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イスラエルは1月28日にファイザー社のワクチンの2度目を終了した24万8千人のうち感染が確認されたのは66人で重傷者なしだった(66/248,000=0.0027% 10万人に約3人)ことを発表した。ワクチンを受けていない90万人以上と比較すると感染率は1/11だったので総合的に計算してワクチン接種が感染を防ぐ効果は92%だったと結論づけた。24万8000人ものデーターでワクチン予防効果が証明されたことは人類にとって大きな光明だと思う。7月から始まる東京オリンピック・パラリンピック開催は難しいのではないかと言われていたが、ワクチンがこれだけ効果があるならば、全世界の選手及び関係者すべてにワクチンを打って入国時にはPCR検査をして入国してもらえばオリンピック・パラリンピック開催は可能である。しかし万一を期して無観客にした方が良いと思う。その場合キャンセル料返還で800億円位かかるというがアベのマスクでその位のお金を支出している日本にはその位の財力はあるのだと思う。誰が払うのか?とあれこれ言わずに主催国が気前よくポンと払っていいのではないかと思う。その日のためにひたすら努力してきたアスリート達の夢をかなえてもらいたい。
2021.01.31
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楽天を日本一にして8年前に海を渡ってニューヨークヤンキースで活躍していた田中将大投手が8年ぶりに日本球界に帰ってくる。2年契約年棒9億円とのことだがお金が高かろうが安かろうがとにかくうれしい。日本からアメリカの大リーグに挑戦した選手は多い。野茂英雄選手や松井、イチロー選手など日本同様大活躍した選手もいるが多くはそこそこの成績で退団したり日本球界に戻ったりコーチになったりしている。日本球界に戻った選手では広島に戻った黒田投手は優勝に貢献し流石大リーグで活躍した選手なのだなと思った。上原は巨人に戻ったがそれほど活躍できずに退団した。青木(ヤクルト)はまだ活躍しているが松阪投手は苦戦している。アメリカには修行に出たが本拠は日本だからいつかは日本に戻ってその雄姿をみせてもらいたいというフアン心理があり、松井やイチローがアメリカ球団からオッファーがないと分かった時幾つかの日本球団が獲得に乗り出したが彼らはそれを断り現役選手を引退してしまった。盛りの過ぎた選手はレベルの上がっている日本球界で活躍するのは無理との判断だったのだと思うが、松井、イチローはまだやる気で大リーグからのオッファーを待っていたのだから日本で1年でも2年でもフアンの前にその雄姿を示してもらいたいと思ったがそれは叶わなかった。彼らは何のためにアメリカに行ったのだろうか?と思った。自分の可能性を試してみたかったのだろうが日本より高額の年棒をくれるからだったのだろうか?沢山お金がもらえて有名になりたいと思っていたのだろうか?私は日本球界と日本のフアンに育てられたおかげでアメリカで活躍できたのだから日本球界やフアンに恩返しする気持ちが必要ではないかと思っていた。それなのにアメリカで契約してくれないと分かったらいくら日本からのオッファーがあっても日本でプレーしなかった彼らを蔑んだ。日本で恥をさらしたくないという気持ちが大きかったのだと思うが挑戦してもらいたかった。その点上原は偉かった。思うような活躍が出来なくて玉砕したが日本人魂を示してくれたと思った。今度田中が帰って来るのは金の為か日本人魂のためなのかは分からないがとにかくうれしい。イチローや松井には大リーグが上で日本球界を下にみていた傾向が見られた。盛りが過ぎていたとはいえまだ彼らには力が残っていたと思われたので残念だった。田中は現役バリバリである。日本でも再度大活躍してくれると思うと胸が高鳴る。帰ってきてくれてありがとう。
2021.01.29
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ワクチン接種を超高速で進めているイスラエルがその効果についての中間報告を行った。現時点で既に30.77%の人がファイザー社のワクチン初回接種を終了しており100万人以上が2回目の接種も終了している。そのうちの12万8600人について調査し、症状があった人や感染者と接触があった人についてPCR検査を行い、陽性者は20人で陽性率は0.01%で38.5度以上の発熱者や重傷者は一人もいなかったとのことである。別の研究ではメディカルセンター職員102人に2回の接種を終了した後98%に抗体が出ていて免疫効果が確認されたとしている。まだ中間報告で適切な対象者が設定してない点や2回接種後の全員検査でない点など問題点はあるが、かなりの効果がありそうだと思われる。イスラエルの感染率がゼロに近ずくことを心より願っている。イスラエルがコロナを征服したら世界での消滅も近いことになる。
2021.01.28
