕事が増えることもあり素直に喜べない。心の狭い人間なのだろうか?という質問に対して心療内科の医師が「人の幸せが喜べるのは自分が満たされている時だけです」と答えていた。「人間は人の不幸を喜び、人の幸せを妬むものだ」という人がいても、実際に他人の幸せを素直に喜べない自分に気が付いた時は「なんと自分は心の狭い、さもしい人間だ」と思って自分を卑下してきた人は数えきれない位いるのではないかと思う。今日の回答者の「自分が幸せでなければ他人の幸せは喜べないものである」の返答はずいぶん説得力があった。自分が不幸のどん底にいるのに、他人はどんどん幸せになっていく。「くそ!!」と思うのが普通で、他人の幸せなど祝福する気持ちには到底なれないというのが現実だと思う。そのように心が動くのが普通で、人の幸運を喜んでやれない自分はダメな人間だと思わなくてもよいとの返答で心が軽くなった人は多いのではないかと思う。自分も幸せになって人の幸運を喜んでやれる人間になろうと思った。
2024.03.01
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