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グロリオサの花瓶差しJAの日本文化連情報という雑誌を毎月読んでいるが、6月号に産業医科大学の吉田恵子さんが、「日本と似て非なるドイツの介護制度ードイツは家族介護を重視」という文を寄せていたのでそれを紹介させて頂こうと思う。2000年に日本は介護制度を導入したがその際、ドイツなどいくつかの国の制度を参考にした。医療保険から独立し、介護に特化した社会保険が存在する国は少なく、その点でドイツは日本のお手本だった。しかし制度の中身をみると随分と異なっている。日本では介護者の負担が大きく大変なので介護施設をつくりそこで介護してもらう社会全体で介護していく方向に向かっているが、ドイツでは家族が介護するのを支援することに重点が置かれており、師匠と弟子の介護保険の中身が異なっているのである。ドイツでは介護保険の主目的は家族や近所の人が介護するのを目指していて、介護者にお金を給付してくれるのである。在宅で家族が現金給付を受けて介護しているケースが54%ある。施設入所者は18.5%しかいない。現金給付額は介護度に応じて332~947ユーロ(1000ユーロ=17万3千500円)とあまり高額ではない。介護施設も介護保険で面倒見てくれるが、なぜこれほど多くの人が介護を自ら引き受けているのかの理由は、介護は家族が行うものというドイツの社会規範と在宅でもデイケアやナイトケア、在宅コンビネーション給付、在宅介護への負担軽減手当等、様々なバックアップ体制が整っているためと思われる。私を含めて日本人の大半は介護が大変だから介護保険を作り、施設などで専門職の人に介護してもらい、介護者の負担を軽減して介護者に人間らしい生活を送ってもらいたいとするのが介護保険の趣旨と思っているので、ドイツの家族介護重視は時代に逆行している印象がある。しかし家族介護を事業者による介護より優先する考え方はドイツ社会では当然のことになっているとのことである。日本でもドイツでも介護者はますます高齢化しており、どれほど補助金をもらっても在宅介護は無理になっていくのではないかと思われるが、ドイツでは困った時はまず親子間で助け合うべきであるという考え方が浸透しており、将来についてもこの傾向が続いていくかもしれない。国によって介護に対する考え方は異なるが、形態は異なっても親子間、夫婦間、親戚や近所間でまず面倒を看るのだという気持ちは失ってはならないと思った。
2024.07.04
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ヤブカンゾウ昨日夕方帰宅したら庭畑の隅に綺麗な花が咲いていたので写真に撮ってなんて言う花だと妻に聞いたらヤブカンゾウとのことだった。油粕の肥料をジャガイモ畑に撒いたのでそれが効いて背が大きくなりすぎたと言っていた。検索で調べたら食用にもなるとのことで色々な調理法が載っていた。とても美味しいとのことで妻に言ってみようと思うが、もう何十年も生えている花で食べるものではないと思ってきたので恐らく調理はしてくれないと思う。ピアノの発表会7/7が迫ってきた。今朝起きたら最も使う指である左手小指が痛くて心配になった。神経質になっている。昨日出かける時こっそり発表会のプログラムを手に持っていたら、妻がこざとく見つけて「そんなもの人に渡したらだめですよ。貰った人の負担になるから」と言われたがその反対を押し切って病院の医局秘書さんに渡した。娘さんがピアノをならっているから渡したが妻が心配していたことを正直に話した。「会場に行くとか行かないとかは全く考えないで良いです。心配かけてすみません。ただこういう会で発表することを知ってもらえれば良いです」と正直に話した。当日は蝶ネクタイをしていこうか?と妻に聞いたら「止めた方がよい、普段着の方がよい、緊張してまた前のように失敗するからかっこうつけない方がよい」と言われたので蝶ネクタイはつけて行かないことにした。何百回と練習では弾いているが本番ではただ一回しか弾けない。そのために後今日を入れて5日間きちんと練習していこうと思う。
2024.07.02
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ローゼンセマム医療機関にはそれぞれの役割があり、急性期の病院、その後を引き受けるリハビリ病院、慢性疾患を診る慢性期病院などがある。急性期病院では手術を行うことが多く、その後のリハビリを当院で受け持たせていただいている。骨折手術後でも基礎疾患に認知症や、脳卒中があり、骨折よりそちらの病気の対応が主の患者さんもいる。前医で褥瘡をつくってしまってから転院してくる患者さんもいる。褥瘡が一番できやすいのは尾てい骨部で、骨が出っ張っていてベッドとこすれて壊死に陥り、皮膚に穴が開いてしまう。一度それができると治すのは非常に困難なので、こまめに体位変換したり、おしりにクッションを入れたりして予防に努めている。当院で褥瘡を作ることはまれだが他院からは褥瘡を作った状態で送られてくる患者さんが結構いる。褥瘡予防管理を十分やって頂けなかったのかと前医を責める気持ちになることがあるが、病気の状況などで褥瘡予防管理が十分できない事情があったのかも知れない。褥瘡持ちの患者さんを紹介してくれる病院は、決まった病院に多い傾向があるが、全ての病院で褥瘡予防対策を徹底してもらいたいと心から願っている。
2024.07.01
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