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宮本輝の「灯台からの響き」という小説の中に、読書好きのラーメン屋の主人が難解で退屈な小説、森鴎外の「渋江抽斎」を何度も放り出そうと思いながらもついに読み切ったという話が出てきたので、自分も読んでみようと思って購入したが、難しい漢字はやたらと出てくるし、外国語のカタカナ表記が沢山出てきたりして、ラーメン屋さんが思った以上に難敵だと思った。話は江戸時代末期の弘前藩の侍医であり、考証学者の渋江抽斎と言う人の先祖から師匠、友人、奥さん、子供、食客などについて鴎外自身が戸籍簿を調べ、ゆかりの人や子供さん(息子、7男保さん)から詳しく聞いたことをまとめたものである。友人のそのまた友人の事や居候(食客)がどうして渋江家の居候になったかなど登場人物が膨大でどこに焦点を合わせて読んだらよいか良くわからなかった。しかし江戸時代の文化とかしきたりを知るうえでは参考になった。抽斎は4回結婚して7男7女をもうけたが最初の結婚は19歳で相手の女性は17歳だった。抽斎の父親が貧乏人の子は苦労しているから人間が出来ているだろうということで選んだ嫁だったがしばらくして子供が生まれないまま離縁している。2番目の嫁は早死にし3番目、4番目の奥さんが子供を生んでいる。3番目の奥さんから生まれた次男は放蕩息子で、吉原に入りびたりになったりして抽斎は頭を悩まし座敷牢まで作ったとのことである。抽斎自身も父親の3番目の奥さんから生まれた子ということでその当時は何人もの女性と結婚するのが当たり前になっていたようである。抽斎の4番目の奥さんの父親は祖母がお手伝いとして雇った女性を14歳の時妾にして一緒に住みながら新たにお嫁さんを迎えて同居しており今では考えられないと思った。今の感覚で江戸時代の結婚をみるとあまりにルーズで驚いてしまったが、根底には男尊女卑の考えがあったのだと思う。今の結婚形態が100年後200年後にはどのように変わっているか分からないが、女性も男性も相手を最大限尊重する結婚形態を守ってもらいたいと思う。
2021.01.25
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当院でもいよいよワクチンを接種することになり(正確な時期は未定だが)、日本感染症学会ワクチン委員会の提言(第一版)が配布されたのでその要約をここに記す。1.現在のワクチン開発状況と有効率メッセンジャーRNAを使ったワクチン、アメリカファイザー社とモデルナ社がある。両者共有効率90%ウイルスベクター(運び屋)を使ったワクチン、イギリスのアストラゼネカ社のものがある。これはアデノウイルスなどにコロナウイルスの遺伝子を組み込んだもので有効率は一回目半量、二回目標準用量の治験では90%、2回とも標準用量では62%その他日本でもメッセンジャーRNAを使ったものや生ワクチンや不活化ワクチンの研究も進められている。生ワクチンは新型コロナウイルスを弱毒化したもので、不活化ワクチンは死滅させたウイルスまたはその成分を用いるワクチンである。2.ワクチンの副作用ワクチンは3-4週間後2回目を打つので1回目と2回目の副作用を分けて考える必要あり。一回目では注射部位の疼痛が最も多く70~80%に現れている。続いて倦怠感、頭痛などの副作用も多く、30~40%の人が経験している。2回目も疼痛、倦怠感、頭痛の副作用は1回目と同様にあるが、一回目はそれほどなかった38度以上の発熱が10%以上あることに注意する必要がある。アストラゼネカワクチンでは2回目の発熱症例はなかった。これらの副作用は数日で消退した。問題の重篤な副作用は0.5%位認められたが対照群でも同じくらいの率で副作用は認められており、アナフィラキシーショックなどの重篤な副作用がワクチンによって引き起こされる可能性は対照群と同じとのことだった。3.優先接種対象者 医療従事者、高齢者、基礎疾患を有するものを優先するが高齢者は65歳以上にするか60歳以上にするかは重症者の割合が両者で差がない場合は60歳以上からにする。妊婦や15歳以下については十分な治験がないので接種を勧めない。喘息がある人は感染しにくいというデータがあるので、優先接種の対象ではないが重篤喘息の場合は優先になることもある。合併症がなく高血圧だけの場合は優先にならない。4.接種法と接種場所日本ではインフルエンザワクチンなどは皮下注射で行ってきたが新型コロナワクチンの治験が筋肉注射で行われてきたので日本でも筋肉注射で行う。場所は医療機関や市町村設置会場で行うが市町村設置会場ではアナフィラキシーショック等に対応できる薬剤を準備したりして急変に対応可能な体制が必要である。以上をよく理解してワクチン接種を行っていこうと思う。
2021.01.24
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核兵器禁止条約が昨日1月22日に国際法として発効した。昨年9月から署名、批准手続きが始まり昨年10月24日に中米のホンジュラスが署名し発効に必要となる50か国、地域の批准に到達して条約既定の90日後の1月22日に発効した。これには非保有国やICAN(アイキャンー核兵器廃絶国際キャンペーン)などの市民団体の熱意と粘り強い戦いが実を結んだことで喜びに堪えない。しかし現実には核保有国は加盟しておらず、ロシアは4330発、アメリカは3800発、フランス300発、中国290発、イギリス200発、その他イスラエル、パキスタン、インド、北朝鮮などが数10発保有している。核兵器2~3発で世界は全滅すると考えられているので、地球が何千、何万回も破壊される分量の核兵器が保有されている現実がある。核保有国には核不拡散条約があって誠実な核軍縮交渉を義務ずけているが米ロの関係悪化で軍縮は進んでいない。核兵器禁止条約に日本は批准していない。核保有国アメリカの核の傘の下にあるので加盟できないと考えているのだと思われる。昨日行われた参議院代表質問で菅総理は質問に答えて「条約に署名する考えはない」ときっぱりと否定した。公明党の山口代表は唯一の被爆国なので橋渡し役として条約参加国会議へのオブザーバー参加を求めたが「慎重に見極める必要がある」と賛意は示さなかった。条約は発効したが参加国は力のない中小国ばかりである。どれだけの力が発揮できるか分からないが、スタートが切れたことは大きい。何事も出発時は小さなものである。やがて日本も加盟してアメリカのバイデンさんも巻き込んで大きなうねりにして地球上から核兵器を廃絶してもらいたいと願う。
2021.01.23
