イトメグ編集長の「元気のもと!」
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昨日、宮城県味噌醤油工業協同組合様が主催の「仙台みそで健康づくり」というテーマでの第56回目シンポジウムに参加させて頂きました。昨年に引き続き2回目の参加です。他業種の開催するイベントでは、多くの気づきが得られ、刺激的です。ついつい、目の前の仕事、自分たちの業界分野にばかり目を奪われて思考しがちになりますが、そんな自分の曇った眼鏡をキレイにしてくれるのです。仙台みそそのものの成り立ちについての感動は、昨年のブログでも書きましたのでそこは敢えて今日は割愛させて頂きつつ、今回最も心に残った、基調講演での管理栄養士 飯渕先生の話を取り上げたいと思います。日本型食生活を推進することで、日本人が古来から持っていた五感で味わう力を、今一度取り戻して、健康で豊かな生活を送れるようにするため、食育が欠かせないと飯渕先生はお話しされていました。その中で、仙台みその持つ、独特の存在感を高く評価していらしたわけですが。飽食の時代を通り越して、今の時代は「呆食(ほうしょく)」の時代だと先生は言います。幼稚園や小学生の多くに、「かめない、かみきれない、”ばっかり食い”」の症状があると言います。教え子の専門学校生たちは、若いのに元気がなく、疲れやすく、集中できないと先生は感じるそう。実習で調理をすると、ほぼ全ての子が、分量どおりに作った料理に「味がしない」と言い、ソース、マヨネーズ、ケチャップをかけて食すると言います。インスタントやコンビニご飯にすっかり慣らされた私たちの舌は、一口目で「おいしい」と感じられるような濃い味に頼り、自分たちで「噛めば噛むほどおいしい」という経験ができなくなっていると言うのです。食事をとって「おいしい」と思うとベータエンドロフィン(?)が分泌され、更に「もっと食べたい!」という欲がドーパミンを分泌し、これがひいては、意欲や生きる力を引き出すことにつながるのだとか。つまり、意欲が低下し、欲がなく、生きることに熱心でない性質はその人の食事に要因がある(こともある)というのです。実際、きちんとした食事を取ることが、「うつ予防」にもなると先生は仰っていました。現在の20代~30代は、朝食を欠食する人たちが非常に多いとか。(その世代の子供にあたる、現在の幼稚園、保育園の子供たちも、ちゃんとした穀物・主菜・副菜という朝食を取らずに園に来ると言います。)考えてみれば、社会経済生産性本部が調査した結果によれば、職場のうつ病は、30代に最も多いと出ていました。20代の自殺者も増えています。これまでは、それだけ職場の中でハードな環境に晒される働き盛りな世代で、なおかつ現代は経営環境も厳しく、心身共に爽やかになれない仕事が多いから、そのような調査結果なのだろうと解釈していました。あるいは、ストレス耐性が著しく低い、若者特有の現象に起因するとも思っていました。でも、飯渕先生のお話を聞きながら、少なからずうつ病や自殺といった、メンタル面での不健康状態は、その人の日常の食生活にも影響されると考えると、新たな視点が加わったようで、非常に興味深く感じられました。食育の知識を、労務管理の現場に持ち込めないだろうか?と、お話を聞いている間中考えていました。実際、食育を推進し、あらゆる学校や職場、施設を回って講演や指導をする先生からみても危惧することの多い現代の若者の食生活。彼らはいずれ、会社に入ってくる予備軍でもあります。今や、大学生の保護者向けに就職説明会を開かなければならなくなっています。ある会社では、新入社員の保護者向けに、会社説明会を行ってもいます。近い将来、会社が労務管理や社員の健康指導の一環として、家庭での食生活のあり方を、啓発しなければならないときがくるかも???などと、イトメグは感じたのでありました。偶然会場で、懐かしい友人(先輩ですが)と再会しました。高校教員をしているその先輩が、飯渕先生の話を聞き、自分たちの生徒の状態に対する危惧感を持っているがゆえに何か生徒のために飯渕先生の口をとおして伝えることができないだろうか!と先生に交渉に行っていました。私も、脇でその様子を見ながら非常に刺激を受けたのでした。P.S 写真は、イベントの際、明成高校の調理課の生徒さんたちが発案した、「MISO de SMILE」という商品。最近、めっきりと食に関する暗いニュースがメディアをにぎわしている中で、本当は食は、楽しくて、人を幸せで笑顔にするものなんだということを伝えるために考案した商品だそうです。なんだか、それを聞いてすっかり感動した私です(^-^)このスプーンをカップにおいて、上から湯をかけると、おみそ汁の出来上がり!イトメグ制作(右側)も上出来です。
Oct 22, 2008
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