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2023.11.08
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テーマ: ニュース(99421)
カテゴリ: 戦争と平和
「辺野古完成は早くて2037年」 米軍幹部、計画変更にも言及


米軍幹部は普天間飛行場などで開いた説明会で、完成の見通しを「早くて37年」とし、計画されているV字形滑走路などについて、個人的な見解として「予算や政治的な都合で変更があるかもしれない」と述べた。
また、普天間飛行場は沖縄本島西海岸の高台に立地しており、中国などが軍事活動を活発化させている海空域をレーダーなどで監視するには「理想的」な立地と説明。一方、移設先の辺野古は本島東海岸にあり、西側に山があることが監視活動の妨げになるとした。
米軍幹部は辺野古の新施設の利点として港湾施設の追加や給油施設の拡大などを挙げたが、滑走路が普天間飛行場の3分の2ほどの長さになるなど運用面での「ネガティブな要素」も複数あると指摘。「純粋に軍事的な観点では普天間が優れている」とした。(以下略)

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普天間基地の返還が日米で合意したのは1996年のことです。そして、普天間基地単純に返還ではなく、辺野古に移設する、という案の大枠は1997年に固まています。もちろん、沖縄県はその案に反対しているし、私も反対ですが。
それでも工事は強行されて今に至っています。最初の返還合意から27年経っており、しかも工事が順調に行ったとしても、基地完成まであと14年かかる、というのです。最初の合意からは41年も経つ計算です。
しかも、米軍は辺野古には移りたくない。これは、以前から言われていたことであって、改めて再確認されたに過ぎないことですが。引用記事が指摘する純軍事的な面でも、付随する「便利さ」という視点(辺野古は周囲に都市がないのに対して普天間基地は市街地の真ん中)でも、米軍にとって辺野古に建設される基地より、普天間基地の方が使いやすいと考えていることは明らかです。

しかも、辺野古基地建設現場は、「マヨネーズのよう」とも形容される、分厚い軟弱地盤です。
軟弱地盤上に建設された海上の飛行場といえば、関西空港という前例がありますが、関西空港における軟弱地盤(沖積層)の厚さはせいぜい20m程度に過ぎません。もちろん建設に先立って地盤改良工事も行われました。それでも、関西空港は1994年の一期工事開港、2007年の二期工事開港から、3~4m地盤沈下しており、定期的なジャッキアップを今も行っています。
ところが辺野古基地の建設地の軟弱地盤は厚さ70m、関空の3倍以上にも及ぶのです。単純計算では、10m以上も地盤沈下しても不思議ではありません(もちろん、そんな単純計算どおりにはならないでしょうが)。
そのため、例え工事がうまくいっても完成は2037年以降、という話になってくるわけです。関空のようにジャッキアップで何とかなるレベルなのかは分かりません。もちろん、完成した瞬間に即普天間基地を閉じて全部辺野古に移設できるわけもなく、仮に2037年に基地ができても普天間基地の返還は2040年くらいにはなるでしょう。そして、辺野古新基地に少しでも不具合があれば、米海兵隊は普天間基地を手放したくない。
つまり、辺野古基地は無理矢理完成させました、しかし普天間基地は返還されません、ただ巨費を投じて米軍基地を1カ所増やしただけです、というふざけた結果になる可能性は高い、と考えざるを得ません。






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最終更新日  2023.11.08 19:00:07
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