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第46代アメリカ大統領にジョー・バイデン氏が就任した。78歳で史上最高齢だが今までも何度か民主党代表選挙に立候補したが願いが叶わず今回は見事急進左派のサンダース氏などを破って代表になり本選で共和党のトランプ氏を破って見事に栄冠を勝ち取ることが出来た。家は元は裕福な家庭だったがバイデン氏の少年時代は父親の事業の失敗で貧しかった。おまけに吃音で友達にいじめられていたが詩の朗読などの訓練でやっとのことで克服している。高校、大学時代はフットボールや野球に打ち込んだスポーツ青年であった。法科大学を卒業して弁護士になったが丁度その頃キング牧師暗殺事件などがあり、人種差別や人権問題に関心を持って政治家を志し、1972年1月に29歳でデラウエア州選出の上院議員に当選した。しかしその時の12月クリスマスの買い物に出た奥さんと子供達が交通事故に遭い奥さんと娘さんは死亡し息子さん達も怪我をして失意のあまりせっかく当選した上院議員を辞退しようかとまで考えた。生き残った息子の一人も4年前脳腫瘍で40歳台の若さで死亡している。議員辞職については周囲の励ましで思いとどまりその後6期連続当選して上院長期の記録を作った。政策実施を重んじる調整型政治家として活動してきたが地味な政治家でそれほど目立たなった。暴力の絶滅と人権擁護を最も重視してきた。選挙中トランプ氏との討論会ではトランプ氏のえげつない攻撃に自らも汚い言葉で応酬していたが、本来は調整型の政治家で共和党議員とも話し合いで解決を求めていくタイプの政治家だった。トランプさんとの支持率が拮抗しており国内は二つに分断され民主党内でも左派勢力が勢力を増してきておりカジ取りが難しいだろうと言われているが、ごく最近の世論調査ではトランプさん支持は30%とかで次第にトランプさんは忘れ去られていき、統一に向かっていくのではないかと思う。中国やロシア等との貿易や日本や欧州などの同盟国との関係、ISやタリバン対策など課題は山盛りで「おとなしそうなバイデンさんでは乗り切れそうもなく心配だ」の声もあるが、「おとなしそう」「強そう」の見かけで人を判断してはいけないと思う。強そうでもからっきし意気地のない人もいれば、一見弱弱しそうだが、実際は芯がしっかりしていて立派な仕事をする人もいる。苦労人で悲しい目に何度も遭ってきたバイデンさんはそういう人であって欲しい。今コロナで世界中が厳しい情勢だが、バイデンさんは一人立ってアメリカおよび世界の安定と幸福のために頑張って貰いたいと思う。
2021.01.21
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今朝のテレビ「グレートトラバース」の山梨県の黒岳から撮影した夕方の富士をテレビ画面から撮影今朝、英雄たちの選択「伊能忠敬」を観て改めてその偉大さに敬服した。貧農の倅ながら18歳で千葉県佐原市の酒造りその他の大店に婿入りした。そこで商売に精出しながら興味のあった天文学や暦、地理などを趣味として勉強し、やがて37歳で名主となってからは必要に応じて測量の勉強もしていた。名主時代浅間山が噴火し食料も不作で全国で大店を狙う打ちこわしが勃発していた。伊能家は大店のお金持ちで絶好の攻撃対象と目されていた時、伊能店主は藩のお侍にお金を渡して警備をお願いするか貧民に金品を渡して味方につけるかの選択に迫られたが伊能は後者を選んだ。しかも商人には米などの物品を支給し、貧民にはお金を渡して経済が回るようにした。結果的に貧民が味方になってくれて打ち壊しからは免れた。51歳の時家督を娘婿に譲り当時40億円位あった資産の内かなりのお金を隠居料として自分が自由に使ってよいお金として確保し、勉強のために江戸に出てきた。そしてかねてから勉強したかった天文学所に弟子入りした。その時の師匠は高橋至時で31歳、自分より19歳も年下だったが師と仰ぎ天文学や地理を教えてもらった。4年後には蝦夷地(北海道)の測量を任されその正確な地図は幕府の目に留まることになっていく。その測定に要した日数は180日でお金は1800万もしくはそれ以上かかったが8割は自腹で恐らく隠居料から出したと思われる。師匠の高橋至時は39歳の若さで亡くなってしまったが伊能は60歳で幕臣に任ぜられ以来14年間4万キロを自らの足で測定して歩き、74歳で死亡したが3年後の今から200年前弟子たちによって日本最初の正確な日本地図が完成し現在地理学の基本になっている。地図を作ったことは知っていたが佐原時代に一揆の恐怖にさらされた時、困っている人たちに金品を配ったことに感銘した。しかも一律に配るのではなく、その困っていることに応じてお金や物品を支給した才覚は素晴らしくこういう人が現在に生きていて総理大臣になってくれたらよかったなと思った。
2021.01.20
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今朝の新聞に今年度から政府がAI婚活に本腰を入れ自治体をバクアップしていくと出ていた。AI婚活を含め各自治体に少子化対策費として20億円を確保したとのことである。AIのシステム導入予算の3分の2も助成してくれるとのことでAI婚活を強力にバックアップしてくれることになった。その背景には結婚しない人、結婚を望まない人が増えており、それが少子化の大きな原因になっていることが挙げられる。従来の結婚相談所は年齢、学歴、職業、年収、容貌などの条件に会う人を紹介するようなシステムで年収が少ない人とか容貌に自信がない人等は最初から応募しない傾向があった。AI(コンピューター相性診断)では年齢、学歴、容貌(自分に似た有名人を登録)などに一切関係なく、その人にピッタリの人をコンピューターで探してくれるので誰でも応募できるし間違いない人を見つけ出してくれる。2018年にAI婚活を導入した栃木県では結婚がまとまった71組中33組はAI相性で結婚できたとのことで効果抜群だと思う。問題は申し込み者が少なかったらAIの威力は発揮できない。今までの結婚相談所には申込者が少なかったのでこれではだめである。成人式を迎えたら誰でも登録するくらいの参加者が必要である。離婚経験者もいるかもしれない。その方々も登録した方がよい。年齢にかかわらずAIでは探してくれるので50才になったり60才になって独身の方は登録した方が良い。離婚者や高齢者にはそれなりにAIは相手を探してくれる。結婚の型は昔の親が決める結婚から見合い結婚に進みそれから恋愛結婚がかっこいいと言われた時代があり、今は見合いも恋愛もない成行き結婚と言ってもいい時代かもしれないが、それにあぶれる人が多数出てきた。それを救うべく来るべくしてやってきたのがAI結婚の時代だと思う。これだけ進んできたコンピューターを結婚に使わなくてどこに使うのかと思う。独身の人は全て登録してAI結婚の時代を盛り上げてもらいたいと思う。
2021.01.18
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コロナ下で始まった大学入学試験共通テスト中川日本医師会長や尾崎東京都医師会長がしきりに「医療崩壊」を口にすることに対してコロナに携わる現場の人達から悲痛な反発が広がっている。中川氏も尾崎氏も開業医でコロナから逃げて休診している人たちもいる開業医を中心にした会の会長である。そんな人たちから医療崩壊などと軽々しく言って欲しくないという気持ちだ。現在コロナに直接的に対応しているのは各都府県の設備の整った救急受け入れ病院で国公立病院が主体である。医療崩壊の言い分はコロナの患者が増えて充分受け入れられないこととそのためにコロナ以外の救急患者に十分な対応ができないということだと思う。日本は人口当たりの病床数は世界一多い。その国でコロナ向けのベッドがそんなにひっ迫しているのかの意見がある。それはコロナを受け入れているのは一部の病院で大半は受け入れ拒否をしているからである。しかし地方の中小病院で受け入れるとなると設備や看護師の問題など大変な困難を伴う。コロナを受け入れている病院でその他の重症患者を受け入れられなくなったことに対しては、「自分の所ではコロナは受け入れられませんがその他の救急患者は受け入れます」といってくれる病院があるとありがたいがそれには設備の充実が必須である。医師についても専門科の違いによって一部の医師は昼夜兼行で激しい激務に追われているが大半の医師はコロナに関わりなく安穏と暮らしている。今までは病院の役割や医師の役割は個々の病院や医師の考えで遂行されてきた。しかし今回のような緊急事態に対しては一部の病院の医師達による自主的献身活動に頼るだけでなく、国として一定レベルの病院は公立、私立に関係なくコロナ対策に当たるべしとの通達を出し、そのための設備投資費や看護師などの人件費を出すべきだと思う。急に襲われた危機的状態で国の施策が間に合わなかった面が多かったが今から出来ることもあると思う。積極的に予算を出し有効な施策を進めてもらいたいと思う。
2021.01.17
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今朝撮影した庭の彼岸花、寒さで周りの草花は殆ど枯れているがこの花の葉は青々としていた。秋の彼岸には真っ赤な花を咲かせる。昨夜ソフトバンクの甲斐拓也捕手についてのテレビ番組を観た家人が教えてくれた。彼が2歳の時離婚して母親が4歳位の兄と弟の拓也赤ちゃんを女手一人で育てたという。タクシーの運転手として生計を立てていたが貧しかった。その中で拓也少年がどういう形で野球を好きになりソフトバンクの育成選手に選ばれるようになったかのいきさつの所は聞き漏らしたが、2軍以下の3軍選手としてプロ野球選手のスタートを切った。持って生まれた才能もあったことと思うがこつこつ努力を重ね、やがて2軍選手になり、そして遂に一軍選手として常勝ソフトバンクの要選手になったのである。ソフトバンクは強い。工藤監督の采配や千賀などの強力投手陣、そつない打撃や守備陣など文句のつけようがないが、もし甲斐拓也捕手がいなかったなら4年連続日本一にはなれなかったと思う。ソフトバンクは強いがそれ以外のチームだって負けていない。凄いピッチャーやすごいバッターがいる。でも勝てなったのは相手チームに甲斐拓也捕手がいたからである。相手打者と味方投手の得意と弱点を考えての絶妙な配球、盗塁阻止率抜群のタイミングと強肩、このキャッチャーがいなかったら大事な試合は勝てなったと思う。4連勝出来たのはこの男がいたからだ。その生い立ちを妻から聴いて、「掛け替えのない母親への恩に報いるのだ」の強い気持ちが生活や練習、試合での根幹になっていて決して手抜きしないプレイがチームの勝利に結びついているのだと思う。報恩感謝の気持ちがこんなにも大きな力を生み出すものかと思った。
2021.01.16
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昨夜家内から喪中のハガキを下さった方に絵手紙の寒中見舞いを書いたのでスキャナで取り込んで印刷してくれと頼まれた。お安い御用と引き受けたが端が欠けてしまったり不要な線が入ってしまったりして中々思うようにいかず、何度もスキャンし直したり、編集し直して夜も遅くなってからやっと自分が思った通りに印刷できてよかった。簡単と思えることも端の方に字や印や絵が付け加えられているとそれを落とさずそっくり印刷するのは難しいものだと思った。今朝勤めに行く途中そのハガキを郵便ポストに入れてきた。自分は喪中ハガキを頂いた時点でお世話になった方々のご逝去に対し驚きと悲しみでお悔やみの手紙を書いてきたので寒中見舞いはいらないと思っていたが、それを出していなかった方もいたのでこれから書こうと思う。色々お世話になりお元気だとばかり思っていた方が数人昨年はお亡くなりになられた。お元気な時の姿しかイメージできないが、自分もいつかはそうなるのだが悲しいものである。奥さんにお世話になった時のことをさらりと書き加えようと思う。
2021.01.13
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本日の第99回全国高校サッカー選手権大会決勝は青森山田高校(黒田剛監督)と山梨学院高校(長谷川大監督)の対決となった。青森山田は過去2回優勝しており3大会連続で決勝に進んできた強豪である。山梨学院は2009年の第88回大会で奇跡の初出場、初優勝を成し遂げたがその後は決勝まで進んだことはない。これまでの戦いぶりを見ても青森山田は準決勝で栃木の矢板中央高校を鉄壁の守りと素早い攻撃で5対ゼロで破り圧倒しその強さを見せつけてきた。その試合で安斎選手は3得点のハットトリックを達成していた。方や山梨学院はこれまでの試合何れも1対ゼロか1対1,2対2の僅差で3回戦と準決勝はPK戦で勝ち上がってきたチームである。いわばまぐれで決勝まで残ってきたチームと思われており圧倒的強さで勝ち進んできた青森山田にはとてもかなわないと思われていた。所が前半戦を1対ゼロで守り切り、後半戦は青森山田に2得点され万事休すと思われたがその後山梨学院が一点入れて2対2になりその後の延長戦前半10分、後半10分も守り切りPK戦で4対2で山梨学院が勝利した。PK戦で青森山田のハットトリックして今期の得点王になった安斎はシュートを山梨学院のゴールキーパー熊倉に止められ泣き崩れていた。優勝を信じて戦ってきた青森の選手の心情を思うと涙が出る。実力的には明らかに青森の方が上で殆ど山梨のゴール側でプレーしており青森が勝って当然と思われたが勝負の世界は分からないものである。山梨学院の粘りに驚嘆し優勝を心より祝福するが破れた青森山田の奮闘も心より祝福したい。これで2年連続して決勝で敗れてしまったが挫けないで貰いたい。決勝までこれたことが凄いことであと少しの所で優勝できなかったが実力的には上だったことは衆目の認めるところである。挫けないで来年に向けて頑張って貰いたいと思う。勝負が決まった瞬間、向かって左が山梨学院で右が青森山田で、青森山田には悔しさでへたっている選手もいる山梨学院のゴールキーパ熊倉と青森山田のキーパー松木がお互いの健闘を称えあって抱き合っている所青森山田の今大会の得点王安斎がPK戦で自らのシュートを山梨のキーパー熊倉に止められて悔し涙に暮れる場面。泣くな明日があると思え。
2021.01.11
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居間でひっそりと咲いているカランコエ朝ドラ「おちょやん」ではどうしょうもない父親が描かれているが、普段はおとなしいが酒を飲むと暴れたり妻や子供に物を投げつけたり暴力を振るう父親の話はよく聞くし多くの文学作品にも描かれている。彼らにも子供に対する愛情はあるのだと思うがその愛情の示し方が下手なのかもしれない。宮本輝の「灯台からの響き」には酒乱の夫からの暴力から逃れて母子、祖母で暮らしていて離婚申請をしても応じてくれない父親の話も出てくるが、本書の主人公である中華そば屋の主人康平の父親の話には感銘を受けた。康平は些細なことで父親の反対を押し切って高校を中退してしまい父親の中華そば屋を手伝うことになったが3年間無視され続けたとのことである。乾燥したメンマを湯で戻すとき少しズルをして早めに味をつけようとしたら寸胴鍋の中のスープのみ見ていたはずの父から「まだ早い」と叱られた。「俺が何かを聴いても必要な事しか答えてくれず具体的なことは何も教えてくれなかったくせに底意地が悪い」と腹を立てて「じゃあ自分でやりなよ」と帰ってしまったこともあった。ある時無視を続ける父親に思いを致してみた。「ひょっとしたら無視を続ける方が無視されるよりはるかに強靭な精神力と包容力と慈愛を必要とするのではあるまいか」「俺を根底から鍛えようとしているのだ」と気が付き1日も欠かさなかった厨房掃除をさらに丁寧に心を込めて行うようにした。そしたら10日位経った頃乾燥メンマを戻していた俺に「康平、明日から麵茹でと湯切りはお前の仕事だぞ」そして「これまで済まなかったな」と付け加えた。以来親父の味に近ずくべく努力してそれと同じ味を作れるようになった。康平は妻に死なれ2年間中華そば屋を閉めていたが感ずるところあって再開することになり友人を集めての準備のための試食会を行った時今は亡き父親と全く同じ味の中華そばを作ることが出来て父親に対して強い感謝の思いが湧いてきて涙した場面が出てくる。幸せな親子だったと思う。無視され続けていた時、「馬鹿にすんじゃねいよ、くそおやじ!!」とさっさとどんぶり投げつけて辞める子供の方が圧倒的に多いと思う。しかし無視を続ける父親の心情を考えてみた息子は偉いと思った。本書では息子が思った通りの「息子を鍛えよう」という慈愛からでた行為だったからよかったが実際は単に息子を苛めてやろう、困らせてやろうと思っていた父親ならどうしょうもなかった。私なら3年も我慢しないで数週間で家を出ていたと思う。康平はよく我慢したと思う。父親のタイプは色々ある、あれこれしつこいくらい世話を焼いて教えてくれる父親もいれば本書のように何年間も無視を続ける父親もいる。子供の時から一緒によく遊んでくれた父親もいれば殆ど遊んでくれなかった父親もいる。ビートたけしの父親のような人もいる。型はどうあれ愛情の深さで子供の将来が決まるような気がする。しかし実際には父親より母親の影響力の方がはるかに大きい。父親は最低限子供の成長の邪魔をしないで貰いたい。酒を飲んで妻や子供に暴力を振るうのはどうしょうもない。しらふの時によく考えて父親らしい態度が取れるように生活してもらいたいと心より願うものである。
2021.01.11
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以前蛍光灯コードを天井のカギ差し込みに挿し込もうとして踏み台から転落して本箱のドアガラスにぶっつかって右開き戸のガラスが粉々に割れ扉も外れしまったのでガラス屋さんにお願いしてガラスを入れてもらい蝶番も取り付けてもらい一応元通りになった。しかし最近その時は割れなかった左開き戸が開きずらくなったりガキっと音がするのでよく見たら3つある蝶番の内2つが折れていた。衝突した時右側のガラスは割れたが左側のガラスは割れなったので無傷だと思っていたが恐らく衝突の衝撃で左側の扉の蝶番も壊れていたのだと思った。どうしたものかと思案した。蝶番はどこで売っているのか分からない。インターネットで調べたら1個4-5百円で、それほど高くはないが種類がべら棒に多かった。写真で今までついていたのと同じようなものを2個注文した。送料は500円だった。翌日早速送ってくれたが似たような写真だが実際は違っていた。前に木ねじが入っていたとこは合わない。それでも基準がなければ取り付けられないので木ねじを挿す6か所の内2か所だけ前の穴を使ってみることにして他の4か所は最初錐で穴をあけその穴を手掛かりに木ねじを十字ドライバでねじ込んだが途中で方向が曲がってしまい最後まで入って行かなかった。そこで一旦抜いて再度ねじ込むが一度開けた穴の方に曲がってしまい一個の蝶番を取り付けるだけでも大変だった。それでも2個やっと取り付けたが開閉がうまく行かない。説明書を読んだら「取り変える蝶番のうち壊れていないものがあっても全部交換してください」と書いてあったので翌日もう一個注文した。また500円の送料がかかった。恐らく一緒に3個注文すれば送料は500円で済んだろうにと思ったが後の祭りだった。後で注文した1個が到着したら直ぐ取り付けに取り掛かったが木ねじを差し込むのが大変でやっとの思いでとりつけて、3個取りつければ開閉がスムーズになると思ったが開くのは兎も角閉まるのが最後の所で閉まってくれない。取り付ける位置が違っていたのかもしれない。苦労して取り付けた3個全て外して再度やり直さなければならないのかと思った。妻は「自分しか使わないものなのだから全く閉まらないわけではなく最後に力を込めて押せば閉まるのだからそのままでよいのよ。やり直すなんて大変だし木ねじ穴が弛んでしまい固定できないよ。このままでいいのよ」と言ってくれたが神経質な所がある私はねじ穴を変えて取り付け直しを試みて数時間奮闘したが相変わらず最後の所でぴったり閉まらない。疲労困憊して途方に暮れたが、蝶番の表面に2個のねじがついていたのでもしかしたらそれで最後の閉めるところを調節するのかもしれないと思って3つの蝶番のそのねじを弛めてみたところスムーズに閉まるようになり、完成とした。その間2日間夜遅くまで取り組み6~7時間奮闘したと思う。職人の方なら恐らく1時間以内にもっときれいに仕事を完成してくれたと思いプロとド素人の違いを改めて認識した。最初は蝶番を取り換えることくらいそれほど難しいことではないと思って自分で始めたが木ねじの挿入や開閉調節が難しいうえ、坐ったり中腰になったり台に上がったりして仕事をしなくてはならず体の自由が利かなくなってきている高齢者には無理だったなと思った。でも今は木ねじが最後まで入らず曲がって浮いた所はあるが開閉はスムーズで満足している。本箱扉の蝶番3個とも取り換えた後蝶番の拡大写真、蝶番の表面に2個のねじがついているがそれを弛めたら最後に閉める時スムーズに閉まるようになった。
2021.01.10
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庭でつぼみを膨らませていたがまだ咲かなかったので切り取って室内の花瓶に挿したら翌日開花した水仙米国時間1月6日午後暴徒がアメリカ連邦議会議事堂に乱入して警官1人、乱入者4人の犠牲者が出た。乱入者のうち一人は女性で警官に撃たれて死亡した。議事堂は米国の権威の中枢でそこが侵入されたのは米英戦争中の1814年以来で207年ぶりの事である。暴徒の大半はトランプ大統領支持派で任期終了間際のトランプ氏に扇動された人たちである。トランプ氏は扇動しておきながら7日のツイッターでは乱入者を「暴力、無法、大混乱」と非難し法律を犯した者は責任を負うべきだと支持者を裏切る発言をしながら自らの責任には言及しなかった。しかも「歴代大統領の中で最も偉大な大統領の一期目が終わるが、米国を再び偉大に向けた我々の戦いの始まりだ」と宣言して4年後再挑戦する意欲を示した。「米国を偉大に」の言葉に多くの米国人が共鳴しトランプ時代を築いたが、自国を偉大にという考えはかなり時代遅れで、それに共鳴する米国の社会風土と民度の遅れを世界に示した結果になった。トランプ氏の偉大と言うのは世界一の金持ちで軍備力が最強で、あらゆる国を従わせる権威を持つという子供の考えるようなことで子供心の人は「支持する」と思うかもしれないが常識のある人は「自分の国だけ利益があるようにする政策は恥ずかしい」と思うはずだ。他の国との共存が第一でもし自国に余裕があったなら貧国に援助する姿勢、他国に物心両面で援助していく方がはるかに大事だと思うはずだ。国内には自国第一の支持派や他国第一の支持派その他の考え方の人がいるが、トランプさんのような自国第一を力強く宣言してリーダーシップをとっていく人が現れるとその周りに大きな塊が出来てきしまったというのがこの数年のアメリカだと思う。今度はバイデン大統領に変わっていく。他国第一が理想だが、そこまで行くには何年もかかると思う。しかし少なくとも「自国第一」という恥ずかしい看板だけは外してもらいたい。友好国としてだけでなく一地球人としてアメリカの発展と成長を心より期待している。
2021.01.09
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新しく就職した病院に次第に少しずつ慣れてきた。所定のリハビリを終了して既に13人の方が退院(施設に移った人も含む)した。暮れから年末にかけては毎日のように入院があった。滑って転んで背骨の圧迫骨折の人。転んで大腿骨頸部骨折して人工骨頭置換術などの手術を受けた後のリハビリ、小脳梗塞後のリハビリ、誤嚥性肺炎等多彩で7人が入院した。入職当初は朝9時頃は各病棟でカンファレンスを行っているのでそれが終わってから病棟に行っていたがその時間帯だと殆どの患者さんがリハビリのためベッドに不在のことが多かった。そこで昨年暮れから朝8時半から各病棟を回診して患者さんの顔を拝見してから病棟の詰め所に行って報告を受けるようにしたら、朝の内リハビリ行く前に全員とお会いできるので調子が良い。入職当初看護師から「皆さん(医師)カンファレンスが終わった頃この詰め所に来て報告を受けたあと必要な患者さんを診察します」と言われたのでそうなのかなと思ってそのようにしてきたがその時間帯だと回診時不在のことが多く、その後何度も病棟に行かなければならず、行っても不在で会えないことが多かったのでこの方法は我ながら大変いい方法だと思っている。新入社員などは最初にその会社での仕事の流れを先輩が教えてくれると思う。基本的にはその流れに沿って仕事を開始するが、その中でこうした方がスムーズで顧客にも満足を与えられると思ったらそれを上司に言って変えてもらうのが良いと思う。もっと良い方法があると思いながらしきたりだからと渋々従っていたらよい仕事が出来ないと思う。私の場合は私が決めたら誰に気兼ねもいらないが多くの場合は上司が許してくれなかったリ今迄の方式でやってきた同僚に反対されたりすることもあると思う。でも新しい方法での利点をキチンと説明すれば理解してもらえると思うので誠意をもって説明して新しい方法でやらしてもらうのがよいと思う。
2021.01.08
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メディカル・トリビューン紙で5人の専門家にこれからのコロナウイルスについてインタビューした内容の記事を読んだ。「専門家5人が考える「終息の日」」で検索するとメディカル・トリビューン紙のホームページがでてきて2021企画「どうなる新型コロナウイルス感染症」の画面が出てきてその下の記事を誰でも閲覧できます。途中でログイン又は会員登録を求められますので登録するとだれでも閲覧できます。登録料は無料です。登録するとメディカル・トリビューン紙の医学関係の記事が配信されるので無料で読めます。今回は神戸大学大学院微生物感染症学講座教授・岩田健太郎氏福岡看護大学基礎・基礎看護部門教授・岡田賢司氏国際医療福祉大学医療経営管理分野教授・高橋 泰氏東邦大学大学院微生物・感染症学講座教授・舘田一博氏京都大学大学院環境衛生学教授・西浦 博氏の5氏にインタビューした内容がまとめられています。3部作になっており、(上)は「5人の専門家に聞くコロナの正体」、 中は「第3波は乗り切れるかー5人の意見」、下は「専門家5人が考える「終息の日」」となっており少し長いですが多方面に渡って論じてくれているので勉強になると思います。要約を紹介しようと思いましたが皆さん実際に読んで頂いた方が良いと思い、(下)の「・・・終息の日」のところで西浦博氏が締めくくりのような形で述べていた内容を紹介したいと思います。「コロナとの戦いも2年目に入り、色々なことが分かってきた。今後についてはワクチンが行き渡り集団免疫がついて次第に収束していくだろうというシナリオ、ワクチンを打たない人もいたりして完全な集団免疫が確立しないで周期的に感染の波が起こるシナリオ、ワクチンが効かなかったり変異した新型がはびこり終息のめどが立たないシナリオなどいくつかが考えられるので研究者と政府は密接な連携をとりながら国民にもよく分かるような形で政策を進める必要がある」と述べていたが全くその通りだと思った。1年間経験して2年目に入った今かなりの事は分かってきたがまだ未知のことも多い。研究者は速やかに現状を政府に報告し各シナリオについて国民にもよくわかるように説明して研究者、政府、国民が一体になって新型コロナに対処していく必要があると考える。
2021.01.06
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緊急事態宣言が再宣言されるのが確実になった。しかし大学受験共通一次試験や児童生徒の通学は制限しない方針とのことで良い処置だと思う。夜の会食での感染例が多いデーターが出ているので特にその方面での緊急処置が必要と考える。通学や試験については厳格な感染防御態勢を取りながら出来るだけ中止にしないでもらいたいと願っている。
2021.01.05
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ツバキ(初嵐):昨日庭先でつぼみになっていたのを切ってきて室内に挿して置いたら今日開花していた。正月に咲く珍しいツバキとのことである。今、宮本輝氏の「灯台からの響き」を読んでいる。2年前に奥さんに死なれてラーメン屋を閉めている康平は灯台巡りの旅をしている。灯台見学中に足を滑らせて右薬指の根元のところにヒビが入ってしまい長距離の運転は出来なくなった。そこに町内の友人カンちゃんこと倉木寛治の息子多岐川新之助が現れ灯台巡りの運転をしてくれることになった。既に結婚していたカンちゃんが福岡に単身で主張中多岐川と言う女性と知り合い妊娠した。しかし多岐川は中絶したと嘘を言って産んだ子供が新之助である。カンちゃんは何も知らずに出張終了後東京に帰り、多岐川とは縁を切ってきた。しかし数日前心臓麻痺でカンちゃんは死んでしまい新之助はそのカンちゃんの家を確かめたくて福岡から出てきて東京板橋のカンちゃんの家の近くで康平に出会ったのである。新之助は18歳、既に結婚していて子供二人いる。福岡の多岐川は女実業家になり新之助に家庭教師3人付けて大事に育ててきたが出生の秘密を知りぐれてしまった。高校を2年の時中退して悪い仲間と付き合うようになっていた。康平が最初に会った時には髪を赤く染めいかにも不良のあんちゃんみたいだったが康平と康平の友人山下登志夫と話し合う中でカンちゃんを恨んだり憎んだりする理由がないことが分かり、母親(多岐川)をひどい女だと憎んできたが康平や山下の話を聴くうちにその憎しみも薄れてきた。3日後「自分が代わりに運転してやるよ」と康平の前に現れた時は別人と思われるようだった。高校中退者や高校に行かなかった者でも大学入学資格検定試験に合格すれば大学入試が受けられ大学に行ける制度があり、新之助はそれを受けることにしたのである。作者は「人間は決意によってガラリと変わる」と新之助の変身を説明しているが、その通りだなと思う反面、その決意が途中で消えてしまったり違う方向に曲がってしまったりして、必ずしも一度決意すれば人間立派になるとは限らないと思った。不良仲間とはきっぱり縁を切り、子供2人を立派に育て、大学にもいく、母親を憎まない、多岐川の事業を引き継いでいくと決意しても様々な誘惑があり、一直線にはいかないと思う。確かに決意は人を決めるがそれを継続しなければ元に戻るか変な方向に行ってしまうので決意だけでなく継続もなければ人は決まらないと思った。
2021.01.03
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箱根駅伝は正月の恒例行事で全国民注視の大イベントだが今年はコロナで沿道の応援自粛があり、盛り上がりに欠けたが選手たちは全力で走った。青山学院大学、東海大学、駒沢大学、早稲田大学、明治大学、日本体育大学、神奈川大学、大東文化大学、順天堂大学、帝京大学などの強豪校が上位の常連でこれらの大学のいずれかが優勝するだろうと見なされていた。所がアナウンサーも言っていたがまさか、まさかの創価大が優勝してしまったのである。6年前に初めて出場した新参者で、今回が出場4回目の無名のチームだった。このチームが優勝するとは誰もが予想していなかった。1区で3位に入ったのが大きかったが4区の島津雄大は2位でタスキを受け取り1位の東海大を抜いて首位に立ち5区の三上雄太がそれをキープして優勝してしまったのだ。島津雄大は網膜色変性症という先天性視力障害を有しながらその逆境の中で訓練を重ねて4区で首位を奪いとるという快挙を成し遂げたのだ。実力はBクラスで間違っても優勝はないだろうと思われていたチームが優勝したのである。監督の采配と選手一人一人の鍛錬と研ぎ澄まされた精神力がこの結果をもたらしたのだと思うが、まさかまさかの結果をもたらした最大の要因は各選手が普段の力以上のものを出した結果であろう。対コロナ第二幕の幕開けに相応しい快挙であった。誰からも注目されずバカにされていたチームでもチーム一丸となって挑戦すれば不可能と思えることでも可能になることを示してくれた。コロナの闇はまだ明けていない。しかし彼らの活躍は闇夜に一条の光明を示してくれたみたいだ。彼らの精神力を見習って強い心でコロナに打ち勝っていこうではないか。
2021.01.02
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ベランダから見た元日の富士玄関に飾ってあった正月の生け花新年おめでとうございます。昨年はコロナで大変な年でしたが元日の朝当地方は晴れ渡り富士山もくっきり聳えていました。昨夜の大晦日恒例の紅白歌合戦は感染防御態勢で行われ私はチラチラくらいしか観ませんでしたが家人は熱心に観ていてその感動を話してくれました。特に後半の女性軍の歌声は心に響き、白組司会の大泉洋は敵方紅組の熱唱に感動しブラボーを連呼し涙ぐんでいたとのことでした。自分も観ていればよかったと思いましたが人から聞いてそれほど良かったのかと感動を分けてもらいました。彼女達はコロナで大変な世の中なので「せめて歌声で灯を」と思って必死で練習し心を込めて歌ったのだと思いました。逆境のコロナをバネに普段なら出せない素晴らしい演出が出来たのだろうなと思いました。彼女達の一念が視聴者に伝わってよかったと思いました。数日前に行われた全日本フィギアスケート選手権でも同じことを感じました。コロナで充分な練習も出来ないし事前試合にも出れなかった。そのような逆境の中で抜群の演技で男子は羽生結弦選手、女子は紀平梨花選手が優勝しました。コロナだからこそ頑張らなくてはと言う気持ちが後押ししていたのではないかと思いました。有名歌手や有名選手は逆境だからこそ技を磨き精神を集中してきましたが私達一般人は何をしてきただろうかと反省しました。コロナを恐れて閉じこもり、あまり努力が出来なかった人も多いのではないかと思いました。暮れに逆境の中で見事な花を咲かせてくれた人達を観たりその様子を人から聴いたりしました。芸能人やスポーツ選手だけでなく医療関係者や教育者、学者、工場労働者、商店経営者、観光業者、飲食店経営者、政治家、マスコミ関係者などあらゆる立場の方々が「逆境だからこそ頑張ろう」という気概で頑張れば新しい年はきっと素晴らしい年になると思います。日本でも2月か3月にはワクチン接種が始まると思います。今年が輝かしい年になるよう心より祈っています。
2021.01.01
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